デポジット型ライフカードは審査が不安な方におすすめ!特徴やライフカードとの違いを解説
キャッシュレス決済が普及し、様々な支払い方法を選択できる店舗が増えており、利用者数も年々右肩上がりで増加しています。
コード決済の利用者も次第に増えている中で、クレジットカードの発行枚数も2022年3月末に国内で3億人を超え、ショッピングでのクレジットカードの利用額も2022年には93兆7,926億円で、前年比15.8%と増えています。
参考:日本クレジット協会「クレジット関連統計」
クレジットカードでのお買い物は、現金と比べてスムーズな支払いができ、ポイントが還元されるというメリットがありますが、「信用貸し」として後払いであるため「借金は嫌だ」という方や、「使いすぎてしまうことが不安だ」という方も多くいます。
過去に自己破産や金融事故を起こしていて、クレジットカードの審査に不安があるという方は、新しいクレジットカードに申し込むことを躊躇してしまうこともあるでしょう。
カードの使い方や入会審査に不安があるという方は、デポジットカードに注目し、改めてカード利用の可能性について検討してみませんか。
・デポジット型ライフカードは発行されやすい
・デポジット型ライフカード預けた額だけ利用できる
・デポジット型ライフカードだけの特徴があるため注意
・独自審査のACマスターカードは発行できる可能性あり
デポジット型ライフカードの特徴とは?
デポジットカードはその名の通り、利用の前にデポジット(保証金)を預けるというもので、信用を元に後払いとしてお買い物のできるクレジットカードとは違い、デポジットを担保としてカードを利用することができるようになります。
ライフカードの発行しているデポジット型ライフカードは、「過去に延滞がある方」「初めてクレジットカードを作る方」「審査に不安のある方」におすすめのカードとして、公式サイトに案内されています。
全く審査がないというわけではありませんが、担保としての保証金を預けておくことで、クレジットカードよりも審査の難易度が低くなると考えられます。
預けたデポジットは、カードの退会の際、未入金の取引があった場合には、その支払い残高がなくなった日から約2ヶ月後に返還されます。
「限度額が3万円、5万円コース」「限度額が10万円コース」のデポジット型ライフカードと、「限度額が20万円~」「限度額が100万円~」のデポジット型ライフカードゴールドが用意されており、自分の使い方に合わせた金額を選ぶことができます。
いずれのカードも日本国内に住んでいる18歳以上で、電話連絡ができる方に申し込み資格があり、カードブランドは国際ブランドのマスターカードであり、国内の店舗はもちろん、ネットショッピングでも利用することができます。
カード利用額1,000円→1.0ポイントが貯まり、入会後1年間は1.5倍、お誕生日の月は3倍のポイントが獲得できます。
ポイントの有効期限は、1年目は自動繰り越しとなり、毎年繰り越し手続きを行うことで、最大5年間貯めることができます。
貯めたポイントは、引き落とし口座へのキャッシュバック、年会費無料コース、dポイントやANAマイルへの移行、ギフトカードなどと交換することができます。
デポジット型ライフカードは、利用限度額と同額の保証金が必要となりますが、カードによってサービス内容が異なるため、それぞれのカードの詳細を確認していきましょう。
上限額 |
---|
年会費(税込) |
特典 |
ライフカード 限度額3万円/5万円 |
ライフカード 限度額10万円 |
ライフカードゴールド 限度額20万円~ |
ライフカードゴールド 限度額100万円~ |
---|---|---|---|
3万円または5万円 | 10万円 | 90万円 | 190万円 |
5,500円 | 11,000円 | 22,000円 | |
・海外旅行傷害保険最高2,000万円(自動付帯) ・国内旅行傷害保険最高1,000万円(利用付帯) ・シートベルト保険最高200万円 ・弁護士無料相談サービス |
・海外旅行傷害保険最高1億円(自動付帯、家族も最高1,000万円) ・国内旅行傷害保険最高1億円(利用付帯、家族も最高1,000万円) ・シートベルト保険最高200万円 ・弁護士無料相談サービス ・ショッピングガード保険年間200万円 ・空港ラウンジ無料(28か所) |
・海外旅行傷害保険最高1億円(自動付帯、家族も最高1,000万円) ・国内旅行傷害保険最高1億円(自動付帯、家族も最高1,000万円) ・シートベルト保険最高200万円 ・弁護士無料相談サービス ・ショッピングガード保険年間200万円 ・空港ラウンジ無料(28か所) ・ロードサービス |
