WeChat Payがクレジットカード登録に対応で中国旅行がもっと快適に!登録方法を解説
WeChat Payは2023年7月以降、日本のクレジットカードを登録できるようになりました。
これまでは、中国の銀行口座や電話番号が必要で、利用のハードルが高くなっていましたが、気軽にWeChat Payを利用できるでしょう。
今回は、We ChatPayへのクレジットカード登録方法や利用方法、注意点まで詳しく解説していきます。
・クレジットカード登録に対応したWeChat Payとは?
・登録できるクレジットカードと登録方法
・WeChat Payの利用方法や注意点
クレジットカード登録に対応したWeChat Payはどんな決済サービス?
WeChat Payとは?
中国No.1のシェアを誇るメッセージアプリ「WeChat(微信)」の、QRコード決済機能としてテンセント社より、リリースされているのが「WeChat Pay」です。
導入率80%近い、世界でもトップクラスのキャッシュレス先進国である、中国でWeChat PayはAlipayと並ぶ2台決済サービスとなっています。
日本国内においても、観光名所、コンビニエンスストア、ドラッグストア、空港など、すでに約7000社で導入されているのです。
WeChat Payは2023年7月より日本のクレジットカード登録が可能に
WeChat Payは以前まで、利用する際に中国の電話番号と中国の銀行口座が必要で旅行者が使うにはハードルが高くなっていました。
ところが、2023年の7月より、WeChatアプリにクレジットカード情報を登録することで、中国の電話番号や口座がなくともWeChat Payによる決済が利用可能になりました。
日本国内での利用はできませんが、中国旅行の際に気軽に利用できるようになったため決済方法の幅が広がりました。
WeChat Payに登録できるクレジットカードと登録方法
WeChat Payに登録できるクレジットカードの種類
- Visa
- Mastercard
- JCB
- AMEX
- Diners
- Discover
上記の国際ブランドのクレジットカードであれば、WeChat payに登録が可能です。
代表的な国際ブランドを押さえており、既に日本で使っているクレジットカードがある方は新しくカードを発行せずとも登録できるでしょう。
WeChat Payへのクレジットカード登録方法
-
STEP1WeChatアプリへの登録WeChatPayへの利用には、まずWeChatアプリの登録が必要になります。
-
STEP2本人確認中国では法律により、アプリ利用の際に個人情報の認証が必要となり、パスポートや住所、電話番号で認証が行われます。
-
STEP3クレジットカード情報の登録本人確認完了後、クレジットカード情報を登録することでWeChat Payが利用可能になります。
WeChat Pay利用にはWeChatへの登録が必須となりますが、利用までの主な流れは上記の3つとなります。
登録の完了後に、支払いを有効にする「アクティベート」をアプリ内で行うことで利用することができます。
WeChat Payの登録の際に必要なもの
- 住所や氏名など基本的な個人情報
- 日本の携帯電話番号
- パスポート
- クレジットカード番号とセキュリティコード
WeChat Payの登録には上記の4つが必要になりますので、あらかじめ準備しておくとスムーズに登録手続きが進むでしょう。
また、一部項目が日本語対応していない場合もありますが、アプリの言語設定から日本語への変更も可能となっているため、変更しておきましょう。
登録するクレジットカードは追加や削除も可能
WeChat Payに登録するクレジットカードは複数枚追加したり、削除することも可能になっています。
使わなくなった場合や新しくカードを追加したい場合は設定を変更しておきましょう。
WeChat Payの利用方法
WeChat Payにクレジットカードの登録完了後に、利用する方法について解説します。
支払い形式は基本的に2種類
ユーザーがQRコードを読み込んで支払う
販売者がQRコードを読み込んで支払う
中国旅行などで、WeChat Payを利用する際は、日本でのPayPayや楽天Payのようなコード決済の要領で支払いができます。
支払いが行われた際に、登録していたクレジットカードで引き落としがされるという流れになっています。
なお、国際クレジットカードでの個人間送金およびWe Chat Payの友達送金にあたる紅包送金はできない点は覚えておきましょう。
WeChat Payの利用限度額や決済時の手数料について
国際クレジットカード利用時の限度額
- 1回で6,000元まで
- 1カ月で50,000元まで
- 1年で60,000元まで
一元は約20円となっており、日本円で一回あたり約12万円の決済、1年で約120万円までの決済が可能になります。
中国に長期滞在を予定している方であれば、限度額が足りない場合も出てくるかもしれないので注意が必要ですが、中国旅行の際に使う場合であれば十分な限度額といえます。
国際クレジットカード決済の手数料
- 1度の支払い金額が200元以下の場合、手数料なし
- 1度の支払い金額が200元以上の場合、手数料3%
なお、為替レートについて、各クレジットカード会社の基準レートにより異なります。
WeChat Payの国際クレジットカード登録対応で中国旅行をさらに快適に
これまで、中国でWeChat PayやAliPayなど現地のモバイル決済を使用するには、中国の電話番号と中国の銀行口座が必要で、海外から来た旅行者が利用するには難しい状況がありました。
中国元を持っていたとしても、日本よりもキャッシュレスの進む中国では、現金を用意している店舗が少ないために支払いが困難な店舗もあるのです。
しかし、WeChat PayやAliPayは2023年より、日本含む国際クレジットカードでの登録を開始したことで、中国への旅行者でも気軽にモバイル決済を利用できるようになりました。
WeChat Payが利用できれば、より快適に支払いを済ませることができるでしょう。
現地へ向かう予定がある方は、WeChat Payの利用を検討してみてはいかがでしょうか?
このコラムに関連するコンテンツ
Pick Upコラム
クレジットカードの選び方
監修ファイナンシャルプランナー紹介