ビューカードよりも高ポイント還元のカードに切り替える方法
電車利用に便利なビューカード。そのポイント還元率は?
ビューカードはJR東日本グループが発行するクレジットカードで、電子マネーのSuicaを搭載するなど電車利用に便利な機能を備えています。
基本的な機能として次の5つが挙げられます。
①オートチャージ
Suicaの残額が設定金額以下になると、改札入場時に自動的に設定金額をチャージしてくれる機能。JR東日本のSuicaエリアのほか、首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリアでも利用が可能です。
※利用可能エリア=Suica・PASMOエリア(首都圏)、仙台エリア、新潟エリア
②定期券機能
JR線と他の鉄道会社にまたがる定期券やバス定期券も1枚にまとめることができます。定期券の区間外へ乗り越しても改札機で自動的に精算されるので便利です。
※各種条件があるので、JR窓口で確認しておきましょう。
③ポイント加算
公共料金やショッピングの支払いは1,000円につき2ポイントが貯まります。
定期券の購入やオートチャージの利用はポイント3倍。1,000円のチャージで6ポイントを獲得できます。
※定期券の購入はJR東日本のみどりの窓口や券売機で購入された場合に限ります。
④ポイントをSuicaに交換可能
貯まったポイントは400ポイント毎に1,000円相当のSuica(電子マネー)に交換できます。
※上限20,000円まで。残額と合わせて上限を超える場合の交換は不可。
※ポイントはびゅう商品券やルミネ商品券、クーポンや、Suicaのペンギングッズ等の商品にも交換が可能です。
⑤紛失補償付き
カードを紛失しても、クレジットカードとしての補償はもちろん、Suicaへの入金(チャージ)残額や定期券機能付きビューカードの定期券部分まで補償してくれます。
定番カードと上級カード
最もベーシックな「ビュー・スイカ」カードに加え、2015年12月にはビューゴールドプラスカードが登場しました。定番カードとゴールドカート、それぞれの基本機能以外の特徴は以下のようになります。
「ビュー・スイカ」カード
Suica、定期券、クレジットカードを1枚に集約したSuica付カードの定番
・年会費524円(税込)
・年間の利用金額に応じてさらにボーナスポイントプレゼント
・紛失補償付き(Suica残額や定期券も補償)
・旅行傷害保険付き(国内最高1,000万円・海外最高500万円)
※国内旅行は利用付帯(きっぷや旅行商品をビューカードで購入すると、改札を入ってから出るまで補償)。海外旅行は自動的に海外旅行傷害保険がセットされます。
・モバイルSuicaの年会費は当面無料
・家族カード申込み可能。家族会員 524円(税込)
ビューゴールドプラスカード
2015年12月に登場した上級カード
・年会費 本人会員11,000円(税込)
・入会特典・利用特典付き
※新幹線グリーン車利用券や紀ノ国屋特選デリカテッセン詰合せなど8コースから1つを選択
・優待特典付き
・Suicaチャージでポイント3倍
・ゴールド版ボーナスポイントプレゼント
・東京駅構内のメンバーラウンジ利用可能 ※条件あり
・空港ラウンジサービス利用可能 ※条件あり
・旅行傷害保険付き(国内・海外最高5,000万円)
※国内・海外共に自動付帯
・モバイルSuicaの年会費は当面無料
・家族カード1枚目は年会費無料。2枚目からは年会費3,300円(税込)
・ETCカード年会費無料
ポイント還元率
次に「ビュー・スイカ」カード利用時に貯まるポイントシステムを見ていきましょう。
ビュー・スイカとビューゴールドプラスカード、いずれも基本のポイント還元率は、公共料金やショッピングの支払いの場合、1,000円につき2ポイント(5円相当)付くので還元率0.5%。JR東日本の定期券購入やオートチャージの利用はポイントが3倍付いて1,000円のチャージで6ポイント(15円相当)、還元率は1.5%となっています。
ビューゴールドプラスカードはさらに年間利用額に応じたボーナスポイントが加算されます。例えば、年間利用額70万円~100万円未満の場合は通常ポイント1,400ポイント+前ステージまでの累計ボーナス600ポイントで計2,000ポイント。これを1ポイント=2.5円で換算すると5,000円相当となり、還元率は0.714%となります。年間利用額100万円~150万円未満の場合は計3,400ポイントで8,500円相当(還元率0.85%)、150万円~200万円未満
は計5,600ポイントで14,000円相当(0.933%)、200万円以上使うと計8,200ポイントで20,500円相当(1.025%)となっており、年間利用が多いほど還元率が上がっていきます。
サンクスボーナスポイント
ビューカードには、「ビュー・スイカ」カード利用時に貯まるポイントシステムとは別に、4月~翌年3月作成の利用代金明細書の利用額累計に応じたボーナスポイントがもらえるサービスがあります。
ビューサンクスボーナス
ビュー・スイカ
年間利用額30万円~70万円未満→100ポイント
70万円~100万円未満→400ポイント
100万円~150万円未満→600ポイント
150万円以上→1,000ポイント
ビューゴールドボーナス
ビューゴールドプラスカード
年間利用額70万円~100万円未満→600ポイント
100万円~150万円未満→800ポイント
150万円~200万円未満→1,200ポイント
200万円以上→1,600ポイント
ビューカードのサンクスボーナスポイントの還元率は利用額30万円~70万円未満が0.08%となり、基本のポイント還元率との合計は0.58%。150万円以上使っても還元率は基本ポイント0.5%+ボーナスポイント0.35%の0.85%です。
JR東日本をひんぱんに利用し、ポイント3倍の定期券購入やオートチャージを活用しない限り、この数字は高いとは言えませんし、ビューゴールドプラスカードも高ポイント獲得には高額の年間利用が必要です。電車利用時の使い勝手のよさを重視するなら継続利用もいいですが、ポイント還元率で選ぶなら、ビックポイントとビューサンクスポイントの2重取りができる提携カードのビックカメラSuicaカード(※定期券機能なし)や、さらに高ポイントの他社カードへの切り替えを考えたほうがよさそうです。
ビューカードを退会する方法
ビューカードの退会手続きはカードの種類や発行会社によって問い合わせ先や退会方法が異なります。
・定期券機能が付いていないビュー・スイカの場合
ビューカードセンターの自動音声ダイヤルで退会届を取り寄せて必要事項を記入、専用の返信用封筒で返送(自動音声での資料請求は6時~23時)
・定期券機能が付いているビュー・スイカの場合
ビューカードセンターに電話。オペレーターが退会手続きを案内してくれます(9時~17時30分)
ビューカードセンター03-6685-7000
《ご注意》
・カードを退会するとビューサンクスポイントは失効となります。ビューサンクスポイントが残っている場合は退会手続き前にビューサンクスプレゼントの交換手続きが必要です。
・Suica残高が残っている場合は一部払戻し手続きが必要になる場合があり、払戻し手続きは駅のATM『VIEW ALTTE』で行えます。
切り替え先の最有力候補は使いやすい楽天カード
楽天カードは、国内外の一般加盟店で100円につき1ポイント(還元率1.0%)が付与され、楽天Edyで支払う場合は、200円につき1ポイント(還元率0.5%)です。
さらに、楽天市場では「SPU(スーパーポイントアップ)」プログラムを活用すると、100円につき3ポイント(還元率3.0%)が適用されます。
SPUの最大倍率を達成すれば、楽天市場での買い物で17倍のポイント還元が可能です。
貯まったポイントは楽天市場をはじめ、楽天ポイントができる利用先で使えるというシンプルさ。貯めるのも使うのも楽しくなるポイントです。
他の楽天サービスとの併用でさらにお得に!
年会費 | 発行までの期間 | 利用可能額 |
---|---|---|
永年無料 | 1週間程度 | ~100万円 |
国際ブランド | 電子マネー | ポイント還元率 |
---|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() |
Apple Pay・Google Pay・楽天edy | 1.0%※ |
注釈(※)の詳細はこちら
※:一部ポイント還元の対象外となる場合がございます。このコラムに関連するコンテンツ
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