セブン銀行が発行したデビットカードの4つのメリット。得をする人としない人の境界線はどこ?
「クレジットカードは管理が大変そう、使いすぎが不安」
そんなクレジットカードを使えない方や不安を抱えているひとにおすすめのカードがあります。
それは、デビットカードです。
デビットカードは、利用した金額が即時に口座から引き落とされるカードで、クレジットカードと異なり利用限度額がないため、使いすぎのリスクを抑えることができます。
この記事では、セブン銀行が発行するデビットカードについて解説をしていきます。
・デビットカードとは
・セブン銀行のデビットカードの使い方
・nanacoとの連携
・セブン銀行のデビットカードはこんな方におすすめ
年会費が永年無料で持ちやすい
利用条件により永年無料のゴールドカードへの招待もあります。
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5%~7%※1 |
ポイントサービス | Vポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
---|---|---|
550円(税込)※2 | オンライン申し込みから最短10秒で カード番号を発行※3,4 |
~100万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
---|---|
iD(専用)・Apple Pay・Google Pay PiTaPa・WAON |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:※2:初年度年会費無料。入会翌年度以降、前年度に一度もETCカード利用があった場合は年会費無料。
※3:即時発行できない場合もございます。
※4:カードの発行は最短3営業日発行。
セブン銀行がデビット付きキャッシュカードを発行
セブンイレブンにあるATMはセブン銀行が運営しており、消費者金融のカードローンSMBCモビットと借り入れ提携を行い、ネット経由の出金申請ができるといった独自の利点を備えているので、セブンイレブンユーザーにはおすすめの銀行と言えるでしょう。
そんなセブン銀行がデビット機能付きのキャッシュカードを発行しました。
デビットとは?
デビットとは、引き落とし先口座と紐づけしてショッピングに利用するものになります。
クレジットがショッピングでの利用金額が支払日にまとめて引き落とされる仕組みなのに対し、デビットはカード利用時に引き落とし先口座から即時の引き落としがされるというものです。
そのため、残高以上の買い物などができず、使いすぎることもないということから、利用額の管理がしやすいのがデビット機能のメリットと言えるでしょう。
また、クレジットカードでは、利用額をきちんと支払日に支払える経済力が所有者には要求されますが、デビット機能のあるデビットカードなどは支払日の概念がありません。
このことから、要求する経済能力がクレジットカードよりも低いため、クレジットカードよりも発行しやすいというのも重要な長所です。
ショッピングでの利用方法は、クレジットカードと同じく、カードの国際ブランドに対応した店舗にて決済時にカードを提示する仕組みですので、利用するのに必要な手順を覚えなければならないということもありません。
セブン銀行が発行したデビットカードの使い勝手の良さ
セブン銀行が発行したデビットカードは、年会費が無料なことから、発行して利用するのにコストがかかりません。
ただし、5年ごとに更新をするというのは覚えておく必要があります。
利用条件は、セブン銀行口座を開設しており、年齢が16歳以上というものになっています。
ここでチェックしておくべきなのは、利用する年齢条件が16歳以上とのみ指定されていることから、高校生も発行できるというものです。
セブンイレブンでの利用がおトクなカードなことから、学校や部活帰りにコンビニに寄る方達にもおすすめでしょう。
デビット機能付きキャッシュカードの国際ブランドはJCBで、国内外のJCB加盟店にてデビット機能が利用できます。
そして、デビット機能付きキャッシュカードは、nanaco機能一体型とnanaco紐付け型の2枚から選ぶことができます。
nanaco機能一体型ならば、カード利用でショッピングをするとnanacoポイントをゲットできますが、nanaco紐付け型はショッピング時にカードとnanacoカードの2枚を提示してnanacoポイントを手に入れられます。
財布のスペースに余裕を持たせたり、手間を減らしたいという方はnanaco機能一体型を利用し、カードを紛失・盗難となった時に発生する損失やリスクを分散させたい方はnanaco紐付け型を発行しましょう。
そして、カードを紛失・盗難したことでカード不正利用をされた場合は損害を最高500万円まで補償してもらえます。
デビット機能付きキャッシュカードの発行方法と発行スピードや利用限度額
セブン銀行が発行するデビット機能付きキャッシュカードはWeb経由で発行申請手続きをすませることができ、発行するのに必要な期間は最短1週間と見ておきましょう。
