タクシーでクレジットカードや電子マネーを使うと嫌がられる理由。嫌がられずに支払いを済ます方法とは
日本もだんだんキャッシュレス化が進んで来ていますが、キャッシュレス化が進んできてはいても、中にはまだ「完全にキャッシュレス」とは言えないサービスもあり、タクシーは全ての車がキャッシュレスに対応している訳ではありません。
もう既に日本のキャッシュレス化に順応しカードのみで過ごしている方も少なくない社会となって来ている今、自分が乗ったタクシーがキャッシュレスに対応していない為に現金がなく支払いに困った経験のある方もいるのではないでしょうか。
そこで、なぜタクシーにはキャッシュレスを取り入れていない車があるのか? クレジットカード払いや電子マネー決算に対応してないタクシーを避ける方法はないのか? について見て行きます。
キャッシュレス決算に対応していないタクシーを避ける方法を知っていればいつでもクレジットカード決算等でスムーズにタクシーが利用できますし、キャッシュレス決算を取り入れてないタクシーの理由を知れば納得も行くことでしょう。
カードだけで生活しているなら、この情報は必見です。
・タクシーで利用できる「クレジットカード」・「電子マネー」
・タクシーでキャッシュレスが浸透しない理由
・タクシーをカードで支払えるアプリ3選
年会費が永年無料で持ちやすい
利用条件により永年無料のゴールドカードへの招待もあります。
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5%~7%※1 |
ポイントサービス | Vポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
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550円(税込)※2 | オンライン申し込みから最短10秒で カード番号を発行※3,4 |
~100万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
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iD(専用)・Apple Pay・Google Pay PiTaPa・WAON |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:※2:初年度年会費無料。入会翌年度以降、前年度に一度もETCカード利用があった場合は年会費無料。
※3:即時発行できない場合もございます。
※4:カードの発行は最短3営業日発行。
タクシーで利用できる「クレジットカード」・「電子マネー」について
タクシーにはキャッシュレスに対応している場合としていない場合がありますが、対応している時はクレジットカード決済に対応していることが多く、電子マネーは使えるタクシーもありますがまだ浸透していないのが現状となります。
利用可能のキャッシュレスサービスについてはタクシーごとに違う為、リアガラスや後部座席の窓に紹介してあるキャッシュレス決算方法で支払うようにしましょう。
クレジットカードであれば使える国際ブランドが決まっていることがありますし、電子マネーを利用するなら交通系電子マネーなど種類があるので要注意です。
ですが、主に使えるカード国際ブランドや電子マネーはあるので、続いて、比較的にタクシーが対応していることの多いキャッシュレスサービスについてチェックして行きます。
タクシーで利用できる主なカード国際ブランド
タクシーで利用できる主なカード国際ブランドは、「VISA」・「マスターカード」・「JCB」です。
クレジットカード決算はタクシーも導入していることが割と多いので、タクシーでキャッシュレスでの決算を利用したいのであれば、電子マネーよりもクレジットカードを多く所有しておいた方が安心でしょう。
導入している場合は「VISA」・「マスターカード」・「JCB」と、どれにでも対応していることが多く、3社のカードを持っていればキャッシュレスタイプのタクシーの支払いに困ることはありません。
しかし、稀にどれか1つのカード国際ブランドに対応していることもある為、「VISA」・「マスターカード」・「JCB」のカードをApple Payなどに登録しておくと、メインカードが対応していなかった場合でも支払いはスムーズでしょう。
タクシーは常に利用することは少ないと言え、旅行に行った時や冠婚葬祭の帰りなどに利用するだけの方も多いと考えられるので、急にタクシーが必要になった時でもいつものキャッシュレス決算でタクシーを利用できるように、「VISA」・「マスターカード」・「JCB」のカードは利用しておくようにするのがおすすめです。
タクシーで利用できる主な電子マネー
タクシーで主に利用できる電子マネーは「iD」・「楽天Edy」・「Suica」でしょう。
iDは使っている方もたくさんいる為、もし自分が乗ったタクシーがiDに対応していたら便利ですが、iDと同じくらいの人気を誇るQUICPayに対応しているタクシーは少ないので、電子マネーを主に利用していてタクシーも頻繁に利用する人は、iDも使っていた方が賢いでしょう。
QUICPayはポストペイ式ですが、iDも利用額は後ほど引落とし先に設定したクレジットカードから引落とされる為、QUICPayと同じく入金の必要がなく便利です。
また、交通系電子マネーと言えば東京の方ではSuicaですが、この他にKitacaやICOCAなど地方によって交通系電子マネーは変わります。
もし、乗車したタクシーが交通系電子マネーのどれかに対応していれば、SuicaであろうとKitacaやICOCAであっても、その系統の交通系電子マネーはどの種類でも利用できるので、交通系電子マネーの名前にこだわる必要はありません。
ですが、根本的にまだタクシーでの電子マネー支払いは浸透してなく、まだクレジットカードの方が支払える確率が多い状況です。
キャッシュレス化に沿って自分に合った支払いサービスを利用して行くことは時代に合わせると言った点においてとても良いことですが、まだタクシーのように現金主義のサービスもあるので、万が一に備えて10,000円ほどの現金は持ち合わせていた方がいざと言う時、焦らないで済みます。
タクシーの運転手はクレジットカード払いが苦手!
