今からでもわかるモバイルPASMOの使い方。効率的にポイントが貯まるおすすめのクレジットカードとは?
今や鉄道利用には不可欠な存在となった交通系ICカードのPASMO(パスモ)。2020年3月、この機能がそのまま手持ちのスマートフォンで利用できる「モバイルPASMO」がAndroid向けにサービス開始されました。
そして2020年10月、「モバイルPASMO」がついにApple Payでの利用が可能となり、iPhone・Apple Watchユーザーの間でも関心が高まっています。
今回はこの「モバイルPASMO」を初めて利用される方や利用を検討されている方に向けて、サービスの始め方やお得な使い方などについて紹介いたします。
クレジットカードを利用した効率的なポイントの貯め方もご紹介いたしますので、特に通学・通勤定期券の利用を検討されている方はぜひお役立てください!
・モバイルPASMOについて
・モバイルPASMOの使用方法
・モバイルPASMOの便利な使い方
・モバイルPASMOをお得に利用できるクレジットカード
年会費が永年無料で持ちやすい
利用条件により永年無料のゴールドカードへの招待もあります。
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5%~7%※1 |
ポイントサービス | Vポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
---|---|---|
550円(税込)※2 | オンライン申し込みから最短10秒で カード番号を発行※3,4 |
~100万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
---|---|
iD(専用)・Apple Pay・Google Pay PiTaPa・WAON |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:※2:初年度年会費無料。入会翌年度以降、前年度に一度もETCカード利用があった場合は年会費無料。
※3:即時発行できない場合もございます。
※4:カードの発行は最短3営業日発行。
モバイルPASMOとは?
PASMOカードの利用やチャージなど、全てモバイル端末で簡単に行うことができるサービスです。
お金をチャージして、鉄道やバスのきっぷ、電子マネーとして利用できるため、現金を持たずに鉄道利用や買い物を簡単に行うことができます。
モバイルPASMOの使い方
鉄道(自動改札機)・バスでの利用
モバイルPASMOを登録した端末をICマークのついた読み取り部にタッチすることで、自動的にチャージ残高から運賃が差し引かれ決済が完了します。
この時、スマートフォンの画面をアンロックしたり、特定のアプリを立ち上げる必要がないというのも、モバイルPASMOの大きな魅力の一つです。
iPhoneは先端部分、Apple Watchは画面、androidは背面をそのままタッチするだけでスムーズに決済を行うことができます。
さらに、モバイルPASMOなら通学・通勤定期券の継続購入もスマートフォン上で手続きが完了できるため、繁忙期に券売機や窓口に並ぶ必要がありません。
ただし、新規購入や払い戻しを行う際にはモバイルPASMOアプリのインストールが必要となります。また、スマートフォンに移行(取り込み)後の定期券の継続購入は、クレジットカード決済のみとなりますので注意が必要です。
買い物での利用
PASMOマーク(ほか交通系ICカードのマーク)の表示があるお店で電子決済として利用が可能です。
鉄道・バスでの利用と同様に、端末をタッチするだけで決済が完了します。
ただし、買い物での利用時はオートチャージサービスは適用されませんので、あらかじめ残額を確認しておくとよいでしょう。
チャージ方法
チャージ方法もさまざまで、自分に合った方法を選ぶことができます。
- クレジットカード
- オートチャージサービス
- 現金
モバイルPASMOアプリ/Walletアプリにクレジットカードを登録することで、いつでもどこでもスマートフォンからチャージが可能です。
モバイルPASMOアプリ/Walletアプリにクレジットカードを登録し、オートチャージの設定を行うことで、運賃不足時に自動的にチャージが行われるため、鉄道利用時に残額を気にする必要がなくなります。
モバイルPASMOの使える券売機・コンビニエンスストアなどで、PASMOカードと同様に現金チャージを行うことも可能です。
モバイルPASMOの始め方
それでは、モバイルPASMOの始め方について解説していきます。
まずはモバイルPASMOを登録したい端末を用意し、対応機種であるかどうかを確認しておきましょう。
必要なもの
モバイルPASMO対応の携帯情報端末
(日常的に利用するスマートフォン端末/Apple Watch)
対応機種
- iOS(Apple Pay)
- Android
・iOSの最新バージョン(iOS14.0以降)を搭載したiPhone 8以降のiPhone
・watchOSの最新バージョン(watchOS7.0以降)を搭載したApple Watch Series 3以降のApple Watch
・Androidスマートフォンで購入時にAndroid6.0以上がインストールされており、最新版のおサイフケータイアプリがインストールされている対象の端末
モバイルPASMO公式サイトから、対象機種一覧を確認することができます。
お持ちの端末はモバイルPASMO対応機種でしたでしょうか?
