ANAアメックスのポイントをマイルに移行する際に注目すること3点
ANAマイルはよく貯まると好評のマイルですが、どの手段を選べばよりたくさんのANAマイルを貯められるのかと考えている方もいることでしょう。
ANAマイルをたくさん貯めるなら、クレジットカードを利用するのが一番上手な方法です。中でもおすすめはANAアメックス。特典も充実していますし、まず失敗はありません。
貯めたポイントを損の無い換算レートでANAマイルに交換することができ、空港ラウンジの利用や旅行傷害保険も付帯しています。
しかし、貯まったポイントをANAマイルに交換する際には注意点があります。
難しいことではありませんので、持ってから後悔しないよう、事前に把握しておきましょう。
・ANAアメックスのマイル移行で注意すること
・マイル移行コース利用のベストタイミング
・ANAアメックスとANAアメックスゴールドはどちらがお得
・ポイント移行コースの解約方法
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三井住友カード ゴールド(NL)
年会費 | 5,500円(税込)※1 |
---|---|
還元率 | 0.5%~7%※2 |
ポイントサービス | Vポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
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550円(税込)※3 | でカード番号を発行※4,5 | ~200万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
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iD(専用)・Apple Pay・Google Pay PiTaPa・WAON |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料(※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。)※2:
※3:初年度年会費無料。入会翌年度以降、前年度に一度もETCカード利用があった場合は年会費無料。
※4:即時発行できない場合もございます。
※5:カードの発行は最短3営業日発行。
ANAアメックスとANAアメックスゴールドはどちらがお得?
ANAアメックスとANAアメックスゴールドの年会費と還元率
年会費 | 7,700円(税込) |
---|---|
ポイント還元 | 100円につき1ポイント(還元率1%) |
国際ブランド | AMEX |
空港ラウンジ | 無料付帯 |
ANAアメックスは年会費7,700円(税込)のクレジットカードで、世界的にステータスの高さで認められているAmerican Expressと航空会社ANAが提携して発行しているカードとなります。
そのため、カードの利用額に基づき貯めたメンバーシップ・リワードのポイントを換算率を落とさずANAマイルに移行できるようになっています。
ポイントの還元率は100円につき1ポイントと1%の高還元率です。
貯まったポイントはANAマイルへの移行はもちろん、高級クレジットカード発行会社であるアメックスが厳選した景品とも交換でき豪華な景品にも期待できるでしょう。
実際の移行レートがポイントを交換するにあたって気になる点ですが、ひとつランク上のカードであるANAアメックスゴールドと合わせて、次の項目で確認して行きましょう。
ANAアメックスとゴールドの還元やレートの違い
ANAアメリカン・エキスプレス・カード |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード |
|
---|---|---|
年会費 | 7,700円(税込) | 34,100円(税込) |
ポイント還元率 | 1% | |
ANAグループ利用 |
通常の1.5倍のポイント | 通常の2倍のポイント |
搭乗ボーナス |
区間毎の割り増し10%ボーナスマイル | 区間毎の割り増し25%ボーナスマイル ※スーパーフライヤーズ・カードは40%ボーナスマイルです。 |
有効期限 |
3年 「ポイント移行コース」に入ると無期限に |
無期限 |
コース入会 |
「ポイント移行コース」年間参加費6,600円(税込)が必要。 | 不要 |
