ENEOS都市ガスでマイルが貯まる! ガス代の支払いで利用するとお得なクレジットカードもご紹介
ガソリンスタンドのENEOSが提供するENEOS都市ガスとは?
ENEOS都市ガスとは、JXTGエネルギーが都市ガスの小売り自由化に伴い、2019年2月1日より「ENEOS都市ガス」として提供する都市ガスのことで、2016年4月より先行して提供してきた「ENEOSでんき」と同じように都市ガスを使用する方が選べる仕組みです。
ENEOS都市ガスの供給エリアは、東京ガス株式会社の供給エリアのうち、「東京地区等」と規定する茨城県日立市を除くエリアで、全国区ではないもののENEOS都市ガスの契約や、ENEOSでんきとENEOS都市ガスを一緒に契約もできることが特徴です。
電気やガスの小売り自由化で最も注目すべきは、料金の割引や特典です。現在の契約より使用料金が安くなることを目指して、自分の条件に合うプランを見つけ出すことが最重要ポイントです。
先行してスタートした電力自由化では一見電力のイメージが無い企業も数多く参入し、その数は約300社にも達しています。電気料金プランはさまざまなプランがあり、もはや一つひとつ見切れないほど数が増え、自分の条件に合わせて検索する方が早い状態です。ガス自由化でも小売りに参入する企業は増えることが予測され、都市ガスやプロパンガスの違いも含めて選択肢が増えていくでしょう。
ENEOS都市ガスにも割引や特典が豊富に用意されており、指定クレジットカード払いの利用でガス料金が割引になることや、特別提携カードでのガス料金の支払いで優待を受けられるなどが利用できます。通常のクレジットカードの利用で貯まるポイントよりも還元率が高くお得に貯められるので、手持ちのクレジットカードと提供エリアなど条件が合う場合、ENEOS都市ガスのへの切り替えをおすすめします。
ENEOS都市ガスでお得な特別提携カード
- ANAカード・・・200円→1マイル
- ビューカード・・・ポイント2倍
- ティーエスキュービックカード・・・ポイント1.5倍
- レクサスカード・・・ポイント1.5倍
- エポスカード・・・ポイント2倍
ENEOS都市ガスの利用でマイルが貯まる! 日ごろのガス代の支払いでマイルを貯める方法
ENEOS都市ガスの利用で唯一マイルが貯まるANAカードは、ENEOS都市ガスのプラン契約とガス料金の支払いで200円→1マイルを貯めることができます。ENEOS都市ガスで貯まるマイルは、クレジットカード会社のポイント移行とは別のもので、ガス料金の支払い金額の0.5%のマイルが自動で積算される仕組みになっています。
関東エリアの方ならENEOSでんきも併せて契約するとさらにお得で、電気代の支払いでも200円→1マイルを貯めることができるようになります。ENEOS都市ガスとENEOSでんきの両方を契約した場合、どちらもANAカードでの支払いにすれば、ENEOS都市ガスのみの契約よりも効率的にマイルを貯められるようになります。
ANAカードはガス料金以外のショッピングや、携帯電話利用料金などの支払いで使っても、1,000円→1ポイント→5マイルに交換できるため(ANAアメリカン・エキスプレス・カードは100円→1ポイント→1マイル)、日ごろの生活の中の支払いをANAカードにまとめることもおすすめです。クレジットカードのポイントはできるだけマイルに替えたい! という方にもおすすめのマイル獲得方法です。
ANA一般カードの種類と基本情報をチェック!
