社会人になると忘年会や接待など飲みの席が増え、そのたびにお財布とにらめっこをする方も多いのではないでしょうか。

最近は、居酒屋含め多くの飲食店で、クレジットカードが利用できるようになっています。飲み会でクレジットカードをあまり利用したことがないという方も、クレジットカードを持っているだけで、割引やクーポンなどを利用してお得に飲み会を楽しむことができます。

今回は、居酒屋でクレジットカードを利用することのメリットやデメリットを詳しく解説しつつ、現金よりもどれくらいお得になるのか？ などを徹底的に検証していきます。

クレジットカードにはポイント還元サービスがあり、居酒屋でクレジットカード払いにすることでポイントを貯めて、次の利用の際に現金同様に使うことが可能です。

また、クレジットカードを持っていることで、割引、クーポンを使えて、ポイントも貯めて使うことができるので、現金で支払うよりもかなりお得になります。

クレジットカード払いのメリット・デメリット

クレジットカード払いのメリット3点、デメリット2点について詳しくみていきましょう。

メリット1. 割引特典を利用して費用を安く抑えられる！

ほとんどのクレジットカードには特典がついており、居酒屋やレストランなどさまざまな飲食店の割引、またはクーポンなどを利用することができるメリットがあります。

また、接待や会社の飲み会で支払いをまとめて行う際には、クレジットカードで支払った方が安く抑えられ、クーポンや割引を利用していることも知られずに済むので、さりげなくお得に支払いを済ませられます。

メリット2. ポイント還元が受けられる！

ポイント還元は現金払いにはないクレジットカードならではのメリットです。ポイント還元をうまく利用することで効率よくポイントを貯めることもできますし、また現金同様に利用することも可能なため、現金払いよりもクレジットカード払いの方が絶対的にお得です。

メリット3. 支払いの時間がかからない！

特に幹事や接待、デートなどの時には支払いをスマートに済ませたいところでしょう。そのような時にクレジットカード払いなら支払いに時間がかからず、相手にもお財布事情を知られなくて済むので安心です。

次に、居酒屋でクレジットカード払いをする際に気を付けておきたいデメリットもチェックしておきましょう。

デメリット1. 割り勘に対応できない

会社やサークルの飲み会の際に、みんなで割り勘にするケースが多いのではないでしょうか。そのような時にはやはりクレジットカードよりも現金を持っておく方が、他のメンバーを待たせてしまったり、困らせてしまうことがないので安心でしょう。

デメリット2. クレジットカードが使えないお店もある

最近は、多くの飲食店でクレジットカード払いが可能ですが、個人経営の居酒屋やお店などはクレジットカード払いが不可である場合もあります。また、持っているクレジットカードの国際ブランドを取り扱っているかも事前に確認する必要があるでしょう。

居酒屋で現金払いとクレジットカード払いでは実際にどのくらいの差がでるのでしょうか。

例をあげながら具体的に検証していきましょう。

10名の飲み会があり、総額35,000円であった場合、現金とクレジットカードの差はどれくらいでしょうか？

現金支払い

現金支払いの場合は、そのままの額35,000円の支払いとなります。

クレジットカード払い

クレジットカードのポイント還元率が1%で、特典利用で10%値引きが可能であった場合は、10%割引で3,500円引きとなり、ポイント還元率1%で実質350円分がキャッシュバックされるため、総額は31,150円となります。

居酒屋ではクレジットカード払いがお得！

10名の飲み会があり、総額35,000円であった場合、現金とクレジットカードの差

上記の例から、居酒屋でクレジットカード払いをした場合、現金よりも3,850円安くなることがわかります。

このように、クレジットカードの割引・クーポン・ポイントを上手に活用することで、居酒屋だけでなくショッピングなどでも費用をぐんと抑えることができるので、クレジットカードを一枚持っておくと非常に便利でおすすめです！

ここまで居酒屋でクレジットカードを利用することでお得になることを解説してきましたが、どのクレジットカードが居酒屋で利用するのにお得で便利なのでしょうか？ 居酒屋でクレジットカード払いをする際のおすすめのクレジットカード3選を紹介していきます！

1. エポスカード

エポスカードの特徴

エポスカードは、有名デパート「マルイ」を運営する丸井グループが発行しているクレジットカードです。年会費無料で、全国約10,000以上の店舗で割引などの優待を受けることができ、居酒屋の提携店舗も多いので、割引やクーポンが利用しやすいメリットがあります。

また、ポイント還元率は0.5%とやや低めではありますが、海外旅行傷害保険が自動付帯でついてくるなど基本的なサービスが整っているため、便利なサブカードとしても適しているでしょう。

エポスカード 基本スペック

ポイント還元率

エポスカードのポイント還元率は、通常は0.5%とやや低めですが、エポスカード提携の飲食店を利用した場合はポイントが最大5倍となるので、エポスカード提携の居酒屋を利用する際にはポイント還元と割引、クーポンなどを同時に受けることができ非常にお得です。

