ホテルでゆっくりと朝を過ごせるレイトチェックアウト特典がついたクレジットカード3枚
「ホテルでゆっくりと朝を過ごしたい」
そんな方におすすめなのが、レイトチェックアウト特典がついたクレジットカードです。
レイトチェックアウトは、通常のチェックアウト時間よりも遅くまで客室を利用できるサービスです。
チェックアウト時間を延長することで、朝食をゆっくりと食べたり、荷物を預けたまま早朝出かけたりと、さまざまな楽しみ方ができます。
この記事では、レイトチェックアウト特典がついたおすすめのクレジットカード3枚について、詳しく解説します。
・レイトチェックアウトが適用されるパターンは2つ
・レイトチェックアウトの活用法
・3枚のおすすめカードのそれぞれの強み
チェックアウト当日の朝をゆったり過ごすために
ホテルの宿泊時、最もあわただしくなるのはチェックアウトする日の朝です。
多くのホテルでは朝10時にチェックアウトタイムが設定されていますが、起床してから洗顔、歯磨き、朝食、荷物の準備などをやっているとあっという間に時間が過ぎてしまうので、たとえ高級ホテルに泊まっていても、優雅にゆったりと朝の時間を過ごすわけにはいきません。
滞在時間を延長してチェックアウトを遅らせることもできますが、一般的にその延長料金はかなり割高です。
最近では、チェックアウトタイムが遅めに設定されている「レイトチェックアウト」のプランを選べるホテルもありますが、やはり通常より高めの宿泊料金となっているため、何時にチェックアウトするか予定が定まってない場合、そのプランを選ぶべきかどうか迷ってしまいます。
そこでおすすめなのが、レイトチェックアウト特典が付帯するクレジットカードを持つことです。
クレジットカードの中にはホテル宿泊時にレイトチェックアウトが適用されるものがあり、これなら宿泊料金を余分に支払うわけではないので、朝をゆっくり過ごしてもいいし、都合次第で早く発つこともできます。
レイトチェックアウトが適用されるパターンには2つあります。
- カードの特典対象となるホテルで適用されるケース
- カード所持で提携するホテルグループの上級会員資格と特典が適応されるケース
多くの場合、レイトチェックアウト特典のあるクレジットカードには、特典対象となるホテルでのそのほかの特典も付帯するので、上手に活用すると、とてもおトクにホテルを利用することができます。
ここでは、レイトチェックアウト特典のついたクレジットカードを3つ紹介していきます。
最大で16時までのレイトチェックアウトも可能な「Marriott Bonvoyアメックス」
以前まで、SPGアメックスとして、高級ホテルの共通ポイントサービスであるSPG(スターウッドプリファードゲスト)とアメックスが提携したカードでしたが、Marriott Bonvoyアメックスとしてリニューアルしました。
SPGアメックスは現在、新規申し込み受付を停止。
年会費は23,100円(税込)と高額ですが、それに十分見合う特典を利用することができます。
このカードのホテル関係の特典を見ておきましょう。
Marriott Bonvoyアメックスのホテル関連特典
会員資格による最大16時までのレイトチェックアウト
このカードの会員は、Marriott Bonvoyの上級会員資格「シルバーエリート」が自動的に与えられます。
利用額に応じて「ゴールドエリート」「プラチナエリート」へとランクアップし、14時→16時とレイトチェックアウトの時間が伸びていきます。
そのほか、チェックイン時の空室状況によって部屋の無料アップグレードが可能となります。
無料宿泊特典
年間合計150万円以上利用して翌年度以降も同カードを継続すると、無料宿泊特典1泊1室分(交換レート35,000ポイントまで)がプレゼントされます。
対象ホテルの利用で最大約50%のポイント還元
100円のクレジット支払いにつき2Pが貯まるほか、対象ホテルの利用分に会員ランクに応じて、1米ドルあたり最大15Pが貯まります。
以上の特典のうち、やはり注目したいのは最大16時までのレイトチェックアウトです。
これなら、ゆっくり朝食をとれるだけでなく、ランチまでホテルでとることができます。
このカードにはこれらホテル関連の特典に加え、無料で利用できる空港ラウンジ、年間最高200万円のショッピング保険なども付帯します。
年会費 | 23,100円(税込) |
---|---|
カードブランド | アメリカン・エキスプレス |
ホテル関連の特典 | Marriott Bonvoy上級会員「シルバーエリート」資格、カード継続時の無料宿泊特典 |
ポイントサービス | Marriott Bonvoyポイント |
付帯サービス | 空港ラウンジ(国内28空港・海外2空港) |
付帯保険 | ショッピング保険(年間最高200万円) |
追加カード | 家族カード 1枚無料/2枚目以降11,550円(税込)、ETCカード(発行手数料935円・年会費無料) |
レイトチェックアウトのほか朝食も無料になる「ヒルトン・オナーズVISAゴールドカード」
