スマートフォン分割の審査に落ちた理由を丁寧に解説! 審査を通すために行うべき対策とは


スマートフォン分割払いにも審査がある!~審査に備える4つの注意点

(1)スマートフォンの分割払の審査でチェックされる内容

スマートフォンの分割払いを手続きでは、個人信用情報などを元に審査されます。審査の基準については、契約する会社ごとに違いますが個人信用情報機関に記載されているクレジットカードや消費者金融についての利用状況に関する情報をチェックしている確率は高いでしょう。

注意点としては、スマートフォンの分割払いは、スマートフォンの価格が10万円を超えてくると、審査基準が厳しくなるという事です。

10万円を超える買い物については、クレジットカードと同じとも言えるので10万円を超えるスマートフォンは、審査に通らないケースもあります。

(2)高額機種が増えているため、分割払いを前提としている機種も少なくない

最近のスマートフォンは、高額な機種が増えているので、分割払いを前提としている機種もあります。これは利用者が色々な機能を必要とする為、結果としてスマートフォンは高額になっているのも関係しているでしょう。

10万円を超えるスマートフォンを購入する際の注意点として、落としたりしてすぐに故障させてしまえば、修理代がかかり安いスマートフォンを買っておけば良かったと後悔する場合もあります。

(3)スマートフォンの端末料金が上がってきていることで、分割支払いの審査がおりない人が増加

最近では、スマートフォンの端末料金が上がっていることが原因で、分割払いの審査に通らない方が増えています。人気のあるスマートフォンの端末料金を見てみると、1位がGoogleの48,600円(税込)の端末で2位がHUAWAIの32,980円(税込)となっています。3位は、ソニーモバイルコミュニケーションズの103,032円(税込)となっています。

これらの動向からみると、10万円以上の端末も人気があることがわかります。その為、多機能な10万円以上のスマートフォンを購入したい方も多いですが、その分だけ分割払いの審査がおりないケースもあり、別の端末を選ぶしかできなかったという現状もありえます。

ソニーコミュニケーションズの103,032円(税込)の端末は、世界初の4K有機EL搭載モデルなので多くの方が分割しても購入したいと考えるのも自然だと言えます。

(4)審査難易度は10万円を境目に大きく変化する

10万円以上のスマートフォンを分割で購入する場合、「個人信用情報機関」を参照して本格的な審査を行う為、現在の収入や借入状況の申告が必要となります。特に他社での借入の状況については、個人信用情報機関で記録があるので厳しく確認されるでしょう。また、クレジットカードの延滞や利用停止などの記録についてもチェックが入ります。

スマートフォンの分割の審査難易度は、10万円を超えると厳しくなりますが、10万円以下でも携帯電話の延滞などが頻繁にある場合には、支払可能見込額の調査が行われるケースがあるので気をつけましょう。

スマートフォンの分割審査に通らない理由

■クレジットカードの利用履歴がないケース

スマートフォンの分割の審査に通らない理由として、クレジットカードの利用履歴のないスーパーホワイトであることが挙げられます。スーパーホワイトとは、信用情報に記録の残っていない事を意味しますが、スマートフォンの分割の審査をスーパーホワイトで30代や40代で受けると不利になるケースがあります。

スマートフォンの分割の審査に通る為には、クレジットヒストリーであるクレジットの利用履歴があると信用される傾向があります。

クレジットヒストリーなどの内容を事前に確認する方法としては、各個人情報機関に情報開示の請求をすると、クレジットヒストリーなどを見ることができるので、スマートフォンの分割の審査に通らない方や、気になる方は利用するのも良いでしょう。

<個人情報機関>

① CIC 株式会社シー・アイ・シー

② JICC 株式会社日本信用情報機構

③ JBA 一般社団法人全国銀行協会

■クレジットカードの利用状況が悪い

スマートフォンの分割の審査で注意が必要なのが、クレジットカードの利用状況が悪い場合です。例えば、信用情報機関であるCICに支払いの延納があれば「A」と記録されます。これは、スマートフォン分割の審査の際にも見られる情報となり、支払いの延納の「A」が多くあると「よく延納している」と判断されて、審査に不利になる場合があります。