ここからは、既にPASMOカードを所持している方・PASMOカードを未所持の方とにそれぞれモバイルPASMOの始め方をご紹介いたします。
PASMOカードを所持している場合
- 所持しているPASMOカードを用意する
- 「モバイルPASMO」アプリをダウンロードする
- モバイルPASMOアプリでの操作を開始する
まずは、お持ちのPASMOカードがモバイルPASMOへ移行可能かどうかを確認しましょう。モバイルPASMOへの移行が可能なカードは以下の通りです。
・無記名PASMO
・大人用の記名PASMOまたはPASMO定期券
移行(取り込み)できるPASMO定期券は、通勤定期券と通学定期券(大学/専門学校用のみ)に限られますので注意しましょう。
移行にはPASMO ID番号(PASMOカード裏面の17桁の英数字)が必要ですので、PASMOカードは手元に置いたまま、移行を進めてください。
App Store/Google Play ストアから「モバイルPASMO」アプリをダウンロードし、端末にインストールしましょう。
ただし、iOS端末でWalletアプリからモバイルPASMOを利用する場合はインストール不要です。モバイルPASMOとWalletアプリの違いは、こちらからご確認いただけます。
アプリ上の指示に従い必要な情報を入力することで、所持しているPASMOカードの端末への移行が完了します!
PASMOカードを未所持の場合
- 「モバイルPASMO」アプリをダウンロードする
- モバイルPASMOアプリでの操作を開始する
App Store/Google Play ストアから、「モバイルPASMO」アプリをダウンロードし、端末にインストールしましょう。
ただし、iOS端末でWalletアプリからモバイルPASMOを利用する場合はインストール不要です。モバイルPASMOとWalletアプリの違いは、こちらからご確認いただけます。
端末上で、PASMOを新規発行することができます。アプリの指示に従い、用途に合ったPASMOカードを選択しましょう。
記名PASMO/無記名PASMOの違いについては、こちらからご確認いただけます。
モバイルPASMOを便利に使うには
なんといってもモバイルPASMO最大の魅力は、券売機や窓口に並ばずにチャージや定期券購入が行えるようになったことです。
しかし、発行するPASMOの種別によっては定期券の新規購入などの一部サービスが端末上で受けられない場合があります。
自分のライフスタイルに合った提供アプリやカード種別を選択し、より便利にモバイルPASMOを活用しましょう!
PASMOアプリとWalletアプリの違いとは?
iOS端末では、モバイルPASMOを利用するアプリとして、モバイルPASMOアプリ/Walletアプリのどちらかを選択することができます。
提供 アプリ |
新規 発行 |
既存カードの 移行 | オート チャージ |
会員登録 | 定期券購入 |
---|---|---|---|---|---|
PASMOアプリ | ○ | ○ | ○ | ○ | 新規購入、継続購入、区間変更、 払いもどしが可能 |
Wallet アプリ |
○ | ○ | ○ | ‐ | 継続購入のみ可能 |
WalletアプリはiOS端末に初期からインストールされている標準アプリであるため、モバイルPASMO利用の際に新たなアプリのインストールが不要であるという点に、手軽に始められるという魅力があります。
しかし、iOS端末ではWalletアプリで気軽にモバイルPASMOを利用できるというメリットがある一方で、Walletアプリのみでは定期券の新規購入などを行うことができない点、発行時に1,000円のチャージが必須であるという点には注意が必要です。
また、Walletアプリで新規発行できるPASMOは無記名PASMOのみです。
記名PASMO/無記名PASMOの違いとは?
モバイルPASMOでPASMOの新規発行を行う際には、記名/無記名を選択できるため、定期券の新規購入を検討されている方などは違いを把握しておく必要があります。
- 記名PASMO
- 無記名PASMO
個人名が登録されたPASMOで、当人のみが利用することができるPASMOです。
PASMOアプリへの会員登録を行うと、オートチャージ設定/コールセンターでのサポート/紛失・故障時の再発行/定期券の新規購入、継続購入、区間変更、払いもどしが可能になります。
アプリ上で記名PASMOの新規発行を行うと、自動的に会員登録されるのでこれら全てのサービスを受けることができます。
個人名が登録されず、誰とでも共有し利用することができますが、記名PASMOで利用可能な上記のサービスを受けることができません。
モバイルPASMOと連携できるクレジットカードは?
PASMOアプリやWalletアプリにクレジットカードを登録しておくと、場所を選ばず簡単にチャージを行ったり、オートチャージサービスを利用することができます。
- PASMOアプリ
- Walletアプリ(Apple Pay)
Visa、Mastercard、JCB、American Expressのクレジットカードを登録することができます。
本人認証サービス(3Dセキュア認証)非対応のカードなど、一部登録不可のカードがあります。
JCB、American Expressが発行するカードのほか、楽天カード、三井住友カードなど、多くのクレジットカードが登録可能です。
Appleの公式サイトからApple payに対応しているカードを確認することができます。
モバイルPASMOをお得に利用できるクレジットカードは?
