クレジットカード決済でサインレスとサインが必要な場合の違いとは? 安全性についても比較
キャッシュレスの浸透によりクレジットカード決済をする機会が増えてきました。
しかし、クレジットカード決済する場所によって、サインレスでよかったりサインが必要だったりするのを不思議に思う方も多いのではないでしょうか。
ではなぜサインレスの場合とサインが必要な場合があるのか、その違いや安全性について解説します。
・クレジットカード決済でサインが必要な場合
・サインレスでクレジットカード決済できる場合
・サインレスとサインレスが必要な場合の違い
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クレジットカードのサインが必要な場合ってどんなとき?
クレジットカード決済では、明細にサインを求められるときと不要な場合があり、サインが必不要になることをサインレス決済といいます。
ICチップ搭載のカードの普及によりサインではなく暗証番号を入力によるサインレス決済が増えてきました。それでもサインが求められるにはどんなときでしょうか。
クレジットカードにICチップが組み込まれていない古いタイプのカードはサインが必要
クレジットカードにICチップが組み込まれていない場合サインが必要となります。
最近のクレジットカードにはICチップが券面に付いているカードが多いですが、前のクレジットカードには、裏面に黒い帯状の磁気ストライプというものが貼られていました。
磁気ストライプは、磁気に弱く、磁気ストライプに書き込まれている情報を抜き取り全く同じ情報を持つクレジットカードを複製することができるスキミングが可能でした。
一方、ICチップが組み込まれたクレジットカードは、ICチップのところにクレジットカードの情報が組み込まれており、スキミングがしにくくなっています。
磁気ストライプは情報がそのまま保管されていたため一瞬でスキミングできていましたが、ICチップは構造が複雑な上、情報を暗号化してあるため一瞬ではスキミングできません。また、ICチップには暗証番号によって本人確認をしているのでサインをせずに済みます。
安全性の高さから日本政府は2020年までに全てのクレジットカードをICチップのカードに切り替え完了させる予定としているので、磁気ストライプの古いタイプのクレジットカードを保有していても更新や新しいクレジットカードを作ればサイン不要となります。
また希望すれば、更新を待たずにICチップのカードに変えてくれるクレジットカード会社もあるので、持っているクレジットカード会社に問い合わせてみましょう。
サインレスにはクレジットカードの加盟店側にICチップを読み取るカードリーダーが必要!
このICチップを読み取るには、お店側にICチップのカード対応のクレジット処理端末機がある必要があります。ICチップのクレジットカードはサイン不要で暗証番号を入力する必要があるためピンパッドに暗証番号を入力して決済完了となります。
しかし、お店側にICチップ非対応の古い端末しかない場合やレストランやホテルでテーブルチェックするときはサインが必要となります。
サインレスになるケースはICチップ以外にもある?
ICチップでの決済はサインではなく暗証番号によって本人確認をするためサインレス決済になる決済でしたが、お店の特色によって、サインレス決済になりさらに暗証番号入力も不要な場合があります。
カード会社とサインレス契約をしている加盟店
サインレス決済は、加盟店側が決めることができます。勝手に加盟店が決めるのではなく、加盟店が事前クレジットカード会社とサインレス決済の契約を結んでいます。
サインレス決済できる金額はカード会社との個別契約で決定しています。カード会社が業種ごとにサインレスの上限目安を決めていることがほとんどです。
サインレス決済の個別契約をしているところでは暗証番号入力も不要になります。
これは、レジの混雑を避けるためや少額決済に限定されているため不正利用されても被害額が少ないためです。
サインレス個別契約をしているお店とは?
スーパーやショッピングセンターの食料品売場、高速道路料金所、コンビニ、ドラッグストアなどサインや暗証番号入力を求めることでレジなどが混在しスムーズな決済処理ができなくなる場所です。
例えばコンビニは1万円円以下、スーパーは3万円以下など上限が決められていて、上限以下ならサインレス決済になります。この上限は目安で、上限は加盟店とクレジットカード会社の個別契約なのでお店やクレジットカード会社によって変わってきます。
サインレス決済ができる場所でもサインが必要な場合
サインレス決済ができるのは一括払いのみで、分割払いやリボ払い、ボーナス払いはサインが必要です。
また、加盟店とクレジットカード会社との契約であるため、契約していない場合はサインレスになりません。
例えば、お店が独自のクレジットカードを発行していて、お店発行のクレジットカードだとサインレスでも、それ以外のクレジットカードだとサインもしくは暗証番号の入力が必要なケースもあります。
サインが面倒な方にはスマホ決済が便利
数多くのスマホ決済手段が出ています。スマホをかざし、あらかじめスマホに登録した暗証番号または指紋認証により決済する方法で、コンビニ、ショッピングセンター、ドラッグストア、ショッピングセンターの食品レジなどで対応しています。
スマホ決済の種類には、主要なものでApple Pay、Google Payなどがあります。
Apple PayとGoogle Payは事前に対応するクレジットカードを登録しておくと、スマホ決済をしたときに該当するクレジットカードから決済されます。サインが不要なのでサインを面倒に感じる方には適しています。
もし、スマホをなくしてしまった場合でも自宅のパソコンや他のスマホから遠隔操作で決済できないようにロックをかけることも可能です。しかし、ロックをかけられる前に決済をされないように指紋認証・顔認証にしたり、予想されづらい暗証番号を設定しておくことが大切です。
サインレス決済の注意点
間違いに気付きにくい?!
サインによるクレジットカード決済は、明細にサインすることが多いので明細を決済前に確認します。一方、サインレス決済は明細は決済後に受け取るだけなので、必ず受け取ったらすぐに確認して間違いがないか確認することが必要です。
使いすぎに注意!
サインレス決済は、簡単で楽なので多用してしまい、一つ一つが少額だったとしても支払い時期になって多額になっているという可能性もあります。
利用明細書を取っておくか、インターネットのクレジットカード会社のWEB明細を確認するなど、使い過ぎてないか計画的に使えているかをこまめにチェックすることが大切です。
サインレス決済に使用しているカードでも署名は必須!
サインレス購入時の不正利用はクレジットカード会社の補償対象になるため安心してサインレス決済が可能です。
しかし、クレジットカード裏面に署名がないと本人確認ができないため不正利用されても補償されない場合があるため必ず署名はしておきましょう。
セキュリティの安全面ではICチップのクレジットカードがおすすめ
現在磁気ストライプの古いタイプのクレジットカードを保有していても、更新時にICチップ搭載のクレジットカードに切り替わります。また、今新しくクレジットカードを申込すればICチップ搭載のクレジットカードが届きます。
ICチップ搭載のクレジットカードはスキミングされにくいためセキュリティ面で安全です。ICチップ対応機器のあるお店であればサインレスで暗証番号入力で決済することができます。
もちろん、暗証番号を忘れてしまった場合などは店員さんに伝えればサインで決済をすることが可能です。
磁気ストライプに比べてば飛躍的に安全になったICチップクレジットカードですが、自己責任で暗証番号は他人に知られない、分からないような番号にすることや、明細をこまめにチェックして使い過ぎや不正利用がないかどうかを確認することが大事です。
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