日本では家族や大切な人が亡くなると、それぞれに葬儀を行い手厚く故人を弔います。

急に亡くなるケース、余命宣告されていたケース、亡くなったショックと悲しみでいっぱいでも葬儀の準備は始まり、いつまでも悲しんでばかりはいられません。

葬儀の準備をするときに気になるのは費用です。

どれくらいの金額がかかるのか、支払い方法や支払うタイミングなどわからないことも多いものです。

本記事では、葬儀にかかる費用や急な葬儀にも対応可能な2枚のクレジットカードを紹介します。

それでは、まずは葬儀の費用について詳しく見ていきましょう。

葬儀費用の相場とは？

葬儀費用は宗派や規模にもよりますが、100～200万円が相場だといわれています。

近年では、故人の意向により家族葬などのシンプルな葬儀が好まれる傾向で、それでも50～80万円前後は準備した方が良いとされています。

すでにお墓がある方は葬儀の後に納骨され、お墓が無い方は建墓して納骨します。

建墓の相場は100～300万円、これは永大使用料、墓石費用、施工費が含まれた金額で、平均50～60日程度の施工期間がかかります。

建墓が厳しい場合は樹木葬や散骨する方法もあり、この場合は15万円くらいから各コースを選択できます。

支払い方法とタイミングについて

葬儀費用の支払い方法は、葬儀社によって少しずつ異なり、現金払いのみの葬儀社もあればクレジット払いにも対応するところもあります。

• 現金払い
• クレジットカード払い
• 葬儀ローン

すぐにまとまった現金を用意できないときは、クレジットカード払いや葬儀ローンの利用が便利で、クレジットカード払いなら一括払いのほかに、分割払い、リボ払い、ボーナス払いも利用できます。

支払うタイミングは基本的に後払いで、葬儀終了後１週間から10日ほどに支払い期日が設定されています。

葬儀では弔問客の人数によってお茶や砂糖などの会葬御礼の数が変動するので、葬儀が終わってからの方が計算しやすいことも影響しています。

葬儀社によっては葬儀に必要なもの一式と、会葬御礼の品を一定数セットにしたセットプランも用意しているところがあり、弔問客が多くない葬儀の場合はセットプランの方がお得になることもあります。

セットプランの場合は前払い制のプランもあるので、事前に葬儀社に確認や相談をしておくと良いでしょう。

故人の保険金で支払いに充てようとしても、保険金が振り込まれるまでは思いのほか時間がかかるものです。

保険金をあてにした葬儀費用の支払い方ではなく、葬儀社が指定する支払期日に間に合うように工夫することが大切です。

そのため弔問客が増えそうなときは、比較的早く準備できるクレジットカードやカードローンの利用をおすすめします。

建墓費用にもクレジット払いが使える？

建墓費用はクレジット払いで支払うことが可能で、一括払いはもちろん、分割払い、リボ払い、ボーナス払いの中からライフスタイルに合う支払い方法を選択できます。

ただクレジット払いは利用限度額の関係と、分割払いにした場合、支払い回数が多いほど分割払い手数料が増えていきます。

建墓費用の金額によっては、同じ分割でもメモリアルローンの利率の方が安いケースもあるので、事前にシミュレーションして確認することをおすすめします。

葬儀費用の支払いにクレジット払いに対応する葬儀社も増えてきて、クレジット払いを利用する方も増加してきています。

数十万円以上の大金になる葬儀費用を持ち歩くのは、いくら支払いのためでも不安になりますが、クレジット払いならカード１枚で支払いが完了し防犯上の意味でも気持ちの上でも安心です。

急な葬儀でもクレジットカードの分割払いやボーナス払いの利用で、月々の支払いの負担が軽くなり、次のボーナスをあてにして支払うなど、無理のない範囲の支払いができます。

葬儀費用が高額の場合は、一部を現金、一部をクレジット払いにする支払い方法も検討すると良く、葬儀社に相談して一部をクレジット払いにできれば、現金一括払いよりは負担を軽くすることができます。

