クレジットカードのCVV(セキュリティコード)の確認方法とは。カードによって記載場所が変わるので注意!
クレジットカードに記載されているセキュリティーコード(CVV番号)は、カードの不正利用を未然に防ぐ重要な役割を果たしています。
セキュリティコードの入力を何度も誤ると、クレジット機能が使えなくなる危険性があるため、事前にセキュリティコードの確認方法や入力方法を確認しておくのがおすすめです。
不正使用と戦うクレジットカード業界
クレジットカード不正利用の主な原因は、正規のメールやウェブサイトになりすまし、クレジットカード番号などの個人情報を入力させるフィッシング、決済時にカードの磁気情報を不正に読み取り、偽造クレジットカードを作るスキミングなどが挙げられます。
この他にも、パソコンやスマートフォンに不正アプリ(ソフトウェア)をインストールさせ、個人情報を盗み見するなど、実店舗・ECサイトに限らず悪質な行為は後を絶ちません。
クレジットカード業界はこれらの不正使用への対策として、以下のような対策を講じています。
- クレジット売上票にはカード番号の一部しか表示しない
- 加盟店のカード端末機をスキマー(スキミングを行う機器)を仕掛けられない構造にする
- カード会社や加盟店のサーバーに不正アクセスできないようセキュリティ対策を強化する
また、現在使われているクレジットカードの多くにはICチップが搭載されています。
ICチップ搭載クレジットカードは、4桁の暗証番号で決済が可能な点、これまでの磁気ストライプのみのカードに比べて偽造が困難な点などが特徴です。
不正利用を防ぐ監視体制
上記の対策に加え、クレジットカード会社の多くで24時間365日不正利用がないかどうかをチェックする不正検知システムが導入されています。
以下のような行為が確認され不正利用が疑われた場合、クレジットカードの機能が一時停止することがあります。
- 普段の利用傾向と異なる利用があった場合
- 不正利用が多発している店舗での利用があった場合
- 高額利用が連続した場合
不審な利用をすぐに検知し、調査を行うことで、引き落とし額が確定する前に決済を取り消すことが可能になりました。
ネットショッピングでの不正使用を防ぐ「セキュリティコード」
不審な利用の発見は安全なクレジットカード利用に役立っていますが、未然に不正利用を防ぐに越したことはありません。
そこで、1997年から順次各カード会社により導入されたのが、セキュリティコードによる本人確認という仕組みです。
セキュリティコードの仕組み
セキュリティコードとは、カードの署名欄などに印字された3〜4桁の数字のことです。
従来のネットショッピングでは、カード番号と有効期限、カード会員の氏名の3つの情報のみで決済が可能でした。しかし、これでは3つの情報を知る第三者による不正利用を防げません。
そこで、カード番号とは別に、セキュリティコードの数字を決済時に入力することで、決済を行おうとする者の手元にカードの実物があることを証明します。これがセキュリティコードの仕組みです。
当然、ネットショップ側はセキュリティコードを知ることになりますが、決済が終わるとセキュリティコードの情報は破棄されることになっています。
そのため、万が一ネットショップ側からクレジットカード情報を含む顧客情報が流出した場合でも、セキュリティコードが他者に流出することはありません。
セキュリティコードの場所はカード会社により異なる
セキュリティコードは会社によって呼び名が異なります。
例えば、VISAではCVV(Card Verification Value)、マスターカードではCVC(Card Verification Code)、アメックスではCID(Card Identification Number)と呼ばれています。
正確には、CVVやCVCはカードの磁気ストライプに記録された偽造カード防止のチェックデータを指し、ここでいうセキュリティコードの正式名称は「CVV2」「CVC2」です。
ただし、一般的にCVVやCVCはセキュリティコードと同じ意味で使われているので、決済時にCVV(CVC、CID)の入力を求められた際には、カードに記載されているセキュリティコードの数字を入力します。
カード会社ごとのセキュリティコードの場所
セキュリティコードの記載位置は、国際ブランドや発行会社によって異なります。
繰り返し誤って入力すると、不正利用が疑われカードが止められる原因に繋がりますので、正しい数字を確認した上で入力に進みましょう。
VISA
カード裏面の署名欄に3桁で記載されています。
発行会社によって記載形式が異なり、下記のどちらかの形式で記載されています。
- 3桁のセキュリティコードのみ印字されている場合
- 7桁以上の番号の末尾3桁がセキュリティコードになっている場合
マスターカード
カード裏面の署名欄に3桁で記載されています。
カード種別や発行会社によって記載形式が異なり、下記のどちらかの形式で記載されています。
- カード番号の下4桁とセキュリティコード3桁が印字されている場合
- 16桁のカード番号とセキュリティコード3桁が印字されている場合

※画像情報元 http://www.cardservice.co.jp/service/creditcard/csc.html
JCB
カード裏面の署名欄にカード番号の下4桁とセキュリティコード3桁が記載されています。
ダイナース
カード裏面の署名欄に3桁で記載されています。
アメックス
カード表面のカード番号の右上に印字されている4桁の番号がセキュリティコードです。

VISAやマスターカード、JCB、ダイナースのカードを利用している場合、署名によってセキュリティコードが隠れたり読めなくなったりしないよう注意しましょう。
セキュリティコードが判別できない状態になると、ネットショッピングなどで決済ができなくなる可能性があります。
また、海外では実店舗でもセキュリティコードの入力が求められることがあります。
もちろん、国内と同様に海外でも決済後はセキュリティコード情報の破棄が義務付けられていますが、不安な方は十分信用できる店舗以外では現金決済を選択することをおすすめします。
セキュリティコードを隠すことは可能?