世界104ヵ国に展開するヒルトングループのホテル(ヒルトン、コンラッド、ウォルドーフ・アストリア、LXRなど)の会員プログラム「ヒルトン・オナーズ」のゴールド会員資格が自動的に与えられるクレジットカードが、ヒルトン・オナーズVISAゴールドカードです。
このカードの年会費は14,150円(税込)となっています。
ヒルトングループのホテルでレイトチェックアウトが可能なこのカードの特典のいくつかを次に紹介しましょう。
ヒルトン・オナーズVISAゴールドカードのホテル関連特典
レイトチェックアウト
希望することにより1~2時間ほどの無料滞在延長が可能になります。
部屋のアップグレードと最安値保証
一部のホテルでは、客室状況に応じて部屋のアップグレードを受けられます。
さらには、一部のホテルを除き、最安値での宿泊料金が保証されます。
宿泊料金2人目無料や朝食無料サービス
一部のホテルでは、2人目の宿泊料金が無料になり、同室に宿泊の1名まで含め朝食が無料になります。
1泊無料サービス
5連泊以上の宿泊を全額ポイントを利用して予約すると、5泊ごとに5泊目が無料になります。
このカードにはこれらホテル関連の特典のほか、最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険、年間最高300万円のショッピング保険、空港ラウンジサービス(国内28空港)などの特典も付帯します。
年会費 | 14,150円(税込・割引制度あり) |
---|---|
カードブランド | Visa |
ホテル関連の特典 | レイトチェックアウト、部屋のアップグレード、最安値保証、宿泊料金2人目無料、朝食無料サービス、ボーナスポイント、1泊無料サービス |
ポイントサービス | ヒルトン・オナーズポイント |
付帯サービス | 空港ラウンジサービス(国内28空港) |
付帯保険 | 最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険、年間最高300万円のショッピング保険 |
追加カード | 家族カード(1枚は年会費無料、2枚目から1,100円(税込)、ETCカード(550円、初年度無料、年に1回以上ETC利用があれば翌年度無料)ほか |
年会費無料でレイトチェックアウト特典がつく「SEIBU PRINCE CLUBカードセゾン」
プリンスホテルや西武グループ各社で優待を受けられるクレジットカードが、年会費無料という魅力が売りのSEIBU PRINCE CLUBカードセゾンです。
プリンスホテル系のホテルでレイトチェックアウトが可能なこのカードの特典をチェックしましょう。
SEIBU PRINCE CLUBカードセゾンのホテル関連特典
レイトチェックアウト
もともと、チェックアウトタイムが11~12時と遅めに設定されているところが多いプリンスホテル系のホテルですが、滞在時間をさらに数時間延長することができます。
- ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町やザ・プリンスさくらタワー東京は通常12時のチェックアウトが15時
- グランドプリンスホテル高輪や東京プリンスホテルは通常11時のチェックアウトが14時
- 新宿プリンスホテルは通常11時のチェックアウトが15時
宿泊ベストレート保証
一部の例外を除き、最も安い金額での宿泊が保証されます。
レストラン・バー・宴会場特別料金
指定のレストラン・バー・宴会場の利用料金が5%割引になり、海外のプリンスホテルでは指定のレストラン・バーの利用料金が10%割引になります。
このカードにはこれらホテル関連の特典のほか、ゴルフ場でのベストレート保証、スキーリフト券優待料金サービスなど、西武グループ各社での各種割引やポイントアップ優待などが付帯します。
年会費 | 無料(アメックスのみ3,300円(税込)) |
---|---|
カードブランド | Visa、MasterCard、JCB、アメリカン・エキスプレス |
ホテル関連の特典 | レイトチェックアウト、宿泊ベストレート保証、レストラン・バー・宴会場特別料金(5~10%割引) |
ポイントサービス | セゾン永久不滅ポイント |
付帯サービス | PASMOオートチャージ、西友・リヴィン・サニーで毎月5日と20日に5%オフ |
付帯保険 | 最高3,000万円の海外・国内旅行傷害保険(アメックスのみ)、最高100万円のショッピング保険(アメックスのみ) |
追加カード | 家族カード(無料、アメックスは1,100円(税込))、ETCカード(年会費無料) |
3枚のクレジットカードのレイトチェックアウトなどの特典を上手に使うことで、ホテル滞在をよりおトクで優雅なものにすることができます。
自分がよく使う、あるいはこれから使ってみたいホテルグループに応じてカードを選んでみてください。
このコラムに関連するコンテンツ
Pick Upコラム
クレジットカードの選び方
監修ファイナンシャルプランナー紹介