葬儀費用の支払いにクレジット払いを利用することは、現金払いよりも支払いの幅が広がり、安くはない葬儀費用対策の1つと言って良いでしょう。

またクレジットカードのポイント還元をうまく利用すれば、葬儀での出費を経済的に補うことにもなります。

1％還元のカードなら1万円に対してポイントは100ポイント、10万円なら1,000ポイント、100万円なら10,000ポイントもらえるため、1ポイントを1円として使えるなら、生活費や食費はもちろん故人のお花代にも役立てることができます。

さらにクレジットカードの特典によっては、葬儀費用そのものが割引になる特典もあります。

三井住友カードには、首都圏と京都府・滋賀県で利用できる葬儀関連のサービスがあります。

日比谷花壇「フラワーフューネラル」（首都圏など）

• 三井住友カードで葬儀料金の支払いで花祭壇料金10％割引

フリーダイヤル：0120-06-3987 24 受付時間／24時間・年中無休

公益社（京都・滋賀）

• 三井住友カードで葬儀料金の支払いで基本葬儀料金10％割引

フリーダイヤル：0120-00-4200 受付時間／24時間・年中無休

三井住友カードを持っている方は、急な葬儀の際にも役立つ特典が付帯しているので、詳しい条件や具体的な利用方法などもチェックしておくことをおすすめします。

葬儀費用をクレジット払いするときの注意点！ 中には現金払いしかできないものもある

葬儀費用のクレジット払いに対応している葬儀社でも、お寺やお坊さんへの読経料金、戒名料金にあたるお布施は現金のみの支払いがほとんどです。

具体的な金額は決まっていないことが多く、半紙に包むか白封筒に「気持ち」の現金を入れて直接渡すことが一般的です。

お寺や地区により最低金額が決まっていることもあるため、金額に悩んだときは葬儀社に相談しましょう。

葬儀費用のほとんどはクレジット払いに対応していても、お布施のように現金払いとなる費用もあるので、ある程度の現金の準備もしておくのが望ましいです。

クレジットカードの利用限度額に注意！ 不安なときは利用限度額の一時引き上げもおすすめ

葬儀費用や建墓費用をクレジットカードで支払う際は、使うカードの利用限度額に余裕があるかを確認してください。

クレジットカードの利用明細、Web明細、会員専用webサービスなどから確認できます。

もしも葬儀費用が利用限度額を上回るときは、利用限度額の一時引き上げを検討するのも1つの方法です。

利用限度額の一時引き上げは、基本の利用可能額を引き上げることとは異なり、1ヶ月程度の期間のみ利用限度額を引き上げてもらう制度です。

仮に葬儀費用が300万円、クレジットカードの利用限度額が200万円だとすると、不足分の100万円を補うために利用限度額の一時引き上げを申し込んで、利用限度額300万円に引き上げてもらうものです。

基本のクレジットカードの支払い方法では、一括払い、分割払い、ボーナス払い、リボ払いが利用できますが、一時引き上げにより増加した利用額は、カード会社により一括払いのみの扱いになることもあります。

引き上げ部分が一括払いしか使えないとしても、実際の支払いを1ヶ月ほど先延ばしにすることができます。

クレジットカードの支払い日までの1ヶ月間に、親族と相談して費用を出し合う相談もできるでしょう。

分割払いやリボ払いを利用するときの注意点

また葬儀費用を分割払いやリボ払いにした場合、どちらの支払い方法にも毎月手数料がかかります。

どちらの手数料も実質年率15％ほどで、100万円を年率15％で24回の分割払いにした場合、支払い手数料合計は161,846円にもなり、1ヶ月あたり平均48,487円を返済していくことになります。

