登山保険はクレジットカードからでも手頃な価格で加入できる! 家族で補償が受けられて万一の場合でも安心
登山は、自然の中で非日常を楽しめるアクティビティとして、近年ますます人気が高まっています。
しかし、登山は危険を伴うスポーツでもあり、万が一の事故やケガに備えて、登山保険に加入しておくことは、登山を楽しむ上で必須と言えるでしょう。
登山保険は、登山中に遭遇するさまざまなリスクに対応した補償が用意されており、家族で補償を受けられるプランも用意されているため、家族で登山を楽しむ場合でも安心です。
そして、登山保険はクレジットカードからでも加入することができ、クレジットカードで加入すると、通常の保険よりも手頃な価格で加入できる場合もあります。
この記事では、クレジットカードで加入できる登山保険について、詳しく解説します。
・登山保険なしの救助は高額になる
・クレジットカードの旅行傷害保険は適用されるのか?
・クレジットカードに付帯できる登山保険について
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登山で遭難した際民間による救助だと高額になる
山を登ることは達成感や雲海を見ることができ、登れたときには大きな喜びがありますが、急な天候変化や熊に遭遇、遭難などリスクもつきものです。
埼玉県で2018年には、公的なヘリコプターによる山岳救助を有料化する条例が改正され、実際に1月に救助された方が5万5,000円請求されました。
公的なヘリコプターは無料であることが多いですが、救助は公的なヘリコプターに限らず民間のヘリコプターによる救助になる可能性があります。
公的機関で働く方は山の遭難者を捜索活動する専門ではなく、ヘリコプターの使用スケジュールが決まっていれば救助へ向かえないケースもあります。
命に関わるため待っているわけにはいかないため民間の救助隊に出動が要請され、その民間救助は有料になります。
例えば、捜索救助の経費が1日50万円以上、ヘリコプター1機につきチャーター料金50万円と1日だけでも100万円以上かかる可能性があります。
このような遭難者を捜索するための費用を救援者費用といいます。
救援者費用は多額になる可能性があるため保険で補償してもらえるようにすることが重要です。
そこでまず考えてほしいのが、クレジットカード付帯の国内・海外旅行傷害保険です。
クレジットカードに付帯されている国内旅行傷害保険や海外旅行傷害保険は適用される?
旅行傷害保険について
国内旅行傷害保険の場合
クレジットカードに付帯されている国内旅行傷害保険で補償されるケースは、当該クレジットカードで決済された宿泊を伴うパッケージツアーでの登山や危険度の低いトレッキングブーツで登れるくらいの登山であれば補償になる場合があります
ただし、事前にクレジットカード会社に確認することが必要です。
国内旅行傷害保険では、当該クレジットカード決済での交通機関に搭乗中の事故や宿泊施設での火災や爆発による事故に対しての補償という、狭い範囲しか補償されないカードもあり、救援者費用は補償されないことが多いため事前に確認しておきましょう。
海外旅行傷害保険の場合
航空機事故による遭難を想定しているためと海外での病気や死亡には輸送費など多額にお金がかかるために、海外旅行傷害保険では救援者費用が補償されることが多くあります。
海外での登山での遭難についても救援費用まで補償してくれるクレジットカードもありますが、保有のクレジットカードが登山による遭難などの救援費用に対して補償の対象になるのか確認が必要でしょう。
具体的に補償されるのかどうかを楽天カードと三井住友カードAを例にして補償内容を見てみましょう。
例1:楽天カードの場合
国内
楽天カードは国内旅行傷害保険が付帯されておりません。
年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードであれば国内旅行傷害保険が付帯されていますが、傷害死亡・後遺障害、傷害治療費用は山岳用具を要する危険な登はんでなければ補償対象ですが、救援者費用は補償対象外です。
海外
出国前に楽天カードで公共交通機関またはパッケージツアー料金を支払った場合、海外旅行傷害保険の補償があります。
楽天カードの場合、海外旅行傷害補償が最高2,000万円までとなっています。
傷害死亡後遺障害・傷害治療費用は、山岳道具を要する危険な登はんでなければ補償対象となります。
救援費者費用については危険な登はんに関しても200万円まで補償対象となります。
楽天カードの海外旅行傷害保険