タクシーではクレジットカードや電子マネーと言ったキャッシュレスの支払いに対応していることが分かりましたが、完全には浸透していない状況であることも伝えました。
しかし、キャッシュレスの便利さを痛感している人からすれば、「なぜ? 」と言った疑問を抱いたことでしょう。
便利なものはどんどん使って行くべきだと考えることも当たり前です。
なぜタクシーではキャッシュレスに対応していないことが多いのか? タクシーの運転手がキャッシュレス決算を嫌う理由について解説して行きます。
カード決算の操作方法に慣れていない
新しいサービスを覚える時、誰もがその操作方法や設定方法を調べ、スムーズに使えるようになるまでには時間がかかるでしょう。
タクシーは会社で行っているところもありますが、個人で行っている場合、会社の指示も仰ぐことが出来ず、一から自分で調べなくてはなりません。
個人の場合、クレジットカードや交通系電子マネーでの支払いに対応できるようにする為には、自分で会社に問い合わせて決算ができるようにする為の機械を取り寄せなくてはならいでしょう。
大手タクシー会社であっても全部のタクシーにキャッシュレスのサービスを付けるとなる、社員に使い方をレクチャーする手間も増えます。
また、クレジットカードでの決算になった場合は、ボタンの操作も多いです。
レシートがたくさん出るタイプの決算機だと、「お客様控え」・「店舗控え」・「レシート」の全てを把握し、その3枚のレシートを管理しないとなりません。
大手タクシー会社なら利用者のニーズをより考えてキャッシュレスに対応している確率も高いですが、タクシーは個人で行っている方も多いのです。
個人のタクシーに当たってしまうと「誰も操作方法を教えてくれない」・「分からない操作方法」が出てきても会社がバックについてない分、自分で解決するしかない」と言った理由から、クレジットカード決算などのキャッシュレスサービスに対応していないことが多いと読めます。
事業主側が支払うカード決算時の手数料が高い
タクシーでクレジットカード決算ができるように決算機を導入すると、利用者側には見えない点ですが、導入した側では決算分の手数料をカード会社側に納めなくてはならないのです。
これはタクシーの利用代金として支払われた料金の全てが自分の収入にはならないと言ったことになり、せっかく稼いだお金を手数料として取って行かれるのはタクシー側としては損でしょう。
手数料の金額については導入先にもよりますが、支払われた金額の?%とそれぞれ決まっています。
タクシー側としてはキャッシュレス化でクレジットカード払いが増えると、現金ならまるまる貰えるはずだった収入が少なくなってしまう為、決算機を導入していないタクシーが多いのです。
会社の社員としてタクシーを運転しているなら固定給ですし、会社側としても利用者全体の収入を見るので利便性に特化する為にも、決算機を導入し利用客を増やし全体的な収入UPを試みます。
しかし、個人タクシーの場合、会社全体と言った大規模ではなく一個人の収入とした小規模単位での利益を考えるので、個人タクシーもたくさん走っている今のタクシー業界ではカード決算時の手数料が取られると言う点から、全てのタクシーでカード決算が行えると言う流れにはまだならないと言えるでしょう。
カード決算では余計な時間がかかる
カード決算を行うにはどうしても、カードを読み取り暗唱番号を打つなど、通信に時間が取られてしまいます。
しかし、狭い道で降車しカード決算を希望されると、カード決算の通信に時間を取られている間に後ろから車がきて、仕方なく後ろの車には待ってもらうなどのリスクがあるでしょう。
住宅地でも同じです。
例えば、家までタクシーで送ってもらうこともありますが、家の前でカード決算を行うことでタクシーを止めている家の奥にある自宅へと帰りたい車が来た時、タクシーを越えたい車には待ってもらうしかありません。
街では通行量も多いので、ちょっと長めにタクシーを停車するだけでも、クラクションを鳴らされてしまうことが想定できるでしょう。
このような理由からタクシー側としては、通信に時間を取られるカード決算機を利用したくはないのです。
タクシー側・利用者側、共に言えることは、支払いはサクッと済ませたいと言った点でしょう。