同じ条件で支払い回数を半分の12回にすると、支払い手数料合計は81,278円、１ヶ月あたり平均90,257円ずつの返済額になります。

分割払いやリボ払いは葬儀費用のように大きな金額を支払うときに便利でも、支払い回数が多くなると支払い手数料が予想以上に高くなってしまいます。

100万円に対して24回払いだと161,846円も余分に支払うのは、金額の大きさにがっかりすることもあるでしょう。

葬儀費用をクレジット払いの分割払いやリボ払いにするときは、葬儀費用にもよりますがなるべく少ない返済回数での返済と、余裕があるときはできるだけ繰り上げ返済することが重要 です。

国や行政機関の給付金制度を活用！ 忘れずに申請して給付を受けよう

近年では終活として葬儀費用を前もって準備する人も少なくありませんが、日本では一定条件を満たすと国や行政機関から葬儀費用を一部負担してもらえる制度を利用できます。

「給付金制度」といい、故人が国民健康保険、後期高齢者医療制度、国民健康保険以外の医療保険（健康保険組合、全国健康保険協会、共済協会などの健康保険）に加入した場合に給付する制度です。

葬儀費用の一部を負担してくれることは間違いありませんが、どちらかというと葬儀費用の準備金というニュアンスが強く、申請しなければ給付されない性質があります。

通常は、故人が亡くなったあとに国民健康保険証の返還手続きを行い、その際に1～7万円ほどの給付金が支給されます。

申請期間は故人の死亡から2年以内、故人が国民健康保険以外の医療保険に加入していた場合は、埋葬料または埋葬費が給付され、都道府県により具体的な給付額は異なります。

申請する人は葬儀施行者、申請後は2～3週間程度で申請者の銀行口座に振り込まれます。

葬儀保険とは？ 民間保険会社で販売する少額短期保険

国や行政機関の給付金制度のほかに、民間の保険会社では葬儀に備えた保険を販売しています。

葬儀保険は300万円を保険金額の上限として、保険会社により100万円単位または10万円単位での保険金額を選択できます。

保険期間1年以内の掛け捨てとなり、月払い、半年払い、年払いから支払い方法を選べるものです。

葬儀費用が準備できるか不安だ、万が一に備えたいなら葬儀保険を利用するのも良い方法です。

急な葬儀で費用が足りない、もしくは葬儀費用の準備に不安があるときは、すぐに発行できて借入できるカードがあると便利です。

申し込んだその日のうちにカード発行と、借り入れができる2枚のカードを紹介します。

最短即日発行・自由度の高い支払い方法が魅力のACマスターカード

ACマスターカードはクレジットカードとしての機能と、カードローンとしての機能を持ち、発行できることが魅力です。

旅行傷害保険やポイントプログラムは付帯しませんが、ショッピング利用金額に対して0.25％のキャッシュバックを受けられます。

ACマスターカードの審査は、現在の返済能力を重視する傾向があるので、多少審査に不安がある方や、利用限度額が気になる方も申し込んでみる価値があります。

借入はカードが発行された直後から利用でき、提携ATMから借り入れが可能で、同時に利用可能額も確認することができます。

返済は毎月の口座引き落としに加え、提携ATMでの繰り上げ返済にも対応しています。

ACマスターカードの基本情報

安定した定期収入があれば職業を問わずに申し込めるSMBCモビット

SMBCモビットは入会金・年会費無料のカードローンで、満20歳以上74歳以下の安定した定期収入のある方なら職業を問わず申し込むことができます。

パートやアルバイトの方には入会制限があるカードが多い中、SMBCモビットは安定した定期収入があればOKです。

パート勤めの妻が喪主になる場合でもパソコン・ケータイ・スマートフォン・電話・三井住友銀行ローン契約機からいつでも申し込むことができます。

郵送での申し込みも可能ですが、即日発行したいならインターネットでの申し込みが便利、WEB完結申し込みなら最短15分で審査完了、カード発行なしでWEBからすぐに葬儀費用を準備できます。
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※三井住友銀行のローン契約機なら即日でカード発行

クレジットカードやクレジット払いのほかにも、カードローンという選択肢もあるので返しやすさを重視して活用していきましょう。

SMBCモビットの基本情報