また、信用情報機関のCICでは、正常に支払いされているケースも記録されていて、当然このような方は、評価が高いです。

クレジットカードの利用経験がない方は、スーパーホワイトで支払い延納マークである「A」がありませんが、何も情報がないとスマートフォンの分割の審査には不利になるケースがあるので、支払い延納がないだけでは安心できないでしょう。

■携帯料金の延滞や金融事故の有無

スマートフォンの分割の審査に通らない理由として、携帯料金の延滞や金融事故の有無などがあります。

携帯料金の延滞については、それぞれの携帯電話会社の間で携帯料金の延滞に関する情報が共有されているのが現状で、他の携帯電話会社の未払いや延滞が理由で分割の審査が通らないことがあるので、普段から携帯料金を期日までに支払うことが大切でしょう。

携帯電話会社間での情報の共有は、一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)という組織で行われています。こちらの組織は、未払いの携帯料金がある場合でも、しっかりと完済することで未払いについての情報が消去されるシステムになっているので、スマートフォンの支払いを分割にしたい方は、事前に未払いの携帯料金を全て支払っておく方が得策です。

■強制解約の有無

さらにスマートフォンの分割の審査に通らない理由に、過去にスマートフォンの強制解約があることが挙げられます。

これは、スマートフォンの携帯料金の限度を超えていると督促状が届き、その後も支払わない状況が続くと携帯電話会社から強制解約されてしまいます。強制解約されてしまうと、スマートフォンの分割の審査に通らない可能性が高くなります。

分割の審査だけではなくて、携帯電話会社と新規の契約をする際にも、審査に通る可能性が低くなるので気をつけましょう。

スマートフォンの分割になぜクレジットカードの利用履歴が調べられる理由としては、スマートフォンの購入は、クレジットカードでいうショッピング枠に当てはまり“割賦販売法”が適応となっているからです。そのため、簡易的な信用審査が義務付けされています。

審査に通るためにはどうすればいい? 4つのチェックポイント

(1)分割ではなく一括ならばそもそも審査が発生しない

スマートフォンを購入する際に、分割ではなく一括で支払えば審査がありません。これは、他の大きな買い物も同じですが、一括で支払えば販売側は料金を全額もらっているので審査をする必要がないためです。

審査などを実施する場合は、個人信用情報機関などの情報を参照して審査をするので大変な手間になります。その上、審査をするスタッフに人件費を払って審査をするので、携帯電話会社としてもできれば審査をしたくないのが事実でしょう。

スマートフォンを分割で購入するか一括で支払うかは色々なファクターが絡んできますが、購入するスマートフォンが故障せずにどれ位もつのかも考える必要があります。

(2)支払い滞納情報なら5年間は履歴が残り、自己破産などの金融事故は5年から10年履歴が残る

スマートフォンを分割で購入する際の審査で引っかかる事として、支払い延滞情報などがありますが、延滞情報は契約期間中と取引終了後5年間は履歴が残ります。例えば、スマートフォンを2年間の分割で契約した場合は、支払いが終わる2年間と契約終了後5年間のトータル7年間は延滞情報に載ってしまうことになります。

また、自己破産などの金融事故については、5年から10年間履歴が残るので、スマートフォン購入の分割の審査で問題になる可能性があります。理由としては、スマートフォンの分割購入は、いわゆるクレジット契約になるため信用情報をチェックされるので、分割の審査に通らないケースがあるという事でしょう。

(3)特に自己破産後は履歴が消えても会社ごとにデータを保存していることが多いので審査に通ることは厳しい

携帯料金にともなった自己破産後の履歴が消えても、携帯電話会社ごとにデータを保存していることが多いので、自己破産前に利用していたキャリアの新しいスマートフォンの分割の審査に通ることは難しいでしょう。

また、同じ会社でスマートフォンを分割で支払う以外でも、再度同じ携帯電話会社と契約する際も携帯電話料金による自己破産の履歴は問題になることがあります。携帯電話料金以外での自己破産については、新規の携帯電話の契約はできます。

