生活費がピンチな時に使える! 定期券の購入代金を分割で支払う方法

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電車で通勤・通学をする方に必須の定期券は、1ヵ月分から購入でき、JRの場合だと3ヵ月・6ヵ月分と長期間で購入することができます。

長期間で購入するとある程度まとまった金額が必要になるものの、最大で約20%の割引を受けられるので安く購入できるメリットがあります。

通勤で使用する場合、6ヵ月定期が最も安いので、会社から半年ごとに交通費を支給されることも珍しくありません。

ですが、やむを得ない理由で支給された交通費を使ってしまった場合、しかも生活費もピンチのときは、1ヵ月分ずつ購入するよりほかありません。

こんなときにも役立つ定期券の購入方法と、ルート別の定期券代と金額の比較、1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月の割引率、学生向けの定期券代について見ていきましょう。

定期券は数ヵ月分まとめ買いがお得でもお金がない! ルート別定期券代と割引率を比較

ルート別定期券代と割引率を比較

ルート別に定期券の代金を比較

JR東日本が運営する「ネットde定期(http://www.jreast.co.jp/net-de-teiki/)」は通勤定期券や通学定期券、新幹線の定期券の申込ができるサイトです。

このサイトでの金額を参考に、新宿〜東京までの定期券代と、千葉〜大手町までの定期券代を比較します。

新宿から東京までの片道運賃は、中央線を使用した場合200円、Suicaなら194円から乗車できます。定期代はわかりやすく切符代金を参考にします。

新宿〜東京(中央線利用時)

  • 切符利用時:200円(片道運賃)、6,000円(1ヵ月)、18,000円(3ヵ月)、36,000円(6ヵ月)
  • 通勤定期:5,820円(1ヵ月)、16,580円(3ヵ月)、27,920円(6ヵ月)

定期券代は、乗車するキロ数を基準に計算されており、運賃を基準にした金額ではありません。

そのため、新宿〜東京間で見ると、1ヵ月分の切符利用時の片道運賃は単純計算で6,000円のところ、180円安く利用できることがわかります。

新宿〜東京間は定期券代の方が安くなりましたが、利用する区間により定期券代の方が切符利用時より高くなることもあります。

千葉〜大手町間は、いくつかの経路がありますが最も速く到着するJR総武本線快速と東京メトロ丸ノ内線への乗り換えを含む経路で見ていきます。

千葉〜大手町(JR総武本線・東京メトロ丸ノ内線利用時)

  • 切符利用時:810円(片道運賃)、24,300円(1ヵ月)、72,900円(3ヵ月)、145,800円(6ヵ月)
  • 通勤定期:25,200円(1ヵ月)、71,840円(3ヵ月)、124,670円(6ヵ月)

千葉〜大手町間の1ヵ月分の切符利用時の片道運賃は24,300円で、1ヵ月の定期券代の方が高くなっています。

千葉〜大手町間は経路が他にもあるので、安い経路を選んで定期券を購入することも可能です。

また、路線の乗り換えがあり、私鉄と競合する「特定区間」は、通常の運賃よりも少し安く設定されています。

そのため特定区間の部分は別に定期券を購入する方が定期券代合計金額を安くすることができます。

1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月の定期券代の割引率は?

新宿〜東京間で、1ヵ月の定期券代は5,820円です。この金額で3ヵ月購入した場合、合計金額は5,820×3=17,460円です。

実際は16,580円なので、割引率は16,580÷17,460×100=94.9、100−94.9=5.1となり、約5%の割引率となります。

6ヵ月の割引率も同様に計算すると約20%の割引率になります。この割引率は定期券代1ヵ月分の金額を基準として考えているので、切符利用時の運賃での計算ではありません。

・新宿〜東京間の定期券代の割引率
通勤定期:3ヵ月:約5%、6ヵ月:約20%

・千葉〜大手町間の定期券代の割引率
通勤定期:3ヵ月:約5%、6ヵ月:約18%

同じように新宿〜東京間、千葉〜大手町間の2つの区間の割引率を見ると、6ヵ月分の定期券を買う方がおトクです。

学生向けの定期券の割引率はどうか

新宿〜東京間

  • 通勤定期:5,820円(1ヵ月)、16,580円(3ヵ月)、27,920円(6ヵ月)
  • 通学定期(大学生):4,520円、12,890、24,420円
  • 通学定期(高校生):4,060円、11,600円、21,970円
  • 通学定期(中学生):3,160円、9,020円、17,090円

