公認会計士しか作れないクレジットカード3枚をご紹介。機能や特典に違いはある?
世の中には、公認会計士協会(CPA)に入っている人のみ入会が許された、狭き門のクレジットカードがあります。
社会的信用から作れるクレジットカードには、特別な割引や優待サービスが用意されているのでしょうか?
他の人が持てないようなカードを作りたい方へ、公認会計士のクレジットカードを3枚解説します。
・公認会計士限定のクレジットカードとは
・公認会計士のクレジットカードに特別なサービスはあるのか
・CPA専用のクレジットカードは必要か
年間100万円利用1回で年会費が永年無料に!
銀行系のゴールドカードを無料で持ち続けたいならこれ!
三井住友カード ゴールド(NL)
年会費 | 5,500円(税込)※1 |
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還元率 | 0.5%~7%※2 |
ポイントサービス | Vポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
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550円(税込)※3 | でカード番号を発行※4,5 | ~200万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
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iD(専用)・Apple Pay・Google Pay PiTaPa・WAON |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料(※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。)※2:
※3:初年度年会費無料。入会翌年度以降、前年度に一度もETCカード利用があった場合は年会費無料。
※4:即時発行できない場合もございます。
※5:カードの発行は最短3営業日発行。
公認会計士協同組合、CPAとは
三大国家資格といわれる「公認会計士」。
監査や会計の専門家で、難関の国家試験に合格すると公認会計士としての仕事ができるようになりますが、公認会計士として仕事を始めるには「日本公認会計士協会」に入会し、公認会計士開業登録を行う必要があります。
監査・税務・コンサルティングなど、「公共の利益を守る」という重大な役割を担っている公認会計士が入会する「公認会計士協同組合」は、通称【CPA】といい、CPAにのみ入会が許されたクレジットカードというものがあります。
公認会計士としての信頼を象徴し、重責を担うCPAのための特別なクレジットカードには、以下があります。
- CPA・MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- CPA DCカード 一般カード/ゴールドカード
- CPAセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
「CPA・MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」「CPAセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」では、申し込み資格は20歳以上、公認会計士協同組合に加入している公認会計士という狭き門のカードとなっています。
3つの公認会計士専用カード
公認会計士のみが入会することのできるクレジットカードは、それぞれがどのようなカードで、どのようなサービスを利用することができるのか、詳細を確認していきましょう。
①CPA・MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
ステータスカードとして日本でも人気の高いアメリカン・エキスプレスは、20歳以上で、公認会計士協同組合に加入している公認会計士のみが入会することができるカードです。
年会費は本会員が22,000円(税込)で、カードブランドはアメリカン・エキスプレスです。
追加カードとして家族カードやETCカードを作ることができ、家族会員は1名が無料、2人目以降は1名につき3,300円(税込)、ETCカードの年会費は無料となっており、利用可能額は50~500万円となっています。
付帯保険
海外旅行の傷害保険は、最高5,000万円の自動付帯と最高5,000万円の利用付帯となっているため、旅行の代金をカードで支払うことで、最高1億円の海外旅行傷害保険を利用することができます。
また、国内旅行の傷害保険は最高5,000万円が自動付帯しています。
国内外問わず、航空便が遅延した際には最高20,000円の「航空便遅延保険」や第三者の故意による加害行為やひき逃げなどによってケガを負った場合、最高1,000万円の「犯罪被害傷害保険」、カードの盗難・紛失・偽造などによってカードが不正利用された場合の補償を受けられます。
他にも、カードで購入した商品が損害を被った場合は、年間最高300万円の「ショッピング保険」の利用ができます。