ANAカードには一般カードだけでも5つのカードブランドがあり、年会費やマイルの交換レートなどが少しずつ異なります。年会費を抑えて使用したいならVISA・MasterCard・JCBのカードブランドがおすすめで、2,000円+消費税で利用できます。ほぼポイント還元率やマイル付与率も同じで、初年度は本会員と家族カード分も年会費無料で利用できます。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードとANAダイナースカードは、それぞれポイント還元率や旅行傷害保険の内容が異なり年会費も高くなりますが、VISA・MasterCard・JCBブランドのカードよりもANAマイルを貯めやすい仕組みになっています。
ポイント付与単位が100円ごとなので、1,000円ごとに付与されるカードに比べてポイントを貯めやすく、ガス料金の端数も利用しやすいことがメリットです。そのほかの各ボーナスマイルの付与率も高く、付帯する保険の充実度も、クレジットカードとしてのステータス性もアップしています。
ANA一般カードの基本情報(VISA・MasterCard・JCB)
- 入会時・継続マイル・・・1,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル・・・10.0%
- ショッピングマイル・・・1,000円→1ポイント→5マイル(10マイルコースの場合、移行手数料6,480円)
- ANA航空券の購入・・・100円→1.5マイル相当
- 年会費・・・初年度年会費無料、2年目以降:2,160円、家族会員:初年度年会費無料、2年目以降:1,080円
- 入会資格・・・満18歳以上の方(高校生・大学生を除く)
- 追加可能カード・・・ETCカード、家族カード、iD(JCBはQUICPay)
- 旅行傷害保険・・・海外:1,000万円(利用付帯)、国内:なし、国内空港:1,000万円
- ショッピング補償・・・年間100万円まで(海外での利用・国内でのリボ払い・3回以上の分割払い)
- ポイント・・・ワールドプレゼントポイント 1,000円→1ポイント(JCBはOkidokiポイント)
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの基本情報
- 入会・継続マイル・・・1,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル・・・10.0%
- ショッピングマイル・・・100円→1ポイント→1マイル(ANAグループポイント1.5倍、マイル移行にはポイント移行コース6,480円が必要)
- ANA航空券の購入・・・100円→2.5マイル相当
- 年会費・・・7,560円、家族会員:2,700円
- 入会資格・・・20歳以上、国内に定住所のある、定職、定収入のある方
- 追加可能カード・・・家族カード
- 旅行傷害保険・・・海外:最高3,000万円(利用付帯)、国内:最高2,000万円(利用付帯)
- ショッピングプロテクション・・・年間200万円まで
- ポイント・・・メンバーシップリワードポイント 100円→1ポイント
ANAダイナースカードの基本情報
- 入会・継続マイル・・・2,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル・・・25.0%
- ショッピングマイル・・・100円→1ポイント→1マイル
- ANA航空券の購入・・・100円→2マイル相当
- 年会費・・・29,160円、家族会員:6,480円
- 入会資格・・・27歳以上の方
- 追加可能カード・・・家族カード
- 旅行傷害保険・・・海外:最高1億円(自動付帯:5,000万円、利用付帯:5,000万円)、国内:最高1億円(自動付帯:5,000万円、利用付帯:5,000万円)
- ショッピング・リカバリー・・・年間500万円まで
- ポイント・・・ダイナースクラブポイント 100円→1ポイント
ENEOS都市ガスの利用でこんなにマイルが貯まる! 世帯別マイル数をシミュレーションしてみよう
ENEOS都市ガスの標準プラン(TK)切り替えお得額早見表(https://www.noe.jxtg-group.co.jp/gas/charge/pdf/hyojyun_gas.pdf)によると、世帯人数によりガス料金が異なり獲得できるマイル数にも違いが出てきます。床暖房などは使用していない標準プランで、平均どのくらいマイルを獲得できるかシミュレーションしてみました。
ENEOS都市ガスの割引・特典で貯まるマイルは、どのANAカードでもガス料金200円→1マイルです。各世帯で獲得できる平均マイル数をチェックしてみましょう。
一人暮らしの月額ガス料金と獲得マイル数
一人暮らしの平均月額ガス料金は3,550円で、東京ガスと契約している場合はガス料金1,000円→5パッチョポイントが貯まります。パッチョポイントは電子マネーや携帯キャリアのポイントに移行・交換でき、該当ポイントをよく使う方には便利に活用できます。ただポイント移行や交換で直接マイルにすることはできないため、マイルをメインで貯めている場合は共通ポイントを経由するなど少し遠回りする印象です。
ENEOS都市ガスに切り替えると、ガス料金が約4.0%安くなりANAカードでの支払いでマイルが月平均17マイル貯まります。年間では約204マイル貯まる計算で、ANAカードの特典マイルに上乗せする形でマイルを貯めて使うことができます。