千葉〜大手町間(JR総武本線・東京メトロ丸ノ内線利用時)

  • 通勤定期:25,200円(1ヵ月)、71,840円(3ヵ月)、124,670円(6ヵ月)
  • 通学定期(大学生):11,860円、33,800円、64,040円
  • 通学定期(高校生):10,950円、31,220円、59,150円
  • 通学定期(中学生):9,140円、26,060円、49,380円

通勤定期に比べて通学定期は随分安くなっていることがわかります。

割引率は、JR東日本によると、学割の場合、普通乗車券の2割、往復の場合は3割引で販売するとあります。

実際は計算が合わないことも多く、通学定期1ヵ月分の定期券代はほとんど通勤定期券代の半額前後で推移しています。

また、高校生の定期券代は大学生の定期券代の10%引き、中学生の定期券代は大学生の30%引きの金額になっています。

定期券は通常の切符やIC運賃よりもだいぶ安く購入できることがわかります。通勤定期でも長期間分を購入するほど安くなります。

しかし、まとまったお金が無いときはどうしたら良いでしょうか。生活費もピンチなときはクレジットカード払いが利用できます。

まとめて定期券を購入するならクレジット購入がお得

まとめて定期券を購入するならクレジット購入がお得

ほとんどの鉄道の定期券がクレジットカードで購入できる

日本国内の鉄道は、一部を除きクレジットカードで定期券を購入できます。

例えば首都圏の鉄道を見ていくと、JR東日本、東京地下鉄(東京メトロ)、東京交通局(都営地下鉄)、東京モノレール、東急電鉄など、主要なところはすべてクレジット払いに対応しています。

各鉄道会社では、自社のクレジットカードを始め、VISAやMastercardなどの代表的な国際ブランドなら決済可能だと言って良いでしょう。

ただ、中には京王電鉄や京成グループ各線などのように、クレジット払いは自社発行するカードのみの対応のケースもあるので注意が必要です。

もし今、まとまったお金がなくて定期券を1ヵ月ずつ現金購入しているなら、乗車する鉄道会社を確認してまとめてクレジット払いにしてみましょう。

1ヵ月分購入時よりも6ヵ月分購入すれば最大約20%も安く購入でき、支払い方法も選択できるので月々の負担も軽くできます。

定期券をクレジット購入するメリットは大きく分けて3つ

クレジットカードのポイントが貯めやすい

定期券をクレジット購入すると、クレジットカードの利用額に応じたポイントが貯まります。

定期券代のうち、最も高額になる6ヵ月分の定期券代をクレジット払いにすれば、カードのポイントを1度にたくさん貯めることができます。

区間が広いほど高額になるので、新幹線の定期券ならあっという間にたくさんのポイントを貯められます。

会社から支給される交通費で購入する場合でも、より一層のポイントを貯められるでしょう。会社によっては交通費の上限金額が決められていたり、クレジット払いは事前に申告が必要など条件があるとしても、個人で切符やICカードで通常利用よりも多く貯められます。

手元に現金が無くても定期券購入ができる

クレジット払いで定期券を購入すると支払いは後払いとなり、実質1ヵ月前後先に支払うことになります。

今現在、手元に現金がなくても使用可能なカードが1枚あれば問題なく定期券を購入でき、さらに実際の支払い時期を先延ばしにすることができます。

決済時が給料日の前日で、生活費もピンチな状態だったとしても、全く問題なく定期券を購入できます。

分割払いが利用できる

クレジット購入した定期券代は、原則としては1回払いですが、決済した後で都合がつかなくなった時は分割払いに変更することができます。

三井住友カードの「あとからリボ」は、1回払いで決済したあとに、支払い方法を変更できる代表選手です。

まとまった現金がなくて定期券を1ヵ月ずつ購入している方は、三井住友カードで3ヵ月または6ヵ月分を1回払いで購入し、あとから支払い可能な金額のリボ払いに変更すると良いでしょう。