自己破産の時に、スマートフォンの機種の支払いが対象となって処置とならないケースは、携帯本体の代金と通信料の延滞額を完済の場合で、特に心配する必要はありません。この場合は、通常通り携帯電話料金を支払って、スマートフォンを継続して利用することができます。

自己破産でスマートフォン本体の端末代も処理されてしまうケースは、借金でスマートフォンを購入して分割で返済している場合で、たとえ延滞がなくてもいわゆる借金と同じ扱いとなるので気をつけましょう。

新規の携帯電話の契約をするには、自己破産の手続きで債権者一覧に携帯電話会社が含まれていないことがポイントとなります。そのために、第3者に代わりにスマートフォンの端末代を支払ってもらうのも一つの方法です。普段から携帯電話料金の延滞や、携帯電話料金にともなった自己破産を避けるように意識しておくと良いでしょう。

(4)心配な人はCICで金融情報を確認できる

スマートフォンの分割払いを検討している方で、過去の金融情報が気になる場合は、自分で信用情報機関のCICで確認するのがおすすめです。CICの情報開示は、CICに加盟しているクレジット会社等との契約内容や支払い状況を確認することができます。

その為、分割の審査を受ける前に、CICでどのような金融情報が履歴としてあるか自分で見ることができます。申込方法は簡単で、パソコン、スマートフォン、郵送、窓口での申込を選ぶことができます。早くて便利なのは、パソコンやスマートフォンを用いたインターネット開示です。

インターネット開示のメリットとしては、開示情報を即時に確認できる事でしょう。

  インターネット開示 利用手数料 支払い方法
CIC あり 1,000円 クレジットカード
JICC
あり 1,000円 クレジットカードやコンビニなど

分割の審査以外の注意点

審査以外にも分割払いには注意点がある

スマートフォンを分割払いで購入を考えている方は、審査以外の注意点として購入後の支払いについて良く計画しておく必要があります。審査に通って実際に分割で購入しても、支払いが延滞したりすれば、信用問題になる可能性があります。

スマートフォンで、実際に電話する時間が長い方などは、様子を見てかけ放題のプランなどを検討するとのも良いでしょう。スマートフォンを分割で購入した後の支払いを延滞する影響は自分で予想しているより大きい場合があるので、確実に毎月支払えるか慎重に判断した方が良いでしょう。

分割中のスマートフォンはヤフオクやメルカリなどで売れない

また分割中のスマートフォンは、ヤフオクやメルカリなどでは売れません。これは、契約中や端末代を支払い中のスマートフォンは出品することが禁止されている為です。また、ヤフオクやメルカリで中古のスマートフォンを購入したい方は、契約中や端末代が支払い中でないか確認することが大切です。

端末代が支払い中であるにもかかわらず、ヤフオクなどで出品されているケースもあるので気をつけましょう。

もしも、分割中のスマートフォンなどをヤフオクで購入した場合などは、取引相手と話し合うことや、場合によっては弁護士などの専門家に相談するケースもあるので、ヤフオクでスマートフォンを購入したい方は、端末の支払いを全て完済しているか確認することが重要でしょう。

審査に通っても支払いに遅延が出ると信用情報に傷がつく

スマートフォンの購入の為の分割支払いの審査に通っても、携帯電話料金に遅延が出ると信用情報に傷がつく場合があります。例えば、数日遅れて携帯電話料金を支払ったケースでは、信用情報には、遅延の履歴は残らない事もありますが、あまりにも長い期間料金支払いの遅延があると信用情報に履歴に傷がつくことになるでしょう。

また、分割の支払いの審査に通っても、端末の分割支払いを遅延すると信用情報に傷がつくこともあります。理由としては、端末の分割支払いはクレジット契約と同じ扱いなので、遅延した場合は信用情報に履歴が残ってしまうことりなります。

ソフトバンクやドコモは、CICやJICCといった信用情報機関に加盟しているのと、auはCICに加盟しているので注意が必要でしょう。自分の利用しているスマートフォンの携帯電話会社がどこの信用情報機関に加盟しているか事前に把握しておくことが大切ですが普段なら支払いは期日までに済ませるようにしておきましょう。



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