カードの磁気を復活させる方法とは?対応策を詳しく解説
クレジットカードで支払おうとした時に、磁気不良が起きて決済できなかった経験はありませんか?
すぐに他のクレジットカードを出したり、現金で支払えたりすれば良いですが、そのクレジットカードしか持っていないと焦ってしまうでしょう。
また、今後も同じカードを使い続けようと思っていたのなら、何とかして磁気を復活させたいものです。
では、カードの磁気を復活させる裏技は存在するのでしょうか?
本記事では、カードの磁気を復活させる方法について解説します。
・磁器不良が起きる原因
・カードの磁器不良を復活させる方法
・カードの再発行の手順
カードの磁気が復活するかもしれない裏技
まずは、カードの時期が復活する可能性のある3つの裏技を紹介します。
その裏技は次の3つです。
- 裏技3つ
-
- 磁気テープについた指紋を布などで優しくふき取る
- 磁気テープについたホコリを布などで優しくふき取る
- 磁気テープを消しゴムで優しく擦る
以上の3つの方法を使えば、磁気が復活する可能性があります。
特に3つ目の消しゴムで擦る方法は、銀行の窓口でも教えている方法なので、試してみる価値はあります。
ただし、これらの方法はあくまでも一時しのぎです。
もし、汚れ以外が原因で磁気不良が起きている場合は、この裏技で解決しません。
その場合は、本記事の後半で紹介している方法を試すようにしてください。
カードが磁気不良で読み込めない?考えられる原因
しかし、なぜ汚れ以外でカードの磁気不良が起きてしまうのでしょうか?
まずは、磁気不良を起こす原因について解説します。
もし、心当たりがある場合は、同じ失敗を繰り返さないためにも、しっかり覚えておくようにしてください。
経年劣化による磁気の傷
まず、磁気は永久ではありません。
必ず経年劣化していくもので、大体5年程度で寿命を迎えます。
そのため、クレジットカードの更新が5年単位になっているのは、個人情報などの変化だけでなく、磁気の寿命を迎えるからでもあるというわけです。
そして、寿命を迎えてしまった磁気を、自分の力で復活させる方法はありません。
良くすれてしまう場所に保管しており、表面や裏側の擦り傷が多いときは、更新前であってもクレジットカード会社に連絡して、再発行を依頼するようにしてください。
強い磁力による不良
そもそもカードは、磁気の力を使って通信を行っているため、他の強い磁力を発するものに近づけると磁気不良を起こしてしまいます。
では、どのようなものに近づけてはいけないのでしょうか?
- 近づけてはいけないもの
-
- スマートフォン
- テレビ
- パソコン
- マグネット
- 電子レンジ
- カードキー
- ゲーム機
意外に身近にあるスマホや、家のなどのカードキーがダメなものとして挙げられます。
特に、クレジットカードをスマホケースのカードポケットに収納していたり、家などのカードキーとクレジットカードを同じ財布に入れていたりすると、磁気不良を起こしてしまいます。
もちろん、財布やカードケースの中には、磁気の干渉を起こさない作りになっているものもあります。
しかし、中には対策を施していない商品もあるので、あなたが磁気の干渉防止を施していないスマホケース、財布、カードケースを使っている場合は、強い磁力を浴びた可能性があります。
そして、これが原因のケースでは、やはり自力での復活は難しいでしょう。
カード会社に連絡して再発行してもらうようにしてください。
カードが磁気不良を起こした場合の対応策とは
もし、汚れを落とすだけで磁気不良が改善しないような状況の場合、どのような対策を講じれば良いのでしょうか?
