アメックス・ビジネス・プラチナカードの特典を総まとめ!個人カードや法人ゴールドと比較し高年会費の価値があるのか解説
アメックス・ビジネス・プラチナとは
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードはインビテーション(招待)を受けた人だけ申し込める狭き門のカードでしたが、 2019年4月から、インビテーションなしでも申請ができるように制度が変更されました。
年会費が13万円+税という、クレジットカードの中でも特段高い年会費ではありますが、 「信頼性(ステータス)」「高品質なサービス」「限度額の高さ」については群を抜いて優秀なカードです。
ステータスシンボルとして名高いアメックスカードですが、ビジネスカードには①プラチナ、②ゴールド、③グリーンの順にランクがあります。 まずは、アメックスのビジネスカードとしてトップランクのプラチナカードは持つとどんなメリットがあるのか、確認していきましょう。
アメックス・ビジネス・プラチナのメリットと特典について
アメックス・ビジネス・プラチナのメリット
メリット①キャッシュフローが良くなる!
アメックス・ビジネス・プラチナは、非常に高めの限度額設定が期待されます。高額な年会費収入がある分、カード会社も許容限度額が高い設定で対応できるできるためです。
事業が軌道に乗り始めた頃は、取引先との会食、出張など何かと出費が重なるものですが、収益化するまでには時間がかかります。 アメックス・ビジネス・プラチナのような利用限度額の大きいクレジットカードがあれば、突然の出費に対応できるので安心です。 また、資金繰りで苦労する心配も減るので、事業に集中でき、仕事の生産性も上がるでしょう。
メリット②低金利で資金調達することができる!
事業資金の融資は銀行から受けることが一般的です。 銀行から融資が受けられないと別の手段で調達することになりますが、一般的にカードローンや消費者金融は、銀行と比べ、金利が高いため、事業資金としては適しません。
一方で、アメックスカードのカードローンは、入会から3ヶ月以内は年利1.0%と比較的低金利で借りることができるので、事業資金を調達する上でもアメックスのビジネスカードは優れています。
メリット③個人カードとの年会費との差は微々たるものである
アメックス・ビジネス・プラチナの年会費は、アメックス・プラチナカードの年会費と同じ130,000円+税です。 個人用の年会費に上乗せする必要なく、法人用カードが取得できることを考えればそれほど高くないでしょう。 また、アメックス・ビジネス・プラチナカードの年会費は経費として計上できます。
メリット④経費管理がしやすい
アメックス・ビジネス・プラチナカードが提供する経費管理のサポートでは、業種や会計ごとに分けた経費の使い道がわかるので、不要な経費の洗い出しや、各従業員の経費報告書の照合が容易になります。
メリット④追加カードが4枚まで無料
追加カードに年会費がかかるところが多い中、アメックス・ビジネス・プラチナカードは4枚まで無料で作れます(5枚目以降は12,000円+税)。4枚追加カードを作れば、実質48,000円のお得。 追加カードにも付帯する特典も考えると、十分年会費以上の見返りが受けられます。
アメックス・ビジネス・プラチナの特典
アメックス・ビジネス・プラチナカードには、出張先などで活用できる便利な特典が沢山あります。
VIPラウンジが無料
アメックス・ビジネス・プラチナカードでは、出張など飛行機を利用する頻度の高い方に向けて、プライオリティ・パスが用意されています。 搭乗口付近のVIPラウンジを回数無制限で利用できる特典で、無線LAN、ドリンク、軽食、アルコールの飲み放題付きのラウンジや、マッサージ機付きのラウンジもあり、移動中の疲れを緩和させてくれるでしょう。
高級ホテルの上級会員資格が付帯されている
アメックス・ビジネス・プラチナカードがあれば、高級ホテルへ宿泊する際に、上級階級資格が付帯されます。 部屋のグレードアップや、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、朝食無料などのオプションが付帯される資格です。
この資格は本来ならば年間数十回宿泊しなければ手に入らないような非常にお得な特典。出張先のホテルで優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
アメックス・ビジネス・プラチナカードに加入するためには?
