チケットぴあ・ローソンチケットでフィギュアスケートのチケットを取るための賢い3つの方法
フィギュアスケートは超人気! チケットが入手困難な理由
フィギュアスケートは観る人を魅了するスポーツで、羽生結弦選手のソチオリンピックと平昌オリンピック2連覇を受けて、これまで以上にファンを増やしたと言われています。 世界中から100年に1人の逸材と言われるほどの羽生選手の演技は、ファンではなくとも1度でいいから生で観たいと思わせるものがあります。
フィギュアスケートの観戦チケットは、チケットぴあとローソンで取り扱っており、いずれも抽選や先着で入手します。
ファン増加がチケット入手困難の理由の1つ
通常は各プレイガイドで1次販売・2次販売・3次販売が行われ、1次と2次は抽選方式、3次は先着方式となることが多いです。一般的なアーティストのライブチケットなら、ファンクラブに入会するとファンクラブ枠として若干当選確率が高くなりますが、フィギュアスケートの観戦チケットの場合はよくも悪くも平等の条件がほとんどです。
その上、羽生結弦選手・紀平梨花選手を始めとする選手たちの活躍が世界中で取り上げられるようになり、幅広い年齢層のファンが急増したこともチケット入手困難の理由でしょう。将来フィギュア選手になりたい子どもや、その親からも応募が殺到し、超レアチケットと言っても良いほどの人気ぶりです。
ですが、テレビで観戦していても、美しい演技や難易度の高いジャンプの数々は、つい見入ってしまいます。フィギュアスケートは多くの方が魅了される素晴らしい演技が魅力なので、会場の収容人数が増えない限り、チケットが入手困難になるのは仕方のないことかもしれません。
フィギュアスケートの年間スケジュール
フィギュアスケートはアイスリンクの上で行うので冬のスポーツだと思われやすいですが、実際は世界中で毎月のように大会が開催されています。国際スケート連盟(ISU)の新年度は毎年7月1日で、シニア向けの大きな大会は9月ごろから始まります。日本国内でも9月ごろから国際大会が始まり、3月下旬から4月上旬ごろまでがひと区切りとなります。
国際大会では10月下旬ごろからグランプリシリーズ6戦があります。アメリカ、カナダ、日本、中国、フランス、ロシアの6か国で開催される試合のシリーズのことで、世界中の上位選手だけが出場できる特別な大会です。出場選手のうち、ポイントが上位の6選手はグランプリファイナルに進みます。これは日本大会ではNHK杯と呼ばれている大会で、2018年は宇野昌磨選手と紀平梨花選手が優勝しています。
2019年のグランプリシリーズの開催時期は以下になります。
大会名 | 開催時期 |
---|---|
スケートアメリカ2019(アメリカ大会) | 2019年10月18日~10月20日 |
スケートカナダ2019(カナダ大会) | 2019年10月25日~10月27日 |
フランス杯2019(フランス大会) | 2019年11月1日~11月3日 |
中国杯2019(中国大会) | 2019年11月8日~11月10日 |
ロステレコム杯2019(ロシア大会) | 2019年11月15日~11月17日 |
NHK杯2019(日本大会) | 2019年11月22日~11月24日 |
グランプリファイナル(トリノ) | 12月4日~12月8日 |
12月中旬以降になると日本国内では、国内最高峰の大会である第88回全日本選手権が開催されます。2019年は、12月19日~12月22日が予定されており、グランプリシリーズに出場している選手や、昨シーズンの上位入賞者は、シード選手として出場することができます。この全日本選手権は、フィギュア選手の憧れの舞台であり、シーズンの目玉や節目の大会として、翌年1月以降の国際大会への派遣選手選考も兼ねています。
第88回全日本選手権の座種とチケットの料金は以下になります。
座種 | 料金 |
---|---|
北アリーナSS席 | 16,000円 |
東アリーナS席 | 14,000円 |
西アリーナ席 | 14,000円 |
スタンドS席 | 12,000円 |
スタンドA席 | 8,000円 |
車椅子席 | 12,000円 |
※3歳未満の方の入場はできません。3歳以上の方は入場券が必要です。
※西アリーナS席は、大型ビジョンが後方にあるため、振り返ってご覧いただく席になります。
※車椅子用チケットはスタンドS席レベルになります。付き添いの方もチケットが必要です。
全日本選手権の後に開催される主要な大会は、ヨーロッパを除く国と地域から参加するフィギュアスケートの国際大会、四大陸フィギュアスケート選手権2020、フィギュアスケートの国際大会である世界フィギュアスケート選手権大会2020があります。
この2つの大会の開催日時は
・四大陸フィギュアスケート選手権2020(韓国)