セキュリティコードは直接データの読み取りに影響する磁気部分に記載されているわけではないため、シールやテープなど、はがすことができるもので隠すことは可能です。
ただし、端末へカードの差し込みを行う際、貼ったテープやシールが読み取り口に引っかかってしまいエラーになることがあるため、簡単にはがせるものを選ぶようにしましょう。
また、ペンなどでセキュリティコードを塗りつぶして隠すことはおすすめできません。
店頭でクレジットカードを利用する際、店側がセキュリティコードを見てそのカードが本物であるかどうかを判別することがあるため、塗りつぶしてしまうと判別不能となり、最悪の場合カードが利用出来なくなる原因になります。
入力しないで購入できるネットショップもある
サイトによっては、セキュリティコードを入力しなくてもクレジット決済ができる場合があります。
セキュリティコードは、入力させることでカード利用者の手元にカードがあることを証明できる安全性がある一方、利用者にとっては購入のたびにいちいち入力しなければならないという手間が発生します。
そのため、利用者の入力の手間が増えることで購買意欲が減退するのを防ぐ意図で、あえてセキュリティコードの入力を求めないサイトが存在しているのです。
セキュリティコードは変更できるのか
セキュリティコードを契約者が自由に変更することはできません。
クレジットカードの更新や再発行に伴ってカード番号などの情報に変更があった場合、セキュリティコードも自動的に新しいものへと変更されます。
セキュリティコード入力でエラーが出たときは?
セキュリティコードの位置をきちんと確認して正確に入力したにもかかわらず、エラーが出て決済できない…という場合には、下記のいずれかが原因の可能性があります。
何度も入力を間違えてエラーを繰り返した場合、不正利用が疑われロックがかかってしまいます。
クレジットカードにロックがかかると、発行会社に電話で連絡し本人確認が完了するまでクレジット機能が一切使えない状態になってしまうので、一度エラーが出た場合には必ず再度入力内容を確認するようにしましょう。
全角・半角の入力ミス
セキュリティコードは必ず半角で入力する必要があります。
ネットショップなどでは住所の番地を全角で入力させることが多いですが、全角でセキュリティコードを入力するとエラーになるため、注意しましょう。
ただし、現在はセキュリティコード入力時に自動的に半角入力へ切り替わるサイトが多数を占めています。
別のカードの数字を入力している
うっかり更新前の古いクレジットカードや、所持している別のクレジットカードのセキュリティコードを入力してエラーになっている可能性があります。
特に、同じ国際ブランドのカードを2枚以上契約している方は注意が必要です。
サイトの不具合
まれにサイトの不具合でセキュリティコードが入力できないことがあります。
その場合、メモ帳などのアプリにセキュリティコードを打ち込んでからコピーし、セキュリティコード入力欄に貼り付けると正常に入力されることがあります。
安全なクレジットカード利用に不可欠なCVV番号
このように、セキュリティコードはネットショッピングでのセキュリティを守る仕組みとして大切な役割を担っています。
しかし、セキュリティコードのみで不正使用を完全に防げるわけではないため、カード会社も次々と新たな対策を打ち出しています。
カード会員しか知らないパスワードを設定し、決済時にその入力をうながす「3Dセキュア」や、カード会社から1回限りのパスワードが発行される「ワンタイムパスワード」などがその一例です。
クレジットカードを申し込む際は、安全なショッピングのために、セキュリティ対策の充実度を一つのポイントとしてクレジットカードを選ぶことをおすすめします。
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