チャージ方法や定期券利用など様々な使い方があるモバイルPASMO。
中でもオートチャージサービスは鉄道利用の際に大変便利なシステムとなっており、連携させるクレジットカードによっては日常的な利用だけでも多くのポイントを獲得することができます。
ここでは、利用頻度の高い鉄道会社別にポイント還元率の高いお得なクレジットカードをご紹介いたします。
モバイルPASMO内での定期券購入はポイント付与対象外となるクレジットカードも多いため、ポイントをお得に獲得したい方には必見の内容です!
小田原電鉄ユーザーにおすすめ
小田急ポイントクレジットカード(JCB)がオススメです!
小田急線の利用で2種類のポイントを貯めることができる上に、定期券購入とオートチャージでさらにポイントを貯めることができます!
- 年会費無料
- オートチャージ200円(税込)ごとにクレジットご利用ポイントが1ポイント貯まる
- 貯めたクレジットご利用ポイントは加盟店で1ポイント=1円として、1ポイントから利用できる
- 小田急線の月間の乗車に応じて、小田急乗車ポイントが貯まる(利用額が多いほど還元率もアップ)
- 貯めた小田急乗車ポイントは加盟店で1ポイント=1円として利用できる
- モバイルPASMO内の定期券購入もクレジットご利用ポイント付与対象(JCBのみ)
京成電鉄・新京成電鉄・北総鉄道ユーザーにおすすめ
京成カード(オリコ)がオススメです!
京成電鉄・新京成電鉄・北総鉄道発着の定期券購入・オートチャージでポイントを貯めることができる上に、貯めたポイントをPASMOチャージに充てることができる点が魅力です!
- 年会費初年度無料(年1回以上の利用で翌年度の年会費も無料)
- 京成電鉄・新京成電鉄・北総鉄道の全駅 鉄道定期券購入200円(税込)ごとに京成グループポイントが1ポイント貯まる
- オートチャージ200円(税込)ごとに京成グループポイントが1ポイント貯まる
- 貯めたポイントは加盟店で1ポイント=1円として利用でき、500ポイントからPASMOへのチャージも可能
西武鉄道ユーザーにおすすめ
SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン(Visa/mastercard/JCB)がオススメです!
西武鉄道発行の定期券購入・オートチャージでポイントが貯まる上に、互換性のある2種類のポイントを貯めることができる点が魅力です!
- 年会費無料
- オートチャージ1,000円ごとに永久不滅ポイント1ポイントが貯まる
- 西武鉄道発行の定期券購入110円(税込)ごとにプリンスポイント1ポイント、1,000円ごとに永久不滅ポイント1ポイントが貯まる
- 貯めた「プリンスポイント」は1ポイント=1円として利用でき、「永久不滅ポイント」は1ポイント=約5円として利用のほかプリンスポイントへの交換も可能
東武鉄道ユーザーにおすすめ
東武カード(青)がオススメです!
定期券購入・オートチャージの両方でポイントを貯められるのが魅力です。
- 年会費無料
- オートチャージ200円(税込)ごとに東武グループポイントが1ポイント貯まる
- 東武鉄道の駅を発駅にした定期券購入100円(税込)ごとに、東武グループポイントが1ポイント貯まる(その他の定期券を購入した場合、200円(税込)ごとに1ポイント貯まる)
東京メトロユーザーにおすすめ
To Me CARD Primeがオススメです!
定期券購入・オートチャージでポイントが貯まる上に、メトロ線利用や買い物で2種類のポイントを貯めることができます!
- 年会費初年度無料(年間50万円以上のショッピングご利用で次年度も無料)
- オートチャージ/定期券購入1,000円ごとにOki Dokiポイント1ポイントが貯まる
- 東京メトロ線を含む1乗車ごとにメトロポイント(乗車ポイント)が貯まる(平日10ポイント/土休日20ポイント)※定期券区間外
- 自動販売機100円利用でメトロポイント(電子マネーポイント)が1ポイント、店舗200円利用で1ポイント貯まる
- 年間利用金額に応じてメトロポイント(ボーナスポイント)が貯まる(年間30万円利用で100ポイント~)
その他の鉄道を利用する人におすすめ
小田急ポイントクレジットカード(JCB)またはTo Me CARD Primeがオススメです!
どちらも区間を問わずモバイルPASMO内の定期券購入やオートチャージがポイント還元対象であるため、誰でもお得に利用することができます。
さらに、鉄道以外の利用でもJCBのポイント(Oki Dokiポイント)を日常的に貯めることができるため、オススメの2枚です!
まとめ
モバイルPASMOの導入によって、通勤通学や買い物がより便利に行えるようになりました。
特に、券売機や窓口に並ばずに定期券の更新やチャージなどを行える点が本サービスの最大の魅力ではないでしょうか。
モバイルPASMOは使い方も始め方もとても簡単ですので、まずは登録をおすすめします!
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