また、デビット機能付きキャッシュカードには利用限度額というのが設けられており、初期設定は50万円に設定されており、利用によって上限額200万円まで拡大することができます。
ポイントプログラムはnanacoポイント
デビット機能付きキャッシュカードはnanaco機能一体型か、決済時にnanacoカードも一緒に提示することでnanacoポイントが貯まります。
ポイントの還元率は0.5%ですが、セブンイレブンでの利用によってポイント還元率が1,5%に上昇します。
獲得したnanacoポイントは1ポイント→1円換算にてショッピング利用することが可能です。
セブン銀行のデビット機能付きキャッシュカードのまとめ
年会費関連
- 年会費無料
- 5年ごとに更新
- セブン銀行口座を開設する必要あり
- 発行可能年齢は16歳以上
- 「nanaco機能一体型」と「nanaco紐付け型」から選べる
補償
- カードを紛失や盗難したことでカード不正利用の損害を最高500万円まで補償
カード関連スペック
- Web経由で発行申請手続きをすませられる
- 発行に必要な期間は最短1週間
- 初期利用限度額50万円、上限額200万円まで拡大可能
ポイントプログラム
- ポイントプログラムはnanacoポイント
- 還元率0.5%
- セブンイレブンでのカード払いで還元率1,5%
- 1ポイント→1円換算にてショッピング利用可能
セブン銀行のデビットカードメリット4つとデメリット3つ
メリット4つを紹介
1. 高校生でも発行可能
16歳以上でセブン銀行口座開設をするか、すでにしてれば発行できますので、高校生などの学生でも利用可能です。
2. 口座残高を気にせずに済む
デビットカードとは引き落とし先口座と紐づけして利用するものです。
この場合はセブン銀行になりますが、決済時にカードを利用することで引き落としがされるというシステムで、残高不足になるとショッピング利用ができなくなります。
そのため、支払日や利用額をまとめる締め日を気にせず、口座残高がある限りはカード利用可能というシンプルな利用法が可能なのがデビットカードの利点です。
3. セブンイレブンの利用がおトク
セブン銀行発行のデビットカードはnanacoポイントをポイントプログラムにしており、基本還元率は0.5%ですが、セブンイレブンでショッピングをすると還元率1.5%に上昇します。
セブンイレブンを利用することが多い方は、デビットカードの発行をするのが有効です。
4. nanacoカード無しでnanacoポイントゲット
セブン銀行のデビットカードは発行時に機能一体型を選択すると、カード利用時に自動でnanacoポイントが貯まります。
セブンイレブンはLINE PayやPayPayといったスマホ決済でポイントゲットなどには対応していません。
従って、セブンイレブンでポイントゲットするにはnanacoカードが必要ですが、セブン銀行のデビットカードならばデビット・キャッシュ・nanacoと3つの機能を一枚に収めています。
デメリット3つ
1. JCBブランドは海外利用に不向き
セブン銀行のデビットカードは国際ブランドがJCBですが、JCBは国内利用に向けた国際ブランドなことから、対応していない国も存在しています。
従って、アジア圏では利用しやすいですが、そのほかの海外での利用には使いづらさが出ることがあります。
2. nanacoカードとのポイント合算不可能
nanaco機能一体型を選択するとカード決済にてnanacoポイントを貯められますが、それはデビットカードに貯まるnanacoポイントです。
つまり、デビットカード発行前にnanacoカードでnanacoポイントを貯めていたとしても、合算することは出来ないということを意味しています。
3. 非セブンイレブンユーザーには不向き
nanacoポイントの還元率が1.5%になるというメリットを持っていますが、裏を返せばセブンイレブン以外はポイント還元率0.5%のままということです。
還元率0.5%ですとさほどおトクとも言えませんので、他のカードを発行した方が良いと言えるでしょう。
セブン銀行のデビットカードはどんな方におすすめか
メリット | デメリット |
---|---|
高校生でも発行可能 | JCBブランドは海外利用に不向き |
口座残高を気にせずに済む | nanacoカードとのポイント合算不可能 |
セブンイレブンの利用がおトク | 非セブンイレブンユーザーには不向き |
nanacoカード無しでnanacoポイントゲット | ‐ |
以上のメリット・デメリットをふまえ、セブン銀行のデビットカードはnanacoポイントの還元率が1.5%となり、自宅の近所にセブンイレブンがあったり、通勤エリア内にあったりする方には高いリターンが見込めます。
ただし、セブンイレブンを利用しない方は、ポイント還元率が0.5%変わらないので、適したカードチョイスとは言えないことになります。
セブンイレブンなどのコンビニユーザーにはこんなカードも!