クレジット購入した定期券を払い戻すときの注意点

定期券は月単位で購入しますが、払い戻すときも月単位になるため、解約したい月に1日でも使用すると、1ヵ月分使ったとみなされてしまいます。

解約のタイミングは、1日でもズレると1ヵ月分の定期券代が無駄になるので注意が必要です。

また、クレジット購入した場合、その場で現金での払い戻しはありません。クレジットカード会社を経由して、カード利用額との相殺になることが多いです。

また、払い戻しには首都圏の場合220円の手数料がかかります。そのため定期券購入時に支払った金額は、全額が戻るわけではありません。

さらにJRの窓口や各線の窓口は、営業時間が短いところもあるので、営業時間内に手続きをするか、大きな駅の窓口に行くことがおすすめです。

定期代の購入には三井住友カードがおすすめ! 「マイ・ペイすリボ」なら年会費とポイントにメリット

定期代の購入には三井住友カードがおすすめ

三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」の特徴

三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」は、ショッピング1回払いでの利用分が自動的にリボ払いになる支払い方法で、まとまった金額のショッピングをしても、毎月の負担を軽くすることができます。

例えば、6ヵ月分の定期券代が30,000円だったとします。購入時は三井住友カードの1回払いで購入したとしても、支払い時には自動で分割払いとなり、月々5,000円からの支払いが可能となります。

「マイ・ペイすリボ」は、手数料がかかりますが、支払い回数を少なくすることで最小限の手数料にすることも可能です。

定期券代が30,000円だとしても、2回分は5,000円で支払い、3回目には残りの20,000円を支払えば合計3回の支払いで全て支払うことができるので、5,000円ずつ6回支払うよりも少ない手数料で支払うことが可能です。

「マイ・ペイすリボ」は、まとめて定期代を購入するときにお金が無くても利用でき、普段は一定額のリボ払い、余裕が出てきたらまとめて支払うこともできる支払い方法です。

「マイ・ペイすリボ」は年会費とポイントにメリットあり!

三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」を利用することと、年に1回以上のカード利用実績により、年会費が無料または半額になるメリットがあります。三井住友カード(旧クラシックカード)は1,375円(税込)の年会費ですが、これが無料または半額になります。
※2021年2月年会費お支払い分からは「マイ・ペイすリボ」を登録のうえ、年1回以上のリボ払い手数料のお支払いが必要となります。

また、通常なら200円→1PのVポイントが、「マイ・ペイすリボ」によるリボ払いの利用で2倍になります。定期券代のように高額になりやすい買い物は、Vポイントも普段使いするよりもずっと貯めやすくなるでしょう。

さらに、三井住友カードにはお買物安心保険が付帯しています。購入から200日間が対象なので、3ヵ月分の定期券を購入するなら、いつでも補償されることになりますね。

三井住友カードは種類が豊富! ライフスタイルに合わせてカードを選ぼう

三井住友カードは種類が豊富!

使いやすいスタンダードな三井住友カード

三井住友カードには、さまざまなカードの種類があります。幅広い年齢層に合わせたラインナップで、学生さんから一流の大人向けのカードまで揃っています。

新社会人におすすめしたいのが三井住友カードです。三井住友カードのベーシックなカードで、ほぼすべての機能が使用できます。

追加可能な電子マネーも豊富なので、利用する路線によってはPiTaPaやApple Payを使い分けるなどしても良いでしょう。

もちろん、定期券のクレジット購入時に、「マイ・ペイすリボ」を使用すれば、Vポイントを2倍にすることができます。

ゴールドカードへのランクアップも目指せる

すでに三井住友カードを持っている方は、ゴールドカードへのランクアップがおすすめです。定期券の購入時にゴールドカードで決済すれば、周囲の視線を集めるかもしれません。

三井住友カード ゴールドは通常11,000円(税込)の年会費です。

ただし、WEB明細+「マイ・ペイすリボ」の登録+年1回以上のリボ払い手数料のお支払で、4,400円(税込)の年会費にすることができます。(2021年2月分の支払いから適用)ゴールドカードの年会費としては、相当安い金額です。

さらに、通常2倍のポイント付与、一流ホテルや旅館の宿泊、海外・国内旅行傷害保険の利用付帯など、ゴールドカードならではの特典が満載です。

定期券を購入するときに、手持ちの現金がない場合は三井住友カードを始めとするクレジット購入がおすすめです。

確実に購入できるほか、支払いが後払いになる点、クレジットカードのポイント獲得や、支払い額を変更できる点などメリットがたくさんあるからです。

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