メルペイスマート払いは、メルペイの支払い方法の1つで、月内の利用料金を翌月にまとめて支払うサービスです。

本来メルペイは、チャージした分だけ使えるプリペイド式の支払い方法がメインですが、メルペイスマート払いを利用すれば残高不足の際にも決済することができます。

メルペイスマート払いを利用するには、メルカリの専用アプリでの設定と本人確認が必要で、最大20万円までの支払いが可能です。

しかし、これらの与信取引には審査があるのが一般的で、審査で見られるポイントが気になる方もいることでしょう。

そこで、今回はメルペイスマート払いの審査基準と審査落ちする場合の原因について解説していきます。

メルペイスマート払いの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。

メルペイスマート払いは、当月の利用分を翌月にまとめて支払う後払いのサービスです。

クレジットカードの1回払いと良く似た性質があり、利用する際は本人確認と審査があります。

利用する際はメルペイアプリの「使い方」にある「メルペイスマート払い」を選択して設定して使います。

メルペイスマート払いの概要は下記表をご覧ください。

メルペイスマート払いの利用額は自分で設定できるため、使い過ぎ防止にも役立ちます。

また、チャージ不要で買い物ができることや、支払いが翌月の1日～末日までの好きなタイミングで1回払いできる柔軟さも魅力といえるでしょう。

ただ、利用できるのは満18歳以上の方で、20歳未満の方は保護者の同意を求められることがある点には注意が必要です。

支払い方法は、自動引き落とし・メルペイ残高払いに加え、コンビニ／ATM払いが利用できます。

コンビニ／ATM払いの際は精算時手数料として300円かかるので、自動引き落としかメルペイ残高払いを利用しましょう。

なお、メルペイスマート払いでは、利用者が設定した利用上限金額の見直しを定期的に実施しているので、利用上限額が事前の案内なしに変動することがあります。

利用上限額が下がった場合でもその理由は非開示のため教えてもらうことはできないので覚えておきましょう。

この自分で設定した利用上限額のうち利用可能額は、後払い分の支払いを完了すると即時回復します。

利用可能額が回復するのはクレジットカードのショッピング枠によく似ている部分です。

メルペイスマート払いは、メルペイの信用サービスの一環として、サービス事業者による審査が行われます。

この場合はメルペイによる独自の審査が行われ、審査基準は公開されていません。

しかし、メルペイによる審査であることからいくつかポイントを知ることはできます。

ここではメルペイスマート払いの審査基準について解説していきます。

申し込み資格について

メルペイスマート払いを申し込む際は、満18歳以上の方となっています。

20歳未満の方は2023年8月時点で保護者の同意が必要となるため注意が必要です。

また、本人確認の書類を提出できることも条件の1つです。

申し込み前に書類を用意できるか確認しておくと、慌てることなくスムーズに手続きできるでしょう。

利用可能な本人確認書類は以下の通りです。

本人確認書類には学生証やマイナンバーの通知カードは利用できないので注意しておきましょう。

メルペイスマート払いの審査時間について

メルペイスマート払いの審査時間は最短30秒、本人確認の審査で不備がなければすぐに終わります。

万が一審査で不備がある場合は、「本人情報の継続確認中」「本人情報の確認ができませんでした」「未成年のお客様へ」などのメッセージが表示されるほか、書類の撮影に問題がある場合は「本人確認書類の選択画面」が表示されることがあります。

これらのメッセージが表示されたときは、提出する書類をきちんと準備することと、所定の方法で撮影しなおすことが必要です。

メルペイスマート払いの審査で見られるポイント

メルペイスマート払いの審査では、メルカリの利用実績・収入・信用情報などをチェックしています。

メルペイでは信用サービスの利用に際し、事業者による審査を行うとしていますが、審査で見られるポイントはクレジットカードなどの審査と大きな差はないといえるでしょう。

ただ、具体的な内容は公開されていないので、おおむね安定した収入があること、信用情報にキズがないこと、メルカリでの利用実績が豊富にある方が審査にポジティブな影響を与えると考えられます。

メルペイスマート払いの審査は、審査で見られるポイントから見ても緩くはないといえます。

しかし、審査に通らなかった場合、なぜ審査落ちしたのか気になる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、メルペイスマート払いの審査落ちの原因を探っていきます。

審査にはメルカリの利用実績も重要

審査では、キャッシングやクレジットカードのように、収入や信用情報で問題がないことが重要ですが、メルカリの利用実績も見られることから、メルペイスマート払いの審査はやや特殊だといえます。