2020年2月3日~2020年2月9日
・世界フィギュアスケート選手権大会2020(カナダ)
2020年3月16日~2020年3月22日
になります。
日本開催の国際大会もあるため、できることなら1度でもチケットを抑えたいものです。
各プレイガイドでも入手困難な観戦チケットを、なんとかして取るにはいくつかの工夫が必要です。レアチケットを抑えるための方法を紹介します。
フィギュアスケートのチケットを取るための3つの方法
(1)エポスカードを使って応募数を増やす方法
フィギュアスケートの観戦チケットを申込む際、支払いはクレジットカード限定になることがほとんどです。この場合、観戦チケットの申し込み名義と同じクレジットカードで決済することが基本です。違うカード会社のクレジットカードを使用したとしても、そう多くの応募は不可能でしょう。このときに活躍するのがエポスカードで エポスカードだけは申し込み名義とカード名義が違っていても決済が通ります。
そのため、応募は家族の名義で行い、支払いは自分のエポスカードにすることで応募数を増やすことができます。エポスカードは年会費無料で最短即日発行でき、マルイ・郵送のどちらのカード受取でも2,000円分のエポスポイントを獲得できます。そのほか、日本全国で使える特典が豊富にあり、10大特典はフィギュアの大会観戦時も活用できるものばかりです。
抽選方式のチケット当選の場合、エポスカードならいち早く結果が分かるメリットもあるので、フィギュアファンはエポスカードを持つことがおすすめ です。エポスカードに入会しておくと、エポスポイントをチャージして使えるVISAプリペイドカード、ネットショッピング専用のエポスバーチャルカードも無料で作ることができます。この2枚も作っておけば、エポスカードと合わせて3名義分の応募が可能になります。
このほかに家族名義で両親の名義分の応募がプラスできれば最低でも5名義分の応募となり、当選確率も上げることができます。 兄弟・姉妹がいる場合もフル活用しましょう。
(2)ぴあカードを利用する方法
各プレイガイドでは有料会員を設定しており、チケットの抽選販売を実施する際には有料会員に優遇します。プレイガイド最大手のチケットぴあも同じで、有料会員になっていることが重要です。チケットぴあの有料会員は、「ぴあプレミアム会員(http://t.pia.jp/piacard/annai_piacard.jsp)」で、「ぴあカード」に入会している会員で、決済方法に「ぴあカード」を登録している状態のことをいいます。
ぴあカードは年会費初年度無料、翌年以降3,800円+税のクレジットカードで、国際ブランドはMastercard、VISA、JCBから選べます。ぴあカードに入会後、チケットぴあの決済の方法にぴあカードを設定することで「ぴあプレミアム会員」にグレードアップでき、すべてのサービスを利用できるようになります。特典は大きくわけて5種類です。
- ぴあプレミアム会員だけが申し込める、最速抽選「いち早プレリザーブ」に申し込みが可能。
- 一般発売の前に、ぴあプレミアム会員限定の「先行抽選」・「先行先着」があり、各種先行販売を利用できる。
- 先行抽選「プレリザーブ」、追加抽選「モアチャンス」に申し込むと、自動的に当選確率がアップする。
- 一般販売チケットをインターネット購入し、コンビニ(セブンイレブン・ファミリーマート)またはぴあ店舗で発行する場合、発行手数料0円で利用できる。
- プレミアム会員専用電話があり、電話受付が繋がりやすい。
ぴあプレミアム会員のメリットで最も注目したいのは、2番のプレミアム会員限定先行(抽選・先着)を利用できることです。一般の方は利用できない分、当選確率は高くなります。 とはいえ、フィギュアが想像以上に人気なので多くの方がぴあプレミアム会員になって利用する場合は、若干低くなることも予測できます。ただ、すべての公演・チケットに設定されるわけではないので確認が必要です。
ぴあプレミアム会員限定先行が設定された場合は、一般枠では勝ち目がない状態となるため、ぴあプレミアム会員になっておくことが重要です。また、チケットの決済方法をぴあカードにすることで、先行抽選販売の当選確率がアップします。明確にどのくらいアップするかは不明ですが、競争率が高いチケットでもプレミアム会員の場合ある程度の当選実績があり、やはりプレミアム会員になっておく必要があるといえます。
さらに2017年よりプラチナパスがスタートしています。これはWEBからのチケット購入時、混雑していてもつながりやすくなるサービスで、ぴあプレミアム会員の方は自動的にプラチナパス保有状態に移行しています。人気のチケットなら販売開始時刻はいつでも混んでいてつながりにくいですが、保有していない方よりもつながる確率が高くなる可能性を秘めています。