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
---|---|
傷害治療費用 | 200万円 |
救援者費用 | 200万円 |
例2:三井住友カードAの場合
国内
国内旅行傷害保険は事前に旅費などを当該カードで決済しているかどうかで保険金額が変わります。
この国内旅行傷害保険は、公共交通機関の搭乗中の事故もしくは宿泊中の火災・破裂・爆発、宿泊を伴うツアー中の事故に限り補償されるため、登山がツアーやパッケージに含まれている必要があります。
救援者費用はありません。
- 傷害死亡・後遺障害
合計最高2,000万円
自動付帯300万円
利用条件分1,700万円
海外
傷害死亡・後遺障害は当該カードの決済の有無により最高額が変わりますが、その他の補償は決済の有無関係なく自動付帯されます。
救援者費用は山岳道具を使用する危険な登はんによる治療・救援者費用は支払われません。
- 傷害死亡・後遺障害
最高2,000万円
自動付帯300万円
利用条件分1,700万円 - 傷害治療費用 100万円
- 救援者費用 150万円
このように国内の登山の場合は、クレジットカード付帯の保険では救援者費用が補償対象外であることが多いです。
海外では、楽天カードのように海外旅行障害保険で危険な登はんに関しても救援者費用が補償されますが、傷害死亡・後遺障害、治療費などは危険な登はんでない限り支払われる場合もあります。
三井住友カードでは、危険な登はんによる場合は救援者費用が支払われないケースもありますので必ず事前に確認が必要です。
保険を付帯するためには旅行代金を付帯するカードの支払いが条件になっていることもあるので補償内容と合わせて確認しましょう。
国内での登山の場合、クレジットカード付帯の保険では補償されないことが多く、低い山だとしても、道に迷い、ケガをして遭難する可能性はあるため遭難に備えて保険に加入しておく必要があります。
クレジットカードに付加できる登山保険とは?
三井住友カードのポケット保険(トレッキングコース)
軽登山やハイキングなど危険度が低い登山を登る予定であれば、申込から最短翌日から補償開始になる三井住友カードのポケット保険(トレッキングコース)がおすすめです。
三井住友カード保有者であれば申込は24時間365日インターネットで申込できるから登山を思い立ってすぐに加入できます。
ポケット保険(トレッキングコース)の補償内容
保険料は、460円~5,360円の1ヶ月ごとの契約で、本人だけではなく夫婦や家族でも割安に加入することができます。
また、登山以外でも補償されるところが魅力です。
補償サイズ | S | M | L |
---|---|---|---|
月額保険料 | 本人:460円 夫婦:790円 家族:1,430円 |
本人:1,090円 夫婦:1,940円 家族:3,610円 |
本人:1,610円 夫婦:2,870円 家族:5,360円 |
傷害死亡・後遺障害 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
傷害入院(日額) | 1,000円 | 2,500円 | 3,500円 |
傷害通院 | 500円 | 1,250円 | 1,750円 |
携行品損害 (免責額:5,000円または損害額の10%で高い方の金額) |
10万円 | 10万円 | 10万円 |
救援者費用 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
険しい山や雪山への登はんなどの本格登山は対象とならない
ピッケル・アイゼン・ザイル・ハンマー等の登山用具を使用する登山やロッククライミング(フリークライミング含む)
ポケット保険(トレッキングコース)は軽登山用の保険です。
険しい山への登はんの場合はその他の保険に加入する必要があります。
ポケット保険(トレッキングコース)に加入できる三井住友カードとは?
三井住友カードを保有していればインターネットでいつでもポケット保険(トレッキングコース)に加入できます。
加入していない場合は三井住友カードの新規申込が必要です。
登山をするなら万が一に備えて登山保険に
軽い登山でも、道に迷ってしまったり、傾斜を滑り落ちてしまったりと山では何が起こるか分かりません。
そんなとき命が助かるために公的機関が手一杯でも民間の救助に安心して頼りたいものです。
是非、登山の前には三井住友カードのポケット保険(トレッキングコース)に加入しましょう。
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