pasmoとsuicaの違いを知ればどちらがお得か分かる!それぞれどんな人におすすめか解説
交通系ICカードの二大巨頭と言えば「pasmo」と「suica」です。
一般的なイメージとしては、関西地方はpasmoで関東地方はsuicaといった印象でしょう。
しかし、その他にどのような違いがあるかと聞かれると、詳細に説明できる方は少ないのが実情です。
とはいえ、2つは異なるカードなので、当然ながら様々な違いがあります。
本記事を読んでいる方の中には、違いを知ったことでsuicaからpasmoに乗り換えたい、もしくはpasmoからsuicaに乗り換えたいと思う方がいるでしょう。
そこで今回は、pasmoとsuicaの違いについて徹底解説します。
最後まで読んでいただければ、あなたにどっちのカードが合っているのかも分かるので、ぜひ読み進めて向き不向きをチェックしてみてください。
・pasmoとsuicaの違い
・モバイル版での違い
・pasmoとsuicaどちらがお得か
年会費永年無料で使えるゴールドカード
年間100万円以上の利用が1回あれば翌年度もずっと年会費無料のゴールドカード!
三井住友カード ゴールド(NL)
年会費 | 5,500円(税込)※1 |
---|---|
還元率 | 0.5%~7%※2 |
ポイントサービス | Vポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
---|---|---|
550円(税込)※3 | でカード番号を発行※4,5 | ~200万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
---|---|
iD(専用)・Apple Pay・Google Pay PiTaPa・WAON |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費永年無料(※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。)※2:
※3:初年度年会費無料。入会翌年度以降、前年度に一度もETCカード利用があった場合は年会費無料。
※4:即時発行できない場合もございます。
※5:カードの発行は最短3営業日発行。
「少しだけ足りない」ときに頼れるカードローン
SMBCモビット | |
---|---|
モビットの「WEB完結申込」を利用することで、職場への電話連絡なし・郵送物なしとして利用できます。 スマホアプリがあれば、セブン銀行からカードレスでキャッシングもできて便利です。 スマホ1台で24時間365日好きなときに融資を受けたい方におすすめです。 | |
pasmoとsuicaの違いとは
まずは、pasmoとsuicaの違いについて解説します。
実は使えるエリアにはほとんど差がない
pasmoの利用エリアは、東京メトロ・小田急線・京急線といった私鉄とバス会社を中心に形成されています。
一方suicaは、首都圏を中心としてJR東日本エリアで利用可能です。
しかし、現在は相互利用が進んでいるため、pasmoもsuicaもほぼ同じエリアで使えます。
利用できるエリアは北海道から九州まで全国に広がっているので、旅行や帰省などで地方へ行ってもpasm、suicaのどちらでも利用可能です。
ポイントシステムの違い
まず、pasmoもsuicaも、現金をチャージして使うだけのカードならポイントシステムはありません。
ただし、pasmoとsuicaはそれぞれの一体型クレジットカードがあり、オートチャージや買い物などのカード決済でポイントが付きます。
まずpasmoは、「メトポ」というポイント制度があり、登録したpasmoで東京メトロの路線に乗車するとポイントが貯まり、10ポイント=10円単位でpasmoへのチャージが可能です。
一方suicaは、JRE POINTに登録でき、登録したsuicaをJRE POINT加盟店で利用すると「1ポイント=Suica1円分」としてポイントを貯められます。
定期券が発行できる対象の違い
pasmoとsuicaは、定期券の発行ができる公共交通機関が異なります。
pasmoの定期券を発行できるのは、「小田急電鉄」「京王電鉄」「東京メトロ」「京成電鉄」「東急電鉄」などの鉄道会社です。
他にも、「江ノ電バス」「小田急バス」「京王バス」「東急バス」「横浜市交通局」といったバス会社で発行できます。
それに対してsuicaは、JR東日本の「みどりの窓口」「多機能券売機」「指定席券売機」で発行可能です。
このように、pasmoとsuicaは定期券の発行できる場所が違います。
pasmoとsuicaのモバイル版の違いとは?