ここでは、カードの磁気が使えない時の対処法について解説します。
カード会社に連絡して再発行する
前述の通り、カードの磁気が寿命を迎えていたり、強い磁力を浴びたりした場合、自力での復活はできません。
そのため、カードを再発行しなければ、磁気を使った支払いはできません。
また、再発行にはある程度の日数が必要になるので、使えないと分かったら、まずは再発行を最優先に考えてください。
再発行の手順は、あなたが使っているクレジットカードによって異なるので、公式サイトなどで確認しましょう。
また、本記事の最後には、利用者の多いクレジットカードの再発行手順を解説しています。
もし、あなたがお使いのクレジットカードがある場合、ぜひ参考にしてみてください。
スマホ決済やICチップ決済など磁気を使用しない決済を使う
1枚のクレジットカードであっても、磁気カード以外の決済方法が搭載されているケースがあります。
例えば、ICチップが使われていたり、スマホ決済が利用できるようになっていたりするカードがあるのです。
もし、あなたが使っているカードにこれらの機能が備わっているなら、その方法で決済してみると良いでしょう。
ちなみに、クレジットカードにICチップが搭載されているか分からない場合は、カードの以下の画像のような金色のチップが付いていないか確認してみてください。
この金色の部分がICチップなので、搭載されていればICチップを使った決済が可能です。
2020年3月以降に発行したカードならICチップが搭載されている
近年は、不良が起きにくかったり、セキュリティレベルが高かったりする観点から、磁気テープよりICチップの方が広く使われるようになっています。
そのため、日本では2016年12月に改正割賦販売法が成立し、2020年3月を目処に全てのクレジットカードへのICチップ搭載を目指していました(*)。
つまり、2020年3月以前に作ったカードだと、ICチップが搭載されていない可能性があるのです。
その場合でも、再発行すればICチップ搭載のカードに切り替わるので、あなたのカードにICチップがない場合は、やはり再発行の手続きをした方が良いでしょう。
カードが磁気不良を起こした場合の再発行手順
カードの磁気が使えない場合は、遅かれ早かれ再発行してもらう必要があります。
それには日数がかかるので、面倒だと思っても、できるだけ早めに再発行の手続きをするようにしてください。
再発行手順は各カード会社に従って行おう
再発行手続きは、あなたの使っているカードによって手順が異なります。
多くの場合、公式サイトに手順が記載されているので、確認してみてください。
ネット上で手続きが完了するカードがある一方で、電話で連絡しないと再発行できないカードもあります。
それぞれのカード会社に従って手続きを行うようにしましょう。
また、次の項目では、利用者が多いクレジットカードの再発行手順を解説します。
もし、あなたがお使いのカードがある場合は、ぜひ参考にしてみてください。
楽天カード
まずは、利用者数が日本トップを誇る楽天カードの再発行手続きの手順です。
楽天カードでは、ネットと電話の2つの再発行方法が用意されています。
それぞれの手順を見ていきましょう。
ネットで再発行する場合
まずは、ネットで再発行する場合の手順です。
- 公式サイトにアクセスする
- 楽天e-NAVIへログインする
- 作り直しを希望するカードを選択する
(複数枚の場合はカードごとに手続きが必要) - 「カードの破損・磁気不良」「氏名の変更」などの申請理由を選択する
- 申し込み完了
カードが届くには1週間~10日程度かかります。
また、ゴールデンウイークや年末年始に申し込んだ場合、通常より日数がかかる可能性があるので、再発行は余裕を持って行うようにしてください。
電話で再発行する場合
続いて電話で再発行する場合の手順です。
- カード番号が分かるものを手元に用意する
- 楽天カード公式サイトにアクセスする
- 自動音声専用ダイヤル「0120-30-6910」に電話する(24時間対応)
- 音声案内に従って「6」の再作成を選択する
- カード番号と生年月日を入力する
- 申請理由を選択する(汚損・破損の場合は「2’)
- 申し込み完了
電話での再発行であっても、新しいカードが届くまで1週間~10日はかかります。
JCB CARD W
続いては、JCB CARD Wの再発行手順をご紹介します。
- MyJCBにログインする
- トップ画面上部のメニューより「各種お申し込み・購入」を選択する
- 「カードの再発行」を選択する
- 画面の案内に沿って確認画面まで進む
- 「お申し込み内容のご確認」画面で「申し込む」を選択する
- 申し込み完了
JCB CARD Wの再発行は、MyJCBから行う必要があるので、未登録の方は先に登録を済ませておくようにしてください。
また、JCBカードであっても種類によっては上記の手順で再発行できないので、その場合はカード会社に電話で問い合わせるようにしましょう。
手続きが完了すると、最短3営業日で発送してくれます。
三井住友カード
最後は、三井住友カードの再発行手順を紹介します。
三井住友カードも、楽天カードと同様にネットと電話の両方から手続きが行えます。
ネットで再発行する場合
まずは、ネットで再発行する手順を紹介します。
- 三井住友カードの公式サイトにアクセスする
- Vpassにログインする
- 「再発行はこちら」を選択する
- 対象カードを選択して「再発行を希望する」を選ぶ
- 確認して申し込み完了
ネットからの申し込みなら手数料無料で再発行ができます。
また、手続き完了後1週間~10日程度で新しいカードが届きます。
電話で再発行する場合
続いて、電話で再発行する場合の手順を紹介します。
- 三井住友カードの公式サイトにアクセスする
- お問い合わせ窓口に電話をかける
- 音声の指示に従って番号を押す
- 申し込み完了
電話での再発行には、手数料が1,100円(税込)かかります。
そのため、ネットが使えないなどの理由がない限りは、WEBから再発行手続きをした方が良いでしょう。
カードが磁気を復活させるには再発行が確実
今回は、カードの磁気が使えなくなった時の対処法について解説しました。
磁気テープに指紋やほこりなどのよごれが付着している場合、それをふき取るだけで磁気が復活します。
しかし、磁気に5年という寿命があったり、強い磁力に弱いという弱点があったりします。
もし、あなたのカードの磁気がこれらの理由で使えないなら、裏技的な対処法では解決しません。
カード会社に連絡して、再発行してもらうしか手段はないので、面倒だと思っても必ず手続きを行うようにしてください。
また、再発行には大体1週間~10日程度かかります。
申し込む際は、時間に余裕を持つことも忘れないようにしましょう。
このコラムに関連するコンテンツ
Pick Upコラム
クレジットカードの選び方
監修ファイナンシャルプランナー紹介