ソニーカードはどんなカード?メリットやデメリットからどのような人におすすめかを解説
「ソニーカードのメリットは?」
「ソニーカードってどんなカード?」
ソニーカードがどのような特徴のカードなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
結論としては、ソニーストアでの利用に特化したカードで、万人向けではありませんが使い方によってはお得になります。
そこで、本ページではソニーカードがどんなカードであるか、メリット・デメリットを詳しく解説するとともに、ソニーカードがなくてもソニーストアをお得に利用する方法を紹介、ソニーカードが自分にとっておすすめか、おすすめでないかが分かります。
・ソニーカードのメリットとデメリット
・ソニーカードなしでソニーストアをお得に利用する方法
・ソニーカードが自分におすすめかおすすめでないか
ソニーカードの基本情報
ソニーカードはソニー銀行と三井住友カードの提携カードで、年会費は入会初年度無料、翌年以降は税込1,350円のクレジットカードです。
年会費 |
1,375円(税込) 初年度無料 |
---|---|
国際ブランド | Visa |
申し込み資格 |
満18歳以上で安定した収入をお持ちの方 (高校生は除く) |
ポイント還元率 |
200円で1ポイント 還元率0.5% |
利用可能枠 | 10~80万円 |
特典 | ソニーストアのお買い物が3%オフ 国内外旅行傷害保険 |
ソニーストアでの3%オフが特典として付帯しており、ソニーストアをよく利用するという方には特におすすめの一枚です。
ソニーカードのメリット
ソニーストアが3%オフで利用できる
ソニーカードのメリットとしてまず、挙げられるのはソニーストアでのお買い物がいつでも3%オフになる点です。
なお、銀座・名古屋・大阪・福岡天神のソニーストア実店舗では、商品だけでなく開催されているセミナーも3%割引で受講が可能となっています。
ソニー製品を取り扱う、ソニーストアは高額な商品も多いため3%オフを活用すればお得に買い物ができます。
ソニーポイントへの交換レートが高い
ソニーカードは200円の利用で1ポイント(1円相当)が、三井住友カードと同じく「Vポイント」として還元されます。
「Vポイント」は、1ポイント=1円としてキャッシュバックしたり、他社ポイントへ移行するなど幅広い使い方が可能です。
ただし、ソニーカードでは貯まった「Vポイント」の利用は、ソニーポイントへの交換をおすすめします。
200→1000 (還元率2.5%)
なおソニーポイントは1ポイント1円で、ソニーストアでのお支払いにのみ使うことができます。
ソニーカード独自で、Vポイントからソニーポイントへの、ポイント交換レートが高くなっており還元率は2.5%に相当します。
貯まったポイントの交換はレートが下がって1ポイントが1円以下に相当してしまうケースが多いので、交換先は特にこだわりがないという方は、ソニーポイントへの交換がお得です。
ソニーカードのデメリット
ソニーカードは、ソニーストアの利用に関してはかなりお得なカードではありますが、使い勝手や汎用性の面でデメリットがあります。
今回は3点のデメリットについて解説します。
年会費がかかってしまう
初年度は年会費無料で翌年以降は1,375円(税込)がかかってきます。
年会費は特段高額である訳ではありませんが、年会費1,375円を獲得ポイントで相殺しようとなれば、「275,000円の決済」が必要です。
そのため、ポイントを重視したいという方にとって、年会費がかかることはネックとなってしまいます。
ただし、マイペイすリボ(リボ払い)の利用で年会費が無料になるため、年会費がどうしても気になる方は一度条件をチェックしてみましょう。
リスクはあるがマイペイすリボ(リボ払いで)年会費は無料になる
ソニーカードは、マイペイすリボの利用登録と、リボ払い手数料を年に一度でも支払えば翌年度の年会費が無料になり、手数料が発生した月に限りポイント還元率が1%にアップします。
なお、リボ払い手数料は月の利用金額がリボ払い枠を超える金額となった場合に発生します。
例えば、マイペイすリボを毎月10,000円に設定しており、一カ月で11,000円の利用があった場合、1,000円が翌月以降に持ち越され手数料が発生します。
つまりはリボ払い枠内の、利用額であれば、リボ払いの手数料は発生せず、一括払いの要領で支払いが可能です。
年に一度だけ、手数料を支払いそれ以降は、リボ払い枠内の利用額に抑えることができるのがベストです。
リボ払い枠の変更や利用額の調整の手間や、忘れてしまった場合手数料が発生してしまうリスクはありますが、きちんと管理できれば、年会費無料と還元率アップの特典があり、お得に利用できるでしょう。
ソニーストアの特典以外のメリットが少ない
ソニーカードはソニーストアでの3%割引やソニーポイントへの交換レートの優遇の他、国内外の旅行傷害保険が付帯していることがメリットといえます。
ただし、国内外の旅行傷害保険は自動付帯ではなく、2022年10月より事前の旅費をカードで支払うことが条件に変更になりました。
ソニーカードの利用限度額は最大で80万円とやや低めな上、旅費の支払いが条件になってしまったことを考えると、一枚あれば国内外で安心と言い難くなってしまった点には注意が必要です。
また、ポイント還元率を重視する方にはそこまでお得なカードではないかもしれません。
Vポイント共通の「ポイントUPモール」や「ココイコ!」など還元アップサービスは一部利用できますが、それ以外のポイント還元アップ手段が乏しく、最新のクレジットカードは還元率が高いことも多いため、ポイントを貯めたい方にはおすすめできません。
ただし、ソニーストアの利用やソニーポイントの交換に限れば、ソニーカードの実質還元率は高くなるため、お得に利用できるカードといえます。
10%OFFクーポンはソニーカードがなくても使える
ソニーストアにはサイト上で「My Sony ID」を登録すると、「ソニーストアでの割引10%オフクーポン」がプレゼントされます。
「My Sony ID」に一度登録しておけば、期間中10%割引クーポンは何度でも利用できるほか、累計購入金額によって長期保証や送料が無料になるなどの特典もあり非常にお得です。
なお、クーポンは年に複数回定期クーポンとして配布されます。
ソニーストアは正規店であるため、比較サイトや家電量販店と比べると同じ商品でも高くなってしまうことがよくあるので、ソニーストアで購入したいという方は是非「10%割引クーポン」を活用しましょう。
ちなみに、「10%オフクーポン」はソニーカードの3%割引と併用することも可能ですが、「10%オフクーポン」で充分という方はソニーカードを発行せずとも還元率の高いカードで支払えばそれだけでもお得になります。
ソニーカードの発行がおすすめなユーザーとおすすめでないユーザーの特徴とは?