年間移行可能ポイント数 |
年間80,000ポイント | 年間交換上限なし ※1日の移行上限は999,000ポイント |
通常交換レート(マイル) |
1,000P=1,000マイル | |
通常交換レート(カード代金) |
ポイント移行コースに、 登録済の場合:1ポイント=0.5~1円 未登録の場合:1ポイント=0.3円 |
1ポイント=0.5~1円 |
ANAアメックスとANAアメックスゴールドはマイルの交換レートが同じなのに、年会費が約4.5倍も違います。
ただし、ANAアメックスはマイル交換にポイント移行コースの登録で6,600円(税込)がかかるため、実質年会費は14,300円(税込)ですので、年会費は約2.4倍の差です。
ANAグループ利用でのポイント付与や搭乗ボーナスの差などを鑑みると妥当な年会費と言えるでしょう。
しかも、新規入会特典や継続ボーナスが倍も違います。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード |
|
---|---|---|
入会特典 | 最大 | 最大 |
更新特典 | 1,000マイル | 2,000マイル |
継続ボーナスの1,000マイルの差だけでも、10万円利用して手に入るマイレージです。
- よりたくさんマイレージを貯めたい
- ポイント交換の有効期限を気にせず貯めたい
- ANAグループの航空会社やお店を使うことが多い
以上の項目に当てはまる方は、ANAアメックスゴールドを選んでみてください。
注意点①年会費とポイント移行コースの合計費用
ポイント移行にはANAマイレージクラブに登録しなくてはならない
ANAアメックスで貯めたポイントはANAマイルに移行できますが、そのためには必ず「ポイント移行コース」に入会しなくてはなりません。
メンバーシップ・リワードの「ポイント移行コース」の年会費
メンバーシップ・リワードの「ポイント移行コース」の年会費は6,600円(税込)がかかります。
このポイント移行コースは自動更新されるので不要な時は解約しておく必要があり、そのままにしておくと無駄に年会費が発生します。
ANAマイレージクラブの登録の年会費と入会金
ANAマイレージを貯めるためには、まずANAマイレージクラブの会員登録が必要です。
入会金と年会費は無料ですので、貯めるだけなら費用はかかりませんので安心してください。
マイル移行に合計14,300円(税込)かかる
以上のことをまとめると、ANAアメックスの年会費7,700円(税込)とポイント移行コースの年会費6,600円(税込)の合計14,300円(税込)が費用としてかかります。
ANAアメックスでANAマイル移行を考えているなら、これだけの費用がかかるということを覚えておきましょう。
注意点②ポイント移行コースを利用するタイミング
かかる年会費を最も安くするには
ANAマイル移行でかかる年会費を安くするには、ポイント移行コースの6,600円(税込)をいかにかけないかが要となります。
ポイント移行コースはポイントの有効期限に合わせてまとめて交換すると、入会期間が少なく済みます。例えば、毎年入会した状態で1,000ポイントを交換するのではなく、2年ごとに入会して2,000ポイント交換すれば、交換量は同じでも年会費が1年分浮きます。
そこで次に、どのタイミングでこの年会費を支払えば、損の無いマイル移行へと繋がるのか考えてみましょう。
ポイントの有効期限と交換単位について
ANAアメックスのポイントの有効期限は通常3年です。一方で、ポイント移行コースに登録すれば、メンバーシップ・リワードのポイントの有効期限は無期限となり、登録している間はポイントの失効の心配がありません。
また、ANAマイルの有効期限は移行した月から3年となるので、交換したらすぐに使う必要があります。
以上のことから、ポイント移行コースは3年ごとに入会するのが最も年会費がかからないと考えられます。
ポイントからマイルへの交換レートは、以下の通りです。
移行レート | 1,000ポイント→1,000ANAマイル ※1,000ポイント以上から、1,000ポイント単位で交換可能 |
---|
カード会社によっては、ポイントの価値がマイルに交換すると半分になってしまうカードが多くあります。
1,000ポイント→1,000マイルの移行レートは交換するにはとても良いレートと言えますし、できることならこのままのレートで交換して行きたいところです。
ANAへマイル移行する際の移行上限は?
