クレジットカードを作れない人の割合!4人に1人が審査落ち?その理由と発行しやすいカードを紹介
あなたはクレジットカードの審査に落ちた経験がありますか?
年会費無料のクレジットカードなら、誰でも簡単に作れるだろうと考える方は多いでしょう。
しかし、実際は年会費がかかるクレジットカードだけでなく、年会費が無料のクレジットカードでも作れないことがあります。
では、どれくらいの割合でクレジットカードを作れない人がいるのでしょうか?
本記事では、クレジットカードを作れない人の割合について解説します。
また、なぜクレジットカードが作れないのか、よくある原因についてもお話します。
最後に、比較的作りやすいクレジットカードも紹介するので、審査に通過できずに困っている方や審査に通るか不安に思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
・クレジットカードの審査通過率と審査落ちの割合
・クレジットカードが作れない5つのよくある理由
・審査が不安な方におすすめのクレジットカード
クレジットカードを作れない人の割合!4人に1人が審査落ちって本当?
クレジットカードが作れない人の割合は意外に高いのです。
日本クレジット協会の調査結果によると、実に4人に1人の割合で審査に落ちているとされています。
その証拠となるデータを見てみましょう。
調査年月 入会申込件数 契約件数 発券割合 審査落ちの割合 2018年 3,109 2,361 75.9% 24.1% 2019年 3,362 2,559 76.1% 23.9% 2020年 2,799 2,067 73.8% 26.2% 2021年 3,141 2,363 75.2% 24.8% 2022年 3,587 2,699 75.2% 24.8%
上の表は、日本クレジット協会の調査結果に掲載された「入会申込件数」と「契約件数」から、発券割合を算出したものです。
2018年~2022年までどの年を見ても、大体75%くらいの方しか発券しておらず、約2割の方が審査に落ちている計算です。
このように、実は4人に1人の割合でクレジットカードが作れない人がいます。
では、なぜクレジットカードが作れない人がいるのでしょうか。
クレジットカードを作れない理由とは?よくある理由5選
この項目では、クレジットカードが作れない理由について解説します。
自分に当てはまっているところはないか確認してみましょう。
申し込み資格を満たしていない
クレジットカードが作れない理由の1つ目は、申し込み条件を満たしていないことです。
そもそも、クレジットカードには必ず申し込み条件があります。
年齢や職業、収入など様々な条件があり、公式サイトで公開している条件もあれば非公開の条件もあります。
例えば、年収に関してはほとんどのクレジットカードの申し込み条件に含まれていません。
しかし、公式サイトで記載がないからといって条件に含まれていないとは限らないのです。
また、申し込み条件はクレジットカードの種類によって厳しさが変わります。
低い年収でも作りやすいカードもあれば、高額な年会費がかかるようなハイスペックのカードだと、高所得者のみの発行となるものもあります。
もちろん年収の多さだけでなく、アルバイトやパート、個人事業主のように不安定と判断される雇用形態だと、安定した収入ではないと判断されて審査に落ちるケースがあります。
信用情報に傷がついている
クレジットカードが作れない理由の2つ目は、信用情報に傷がついていることです。
信用情報とは、個人の年収や住宅情報、勤務先等の属性情報及び、ローンや公共料金などの支払いに関する情報で、信用情報機関と呼ばれる場所で一括管理されています。
あなたがクレジットカードに申し込むと、申し込みを受けたカード会社は信用情報機関に情報照会します。
そして、過去や現在のカードの利用履歴やローンの返済状況などを調査して、本当にクレジットカードを発行しても大丈夫か審査します。
そのため、過去に延滞や滞納、債務整理などの経験があると、利用していたローン会社と関係ないカード会社のクレジットカードに申し込んでも、金融事故を起こした事実から審査が不利になるのです。
ちなみに、債務整理や自己破産といった金融事故に関しては、信用情報機関に登録される期限が定められています。
事故内容 | 掲載期間 |
---|---|
長期延滞 | 5年 |
代位弁済 | 5年 |
契約解除 | 5年 |
債務整理 | 5~10年 |
上記の期間を過ぎない限り、クレジットカードの発行で不利になる、もしくは作れないといった状況が続きます。
クレジットカードの利用実績がない
クレジットカードが作れない理由の3つ目は、クレジットカードの利用実績がないことです。
前の項目でお伝えした通り、クレジットカードの利用履歴などの情報は、すべて信用情報機関に記録されています。
そして、クレジットカードやローンの審査で使われるのですが、クレジットカードを過去に一度も使った経験がない人は、この信用情報に記録がありません。
このような人を「スーパーホワイト」と呼び、申し込みを受けたカード会社は審査するために必要なデータが足りず、発行不可としてしまうのです。
もちろん、誰でも最初はクレジットカードの利用履歴はありません。
そのため、世の中には初めてクレジットカードを作る人も、審査の対象としているカードがあります。
その事実を知らず、スーパーホワイトは不可としているカードを作ろうとすると審査落ちするわけです。