ソニーカードはソニーストア関連の優待が特徴的なカードであり、万人向けのカードではありませんが上手く活用できれば強力なカードです。
どのようなユーザーにソニーカードがおすすめなのか、またおすすめしないユーザーの特徴も合わせて解説していきます。
ソニーカードがおすすめなユーザーの特徴
ソニーカードの発行がおすすめのユーザーの特徴は、「ソニーストアをよく利用する方」に尽きるかと思います。
ソニーカードは年会費が1,375円(税込)が翌年以降かかってきますが、ソニーストアを年間で「約46,000円」以上利用する方であれば、年会費分の割引を受けたことになり、かつ利用分のポイントも還元されます。
ちなみに、どうしてもソニーカードの年会費がかかるのが気になるという方は、Visaデビット付きキャッシュカードの「Sony Bank WALLET」の発行をおすすめします。
「Sony Bank WALLET」はソニー銀行口座の保有が発行の条件となるデビットカードですが、年会費が無料でソニーストアの3%オフが付帯しています。
デビットカードなので、利用の度に口座残高から引き落としされるカードで使いすぎの心配もない他、利用金額の0.5~2%のキャッシュバック付きなのもポイントです。
ソニーカードがおすすめでないユーザーの特徴
ソニーカードの発行がおすすめでないユーザーの特徴としては、「汎用性の高いカードを求める方」です。
ソニーカードはソニーストア関連の優待以外のメリットが少ないため、ソニーストアをそこまで利用しない方であれば年会費もかかり使い勝手の悪いカードとなってしまします。
また、ソニーストアは何度でも使える「10%割引クーポン」をプレゼントしているため、ソニーカードの割引がなくても充分という方も多いかもしれません。
ソニーカードよりも還元率が高く、普段使いしやすいカードで「10%割引クーポン」を使ってソニーストアで買い物をするというのもおすすめの方法です。
ちなみに、「汎用性の高いカード」を求める方におすすめしたいのが、「三菱UFJカード」です。
三菱UFJカードの主な特徴としては以下の3点があげられます。
- 年に一度でも利用すれば年会費無料
- Mastercard,Visa,JCB,amexから選択可能
- 最新カードならではの豊富なポイント還元アップ
年に一度でも利用があれば年会費はかからず、家族カード、ETCカードともに年会費永年無料で所持できます。
また、豊富な国際ブランドから選択できるので、すでに他のカードを所持している方もこれから発行する方も柔軟な選択が可能です。
日常的に利用する店舗のポイント還元アップがトップクラス!
基本還元率はソニーカードと同じく1,000円で1ポイント(5円相当)の0.5%となっています。
ただし、三菱UFJカードはポイントアップサービスが充実しており、例えば以下の対象店舗の利用ではいつでも5.5%相当還元されます。
- セブンイレブン
- ローソン
- コカ・コーラの自販機
- ピザハット
- 松屋
コンビニや飲食店など利用機会が特に多いという方は、お得なサービスの一つです。
そのほか、1カ月10万円以上のご利用で通常の獲得ポイントに加えて20%分のボーナスポイントを付与する「グローバルPLUS」というサービスや入会後3か月間は還元率が3倍の「1.5%」になるなど、ポイントが貯まりやすくなっています。
ポイント交換先はキャッシュバックからポイント移行、商品交換など三菱UFJニコスという大手カード会社ならではの豊富な利用手段があります。
旅行保険は海外旅行のみに限られてしまうのがデメリットといえますが、年会費無料の条件が緩く、お得で使い勝手のいい最新カードとなっています。
三菱UFJカード
年会費 | ETCカード | 発行期間 |
---|---|---|
永年無料 | 永年無料 | 最短翌営業日 ※Mastercard®とVisaのみ |
還元率 | 電子マネー | ブランド |
0.5~15.0%※ |
※QUICPay、Apple PayはMastercard®とVisaのみ |
注釈(※)の詳細はこちら
※グローバルポイントの金額相当額表記は、1ポイントあたり5円相当の商品に交換した場合です。交換商品により、換算額が異なります。ソニーカードはソニーストアをよく利用する方におすすめのカード
ソニーカードは、ソニーストアの3%割引とソニーポイントの交換レートが高いことが最大の魅力といえるカードとなります。
初年度は年会費が無料で、翌年度から1,375円(税込)が発生する点や、ポイント還元率が低い点などデメリットもありますが、「ソニーストア」をよく利用する方であれば、デメリットも気にならないお得なカードとなるでしょう。
なお、ソニーストアは期間中何度でも利用できる「10%割引クーポン」を定期的に配布しているため、ソニーカードの割引がなくても充分という方は、より使い勝手のいい高還元のクレジットカードを利用するのもおすすめです。
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