ライフカード「限度額3万円/5万円」
ライフカードの限度額3万円または5万円コースは、年会費が税込み5,500円となっており、初年度はカードの受け取りの際に代金引換で支払い、翌年度以降は口座振替での入金となります。
利用限度額は3万円または5万円で、同額の保証金を預けることになり、カード受取の際に、初年度の年会費と一緒に支払うことになります。
カードに付帯している保険として、自動付帯の海外旅行の傷害保険が最高2,000万円、利用付帯の国内旅行の傷害保険が最高1,000万円、シートベルト着用時に交通事故に遭った際のシートベルト保険として最高200万円が保障されます。
付帯サービスとして「弁護士無料相談サービス」が付帯しており、提携している「成和パートナーズ法律事務所」に、初回1時間無料で相談することができます。
ライフカード「限度額10万円」
デポジット型ライフカードの限度額10万円のコースは、年会費が税込み5,500円、初年度は代金引換で、翌年度以降は口座振替での支払いとなります。
保証金と同額が利用上限額となり、カードの受け取り時に年会費と共に支払うことになるため、現金で用意しておくことが必要です。
追加カードとして、ETCカードを無料で発行することができます。
カードに付帯している保険として、自動付帯の海外旅行の傷害保険が最高2,000万円、利用付帯の国内旅行の傷害保険が最高1,000万円、シートベルト保険が最高200万円保障されます。
付帯サービスとして「弁護士無料相談サービス」が付帯しており、提携している「成和パートナーズ法律事務所」での初回1時間の相談料が無料となります。
ライフカードゴールド「限度額20万円~」
ライフカードゴールドでは、限度額を20万~90万円の間で、10万円単位で好きな金額を設定することができます。
年会費は税込み11,000円、初年度はカードの受け取り時に代金引換となり、2年目以降は口座振替となり、利用限度額と同額の保証金も共に代金引換となるため、現金で用意しておくことが必要となります。
追加カードとしてETCカードを作ることができます。
カードに付帯している保険として、自動付帯の海外旅行の傷害保険は最高1億円、家族の方も最高1,000万円の保障を受けることができ、国内旅行の傷害保険も利用付帯で最高1億円、家族の方も最高1,000万円となっています。
シートベルト傷害保険は200万円、カードで購入した商品が損害を被った場合、年間200万円を限度として補償を受けることができるショッピングガード保険を利用することができます。
付帯しているサービスは、弁護士無料相談サービスの他、国内の主要27カ所の空港と、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジを無料で利用することができます。
ライフカードゴールド「限度額100万円~」
ライフカードゴールドの限度額100万円以上のコースは、利用限度額を100万円~190万円の間で、10万円単位で自分の任意の金額をデポジットに設定することができます。
年会費は税込み22,000円となっており、初年度はカードの受け取り時に代金引換となり、翌年度以降は口座振替での支払いとなります。
代金引換の時に、初年度の年会費と一緒にデポジットを支払う必要があるため、現金で用意しておくようにしましょう。
追加カードとして、ETCカードを無料で発行することができます。
カードに付帯している旅行傷害保険は、海外旅行も国内旅行も自動付帯となっており、それぞれ最高1億円、家族の方も最高1,000万円の保障を受けることができます。
シートベルト傷害保険は200万円、カードで購入した商品が損害を被った場合、年間200万円を限度として補償を受けることができるショッピングガード保険を利用することができます。
付帯しているサービスは、弁護士無料相談、国内の主要27カ所の空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジの無料サービスの他、ロードサービスを受けることができます。
ロードサービスは、自動車の事故やトラブルが発生したときに、24時間365日駆けつけてくれ、鍵の解錠作業やバッテリー上がりなどの応急対応や、レッカー移動、交通費や宿泊費のアフターフォローを受けることができます。
デポジット型ライフカードのメリット
一般的なクレジットカードは、信用を担保としてお金を貸し出すため、支払い能力があるかどうかを厳密に審査する必要がありますが、デポジット型ライフカードでは、利用限度額と同額の保証金を担保として預けておくことで、カード会社として貸し倒れのリスクが少なくなります。