pasmoにもsuicaにもモバイル版が用意されています。
当然、それぞれ異なるサービスなので、モバイル版でも機能面で違う点があります。
では、どのような違いがあるのか確認していきましょう。
pasmoはバスの定期券購入やバスでの獲得ポイントの確認ができる
モバイルsuicaは、アプリから直接バス定期券の購入はできず、定期券窓口で情報を書き込んでもらう必要があります。
一方モバイルpasmoなら、スマホから定期券の新規・継続購入が可能です。
またモバイルpasumoは、バス利用特典サービスの累計バスポイントや、特典バスチケット残額がいつでも確認できます。
残念ながら、モバイルSuicaではバス特情報の確認ができません。
これら2つの点だけを見ると、モバイルsuicaよりモバイルpasmoの方が利便性は高いと言えるでしょう。
suicaは「エクスプレス予約」とグリーン券の予約が可能
モバイルSuicaでは、JR各線のグリーン券が購入できます。
また、東海道・山陽新幹線の切符のオンライン販売である「エクスプレス予約」の予約が可能です。
この機能はモバイルpasmoにないので、グリーン券や新幹線を頻繁に利用する方にとってモバイルsuicaの方が適していると言えるでしょう。
オートチャージの対象クレジットカードがそれぞれ違う
pasmoにもsuicaにも、それぞれオートチャージができるクレジットカードがあります。
しかし、両方に対応しているクレジットカードはないため、自分が利用したい交通系ICカードに合わせてクレジットカードを選ぶ必要があります。
では、それぞれどのようなクレジットカードがあるのか見ていきましょう。
pasmoのオートチャージ対応クレジットカード
pasmoでは、東京メトロの「To Me CARD Prime PASMO」や、東急の「TOKYU CARD」、または西武、小田急、京王、京急、京成、東武などが発行している鉄道系のクレジットカードがあります。
その数は全部で10種類あり、それぞれ異なる機能性を持っています。
この中でも特におすすめなのが、To Me CARD Prime PASMOです。
電子マネーとしてpasmoを搭載しており、オートチャージに対応しています。
また、年会費は初年度無料で2年目以降は2,200円(税込)となっていますが、年間50万円以上のショッピング利用で次年度も年会費を支払う必要がありません。
ちなみに、To Me CARD Prime PASMOのカード会社はJCBとニコスがあり、それぞれポイントの名称や付帯保険などが異なります。
違いをよく比較したうえで、自分に合う方を選ぶようにしてください。
入会資格 |
18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 または高校生を除く18歳以上で学生の方。 ※在籍の学校により、申し込みができない場合があります。 |
---|---|
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
年会費 |
初年度無料 2,200円(税込) ※年間50万円以上のショッピングご利用で次年度も無料 |
ポイント |
0.5% メトロポイント、クレジットカード会社ポイント |
付帯保険 |
海外旅行傷害保険(JCBはなし) 携行品損害 (JCBはなし) ショッピング補償 カード盗難保険 |
公式サイトはこちら
suicaのオートチャージ対応クレジットカード
pasmoは、数多くの会社がオートチャージ対応のクレジットカードを提供していました。
そしてsuicaも「ビューカード」やsuicaと連携できるクレジットカードからオートチャージが対応しています。
例として、ビューカードの中でも11種類ものクレジットカードが発行されています。
suicaへオートチャージできるクレジットカードの中でもおすすめなのが、JALカード(Suica)です。
このクレジットカードは航空会社のJALのマイレージを貯められ、貯まったマイルをJRE POINTに交換することも可能です。
また、このクレジットカードでクレジット払いを行うと、100円(税抜)につきJRE POINTが3ポイントも貯められます。
そして、suicaへのチャージを行うと、1.5%ポイント還元され、更に、モバイルSuica定期券やモバイルSuicaグリーン券、えきねっとの新幹線eチケットでチケットレス乗車をすると5%ポイント還元されます。
入会資格 |
満18歳以上の方で、電話連絡が取れる方 高校生を除く |
---|---|
国際ブランド | JCB |
年会費 |
初年度無料 2年目以降2,200円(税込) |
ポイント |
0.5% JRE POINT |
付帯保険 |
国内旅行傷害保険:最高1,000万円 海外旅行傷害保険:最高1,000万円 |
公式サイトはこちら
pasmoとsuicaどっちを使えばお得になる?
ここまで、pasmoとsuicaを比較してきました。
では、結局のところどっちを利用した方がお得になるのでしょうか?
こればかりは自分がどのような使い方をしたいかによって違ってきてしまうため、、この項目ではそれぞれに向いている人の特徴を紹介します。
pasmoが向いている人の特徴
通学や通勤でバスや東京メトロを利用しているなら、pasmoの方が良いでしょう。
なぜなら、pasmoは乗車によるポイント還元率が高いからです。
また、バス定期券はpasmoのみなので、通勤・通学でバスを利用するならPASMOの方が利便性は高く、ポイントも効率良く貯められるでしょう。
suicaが向いている人の特徴
新幹線やモバイル版の利用頻度が多いなら、suicaの方を選んでおきましょう。
なぜなら、新幹線の利用やモバイルの利用が多い方は、効率良くJREポイントを貯められるからです。
また、suicaグリーン券をモバイルsuicaで購入すると、「モバイルグリーン料金」が適用されます。
車内で購入しても事前料金と同じ金額で利用できるため、グリーン車をよく利用する人に向いているでしょう。
pasmoとsuicaも使い勝手には大きな違いはないがお得になるかは自分の利用ケースで変わってくる
今回は、pasmoとsuicaの違いについて比較しました。
結論を言ってしまうと、どっちの方が優れているといった答えはありません。
自分のライフスタイルに合わせて、利便性が高い方やポイントを効率良く貯められる方を選べば良いのです。
それには、pasmoとsuicaの違いをよく理解する必要があります。
どちらにすべきか決めかねている方は、本記事をよく読んで、自分に合う方を選ぶようにしてください。
このコラムに関連するコンテンツ
Pick Upコラム
クレジットカードの選び方
監修ファイナンシャルプランナー紹介