クレジットカードを作る際には、どのクレジットカードに申し込んでも必ず「審査」というものがあります。買い物をし、クレジットカード払いにする際にはその場では直接金銭の授受が行われません。そして、クレジットカード会社でその月に使ったクレジットカードの利用額を集計して翌月に指定の銀行口座からクレジットカード利用料金が引き落とされる仕組みになっています。
つまり、クレジットカード会社はクレジットカードユーザーが利用料金の引き落とし日に
必ず利用料金を支払ってくれると言う信頼を元に一時的にユーザーに代わって買い物の代金を引き受けているとも言えます。
そのため、クレジットカード会社は必ずカードの発行申込者に対して、きちんと利用料金が支払えるかどうかという調査を行います。これを「審査」と言います。
「審査」の基準はカード会社や、一般カード・ゴールドカードといったカードの種類によって違いがあります。また、その審査基準は公表されていないため、基準についてあらかじめ知っておくことができません。また、カードの会社の審査に落ちてしまっても、何が理由だったのかについて教えて貰う事もできません。しかしカード会社の求めているものは「支払い能力」であり、会社やカードごとに申込者をスコアリングして評価しているので、審査基準について考えてみましょう。
年齢・家族は仕事と共にこれからの見込める収入や支出の規模を測るために重要視されます。それだけではなく、万が一カードのユーザーが不払いで夜逃げなどをした際に、足取りを追えるかもカード会社の審査基準の重要なポイントです。そのため、独身で親元で暮らしている方、既婚者で親元で暮らしている方、既婚者で独立して暮らしている方、独身で一人暮らしの方、の順番に高スコアで採点されると言われています。
クレジットカード会社はカード利用額が払えるかどうか、また、カードの種類によってはキャッシングローン機能が付いているものであればきちんと返済を行えるかどうかについて審査をします。ここで大切なのは「安定性」であり、収入に波が無く、毎月安定した収入が見込めると言う事は、それだけ安定して支払い能力があるとみなされます。士業、会社の役員、大企業に勤めている方や公務員が審査に有利だと言われている所以です。
フリーランスや中小企業に勤めている方はその次に審査に通りやすいと言われています。フリーランスでも大企業に勤めている方よりも収入の多い方もいらっしゃいますが、安定性という意味では次点となるようです。
また、無職では資産があったとしても安定した収入とはみなされ難く、審査に通ることは極めて困難だと言えます。
居住形態も審査基準となっています。持ち家(自己所有)、持ち家(家族所有)、賃貸の順に高スコアが付きます。クレジットカード会社の求めている「支払い能力があるか」については、ユーザーが支払わなかった際、もしくは支払えなくなった際の担保となるものがあるかどうかは大きなポイントになります。
少し前までは固定電話があるかどうかも審査の基準となっていました。固定電話は電話加入権という債権を売買することによって設置しており、無形固定資産とされているためです。
しかし、現在では携帯電話の普及や一人暮らしの増加によって固定電話の設置の有無が審査基準の重要な要素となる事は少ない様です。
クレジットヒストリーとは言葉の通りクレジットカードを利用する事で貯まっていく歴史、履歴です。 単に履歴と言っても一体いくら何に使ったという明細の様なものではなく、きちんと利用額を払えているかどうかという事が重要なポイントです。
年齢が若くてクレジットヒストリーが無いのは当然ですが、年齢が上がって来てから初めてクレジットカードを持つ場合には、このクレジットヒストリーがまっさらな状態ですので、問題を起こしたわけでもないのですが、信用も無いという状態になってしまいます。そのため、利用額や利用頻度はさておき、早いうちにクレジットカードを作ることがお勧めです。クレジットカード会社によっては18歳以上の学生専用や
学生向けのカードを発行したり、新社会人向けのカードを発行しているので、チェックしてみて下さい。
クレジットカード会社は申し込みの申請を受けてから「個人信用情報機関」と呼ばれるところに、申込者のクレジットヒストリーの照会をします。これまでどのようなクレジットカードを持っており、滞納や不払いが無かったかについて調べます。
何度も銀行引き落としが出来ずに滞納をしたり、未払いや不払いをした方はこのクレジットヒストリーが良い状態とは言えません。さらに、過去にクレジットカードやキャッシングローンやローン、携帯電話の端末代金の支払いを3ヵ月以上延滞したり不払いをした方は「ブラック」と呼ばれる状態になってしまいます。このブラック、またはブラックリスト入りと呼ばれる状態になると、5年間は通常のクレジットカード審査を通過することは出来ません。
若年齢ではなくクレジットヒストリーが全くない方、そして特にクレジットヒストリーに何らかの瑕疵がある方、クレジットカードの審査に何度か落ちている方は審査通過の際に少し工夫をする事で審査通過がしやすくなる場合があります。
審査の申し込みの際に記入する書類にはきちんと本当の事を書きましょう。多数の申込者がいるだろうし、少々は嘘を書いても大丈夫だろうと思っていても、クレジットカード会社の調査でばれてしまいます。嘘がばれると信用に関わるので、正確に記入しましょう。
クレジットカードの申し込み後、クレジットカード会社から電話が掛かって来ることがあります。仕事中や用事ですぐに電話に出られなかったとしても、放置をせずなるべく早く折り返し連絡をしましょう。
クレジットカードを申し込む際に、多くの場合、クレジットカードを利用して借入ができるキャッシングローンの限度額がどれくらい必要かについて記入する欄があります。可能な限りキャッシングローン枠の限度額を減らすことで、審査が通過しやすくなります。
ACマスターカードは他社とは異なる審査基準であるという特長からも、大別して3タイプの方にお勧めのカードとなっています。
通常のクレジットカードであればどんなに早くても審査は1週間~10日は発行に時間が掛かります。しかしACマスターカードであれば※1で結果がでるのですぐにクレジットカードが持ちたい方や必要な方には便利です。
※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
ACマスターカードは独自の審査基準で審査が不安な方に選ばれているカードです。
また事前の「3秒診断」で審査通過の可能性を調べたうえで申し込みができます。
ブラックではないが、収入の安定に不安があり、年齢が高く、これまで全くクレジットヒストリーの無い方にもお勧めです。ACマスターカードの審査に通ったことプラスACマスターカードを持って滞納や不払いなどの問題が無いというクレジットヒストリーを積み重ねる事で、後々別のクレジットカードの申し込みの際に有利になることがあるためです。
カードフェイス |
ACマスターカード |
三菱UFJカード VIASOカード |
三井住友カード |
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カード属性 | 消費者金融系 | 信販系 | 銀行系 |
年会費 | 無料 | 無料 | 税込1,375円 条件により無料 |
発行期間 | 最短翌営業日 | 最短3営業日 | |
申し込み資格 | 18歳以上で安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)。 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |