リボ残高がある人は新規のクレジットカードが作れない?審査に与える影響とは

リボ払いは便利だけど注意が必要な理由

クレジットカードの支払い方法の1つに、リボ払いがあります。リボ払いは、クレジットカードの利用代金を、毎月5,000円、10,000円といったように一定額で支払えるもので、毎月の負担を減らせることがメリットです。しかし、毎月残高に応じた金利手数料がかかるので、実際の総支払い額は一括払いよりも高くなるデメリットがあります。

リボ払いの金利は「年利」が採用されており、ほとんどのクレジットカードで15%となっています。この年利15%というのは、1年間お金を借りた場合に適用される値です。そのため半年で返済した場合は半分の(15%÷12か月)×6か月=7.5%となり、3か月で返済した場合4分の1の3.75%になります。

10,000円の商品を年利15%のリボ払いで購入し、月10,000円のリボ払い1回で返済したとします。(15%÷12か月)×10,000円=125円となり、金利手数料は125円かかることがわかります。125円という金利手数料は500mlのペットボトル1本分の金額とだいたい同じで、高額という印象ではありません。では120,000円の支払いを毎月10,000円のリボ払いにした場合と比較してみましょう。

同じく毎月10,000円を支払うリボ払いでも、120,000円を12か月かけて支払った場合は、手数料だけで合計9,467円もかかっています。リボ払いは月々の支払いの負担を軽くすることができても、長期的な使い方をすると高額な手数料が発生するため、決してお得とはいえない注意が必要な支払い方法なのです。

またリボ残債がある人は、別のクレジットカードへの入会申込みをするときに、リボ残債が審査に影響することがあります。リボ残債は言いかえれば借金がある状態であり、このリボ残債は入会申込みをしたクレジットカード会社が、個人信用情報機関を通じてチェックできる仕組みになっています。そのため、リボ払いの利用枠一杯に使っている「リボ天」の方や年単位で支払いが残っている方は、審査に不利になることがあるのです。

リボ払いが新規クレジットカードの入会審査に与える影響

リボ残債があるからといって全ての人が審査に落ちるということではなく、リボ残債が少額で支払いに遅延や延滞がなく、生活を圧迫していなければ審査に通る可能性が十分にあります。クレジットカード会社には、審査をするときに消費者の支払い可能見込額をチェックすることが義務づけられており、カード利用額の支払いに充てる金額があると判断されれば審査に通ります。

支払い可能見込額とは?

支払い可能見込額は、個人の収入のうち支払い可能な金額を計算したものです。2010年12月より改正割賦販売違法の第2段階施行となったため、クレジットカードの新規申込・有効期限による更新・利用枠の増額のタイミングで調査されます。支払い可能見込額は、

・支払い可能見込額=申込者の年収-年間請求予定額-生活維持費

で計算され、支払い可能見込額の90%の金額をカード利用の限度額として提供しています。生活維持費は地域により標準の金額の85%〜100%の範囲で定められているので、若干異なることがあります。また、支払い可能見込額が調査されるのは、2か月以上の支払い期間があるショッピング利用なので、一括払いを中心にカード利用している場合は調査されないこともあります。

実際に年収から生活維持費を引いた金額と、月々のリボ払い請求額の12倍(12か月分)の金額を比べてみてください。年収から生活維持費を引いた金額の方が上回っている場合、つまり支払い可能見込額があるなら審査を通過できる可能性が高いです。例えば、年収300万円の1人暮らしの方で毎月3万円のリボ払いがあるとして計算してみましょう。

年収300万円-生活維持費116万-リボ残債36万(3万×12か月)=148万(支払い可能見込額)となり、この場合は毎月3万円ずつリボ払いをしている方でも、支払い可能見込額が100万円以上もあるので審査を通過できるでしょう。

このように少額のリボ残債ならほとんど影響なく審査を通過できますが、リボ残債が多いほど支払い可能見込額が少なくなり、審査では支払い能力が無い、計画的な買い物ができないと判断されてしまいます。

また、リボ残債が年収の30%ほどに達する場合や、リボ払いの限度額一杯に使っている「リボ天」状態の方も、審査では不利になりやすく大きな影響があります。例えば、28歳の会社員、年収350万円、リボ残債が20万円ある方なら審査への影響はほとんどなく、リボ残債が120万円の場合なら審査通過は厳しいといえます。

リボ残債があっても新しくカードを作りたい!やっておくべき3つの方法

リボ残債があるときでも、ポイントプログラムや特典利用のために他のクレジットカードを作りたいなら、まずはリボ残債を減らす努力が必要です。リボ残債を減らす3つの方法を紹介します。

リボ残債の一括返済をしよう

クレジットカードの支払い方法はリボ払いのほかに、一括払い、2回払い、分割払い、ボーナス一括払いなどがあります。一括返済したいときは、各クレジットカード会社の変更締切日までに、カード会社に直接電話をかけて変更するか、カード会社の会員ページから支払い方法の変更手続きを行います。変更後の返済は、カード会社により異なりますが銀行振込みやATM、指定口座からの自動振替が利用できます。

一括払いが利用できない場合は、例えば、毎月5,000円の設定で残債が48,520円あるとしたら、毎月の支払い額を50,000円に設定すれば翌月に返済を完了させることで対応できます。

毎月の返済額をアップしよう

各クレジットカードの支払い変更締切日までに、電話・会員専用ページなどから変更手続きを行います。毎月5,000円で返済している場合、早く支払うために支払い額を20,000円、30,000円とアップすれば返済完了までの期間と金利手数料を節約できます。リボ払いで支払うことは変わりありませんが、これまでと違って計画的に早く返済できる方法です。

一括返済するのは厳しいけれど、リボ残債をあと2〜3回で返済完了したいときなどにも有効な手段です。金額は無理のない範囲で設定しましょう。

ボーナス一括払いを利用しよう

利用内容によりリボ残債を変更できないことがありますが、ショッピング利用分ならほとんど変更できるでしょう。カード会社の変更締切日までに、電話やカード会社の会員ページから変更手続きを行います。ボーナス一括払いは、いつからいつまでの利用分を夏または冬に支払うのか、事前に確認しておいてください。支払いを最長半年先に延ばせるほか、金利手数料は一切かからずに返済できる点でお得な支払い方法です。

なぜリボ残債を先に支払うことが必要なのか

リボ残債額や年収によっては、新規クレジットカード申込の行為が、お金がないから新しくカードを作ろうとしていると判断されることがあります。毎月誠実に返済していても、思わぬところで悪い印象を持たれてしまうのです。リボ残債が少額なら影響はありませんが、新規入会申込みをするならリボ残債をすべて返済してからの方が、心証も良くクリーンな状態になり審査にも通りやすいでしょう。

リボ払いは悪くない!でも計画的な利用を心掛けよう

リボ払いは商品をクレジットカード決済したあとで、ゆっくり支払えることが魅力の支払い方法です。ですが毎月の支払い額に変動がないので、カードを使いすぎていることや危機感を感じさせないことも事実です。金利手数料が高いので支払い合計額はとんでもなく高くなることもあります。

リボ払いは悪い支払い方法ではありませんが、デメリットもあるので短期的な使い方をすることをおすすめします。お金がないときには、優れた支払い方法として頼れる部分もあるので賢く利用していきましょう。

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