(3)LEncore(エルアンコール)カードを利用する方法
エルアンコール会員は、プレイガイドのローソンチケットの有料会員のことで、エルアンコールカード(https://www.cedyna.co.jp/card/lineup/ detail/lawson_le/) に入会すると会員になることができます。エルアンコール会員になると、当選確率が非常に高いエルアンコール会員枠を利用でき、ローソンチケットの各種特典も利用できるようになります。
エルアンコールカードは、年会費1,500円+税、国際ブランドはVISAとJCB、国内旅行(利用付帯)・海外旅行(自動付帯)傷害保険が各1,000万円まで付帯し、ポイントは税込み200円ごと1ポイント付与され、ダイエーとイオンでの利用時はポイントが3倍もらえるカードです。
エルアンコール会員になると、パソコン・スマートフォンの両方のサービスが利用できるようになり、さまざまな特典を利用できるようになります。
LEncore(エルアンコール)カード
- エルアンコール会員だけが申し込みできるLE会員限定先行が利用できる。
- モバイル先行にも申し込み可能となる。(プレリクエスト先行も利用可能)
- チケットの割引販売を利用できる。
- エルアンコール会員専用のプレゼント企画がある。
エルアンコール会員の特典で最も注目してほしいのは、1番のエルアンコール会員だけが申し込める、エルアンコール会員枠が設定されていることが最も有利な点で、会員限定で先行申し込みが可能なことです。抽選でも先着でも確実に優遇されていると言えます。必ず当たるわけではなくとも、当選確率が高くなる部分です。また、ローソンチケットがメインで取り扱うチケットほど、当選確率が高くなります。
さらにエルアンコール会員が有利なのは、エルアンコール会員枠と一般会員先行の両方に申し込める点です。応募手段が2倍になることは、実際は当たらなかったとしても夢が膨らみますね。エルアンコール会員は、年会費がかかり、会員枠が設定される公演が少ないことや、良い席が当たるとは限らないなどのデメリットもあります。しかし、フィギュアのチケットを取るなら、エルアンコール会員枠と一般枠と一緒に申込んでおきましょう。
国内で開催する大会ならアイスクリスタルも活用!
フィギュアの観戦チケットは、いずれの大会も入手することは難しいと言われていますが、日本国内で開催する大会チケットなら、日本で初めてのアイススケートファンクラブ、アイスクリスタル (https://www.icecrystalnet.com/what/ index.html) でも取れる可能性があります。入会金1,500円、年会費5,500円、国内で開催する国際大会も先行抽選に申し込めるようになります。
アイスクリスタルは、1999年10月に始まり、スピードスケート、フィギュアスケート、ショートトラック、シンクロナイズドスケーティングを応援する日本で最初のアイススケートファンクラブです。フィギュアスケートに特化しているわけではない点や、フィギュア熱の高まりによるファンの急増により、利用する価値はあっても観戦チケットの入手は、変わらず激レアチケットのままだと言えるでしょう。
アイスクリスタルの会員になっても、絶対にチケットが取れるというわけではありませんが、会員枠販売を利用できる点では他のプレイガイドの利用と同じです。他のプレイガイドの利用と併せて利用すれば、1度くらいはフィギュアの観戦チケットが取れるかもしれません。また、アイスクリスタルでは、スケーター出演のパーティーへの参加特典もあります。チケットは入手できなくとも、パーティーで生の選手に会えるチャンスもあるでしょう。
クレジットカードやGoogleのアラートも使って賢く激レアチケットを入手しよう
フィギュアの観戦チケットは、人気のあまり激レアチケットと言っても良いほど、入手困難だと言われています。国内開催の場合はまさに激戦で、運も味方にしなければ抑えられないことも増えているようです。エポスカードを始め、各プレイガイドで有利になるクレジットカードは作っておく方が良く、少しでも当選確率を上げるため努力を惜しまないことが大切です。
また、クレジットカードを利用する以外では、ファンクラブのアイスクリスタルに入会することや、入会しなくてもGoogleのアラート機能を使うことも有効です。「フィギュアスケート」「チケット」「大会名」などの関連ワードを登録しておけば情報をキャッチしやすくなり、旅行会社が企画販売する観戦チケット付きツアーを利用するなら、メールマガジンの購読やSNSでフォローしておくなども必要です。
いつ、どんなタイミングでチケット情報が流れても、全てキャッチできるようアンテナを張っておきましょう。
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