例えば、今までクレジットカードを利用したことないAさんとBさんがいるとします。
Aさん | 会社員、勤続年数10年、持ち家 |
---|---|
Bさん | アルバイト、勤続年数2か月、賃貸(一人暮らし) |
この場合、どちらが安定した継続収入があり、クレジットカードを発行しても安心できるかといえば、Aさんでしょう。
クレジットカードを初めて作るときは、クレジットカード会社はきちんと支払い遅延なく行える能力があるかを見ています。
もし雇用形態に心配があり、過去にクレジットカードを使った経験がない方は、まず審査に通りやすいクレジットカードを作り利用実績を蓄積するのがいいでしょう。
短期間に複数のカードに申し込んだ
クレジットカードが作れない理由の4つ目は、短期間に複数のカードに申し込んだことです。
よく、審査に通るか不安に感じている人は「どれか1枚でも作れればいい」という思いから、たくさんのカードに立て続けに申し込みますが、これは多重申込と呼ばれており審査で不利になります。
多重申込が審査で不利になる理由は、クレジットカードが料金の立て替え払いする仕組みだからです。
簡単に言ってしまえば、一時的にカード会社からお金を借りている状態です。
だからこそ、カード会社は審査して「貸し倒れのリスクがないか」をチェックします。
多重申込になると、当然借りる件数は多くなり、貸し倒れのリスクも高くなります。
カード会社からしてみれば、たくさんの人に「お金を貸して」と言っている人を信用するわけにはいきません。
なので、短期間に複数のカードに申し込むと審査に通らない可能性が高くなるのです。
加えて、信用情報機関では申し込みを受けると、その事実を6か月間保管します。
気になるクレジットカードが3枚以上ある場合は、最低でも半年は間を空けてから申し込むようにしましょう。
借金が多くある
クレジットカードが作れない理由の5つ目は、借金が多くあることです。
何度もお伝えしている通り、クレジットカードの利用履歴とローンなどの借金の利用履歴は、同じ信用情報機関で管理されています。
また、ローンなどによる借り入れは、過度な借入れから消費者を守るために、年収の3分の1を超える金額を貸してはならないと定められています。
この定めを総量規制と呼び、ローンを組む際の審査基準として大きな役割を担っています。
新たにローンを組みたい場合は、収入を上げるか現在の借金を返済するしかありません。
もちろん、クレジットカード自体は一時的に立て替えてもらっているとは言っても借金ではないため、ショッピング枠に対しては適用外です。
しかし、あなたがすでに年収の3分の1を超えるローン契約があると、カード会社は「負担が大きすぎるのでは」と判断して審査に通りにくくなります。
ちなみに、クレジットカードにキャッシング枠は総量規制の対象となるので、年収の3分1を超える借り入れがある方がキャッシング枠ありのクレジットカードを作ろうとすると、審査に落ちる可能性が高くなります。
クレジットカードを作れない人の割合は意外と多い!審査が不安なら作りやすいカードに申し込もう
今回は、クレジットカードを作れない人の割合について解説しました。
日本人の多くが持っているクレジットカードでも、4人に1人は審査に落ちているという事実がわかりました。
また、審査に落ちてしまう理由についても理解できたのではないでしょうか。
しかし、やはりクレジットカードは1枚くらい持っておきたいものです。
そこで、どうしても審査に通るか不安な方におすすめのクレジットカードがあります。
それが、消費者金融のアコムが発行している「ACマスターカード」です。
もともとカードローンをメインとして取り扱っているアコムなので、ACマスターカードの審査もカードローンの入会審査に準じています。
加えて、アコムの公式サイトには「3秒診断」というサービスが用意されており、自分の名前を入力せずに事前確認ができます。
アコムのACマスターカードなら、年会費も無料のクレジットカードで、審査に不安がある方でも事前に診断してもらってから申し込めるので安心です。
ただし、ACマスターカードにはポイントサービスが0.25%の自動キャッシュバックのみなので、あくまで利用実績を作るために発行して、ある程度使ったらポイント還元率の高いカードでお得に買い物などをした方が良いでしょう。
- クレジットカードの利用実績が浅いor全くない
- すぐにカードを発行してほしい
- 審査に不安を感じている
ACマスターカード
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 0.25%※1 |
ポイントサービス | - |
ETCカード | 発行までの期間※2 | 利用可能額 |
---|---|---|
- | 最大800万円※3 |
国際ブランド | 電子マネー |
---|---|
Apple Pay・Google Pay |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:毎月のご利用金額から自動でキャッシュバック※2:バーチャルカードは最短20分(※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。)
※3:800万円は、ショッピング枠とキャッシング枠合計の上限金額です。
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