沖縄県のモノレールやバスで使える「OKICA」 の買い方・使い方までを詳しく解説
OKICA(オキカ)は、沖縄県内、カード1枚でゆいレールとバス共通で運賃のお支払いに使える簡単・便利なIC決済サービスです。
本記事では、利用可能店舗の拡大など、ますます便利になるOKICAについて、詳しい購入場所、使い方までをまとめました。
旅行者の方でも、OKICAがどのくらいお得かまとめてありますので、参考にしてみてください。
・OKICAとは
・OKICAの使い方
・OKICAの購入方法
・旅行者の方にとって1日乗車券とOKICAどちらがお得?
年会費が永年無料で持ちやすい
利用条件により永年無料のゴールドカードへの招待もあります。
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5%~7%※1 |
ポイントサービス | Vポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
---|---|---|
550円(税込)※2 | オンライン申し込みから最短10秒で カード番号を発行※3,4 |
~100万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
---|---|
iD(専用)・Apple Pay・Google Pay PiTaPa・WAON |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:※2:初年度年会費無料。入会翌年度以降、前年度に一度もETCカード利用があった場合は年会費無料。
※3:即時発行できない場合もございます。
※4:カードの発行は最短3営業日発行。
沖縄県のモノレールやバスはもちろん、タクシーや店舗でも使える!?「OKICA」とは?
沖縄県での、主要交通手段であるモノレール「ゆいレール」は(2020年3月10日より)
PASMO,Kitaca,manaca,TOICA,PiTaPa,ICOCA,はやかけん,nimoca,SUGOCAも利用可能になりました。
沖縄市内は、車の渋滞が多く特にモノレールの「ゆいレール」は便利な交通手段ですが、「ゆいレール」と「バス」で、使えるICカードが「OKICA」です。
平成26年10月に「ゆいレール」への導入でスタートした「OKICA」は、平成27年4月には沖縄本島のバス事業者4社(琉球バス交通,沖縄バス,那覇バス,東陽バス)での利用が開始となり、平成27年8月にはバス定期も導入されました。
「OKICA」は、チャージをしておけば「ゆいレール」・バスでICリーダーにタッチするだけで支払いが完了するので、「ゆいレール」の乗越も改札自動精算できますし、バスの昇降口で小銭がなくて焦ることがないのでとても便利です。
また、「OKICA」はゆいレールやバス以外でも、カーシェアや沖縄内のタクシーや、一部店舗で決済やチャージ可能店舗が増えていっています。
さらにポイントが貯まりますので、貯まったポイントで「ゆいレール」やバス等に利用ができます。
「OKICA」には無記名OKICAと記名OKICAがあります。
- 無記名OKICA・・・定期券機能を付けることが出来ず、紛失時再発行ができません。
- 記名OKICA・・・連絡先・生年月日等を登録し、記名人のみが利用できます。
そのほかにも、身分証明書があれば窓口でお得なOKICA(小児・学生・障がい者)があります。
定期券機能を付けることができ、紛失時手数料(再発行手数料540円・デポジット500円)がかかりますが再発行ができます。
手続きが少し煩雑になりますが、記名OKICAの方が紛失時安心です。
しかし、OKICAには本土交通系ICカードのようにクレジット機能が付いたものがないので、おサイフケータイとしての利用や、オートチャージ、クレジットカードでのチャージはできません。
OKICAのチャージは1,000円単位で可能で、30,000円が上限となります。
また、解約の際にデポジットの500円は返却されますが払戻手数料が200円かかります。
OKICAの4つの購入方法
OKICAは「ゆいレール」の券売機・窓口もしくはバスの営業所窓口・販売所窓口、無記名であれば沖縄ファミリーマート各店で購入できます。
ゆいレールの券売機で購入
無記名OKICA、記名OKICA、定期券機能付OKICA全て券売機で購入できます。
学生、65歳以上、小児、障がい者の割引を受ける方は割引運賃で乗車できるので窓口のみ申込可能です。公的証明書が必要になります。
ゆいレールのOKICAの取扱場所は、那覇空港駅・赤嶺駅・小禄駅・奥武山駅・壺川駅・旭橋駅・県庁前駅・美栄橋駅・牧志駅・安里駅・おもろまち駅・古島駅・市立病院前駅・儀保駅・首里駅です。
- 「ICカード」にタッチ
- 「ICカードを買う」にタッチ
- 「無記名」か「記名」を選択してタッチ
- 記名の場合、必要事項を入力
- 希望のチャージ金額を選び、現金を投入
- カードが発券されます
ゆいレール窓口で購入
割引OKICA購入の場合、窓口で証明書を持参して購入します。
- 申込書に必要事項を記入して、デポジット500円とチャージ金額を窓口に提出
- カードが発行されます
バスの営業所窓口・販売所窓口で購入
OKICA取扱場所 | |
---|---|
那覇バス | 那覇仮販売所・新川営業所石嶺営業所・具志営業所・糸満営業所・西原営業所・空港事務所・本社 |
琉球バス交通 | 那覇仮販売所・具志川営業所・名護営業所・読谷営業所・糸満営業所・百名営業所・宜野湾営業所・本社・宜次営業所 |
沖縄バス | 旭橋駅前販売所・読谷出張所・糸満出張所・屋慶名出張所・名護出張所・愛知販売所・金武販売所・宜次簡易郵便局・百名郵便局 |