セブンカード・プラスはセブンイレブンユーザーに向けたクレジットカード
セブンカード・プラスは年会費無料です。家族カードも年会費無料で発行できます。
そして、セブンカード・プラスのポイントプログラムはnanacoでnanacoカードと「一体型」ならばnanaco機能付帯クレジットカードとして使えます。
基本ポイント還元率は0.5%ですが、セブン&アイグループスは還元率が2倍から3倍に上昇し、クレジットカードでnanacoにチャージをするのもポイント獲得対象です。
このことから基本還元率が0.5%でも、オートチャージ機能などでチャージをするとチャージ分の還元率が0.5%加わるので合計還元率1.0%になります。
dカードはコンビニでポイントの3重取りが可能
dカードは年会費の無料クレジットカードです。
dカードをお得に使うにはd払いを経由して支払うことで多くの還元を受けることができます。
dポイントカード、dカード、d払いの3重取りも可能でコンビニで活用することができます。
dカードはローソンの利用がおトクになる高還元率クレジットカード
セブンカード・プラス |
dカード |
|
---|---|---|
年会費 | 年会費無料 | ・年会費無料 |
ポイントプログラム | ・ポイントプログラムはnanacoポイント ・基本ポイント還元率は0.5% ・セブン&アイグループスの提携店でのカード払いで還元率2~3倍 ・セブンイレブン、イトーヨーカドー、ヨークマートでキャンペーン中の商品を購入するとボーナスポイント ・年間カード利用額によって累計ボーナスポイント ・nanacoチャージもポイント獲得対象 ・提携店のレジカウンターで1nanacoポイント→1円の電子マネーに変換可能 |
・ポイントプラグラムはdポイント ・dポイントの還元率は1% ・「こえたらリボ」の利用で還元率1.5倍 ・dカードポイントUPモールを経由すると還元率最大10.5倍 ・dカード特約店でカード決済すると還元率2倍 ・1ポイント→1円換算でdocomoの携帯電話使用料金や提携店への支払いにあてられる ・JALマイルやPontaポイントに倍率1倍で移行可能 ・獲得ポイントでステージがアップするポイントステージあり ・dカードを所持していれば自動でブロンズステージ。 |
特典 |
・イトーヨーカドーは毎月「8がつく日」にカード払いで代金8%OFF |
・ブロンズステージ特典でグルメ・ショッピング・レジャー・旅行などのクーポンと映画・遊園地・スポーツクラブなどのスペシャルクーポンをゲット ・携帯電話の紛失、盗難、修理不能(水漏れ全損)の際、同一機種、同カラーの携帯電話購入費用を最大1万円補償(購入後1年間) |
申込先 |
セブン銀行のデビット機能付きキャッシュカードはセブンイレブンユーザーの学生に特に有効
セブン銀行が発行したデビット付きキャッシュカードは、年会費が無料でセブン銀行を開設している16歳以上の方が利用できるというものです。
クレジット機能がないことから、クレジットカードよりも発行をしやすく、高校生でも発行可能なことから学生が持つにも適しています。
ポイントプログラムはnanacoポイントで、カードのシステムをnanaco機能一体型かnanaco機能紐付け型から選ぶことができます。
機能一体型を選んだならばカードでの決済によって還元率0.5%でポイントを獲得できます。
セブンイレブンでのカード決済をするとポイント還元率が1.5%になるので、セブンイレブンが生活圏内にある方は、非常におトクに利用できるというのがメリットです。
セブン銀行が発行するデビット機能付きキャッシュカードは、セブンイレブンユーザーでクレジットカードの発行が難しいという方におすすめのカードと言えるでしょう。
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