ソラチカゴールドカードの特長をご紹介! メリット5つ・デメリット2つと一般カードとの違いも徹底解説!

ソラチカゴールドカードの特長を解説!

ソラチカゴールドカードとは2020年3月30日より会員募集が開始されたソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)のゴールド券種で、ANAカードとPASMO機能を1枚で利用できるカードです。

ソラチカゴールドカードは入会・継続マイルとして2,000マイル、搭乗ボーナスマイルは基本区間マイルの25%貯まります。

「メトロポイントPlus」というサービスにカードを登録し、登録したカードで東京メトロに乗車すると、メトロ乗車ポイントとして定期券と企画券区間内の乗車を除き平日20ポイント、土・日、休日40ポイント貯まります。

また、メトロポイントPlus加盟店で電子マネーPASMOを利用して決済すると、電子マネーポイントとして店舗では200円ごとに2ポイント、自動販売機では100円ごとに2ポイントのメトロポイントを貯めることもできます。

ソラチカゴールドカードはPASMOとして利用できるだけではなく、オートチャージ機能が付帯されていて、定期券を搭載することが可能な点で利便性が高いです。

国内・海外旅行傷害保険と国内航空傷害保険も付帯しているので、旅行の時も安心です。国内旅行傷害保険は最高5,000万円、海外旅行傷害保険は最高1億円、国内航空傷害保険は最高5,000万円補償されます。

ただし、海外旅行傷害保険は事前にパッケージツアーか公共交通乗用具の代金をソラチカゴールドカードで決済した場合は最高1億円補償されますが、カードで決済していない場合は最高5,000万円の補償となります。

ソラチカゴールドカードと一般カードの概要から見る違い

ソラチカカードもソラチカゴールドカードのようにマイルやメトロポイントを貯めることができますが、年会費が異なる分ポイントの貯まり方やJCBカードで貯まるOki Dokiポイントの交換レートが異なります。また、付帯保険の内容にも違いがあります。下記はソラチカゴールドカードとソラチカカードの概要を比較したものです。

〈ソラチカゴールドカードとソラチカカード概要比較〉

ソラチカゴールドカード ソラチカカード
申し込み資格 本人に安定継続収入のある満20歳以上(学生を除く)の方 本人、または、配偶者に安定継続収入のある満18歳以上の方
年会費 ・本会員14,000円+税
・家族会員2,000円+税
・本会員2,000円+税
・家族会員1,000円+税
※初年度無料
入会・継続ボーナスマイル 2,000マイル 1,000マイル
搭乗ボーナスマイル 基本区間マイル×25% 基本区間マイル×10%
Oki Dokiポイントからマイルへの移行レートと手数料 1ポイント=10マイル
※手数料無料
1ポイント=5マイル※手数料無料

1ポイント=10マイル※年間5000+税の手数料無料
メトロポイント ・メトロ乗車ポイント…平日20ポイント/土・日、祝日40ポイント
・電子マネーポイント…100円または200円ごとに2ポイント
・メトロ乗車ポイント…平日5ポイント/土・日、祝日15ポイント
・電子マネーポイント…100円または200円ごとに1ポイント
旅行傷害保険 ・海外…最高1億円
・国内…最高5000万円
・海外…最高1,000万円
・国内…なし
空港ラウンジ
ショッピングガード保険 最高300万円(国内・海外共に対象) 最高1000万円(海外のみ)

どちらもPASMO機能、PASMOオートチャージ機能、定期券機能があることは共通します。また、人気アイテムや商品券や他社ポイントやANAマイルとの交換、支払い金額の充当などに利用できるOki Dokiポイントが1,000円につき1ポイント貯まることも共通です。

しかし、マイルに移行する際のレートと手数料が異なります。ソラチカゴールドカードの利用で貯めたOki Dokiポイントをマイルに移行する場合、1ポイント10マイルに手数料無料で移行できます。

一方、ソラチカカードの場合、1ポイント5マイルで移行するのであれば手数料は無料ですが、10マイルで移行する際は年間5,000円+税の手数料がかかります。

ただし、キャンペーンなどで獲得したボーナスポイントはどちらのカードも1ポイント3マイルとして手数料無料で移行できます。カード利用で貯めたポイントは1ポイントから1ポイント単位で移行できますが、ボーナスポイントは500ポイントから1ポイント単位の移行となります。

ソラチカゴールドカードは入会時とカード更新の度にプレゼントされるボーナスマイルが2,000マイルですが、ソラチカカードは1,000マイルです。搭乗ボーナスマイルはソラチカゴールドカードが基本区間マイルの25%のところソラチカカードは基本区間マイルの10%と、積算率に違いがあります。