ANAアメックスのANAマイル移行の上限は、年間80,000ポイントまでとなっています。
有効期限が3年なので、3年毎にポイント移行コースに登録すると年会費を節約できますが、80,000ポイント以上をマイル移行したいときは、上限の都合で分けなければいけない点に注意しましょう。
事前に貯まるマイルが多いと分かっているなら、移行上限のないANAアメックスゴールドを持つのも手です。
注意点③貯まったポイントの交換する量
まとめて交換したほうが失効ポイントが少なくすむ
貯まったポイントに端数が発生していて、もう少しで1,000単位になるという場合は、有効期限が間に合うならまとめて交換する方がお得です。
例えば10,900ポイント貯まっている場合、マイル移行できるのは10,000ポイントだけです。残り900ポイントは有効期限になると失効してしまいます。
少し強引かもしれませんが、あと100ポイントを貯めて1,000単位にしてからまとめて交換してしまったほうが、損失する可能性があるポイントも少ないので注意するとよいでしょう。
貯まったポイント数の確認方法
ANAアメックスの貯まったポイントは、オンライン・サービスとアプリ、毎月のカード利用明細書のいずれかで確認できます。
定期的に確認し、ANAマイル移行を3点を気を付けて、ポイント移行コースの年会費を最低限に抑えていくのがマイラー上級者です。
ポイント移行コースの解約方法
ポイント移行コースの解約方法は、カード裏面に記載のアメリカン・エキスプレスの電話番号に連絡するだけです。
電話して受け付けてもらった日付で登録取り消しとなります。それ以外のコース解約日を指定することはできませんので注意しましょう。
ANAアメックスのマイル以外の魅力的な特典
毎年継続で1,000ボーナスポイントが獲得できる
ANAアメックスは継続して持つだけで、毎年1,000ボーナスポイントが取得できます。
ポイントはマイルだけでなく、カード利用料金や商品交換にも使えますので、日頃の食事や欲しい商品を手に入れるのに、このボーナスポイントを活用してみましょう。
ANAとAMEXの提携ならではの強み
ANAアメックスにはマイル移行の他にも、利用価値のある特典が数多く付帯しています。以下はその一部です。
空港ラウンジが無料
ANAアメックスでは国内28空港と海外1空港の空港ラウンジを無料にて利用できます。
さらに「さすがアメックス」と言った内容で、空港ラウンジは同伴者1名の方も一緒に無料で利用できるのです。
旅は誰かと一緒なことも多いですが、家族カードも作れば費用がかかるので億劫な面もあるでしょう。そんな悩みを解消してくれる嬉しいサービスを提供しているのがアメックスなのです。
また、本会員のスーツケースを、1個まで自宅から空港区間で無料にて往復配送してくれる手荷物無料宅配サービスも人気。海外旅行時限定となりますが、成田国際空港と中部国際空港、関西国際空港にて承っています。
高額な海外旅行傷害保険とショッピング保険
本会員と家族カード会員には、海外旅行傷害保険が最高3,000万円まで補償、国内旅行傷害保険が最高2,000万円補償されます(どちらも利用付帯)。
また、ANAアメックスで購入した商品は、ショッピング・プロテクションで破損や盗難などの損害を購入日から90日間、1名様年間最高200万円まで補償されます(免責金額は1事故につき1万円)。
海外だけでなく国内まで補償される手厚さは、アメックスならではのサポートです。
ANA関連店舗や機内販売の割引
ANAアメックスはANAグループの店舗や機内販売の特典もあります。
- 貯めたポイントを1ポイントにつき約0.3~1円、支払額に充当できるポイントフリーダム。
- 全国の空港内にある店舗「ANA FESTA」で、いつでも5%オフの優待価格。
- ANAであれば国内線・国際線問わず、機内販売の商品が全て10%オフ。
- ANAのオリジナル商品や世界中の逸品を取り扱っているショッピングサイト「A‐style」では、ANAアメックスカード払いでいつでも商品が全て5%オフ。
ANAアメックスカードは3つの注意点を抑えてマイル移行しよう
ANAアメックスは100円のお買い物からポイントが貯まるので、こまめに利用するだけで自然とマイルに換算するだけのポイントが貯まっていきます。マイル移行のレートも高い為、ANAマイルを貯めたい方は、迷わずANAアメックスに申込むことをおすすめします。
また、当コラムの振り返りとなりますが、ANAアメックスは以下3点を注意しながら、うまく費用を押さえることがポイントです。
- マイル移行には、カード年会費の7,700円(税込)だけでなく、ポイント移行コースの年会費6,600円(税込)もかかる。
- ポイント移行コースを利用するタイミングは、3年ごとのポイント有効期限とマイル移行上限から計算する。
- ポイントはまとめて交換することで、端数を失効しないようにする。
注意点だけ見ると面倒な点が多いように思われますが、他社のカードでもマイル交換に費用はつきものですし、何よりポイントは2ポイントで1マイルと価値を半減させてしまうものが多いです。
きっとほかを調べてみても、ANAアメックスがいかにANAマイルを貯めるのによいカードが知るだけになるでしょう。
ANAマイルを貯めるならANAアメックスが、一番発行意義のあるクレジットカードなのです。
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