メルカリでの決済に利用するためのメルペイスマート払いならではの、審査基準だといえるでしょう。

メルペイスマート払いの審査落ちの原因

メルペイスマート払いの審査落ちの原因には、次のようなものが挙げられます。

自分が当てはまるところがないか確認していきましょう。

収入が少ない(安定しない)

ほとんどの与信取引の審査では、安定した収入もしくは安定継続した収入があることを確認します。

これは、年収が高くても月収が0円の月があるなど不安定な場合は審査落ちの可能性があることを意味していて、収入が月に10万円だったとしても、毎月定期的に継続して10万円を得る方が安定していると判断されます。

ただ、月に1～2万の収入など極端に収入が少ない場合は審査落ちの可能性が高くなるので、できればある程度の収入を確保しておくと良いでしょう。

過去の金融トラブルで信用情報に傷がついている

過去に支払いの遅延や延滞など金融事故を起こしたことがある場合、審査落ちする可能性が高くなります。

信用情報には、金融事故を起こすと一定期間記録されます。

この記録されている状態を信用情報にキズがつくといい、審査ではウィークポイントとなり落ちる原因になりやすいです。

ただ、金融事故の内容が1回の支払い遅れなのか、債務整理をしたのかでは評価や記録される期間が異なるものです。

不安がある方は、自分の信用情報を取り寄せて確認することをおすすめします。

メルカリの規約違反や利用評価が低い

メルカリで規約違反をした方やこれまでメルペイスマート払いの支払いが遅れた・未清算がある場合は審査落ちの可能性が高くなります。

特に、メルカリで規約違反をして利用を制限されている場合は、審査通過は期待できないでしょう。

メルペイスマート払いでは、事業者が審査を行うためメルカリの利用実績や信用度に重きを置く傾向があります。

そのためメルカリ内でのルールを守れない場合は、審査通過の可能性をぐっと下げてしまうのです。

また、メルカリの利用実績が少ない場合や、利用評価が低い場合も審査通過は厳しくなります。

もし、通過できたとしても、メルペイスマート払いの利用限度額が希望額に届かないこともあるでしょう。

メルペイスマート払いでは、メルカリの利用実績について審査基準を公開していませんが、適切かつ評価の高い取引が多いほど審査でプラスに作用するので、なるべく実績を積んでおくことをおすすめします。

メルペイスマート払いを利用したいけれど、審査が不安で迷うときは別の決済手段を考えるのも選択肢の1つです。

ここでは、メルペイスマート払い以外の決済手段としておすすめのカードを紹介します。

SMBCモビット

SMBCモビットは、SMBCグループが提供するカードローンで、審査完了まで最短30分、スマホ1つで申し込み、借り入れ、返済が24時間対応のWeb完結できることが特徴です。

完結なら来店の必要がなく、在籍確認の電話が原則なし、自宅への郵送物なしで契約できるので、在籍確認の連絡が気になっている方にも利用しやすいでしょう。

SMBCモビット

審査に不安がある方は、実際に申し込む前に「お借入診断」で借入可能額の目安や審査通過の可能性を把握できるので、その結果を見てから申し込むことができます。

また、返済額のうち利息分に対し、200円ごとに1ポイントのTポイントが貯まり、貯めたポイントを返済に当てることもできます。

審査は返済能力を重視する傾向があり、パートやアルバイトでも申し込みができるなど柔軟かつ独自の審査基準を設けていることも魅力といえるでしょう。

ACマスターカード

ACマスターカードは、消費者金融大手のアコムが提供するカードローンにショッピング機能が付帯したカードです。

一般的なプラスチックカードのほかにバーチャルカードも利用できるので、すぐに現金を用意したいときにもおすすめです。

審査に不安がある方は事前に「3秒診断」を利用することで、3秒で事前チェックができます。

ACマスターカード

パートやアルバイトでも安定した収入があれば申し込みが可能であり、土日祝日も審査に通ればでカードを発行するスピーディーな対応が魅力です。

利用限度額はショッピング枠とキャッシング枠の総額となるため、利用する際は注意が必要になります。

メルペイスマート払いの審査に不安がある方は、おすすめのカードを利用して現金チャージすることで決済の問題を解決できるでしょう。

メルペイスマート払いは、アプリ上では簡単な設定をするだけで利用できますが、本人確認書類の提出の際は審査が行われています。

一般的なクレジットカードの審査とは異なり、収入や信用情報に加えて、メルカリの利用実績や評価なども見られるため、申し込む際はポイントを押さえて臨むことをおすすめします。

また、メルペイスマート払いの審査に不安がある方は、SMBCモビットやACマスターカードなどほかの決済手段を検討するのも1つの方法です。

過去にメルカリで利用規約を守れなかった方や支払いに遅れがある方は、こちらも検討してみてください。