メトロポイントの電子マネーポイントはソラチカゴールドカードで店舗利用200円ごとに、自動販売機で100円ごとに2ポイントのところ、ソラチカカードは1ポイントですが、電子マネーポイントはさらに貯められるポイント数に違いがあります。

メトロ乗車ポイントはソラチカゴールドカード平日20ポイント土・日、祝日40ポイントのところ、ソラチカカードは平日5ポイント土・日、祝日15ポイントです。

旅行傷害保険とショッピングガード保険の内容も異なります。ソラチカゴールドカードもソラチカカードも海外旅行傷害保険は付帯されますが、ソラチカカードに国内旅行傷害保険は付帯されません。

ソラチカゴールドカードの海外旅行傷害保険は最高1億円、ソラチカカードは最高1,000万円と最高補償額が異なるだけではなく、補償内容も異なります。

ソラチカゴールドカードは死亡後遺障害(最高1億円)、救援者費用(最高400万円)以外に治療費用(1回の事故につき最高300万円)、携行品損害(1旅行中最高50万円)、賠償責任(1回の事故につき最高1億円)も補償されますが、ソラチカカードは救援者費用の年間限度額100万円、治療費用、携行品損害、賠償責任は補償対象外です。

ソラチカゴールドカードは空港ラウンジサービスを利用できますがソラチカカードは利用できないことも考慮すると、ソラチカゴールドカードの方が旅行中の安全性や利便性が高いでしょう。

旅行に関する保険以外にはショッピングガード保険がソラチカゴールドカード・ソラチカカード共に付帯されますが、ソラチカゴールドカードは海外・国内共に最高300万円、ソラチカカードは海外のみで最高100万円です。

ソラチカゴールドカードはソラチカカードよりも付帯サービスや保険が充実している分、申し込み対象は限られ年会費も高いです。ソラチカゴールドカードは学生を除く満20歳以上で本人に安定継続収入のある方が申し込めますが、ソラチカカードは18歳以上で本人、または、配偶者に安定継続収入のある方、もしくは高校生を除く18歳以上の学生の方も申し込み可能です。

年会費はソラチカゴールドカードで本会員14,000円+税、家族会員2,000円+税かかりますが、ソラチカカードは本会員・家族会員共に初年度は無料、翌年度以降は本会員2,000円+税、家族会員1,000円+税となります。

ただし、ソラチカゴールドカードでは2021年3月21日までに申し込み、本会員と同時入会した家族会員1名の年会費を初年度から3年間限定でキャッシュバックするキャンペーンを実施しています。ソラチカカードの家族会員の年会費が初年度無料となるのは本会員と同時入会した場合のみです。

ソラチカゴールドカードを使うメリット5つ・デメリット2つ

ソラチカゴールドカードはANAマイルもメトロポイントも貯まりやすく、Oki Dokiポイントは手数料なしで高いレートでマイルに移行できるなど、年会費の元をとりやすくなっています。付帯保険も充実していて、ANAワイドゴールドの特典も受けられるので、一般カードよりも高い年会費を払う価値はあるでしょう。

しかし、国際ブランドはJCBのみなので、VISAやMastercardのカードを持ちたい方には国際ブランドを選べないのはデメリットになります。

また、2020年6月現在、ソラチカゴールドカードではスーパーフライヤーズカード(SFC)を用意していないので、ソラチカゴールドカードの特典と併せてスーパーフライヤーズ会員の上級サービスや特典を受けたい方にも物足りなさを感じるでしょう。

ソラチカゴールドカードのメリット5つ

ソラチカゴールドカードは相互交換できるマイルとポイントが貯まりやすく、付帯保険やサービスが充実しているので、年会費の元をとれるくらいお得に利用できると期待できます。

@ANAマイルとメトロポイントは相互に交換できる

ANAマイルは10,000マイル10,000ポイントのメトロポイントに交換できます。メトロポイントは10ポイント10円としてPASMOにチャージして利用できます。

メトロポイントは1,000ポイント600マイル1,000ポイント単位での交換となりますが、ソラチカゴールドカードとソラチカカードは100ポイント90マイルと交換率が高く、100単位で交換可能と交換単位が小さいおかげで交換しやすくなっています。

AOki DokiポイントをANAマイル・メトロポイントに交換できる

Oki DokiポイントはANAマイルだけではなく、メトロポイントにも交換できます。Oki Dokiポイント1ポイントで10マイル、または5メトロポイントに交換できます。電子マネーへのチャージはポイント対象外のカードがありますが、ソラチカゴールドカードはPASMOオートチャージでもOki Dokiポイントを貯められます。