東陽バス | 仮説券売所・馬天営業所・泡瀬営業所 |
OKICAの購入(記名・無記名)・定期券の購入・チャージのみの取扱(払戻・再発行は行なっていません)は、那覇バスの那覇市観光案内所・平良販売所、沖縄バスの首里販売所となります。
バスの場合、窓口のみの販売ですので申込書に必要事項を記載の上、デポジット500円とチャージ金額を窓口に提出して、OKICAを受け取ります。
沖縄ファミリーマートで購入
無記名OKICAのみの取扱です。紛失時補償されませんので心配な方は、記名OKICAを購入しましょう。
ファミリーマートでは無記名OKICAで、払戻もできませんが、可愛い花笠マハエ のフィギュアのOKICAがあり、土台部分をICリーダーにタッチして使います。
販売価格は、デポジットなしで(デポジットの払戻ができないため)2,000円(税込)です。
販売場所は、沖縄ファミリーマート各店で、数に限りがあるので在庫がないことがあります。
OKICAのポイント制度
ポイントは、利用月(1日~末日)の翌月6日に付与されます。
付与されたポイントは10ポイント→10円として、券売機または窓口で還元手続きをする必要があり、1年間ポイント還元を行わない場合、失効となります。
ゆいレール利用でのポイントの貯まり方
OKICA券種 | ゆいレール月額利用額 | ポイント付与率 |
---|---|---|
無記名OKICA・記名OKICA・免許返納OKICA | 3,000円以上 | 3% |
学生OKICA | 3,000円以上 | 14% |
小児用・障がい者用OKICA(小児障がい者用含む) | 1,500円以上 | 3% |
バスでのポイントの貯まり方
月額利用額 | 付与ポイント | |||
---|---|---|---|---|
無記名OKICA・記名OKICA 免許返納OKICA |
学生OKICA |
小児用・障がい者用OKICA (小児障がい者用含む) |
||
2,550円~ | - | - | 50ポイント | |
5,100円~ | 100ポイント | 100ポイント | 250ポイント | |
10,200円~ | 500ポイント | 700ポイント | 1,000ポイント | |
15,300円~ | 2,250ポイント | |||
20,400円~ | 2,000ポイント | 3,000ポイント | 4,000ポイント | |
30,600円~ | 4,500ポイント | 6,000ポイント | ||
40,800円~ | 8,000ポイント | 12,000ポイント |
バス事業者を問わず、沖縄本島内の路線バス(定期観光バス・リムジンバス等を除く)をご利用いただいた合計金額が対象になります。
タクシーおよび商業店舗でのポイントの貯まり方
決済額 | 付与ポイント |
---|---|
200円 | 1ポイント |
なお、クレジットカードのチャージや、おサイフケータイとしては使えないので、クレジットカードのポイントは貯まりません。
旅行者の方にとって1日乗車券とOKICAどちらがお得?
旅行者の方にとってOKICAの利用は、お金的にお得かどうかで言えば、損になります。
ポイントは翌月6日に付与され、1年で失効してしまうので1年に何度か来る方でないとポイント還元を受けることができません。
OKICAを解約するときも、デポジット500円は返却されますが払戻手数料が200円かかりますので損をします。
ゆいレール1日・2日乗車券
種類 | 1日乗車券 | 2日乗車券 |
---|---|---|
大人 | 800円 | 1,400円 |
小児・65歳以上免許返納者・障がい者の方 | 400円 | 700円 |
ゆいレール・バス(沖縄市内の那覇バスのみ)共通1日乗車券
種類 | 1日乗車券 |
---|---|
大人 | 1,000円 |
小児 | 500円 |
沖縄バス(沖縄市内)
種類 | 1日乗車券 |
---|---|
大人 | 660円 |
小児 | 330円 |
那覇空港から県庁前(国際通り近く)まで片道260円、首里城まで片道300円なので往復1,120円とゆいレール1日券が800円なので沖縄市内を回るのであれば元が取れるでしょう。
SuicaやPASMOなど、主要交通系ICを、沖縄県内でも利用可能になりましたが、沖縄市外へレンタカーではなくバス等使って観光するのであればOKICAを持っていれば、観光客の方でも便利です。
バスであれば5,000円や10,000円の両替ができなかったり、昇降口で両替をしたり小銭を出すのに手間取ったりしなくてもいいので便利ポイントが最低でも3%と高還元率で貯まるです。
沖縄在住の方であれば、運賃割引適用される方はいちいち証明書を見せる手間が省けますし、ポイントが最低でも3%と高還元率で貯まるのでお得です。
ポイントは還元手続きをしないと使えないですし、1年で失効してしまうので、還元の手続きを忘れずに行いましょう。
旅行者の方で、例えば市内は電車で市外はレンタカーを借りる方でゆいレールしか乗らない方は1日乗車券の方がお得です。
ただ、ファミリーマートの一部店舗で購入できるフィギュア付きのOKICAは可愛くて魅力的です。
また、バスで市外に行く方は、面倒であればOKICAを検討してもいいでしょう。
沖縄に住まれる方は、定期券がOKICAになる機会が高いですし、時々の利用でもOKICAの方が便利になります。
OKICAはクレジットカードでのチャージは出来ないので、Suicaにクレカチャージしたい人やチャージでポイントを獲得したい人には年会費永年無料のオリコカード ザポイントがおすすめです。
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