クレジットカードは持つ人のライフスタイルやクレジットカードの機能に合わせて選ぶものですが、申し込んだとしてもクレジットカードを必ず持てるというものではありません。
すべてのクレジットカードには審査があり、審査ではクレジット決済した金額をきちんと支払うことができる申込者かどうかをチェックされます。
またステータスカードであるプラチナカードに代表される一部のクレジットカードでは、申し込んだからと言って審査を受けられものではなく、まずは一般カードやゴールドカードを持って優良ユーザーであるという信頼を得たうえで、クレジットカード会社の方からさらに上のクラスのクレジットカードを持ちませんか、という招待を受けなくては申込むことができないクレジットカードも存在します。
クレジットカードを利用していて、意外に知らない方も多いですが、クレジットカードは末永く、延滞なく使っていることで自分の信頼が高まり、クレジットカード会社から優良顧客と見なされ、もっとランクの高いクレジットカードが発行されるのです。
一般カード⇒ゴールドカード⇒プラチナカード
クレジットカード会社から、クレジットカードのユーザーとしての招待を受けることをインビテーション、または略称としてインビと呼びます。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードなど、一部のインビテーションカードの中には、インビテーションを受けたユーザーが審査の申し込みをしてから審査が行われるため、インビテーションを受けたからと言って必ずしもそのカードを持つことができないものもあります。
しかし殆どのインビテーションでは信頼があるユーザーだからこそ送るインビテーション(=招待)なので、審査に落ちることはそう多くはないものの、クレジットカード会社ごとにゴールドやプラチナと言ったステータスカードについては、一般クレジットカードと比較して格段に審査基準も厳しくなっているほか、審査基準について公表しているクレジットカード会社はありません。
まずはインビテーションを貰えるためにできること、またインビテーションが欲しい方がやってはいけないことを確認していきましょう。
インビテーションを貰うためにはクレジットカード会社にとって優良顧客であることをしっかりアピールする必要があります。
ゴールドカードであれば自分で申し込めるものも多いのですが、プラチナ以上のクレジットカードについては殆どのものがインビテーション制度をとっており、クレジットカード会社としてもハイステータスカードであることをユーザーにPRすることでカードの希少性やステータス性を高めていく狙いがあります。
クレジットカード会社は、ユーザーがクレジット決済を行った店舗から手数料を貰うことで運営をしているため、クレジットカードのユーザーがしっかりとクレジットカードを使うことによってクレジットカードの優良ユーザーである印象を与えることができます。
複数枚のクレジットカードを少しずつ使っているなど、毎月数千円程度の利用であればインビテーションが来る可能性が低くなってしまうので、インビテーションが貰うために持っているクレジットカードはメインカードとして積極的に使っていきましょう。
クレジット決済をした金額を支払わなかったり、またきちんと引き落とすことができない場合には利用料金の未納や滞納扱いになってしまい、単にクレジットカード会社の中で履歴が残るだけではなく、クレジットカード情報が記録されている信用情報機関という場所にクレジットヒストリーとして記録されてしまうので、インビテーションを受けにくくなるだけではなく、新しくクレジットカードの申し込みをするときやクレジットカードの更新時のマイナス要素になってしまいます。
クレジットカードにはそれぞれに特典やサービスが付いており、空港ラウンジサービスや海外デスクサービス、旅行中の宿泊先の案内や演劇やスポーツのチケットの手配サービスなどが付帯しているものもあります。有料、無料に関わらずクレジットカードのサービスを利用することによってクレジットカード会社に利用の実績が残るのでインビテーション後にランクアップしたクレジットカードを持った場合に、クレジットカードを使いこなせるユーザーであるとイメージづけることができます。
クレジットカードのインビテーションはクレジットカードを利用し、トラブルのない優良ユーザーであることだけではなく、クレジットカード会社とコンタクトを取っておくこともプラスポイントになります。
例えばコールセンターやサポートデスクなどに問い合わせて、インビテーションを受けたいクレジットカードについて質問をしたり、インビテーションを受けたい旨を伝えておくことでクレジットカード会社にユーザーの意思が伝わりやすくなります。
インビテーション制を取っているクレジットカードを持つためには、いずれインビテーションを受けたいクレジットカードの1段階または2段階下のカードを持ってクレジットカードを利用し続けるというのは基本の方法です。
例えば「エポスカード」を例に挙げると、エポスカード(一般カード)は申し込みをして審査を受けて持つことができる一般カードで、さらにワンランク上のエポスゴールドカードは申し込むこともできますしエポスカード側から一般カードのユーザーにインビテーションが送られることもあります。さらに最高ランクのエポスプラチナカードはエポスゴールドカードのユーザーにのみインビテーションが送られて来ることで持つことができます。
つまりエポスカードのプラチナカードを持ちたい方は、エポスカード(一般カード)からインビテーションを受けてエポスゴールドカードを持ち、さらにインビテーションを受けてプラチナカードを持つか、またはゴールドカードの申し込みをしてクレジットカードを持ち、さらにプラチナカードのインビテーションを受けるという2つの選択肢があります。
年会費 | ETCカード | 発行期間 |
---|---|---|
無料 | 無料 | 最短当日受け取り 通常約10日 |
還元率 | 電子マネー | ブランド |
0.5% |
年会費 | ETCカード | 発行期間 |
---|---|---|
5,000円(税込) 招待もしくは年間利用額50万円以上で年会費永年無料 |
無料 | 約1週間 |
還元率 | 電子マネー | ブランド |
0.5%~1.5% |
エポスプラチナカードを持ちたい場合には、エポスゴールドカードの申し込みをしてからインビテーションを受ける方法がもっとも早くプラチナカードを持てる方法ではありますが、エポスカード(一般カード)は高校生を除く18歳以上の方、エポスゴールドカードは20歳以上で本人に安定継続収入のある方となっているので、まだ20歳になっていない方やクレジットカードの審査に不安があるという方は、まずはエポスカード(一般カード)を持ってからインビテーションを待つ方法もあります。
また自分自身でゴールドカードに申し込むと、年会費5,500円(税込)がかかり、翌年度の年会費を無料にするためには年間50万円以上クレジット決済する必要があります。しかしエポスカード(一般カード)からインビテーションを受けてゴールドカードにランクアップする場合には、条件なしで年会費が無料になるので、年会費を節約したいという方もエポスカード(一般カード)を持ってからインビテーションを受けてランクアップする方法がおすすめです。
エポスプラチナカードのインビテーションを受けるためには、まずクレジットカードで決済した金額を未納や滞納なく支払い、できるだけメインカードとして利用する、エポスカード(一般カード)であれば会員優待特典を利用する、ETCカードを併せて使う、エポスゴールドカードであれば空港ラウンジを使う、ゴールド会員限定のグルメサービス「くつろぎのカフェ&レストラン」や旅行サービス「癒し満喫の湯宿」などのサービスを活用しながらインビテーションを受けるためのアピールをしていきましょう。