付帯サービス
カードホルダーが利用することのできるサービスには、絶えず責任の重い仕事を担っている公認会計士の仕事のサポートや、ひとときのリラックスのために利用することのできる質の高いサービスが揃っています。
国内でも海外でも、世界1,200ヶ所の空港ラウンジを利用することのできる「プライオリティ・パス」。それから、国際便を利用する際には、自宅・空港間でスーツケースを1個無料で配送することができる「手荷物空港宅配サービス」を利用することが可能です。
出張や旅行の際に、身軽に空港へ向かうことができ、出発までの待ち時間をリラックスして過ごすことができます。
国内外のレストランや観劇チケット、お祝いや手土産の調査や予約、手配など、自分ではできないことや時間のかかることを個人秘書や執事のように頼ることのできる「プラチナ・コンシェルジュサービス」は、24時間365日相談を行うことができるのも魅力でしょう。
優待プログラムとして、一流ホテルや厳選されたダイニング・スパなどで、プラチナ会員のみが利用することのできる優待「スーペリア・エキスペリエンス」や、国内の厳選されたレストランで、所定コースメニューを2名分以上予約した場合に、1名分のコース料理が無料になる「プラチナ・グルメセレクション」を利用することもできます。
そのほかハーツGoldプラス・リワーズ会員として、年会費無料でハーツレンタカーを借りると、会員だけの特別なサービスを受けられるほか、予約が難しい名門ゴルフ場の予約を行ってくれる「名門ゴルフ場予約代行サービス」の利用も可能です。
ポイントプログラム
カード利用金額1,000円→1ポイントのグローバルポイントが貯まる他、以下のような特徴があります。
- 入会初年度は基本ポイントの1.5倍
- 自分で指定することのできる記念月には基本ポイントの2倍
- 海外での利用はいつでも2倍
- Amazonや楽天市場など、利用することの多いネットショップの揃った会員専用のポイントアップモール「POINT名人.com」を利用すると、最大25倍のポイント
「グローバルPLUS」では、前年度の利用金額によって、翌年度の獲得ポイントが優遇されるようになります。
- 前年度の利用金額が50万円以上100万円未満の場合:翌1年間、基本ポイントの20%を加算
- 前年度の利用金額が100万円以上の場合:翌1年間、基本ポイントの50%を加算
カードを長期・継続して利用している方は、年会費の支払いや、年間のショッピング利用が50万円以上の条件によって、優遇マークの星が貯まり、3年間で星を5つ集めると、「プレミアムスタープログラム」の特典として、以下を受け取ることができます。
- 前年度の利用金額が50万円以上100万円未満の場合:前年度で獲得したポイントの10%を年に1度のボーナスポイントとしてプレゼント
- 前年度の利用金額が100万円以上の場合:前年度で獲得したポイントの20%を年に1度のボーナスポイントとしてプレゼント
「CPA・MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」は、MUFGの「WEB明細サービス」の利用やコールセンターの問い合わせを24時間利用することができます。
健康や介護サービスに関しても24時間電話で相談することもできるため、忙しい公認会計士の方でも、いつでもカードの使い方の確認や健康に対する不安を解消することができます。
②CPA DCカード
CPA DCカードは、一般カードとゴールドカードの2種類、カードブランドはVISAとMastercardの2つが用意されています。
一般カードの年会費は1,375円(税込)で、家族会員は1名につき年会費440円(税込)。ゴールドカードの年会費は11,000円(税込)で家族会員は1人目が無料、2人目からは1名につき1,100円(税込)となっています。
ゴールドカードには、海外旅行傷害保険が最高5,000万円自動付帯となっており、カードを持っていない家族も家族特約として最高1,000万円の補償を受けることができます。
旅行の代金をカードで支払うことで、国内旅行傷害保険最高5,000万円、カードで購入した商品が損害を被った場合、年間最大300万円まで「ショッピングセイバー」で補償されるほか、カードを不正利用された際にも補償を受けることができます。
さらに、ゴールドカードでは国内の主要空港とホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジも無料での利用が可能。
ポイントプログラム
「CPA DCカード」は、1,000円→1ポイントのDCハッピープレゼントポイントが貯まります。
- リボ払いまたは3回以上の分割払いでカードを利用した場合は基本ポイントが2倍
- Amazonや楽天市場など、利用することの多いネットショップの揃った会員専用のポイントアップモール「POINT名人.com」を利用すると、最大25倍のポイント
貯めたポイントは、人気家電やグルメ商品、商品券などの景品との交換、nanacoや楽天スーパーポイントなどの他社ポイント・JALマイルへの移行、1ポイント→4円としてキャッシュバック(利用代金の減額)にすることができるので使い道の幅もあります。
またDCWEBサービスに登録することで、パソコンやスマホから明細書の確認やポイントの照会、支払い方法の変更などを行うことができます。
海外で日本人スタッフのサポートを受けることのできる海外アシスタントサービス「ハローデスク」では、海外の現地情報の提供やレストランの予約を頼めて非常に安心です。
③CPAセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレスのカードブランドを利用することのできるもう1枚のCPA専用カード「CPAセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、20歳以上の会員のみ入会することができます。
年会費は22,000円(税込)、前年度のカードショッピング額が200万円以上の場合、次年度の年会費は11,000円(税込)と半額に。
本会員の家族に対して発行することのできる追加カードは1枚につき3,300円(税込)、4枚まで発行することができ、年会費永久無料のETCカードを同時申し込みすることができます。
付帯保険
海外旅行の傷害保険は最高1億円が自動付帯、旅行の代金をカードで支払うことで、国内旅行傷害保険が最高5,000万円付帯します。
カードで購入した商品が損害を被った場合には年間最大300万円のショッピング安心保険を。心当たりのないネット上の不正利用にはオンライン・プロテクションが付いているので安心です。
付帯サービス
旅行に関する付帯サービスは以下のようなものがあります。
- 国内の主要空港のラウンジサービスを無料で利用可能
- 海外の600ヶ所以上の空港を利用することのできる「プライオリティ・パス」に無料で登録
- 世界約500ヵ所以上の格式あるこだわりのホテルを会員限定の優待特典付きで利用できる「スモール・ラクシャリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド」
- 年会費無料でハーツレンタカーのクラブゴールドの優待付き
- 一流ホテルなど、あらゆる場面で利用することができる優待サービスの「オントレ」
- ハイクラスなレストランやラグジュアリーホテルのランチ・ディナー・宿泊プランが抽選で招待をもらえる「DramaticTime!」
他にも、アメリカン・エキスプレスの会員限定のキャンペーンや優待プログラムをまとめてチェックすることのできる「アメリカン・エキスプレス・コネクト」、コナミスポーツクラブの利用も利用できるので、旅行を趣味としている方に向いているカードとも言えます。
個人秘書や執事のように、レストランの選定や予約、ギフトの調査・手配などを相談することのできるコンシェルジュサービス「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードデスク」は24時間365日利用できるので思い立ったらすぐに使うことができるのも良いところでしょう。
ポイントプログラム
カードの利用金額1,000円→1ポイントの永久不滅ポイントが貯まり、海外でカードを利用すると、1,000円→2ポイントと通常の2倍のポイントを貯められます。
永久不滅ポイントは有効期限がないため、自分の交換したいポイントが貯まるまで貯め続けるのが活用のコツです。
貯めたポイントは、人気家電や商品券などの景品との交換や、nanacoや楽天スーパーポイントなどの他社ポイントへの移行、JAL・ANAマイルの航空マイルへの移行、ポイント投資などに利用可能。
さらにセゾンカードの大きな特典として、毎月第1・第3土曜日は、全国の西友・リヴィンで5%オフでのお買いものができます。
ケガや日常の賠償や犯罪被害などのさまざまなプランの保険を月額300円から、自分のほしい内容を選んで加入することのできる「SuperValuePlus」もあります。
CPA専用のクレジットカードは必要?
公認会計士だけが入会することのできるクレジットカードは、特別な割引やお得に使うためのサービスを利用することができるというものではありません。
「公認会計士である」という信頼やステータスを示したい方や、他にはないクレジットカードを持ちたい方でなければ、特別作る必要はないと言えるでしょう。
「CPA・MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」も「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」も、年会費は22,000円(税込)がかかります。
元々ステータスの高いアメリカン・エキスプレスの国際ブランドとなっているため、公認会計士であることを示す「CPA」を名前に冠したクレジットカードに入会するデメリットは何もありません。
高額な年会費の分、仕事にもプライベートにも役立てることのできる「空港ラウンジサービス」や「コンシェルジュサービス」を利用できるため、質の高いサービスとステータスをバランスよく利用したい方におすすめのカードです。
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