サクッとタクシーで支払いを済ませるには現金の方が、今あるキャッシュレスサービスを利用するよりも都合が良いと言えます。
タクシーはカードで支払いたい人にオススメの配車アプリ
タクシー側ではキャッシュレス決算は好まれませんが、利用者側としてはキャッシュレスほど便利なものはありません。
なんとかタクシーをクレジットカード決算や電子マネー決算で利用できる方法はないのか? と考えている方もいることでしょう。
しかし、タクシーをいつもキャッシュレス決算で利用できる方法はあるのです。
その方法を利用するにはタクシーのアプリを使う必要がありますが、「Uber」・「JapanTaxi」・「MOV」のアプリがおすすめです。
それぞれどのようなアプリなのか? チェックして行きましょう。
Uber
Uber |
700を超える都市(東京・京都・大阪・福岡・北海道など)で利用できる配車サービスで、乗車位置と降車位置を入力することで、タクシーが迎えに来てくれます。 決算はUbarに登録したクレジットカードから自動的に支払われるので現金を持っていなくても利用可能です。 ※Uberは海外利用にも強いタクシーアプリとなっています。(ニューヨーク・オーストラリア・サンフランシスコ・台湾・カナダ・アメリカ・ハワイ・ロサンゼルス・ニュージーランド・フランス・香港・韓国など) |
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JapanTaxi
JapanTaxi |
JapanTaxiは国内で1番利用されているアプリで、乗車位置をJapanTaxiの地図上から選択すると迎えに来てくれ、行きたいところまで連れて行ってくれます。 決算に関しては事前にクレジットカードや電子決算などネット決算の設定しておくと、キャッシュレスで利用できるので便利です。 対応地域は全国となります。 |
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MOV
MOV |
MOVは神奈川・東京・大阪・京都で利用できるタクシーで、JapanTaxiと同じくネット決算でのクレジットカード払いができます。 使い方は乗車位置を設定し迎えに来て貰い、目的地に着いたら降りるだけです。 ※京都では一部対応していない地域があります。 |
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タクシーのアプリはたくさんありますが、この3つのアプリを取得して、ネット決算の設定を予めしておけば現金を持たずにタクシーを利用できるでしょう。
アプリの決め手はどこも料金にあまり差はないと言えるので、その時々にあった車のイメージや座席の質で使い分けるのもおすすめです。
ドライバーの質も、乗車するタクシーによって違うでしょう。
※いずれも配車代金は発生します。
タクシーの運転手はカード払いが苦手でも配車アプリを使えばカードは使える
タクシーこそ様々なキャッシュレス決算を取り入れて欲しいサービスですが、取り入れていないのにはそれなりの理由があるのです。
特に個人タクシー側の立場立ってみると、収入からカード会社に収める分の手数料を支払わなくてはならないので、損に考える気持ちが理解できるでしょう。
タクシー業界が完全にキャッシュレス化するのは、まだ先の話となります。
しかし、「Uber」・「JapanTaxi」・「MOV」があればいつでもキャッシュレスでタクシーを利用でき、配車代は取られますが、操作も簡単と言えアプリから呼んで目的についたら降りるだけなので、急いでいる時や早く帰りたい時にはとても便利です。
支払いも予めネット決算に設定しておけば、クレジットカードや電子決算で財布から現金やカードを出す手間もありません。
キャッシュレス社会の最先端と言えるアメリカではタクシーは予約して乗ると言う流れは当たり前になっていて、キャッシュレスな時代のサービスを利用して行くと言った点からもタクシーのアプリはこの先どんどん注目を集めて行くでしょう。
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