B東京メトロの利用機会が多ければ年会費以上のマイルが貯まる

ソラチカゴールドカードはPASMOの決済だけではなく、東京メトロの利用でもメトロポイントが貯まります。東京メトロの利用なら1乗車ごとに20ポイント(平日)、または、40ポイント(土・日、祝日)とPASMOでの決済以上のポイントを獲得できます。本会員の年会費は14,000円+税(2020年6月現在税込15,400円)なので、15,400円×100ポイント÷90マイル≒17,112ポイント以上獲得できると、年会費以上のマイルに換算できます。

100ポイント単位の交換になるので年間17,200ポイント獲得できると年会費以上のマイルとなります。

平日のみで17,200÷20=860回、土・日、祝日のみで17,200÷40=430回の乗車が必要な計算ですが、オートチャージでも貯まるOki Dokiポイントを1マイル5メトロポイント(ANAマイルなら10マイル)に交換できること、PASMO決済でも100円ごと、または、200円ごとに2ポイント獲得できることも考慮すると、決済でソラチカゴールドカードを積極的に使用して東京メトロの利用機会が多い方であれば年会費以上のマイルが貯まる可能性があります。

C旅行保険とショッピングガード保険が充実している

ソラチカゴールドカードはソラチカカードにも付帯している海外旅行傷害保険と国内航空損害保険だけではなく、国内旅行傷害保険と国内・海外航空機遅延保険も付帯しています。最高補償額が高く補償範囲も広いので、より安心感があります。

国内・海外航空機遅延保険は乗継遅延費用保険金、出航遅延費用等保険金、寄託手荷物遅延費用保険金として最高2万円、寄託手荷物紛失費用保険金として最高4万円補償されます。

ソラチカゴールドカードで購入した商品が破損・紛失した場合、国内外を問わず購入日から90日間補償するショッピングガード保険も付帯されます。年間500万円を限度に、1回の事故につき3,000円の自己負担で補償を受けられます。

DANAワイドゴールドカードと共通の特典を受けられる

ソラチカゴールドカードはANAカードの機能もあるので、ANAマイルが貯まるだけではなくANAワイドゴールドと共通の特典も受けられます。

たとえば、会員本人はANA国際線運航便利用の際にビジネスカウンターでカードを提示するとビジネスカウンターでチェックインできる、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの対象ホテルに直接予約かIHG予約センターでANAカード会員宿泊サービスを予約して宿泊すると、朝食無料とウェルカムドリンクサービスを受けられる、空港内免税店・空港内店舗・機内販売・ANAショッピングサイトを割引で利用できる、ANA機体工場見学といった会員限定イベントに参加できるなどです。

ソラチカゴールドカードのデメリット2つ

マイルもポイントも貯まりやすく、付帯保険とサービスが充実しているソラチカゴールドカードですが、国際ブランドを選べないこと、スーパーフライヤーズカードが用意されていない点をデメリットと感じる方もいるでしょう。

@国際ブランドはJCBのみ

クレジットカードは複数の国際ブランドから選択できるものもありますが、ソラチカゴールドカードはJCBのみです。

JCBのOki Dokiポイントはマイルにもメトロポイントにも交換できるのでマイルを貯めたい、PASMOをお得に利用したい方にはメリットが大きいですが、他のブランドの特典やサービスが気になる、JCBのカードは持っているので他のブランドのカードを作りたいといった方には、国際ブランドを選べないのはデメリットでしょう。

Aスーパーフライヤーズカード(SFC)が用意されていない

ANAカードやANAマイレージカードを持っていて入会資格を満たす方は、カードを持っている間は優先予約や座席アップグレード、ボーナスマイル積算率アップなど特別なサービスを受けられるスーパーフライヤーズカード(SFC)に切り替えることができます。

しかし、ソラチカゴールドカードはSFCが用意されていないので、SFCに切り替える際は新規入会扱いとなります。新規入会扱いなのでカード番号は変更となりますが、申し込み書にANAマイレージクラブお客様番号を記入すればマイル口座は統合されるので、マイルを引き継ぐことは可能です。

ソラチカゴールドカードならANAも東京メトロもお得に!

ソラチカゴールドカードは一般カード以上にANAマイルとメトロポイントが貯まり、マイルとメトロポイントは相互に交換できること、また、Oki Dokiポイントもマイルとメトロポイントに交換できることから、ANAマイルもメトロポイントも1枚で貯めることができます。

ANAマイルを貯めていて東京メトロやPASMOでの決済の多い方には、魅力的なカードと言えるでしょう。

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