また、利用限度額と同額が利用上限金額となるため、支払いの延滞が起きても、それ以上のカードの利用ができなくなるため、審査はクレジットカードよりも難易度が低くなります。
審査がある以上落ちてしまうこともあるため、申し込む前に現在他のカードで滞納している、多重申し込みをしている、過去にライフカードで金融事故を起こしているなど、審査落ちの原因になりそうなものがないかどうかを確認しておきましょう。
デポジットしている金額と同額が利用限度額となるため、あらかじめ自分で決めた金額以上を使いすぎるという心配が少なく、クレジットカードに対して不安を抱いている方にとって安心して使うことができます。
デポジット型ライフカードのデメリット
カードの退会後はデポジットが返還されますが、デポジット型ライフカードは利用前にデポジットを預けておく必要があるため、利用したい金額を事前に用意しておく必要があります。
利用限度額は一般カードでは最高10万円、ゴールドカードでも最高190万円となっているため、使い方によってはすぐに限度額いっぱいになってしまい、せっかくのカードが使いづらいものになりかねません。
また、クレジットカードはお買い物に使うだけではなく、現金として引き出すキャッシング機能が付いていることがありますが、デポジット型ライフカードではキャッシングで利用することはできません。
デポジット型ライフカードは、一般カードでも年会費税込み5,500円がかかるため、無料でお得にクレジットカードを利用したいと考えている方にとっては、大きな負担となり、デメリットとなります。
年会費無料でクレジットカードを利用したいという場合は、デポジット型ではない、通常のライフカードへの入会も検討してみましょう。
デポジット型と通常のライフカードとの違い
通常のライフカードは年会費無料で、カードブランドはマスターカードだけではなく、VISAやJCBからも選ぶことができます。
国内に住んでいる18歳以上で、電話連絡が可能な方が申し込むことができるというところは、デポジット型のライフカードと同じですが、家族カードを作ることができ、利用金額に関係なくETCカードを作ることができます。
カードの利用限度額は、審査によって決まりますが、最高200万円となっており、もちろんデポジットを用意する必要はありません。
デポジット型ライフカードは審査に不安な方におすすめ
デポジット型ライフカードは、通常のクレジットカードの審査は不安が大きいという方にとって申請しやすい1枚です。
しかし、高い年会費がかかることや事前に利用限度額と同額の預かり金を用意しておく必要があるなど、審査とは別の難しさを感じてしまう方もいるでしょう。
そのような場合は、通常のライフカードや独自の審査基準のACマスターカードなどのクレジットカードへの申し込みを検討してみましょう。
ACマスターカード
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 0.25%※1 |
ポイントサービス | - |
ETCカード | 発行までの期間※2 | 利用可能額 |
---|---|---|
- | 最大800万円※3 |
国際ブランド | 電子マネー |
---|---|
Apple Pay・Google Pay |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:毎月のご利用金額から自動でキャッシュバック※2:バーチャルカードは最短20分(※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。)
※3:800万円は、ショッピング枠とキャッシング枠合計の上限金額です。
ACマスターカードは、アコムの発行しているリボ払い専用のクレジットカードで、年会費無料であり、で発行することができます。
リボ払いが嫌だという方は、一括払いにすることもできます。
独自の審査によって、3秒診断であらかじめ審査を通過できる可能性があるか、いくら借りることができるのかということをチェックすることもできるため、審査に不安を覚えている方は、まずは診断を行ってみることがおすすめです。
過去に同じカード会社で金融事故を起こしておらず、現在は返済能力があれば、デポジット型ライフカードや一般のライフカード、独自審査のACマスターカードなどが発行できる可能性があります。
自分に向いている使い方のできるカードや審査落ちの要素がないかを確認し、便利なキャッシュレス生活を送れるカードを手に入れておきましょう。
このコラムに関連するコンテンツ
Pick Upコラム
クレジットカードの選び方
監修ファイナンシャルプランナー紹介