特典

エポスカードの魅力の一つが、優待店舗の多さです。全国で10,000店舗以上と提携をしており、居酒屋だけでも5,000店舗以上で割引や優待を受けることができます。

エポスカード優待居酒屋

2. Viewカード

Viewカードの特徴

Viewカードは、JR東日本グループが発行するSuica一体型クレジットカードです。クレジットカードとSuicaが一体になっていることで、チャージをする際や電車の乗車券を購入する際にもポイント還元を受けることができます。

また、JR東日本の発行のクレジットカードであるので、駅構内のショップや飲食店で割引などの優待が多く付帯しているため、駅チカに会社がある方などは、飲み会や食事会などの時にViewカードをお得に利用することができるでしょう。

ポイント還元率においては、通常0.5%ですが、Suicaのオートチャージなどを利用するとポイント還元率が1.5%となるので、普段、通学や通勤でSuicaを利用している方にViewカードは大変お得でおすすめです。

基本スペック

ポイント還元率

Viewカードのポイント還元率は通常は0.5%で200円につき1ポイントとなりますが、Suicaの購入やオートチャージ利用で還元率が1.5%までアップ、また、Viewカード加盟店利用で還元率が1.0%にあがります。

優待

ViewカードはJR東日本の発行するクレジットカードのため、駅構内にあるデパートやショップなどで優待が利用できます。普段、JRを利用している方や会社が駅の近くになる方などは、Viewカードを持っておくと、ランチや飲み会などでお得に利用ができるでしょう。

Viewカード優待居酒屋

3. リクルートカード

リクルートカードの特徴

リクルート社が発行するリクルートカードは普段使いに便利なクレジットカードです。年会費は永年無料でポイント還元率は1.2%とかなり高く、買い物、公共料金の支払いなどでも変わらず1.2%のため、普段使いでポイントをどんどん貯めていくことができます。

また、ホットペッパーと提携しているため、ホットペッパーでネット予約・来店をすると予約人数×50ポイントが付与されるので、飲み会の幹事になった際などにはリクルートカードを持っていると大変お得です。

基本スペック

ポイント還元率

リクルートカードの通常のポイント還元率は1.2%とかなり高めです。買い物、公共料金の支払いなどもリクルートカードで行うことができるので、５万円分をクレジットカードで支払いしたとすると600円分のポイントを得ることができます。

その他にも、ポンパレモールでショッピングをするとポイント還元率は4.2%(1.2%プラス3.0%)、じゃらんでの宿泊予約で3.2%(1.2%プラス2.0%)、ホットペッパー利用で予約人数×50ポイント(10人で500ポイント)が付与されます。特にホットペッパーグルメは人数に応じて付与されるポイントが増えていくので、幹事などの場面では非常に助かるでしょう。

また、貯まったポイントは、リクルートポイント1ポイントをポンタポイント1ポイントにも交換が可能です。

優待

ホットペッパーグルメ・ホットペッパービューティー・じゃらんネット・ポンパレモールなど

居酒屋を利用する際にお得なクレジットカード3枚の中で一番お得で便利なクレジットカードはどれなのか、ポイント還元率・優待店舗数を比較して検証してみましょう！

優待店舗ポイント還元率と優待店舗数の比較

ポイント還元率が一倍良いのはリクルートカード！

エポスカード・Viewカード・リクルートカードの中で一番ポイント還元率が高いのは、リクルートカードです。 リクルートカードの通常のポイント還元率は1.2%、ホットペッパーグルメを通して居酒屋を予約した場合は予約人数×50ポイントとなるので、ホットペッパーグルメを通せばポイントの2重取りが可能となり非常にお得です。

優待店舗の数が一番多いのはリクルートカード！

優待店舗の数においてもナンバー1はリクルートカードです。エポスカードも全国に10,000店舗以上の優待店舗がありますが、リクルートカードの場合は、ホットペッパーグルメと提携しているため、優待される居酒屋の数も5.2万店以上と一番多い店舗数となります。

居酒屋利用で一番お得なクレジットカードは！？

ポイント還元率・優待店舗数からみて居酒屋利用で一番お得なクレジットカードは、やはりリクルートカードでしょう。

ただし、エポスカード・Viewカードも提携店舗を利用すれば、ポイント還元や割引などの特典を受けることができるので、普段利用する店舗が優待に入っているか確認をして、自分に合ったクレジットカードを選ぶことが大切です。

近年、クレジットカード払いがOKな居酒屋が増えてきています。割り勘などの場面では、現金が一番手間もなく良いのですが、幹事になった時には、クレジットカードの特典やポイント還元を利用することで現金よりも確実に費用を抑えることができるので、クレジットカードは1枚持っておくと便利でしょう。

また、今回紹介した居酒屋でお得に利用できるクレジットカード「エポスカード・Viewカード・リクルートカード」の3枚は、どれも居酒屋だけでなく普段の買い物などでもお得に使える便利なカードなので、居酒屋だけでなく普段使いにもおすすめです。