以上が、アメックス・ビジネス・プラチナカードへ加入するメリットですが、加入するための申し込みは招待または直接申し込みから可能です。 ただし、ここで気を付けてほしいことがあります。
審査のハードルは下がっていない
直接申し込みができるようになったことで間口は広がりましたが、審査は厳しいままで、誰もが持てるカードではありません。収入や実績などの項目が足りなければ、申し込んでも審査に落ちることが十分にあります。
そこで審査が通るか不安な方は、アメックスカードの利用実績を作り、アメックスからの信頼を得てインビテーションを受けてから申し込むとよいでしょう。
アメックス・ビジネス・ゴールドカードからインビテーションを受ける目安
ゴールドカードは年間200万円以上のカード支払いを目安に、毎月利用しましょう。事業決算の割合が高いとなお信用性が高まると考えられます。 他のカードとも共通ですが、必ずカード代金の支払いに延滞などのトラブルは起こさないようにしてください。
あくまで目安となりますが、上記の条件を満たす利用実績を作ると招待を受けやすいです。しかし、アメックス側はインビテーションについて明確な指標を設けているわけではありません。
一般的によく言われる基準を紹介したに過ぎないので、参考程度にお考えください。 また、利用実績と共にカードの利用限度額が増えていくので、アメックス・ビジネス・プラチナカードを目指してカードを使用することは、経営者にとってプラスに働きます。
アメックス・ビジネス・ゴールドとの比較
アメックス・ビジネス・ゴールドカードはアメックス・ビジネス・プラチナカードよりひとつランクが低いカードですが、そのサービス性は他のビジネスゴールドカードと比べるとかなり高品質で充実しています。
アメックスビジネスのゴールドとプラチナの基本情報を比較
アメックス・ビジネス ・ゴールドカード |
アメックス・ビジネス ・プラチナカード |
|
年会費 | 31,000円+税 | 130,000円+税 |
追加カード | 12,000円+税 | 4枚目まで無料 (5枚目以降は12,000円+税) |
ポイント付与 |
100円=1P | 100円=1P |
利用可能枠 |
個別設定 | 個別設定 |
アメックスカードの特徴として、利用可能枠はランクに左右されません。カード所有者の信用情報や収入などが高ければ可能枠は大きく設定されます。 一時的な大きな支出が発生する場合は、事前に相談を入れれば一時的な増枠も可能です。資産運用の利便性に関しては、ゴールドもプラチナもほぼ相違がないと言っても過言ではないでしょう。
アメックス・ビジネス・ゴールドカードの主なサービス
続いて、アメックス・ビジネス・ゴールドカードで受けられるサービスをチェックしてみましょう。ゴールドでもプラチナと同様に受けられるサービスがあります。
①空港ラウンジが無料
手持ちのカードと搭乗券の提示で、国内外29カ所の空港ラウンジを無料で利用することができます。同伴者も1名まで無料です。
②手荷物無料宅配サービス
海外出張の際、自宅から空港までカード会員1名につきスーツケース1個を無料で配送してくれるサービスです(対象空港:成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港)。
③ビジネスサポート
国内外の企業情報や市場の動向調査を代行して行ってくれる、ビジネスサポートサービスが受けられます。また、経営相談ができるビジネス・コンサルティング・サービスもあるため、 個人事業主や中小企業経営者の方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
④オーバーシーズ・アシスト
海外の出張先での飲食店の予約、急な病気やケガ、弁護士が必要になったトラブル時に、日本語で24時間年中無休でサポートしてくれるサービスです。一般カードだとメディカル・サービスとリーガルアシストサービスが利用できませんが、 アメックス・ビジネス・ゴールドカードではプラチナと同様に手厚いサポートが利用できます。
このほかにも受けられるサービスはたくさんあります。年会費もゴールドとプラチナで約4倍も異なるため、カードの利用目的からサービスをチェックして、どちらのカードにするか検討してみてはいかがでしょうか。
もし、もっとアメックス・ビジネス・ゴールドカードのサービスについて知りたいということでしたら、下のボタンからカード詳細をチェックしてみてください。
アメックス・ビジネス・プラチナに加入した方が良い人とは?
アメックス・ビジネス・プラチナカードは、アメックス・ビジネス・ゴールドカードと比べて年会費が高く設定されていますが、法人経営者の方は高い年会費を払ってでも加入する価値があります。
加入価値①信頼性が高くなるから
アメックス・ビジネス・プラチナカードは厳しい審査を通った人しか持てないカードです。そのため、取引先や外部の方に対して信頼性が高まります。 所有する層も限られるので、持っているだけで自社のブランド力の向上や、経営状態の良さを印象付けることができます。
特に、お互いをよく知らない相手と取引する時には印象が物を言いますが、取引先からの信頼を得るためにはアメックス・ビジネス・プラチナカードは最適です。 面識の浅い取引先との打ち合わせの際には、会員限定のホテルラウンジなどを使用すると良いでしょう。
加入価値②無料で最大4枚のカードを追加できる
アメックス・ビジネス・プラチナカードでは、無料で4枚のアメックス・ビジネス・プラチナカードを追加で発行できます。 出張や取引先との会食の頻度が高くなるほど、自社の従業員が対応する機会が増えると思いますが、追加分のカードを従業員に所有してもらえれば後日生産もなくなり、領収書紛失といったトラブルもなくなります。
加入価値③ビジネスコンサルティングを受けることができる
アメックス・ビジネス・プラチナカードの加入者は電話を通じて、専門家からビジネスコンサルが受けられます。 経営を相談できる方がいない、または従業員へ心配をかけたくないと思うあまり、周囲に相談できない方もいるでしょう。 そんな時に経営専門のコンサルタントへ相談できる、心強いサービスです。
アメックス・ビジネス・プラチナカードで自社の価値と生産性を上げよう
アメックス・ビジネス・プラチナカードがあれば、取引先からの信頼が得やすく、資金調達が容易になるので、事業に専念しやすくなります。
また、出張先でのビジネスパフォーマンスを維持するためや現地での商談を成功させるためにも、 アメックス・ビジネス・プラチナカードを活用して、会議場所や滞在地でのグレードをランクアップさせてみませんか。
アメックス・ビジネス・プラチナカードへの加入には「直接申し込み」という選択肢も増えましたが、 直接申し込みが不安な方はアメックス・ビジネス・ゴールドカードで実績を積んでかた申し込みするのがおすすめです。
ゴールドでも十分サービスは充実しているので、アメックス・ビジネス・ゴールドカードへの加入を検討してみましょう。
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