一人暮らしの月額平均ガス料金と獲得マイル数
ガス料金 | 獲得マイル数 | |
既存ガス会社の平均月額ガス料金 | 3,550円 | 無し |
ENEOS都市ガスに切り替え後の平均月額ガス料金 | 3,410円 | 17マイル |
切り替え後の年間ガス料金の差額とマイル数 | -1,680円 | 204マイル |
二~三人世帯の月額ガス料金と獲得マイル数
二人~三人世帯の場合、ENEOS都市ガスに切り替えると月あたり23マイル、年間276マイル獲得できます。ガス料金も使用量はそのままで月あたり200円、年間2,400円安く利用できる計算です。子供がいる場合はガスの使用量が増える傾向で月額平均ガス料金が5,000円台になることもありますが、その分マイルも多く獲得できるようになります。
二人~三人世帯の月額平均ガス料金と獲得できるマイル数
ガス料金 | 獲得マイル数 | |
既存ガス会社の平均月額ガス料金 | 4,870円 | 無し |
ENEOS都市ガスに切り替え後の平均月額ガス料金 | 4,670円 | 23マイル |
切り替え後の年間ガス料金の差額とマイル数 | -2,400円 | 276マイル |
四人世帯の平均月額ガス料金と獲得マイル数
四人世帯の場合、ENEOS都市ガスへの切り替えで月あたり29マイル、年間348マイル獲得できます。ガスの使用量が多くなる12月~4月の間は、ガス料金も獲得マイル数も増加する傾向です。ENEOS都市ガスに切り替えると月あたり250円、年間3,000円安く利用できるようになります。
獲得したマイルは有効期限が36カ月です。ガス料金分だけでも348マイル×3(36カ月)=1,044マイルになるので、特典マイルと合算すれば旅行の際にも活用しやすくなるでしょう。
四人世帯の月額平均ガス料金と獲得できるマイル数
ガス料金 | 獲得マイル数 | |
既存ガス会社の平均月額ガス料金 | 6,160円 | 無し |
ENEOS都市ガスに切り替え後の平均月額ガス料金 | 5,910円 | 29マイル |
切り替え後の年間ガス料金の差額とマイル数 | -3,000円 | 348マイル |
ENEOS都市ガスへの切り替えでもっとマイルを貯めるためのひと工夫とは?
ENEOS都市ガスの特別提携カードのANAカードを利用すると、一人暮らしでも年間200マイル以上を獲得できます。もっとたくさんのマイルを貯めるには、ENEOSでんき(https://www.noe.jxtg-group.co.jp/denki/benefit/discount.html)とセット契約をすることがおすすめです。ENEOS都市ガスと同じように電気料金をANAカードでの支払いにするとマイルを獲得できるからです。
電気料金200円→1マイルのレートで獲得でき、セット契約ならENEOS都市ガスとENEOSでんきの両方でマイルを貯められるようになります。
ENEOSでんきには2年契約の縛りがあるものの使用電力量1kWhあたりの割引「にねんとく2割(にねんとくとくわり)」が適用になり、従量電灯プランの第二段階料金と第三段階料金が東京電力の従量電灯Bよりも8.0~9.0%安い料金設定の「Vプラン」を契約すると、2つの電気料金の割引とマイルの獲得の3つのメリットでお得に利用できるようになります。
<一人暮らしの平均ガス料金と平均電気料金と獲得マイル数>
ガス料金 | 電気料金 | 獲得マイル数 | |
既存ガス会社・電力会社の平均月額ガス料金・電気料金 | 3,550円 | 5,550円 | 無し |
ENEOS都市ガスとENEOSでんきに切り替え後の平均月額料金とマイル数 | 3,410円 | 3,240円 | ガス:17マイル 電気:16マイル 月間合計:33マイル |
切り替え後の年間料金の差額とマイル数 | -1,680円 | -2,310円 | ガス:204マイル 電気:192マイル 年間合計:396マイル |
一人暮らしを例にすると、ENEOS都市ガスとENEOSでんきのセット契約にすることで、ガス単体契約のときの倍近いマイルを獲得できるようになります。同様に二人~三人世帯、四人世帯でもセット契約をすることで、効率的にマイルを貯められるようになります。ANAカードの特典マイルと併せれば、旅行の際にももっと活用できるでしょう。
光熱費の支払いを賢くまとめてたくさんマイルを貯めよう!
光熱費は普段の生活の中で必要不可欠なものでも、使用料金を支払って得をしようという感覚があまりなかったジャンルです。しかし2016年に電気、2019年はガスと小売りの自由化がスタートしてからは、光熱費をただ支払うのはもったいないという感覚が芽生えたといえます。
特定のクレジットカードでの支払いで、通常よりもポイントやマイルが貯まる特典が増えたことは、各小売り自由化の活用でどれだけお得に貯めるかが重要なポイントです。特にENEOS都市ガスで利用できるANAカード経由で貯まるマイルは、ガス料金の支払いで0.5%、ENEOSでんきの利用でも0.5%還元を受けられます。
加えて日常生活の支払いもANAカードにまとめて支払うようにすると、生活の中でどんどんマイルを貯められるようになるでしょう。光熱費の支払いはもちろん、ANAカードの特約店もうまく活用してたくさんのマイルを貯めましょう。
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