海外旅行において、面倒になるのがフライトまでの待ち時間です。
空港は人でごった返していますし、荷物を持ち運ぶにも大変です。なにより、慣れない大荷物で物を紛失してしまったり、盗まれることもあります。そういったことから精神的に疲れてしまうという方も多いのではないでしょうか。
そんなときこそ、のんびりくつろげる空港ラウンジにてフライトまで待つというのが有効です。
空港ラウンジの中でも上級ラウンジと言われるのが「プライオリティ・パス」と「ダイナースクラブラウンジ」です。
ただ空間を提供するだけでなく、軽食や無料Wi-Fi、スパなど、搭乗までの待ち時間を有意義に使えます。
世界1,300か所以上にラウンジがあり、ヨーロッパやアフリカ、中東など様々な国の空港に点在しています。
そのため、海外旅行でまず困るということはないでしょう。その代わり、日本では4空港しか利用できないため、国内旅行には不向きです。
最近は有料のクレジットカードの特典として付帯することが増えてきたため、需要の高い空港では混雑していて入室拒否されるというケースもあるようなので、利用時には注意しなければいけません。
ダイナース空港ラウンジは、ダーナスクラブカードの本会員と家族カード会員が無料で利用できます。
ダイナース空港ラウンジの数はプライオリティ・パスの提携空港ラウンジに比べると少ないですが、国内に32空港もあるので国内旅行時にも利用できます。
主に国内外の主要都市にあるので、利用可能空港ラウンジに困ることはめったになく、加えてダイナース空港ラウンジは1年の利用可能回数が無制限です。
アメックスゴールドカードは年会費29,000円(税別)です。家族カードの年会費は1枚目が無料2枚目以降は年会費12,000円(税別)かかります。
プライオリティ・パスのスタンダード会員に年会費無料で登録できます。本来ならば99米ドル(日本円で約11,000円)かかります。
ラウンジ利用料金も、本来1回32米ドルのところ、年間2回まで無料になるのでお得です。
家族カード会員も本会員と同サービスを受けられます。
アメックスゴールドカードの保険に関しては、国内外の旅行傷害保険が最高1億円も補償されます。
旅行保険の他にも、トラベルやショッピングなど様々な場面でのトラブル時に手厚い補償をしてくれます。
その他の特典では、「ゴールド・ダイニング」によって、国内外約200店舗のレストランを2名以上のコースを予約すると1名分の料金が無料となったり、国内外400店舗以上の提携レストランの料金が20%OFFとなったりしますし、ボトルワインのサービスもあります。
また、タイムズカープラスをアメックスウェブサイト経由で申し込むとカード発行料1,500円(税別)が無料で、国内提携空港は自宅と空港間にて手荷物1個が往復無料宅配となります。
ダイナースクラブカードは年会費が22,000円(税別)で家族カードの年会費が5,000円(税別)と、アメックスゴールドカードよりも総じて低い年会費設定となっています。
ただし、家族カードの年会費無料サービスなどはありませんので、本会員カードと家族カード1枚発行するケースでは年会費はあまり変わらなくなります。
ダイナースクラブカードの補償は国内外旅行傷害保険が最高1億円です。
ショッピングリカバリーでは、カード払いで購入した商品が購入日から90日以内に破損してしまったらば年間最高500万円の補償を受けられます。
ダイナースクラブカードの起源に関係して、とりわけグルメ面の特典には充実したサービスが揃っています。
まず、ごひいき予約では、なかなか予約が取れない人気店などの予約キャンセル時に優先的に知らせてもらえます。
また、エグゼクティブ ダイニングでは2名以上のコース予約で1名分の料金が無料になるだけでなく6名以上のコース予約で2名分の料金が無料となります。
そしてごほうび予約はおひとりさまからのグルメサービスで、厳選されたお店で優待価格のコースを楽しむことができます。イートインだけでなく一部テイクアウトも用意されているため、ご自宅で楽しみたいという方も利用できる利用者に寄り添ったサービスです。
トラベル面での特典もたくさんの特典が用意されています。
アメックスゴールドカードとダイナースクラブカードは基本年会費がダイナースクラブカードの方が低く、年会費を少しでも抑えたい方におすすめです。
特典面においてはどちらも非常に高クオリティとなっており、どちらを選ぶか悩ましいところですが、それぞれの秀でた部分に注目して選んでみましょう。
航空便遅延費用補償やリターン・プロテクション、キャンセル・プロテクションなどがあり、補償に関してはアメックスゴールドカードの方が手厚く、グルメ関連のサービスではダイナースクラブカードの方が豪華という特徴があります。
空港ラウンジにおいてはアメックスゴールドカードについてくるのがプライオリティ・パスで、ダイナースクラブカードには、ダイナース空港ラウンジの無料利用がつきます。
プライオリティ・パス無料付帯は金額においてはかなりのおトクさですが1年に2回までしか利用できない上、近年付帯しているクレジットカードが多く、混雑状況が気になるところ。
その一方でダイナース空港ラウンジは提携空港ラウンジがプライオリティ・パスと比べると少ないですが国内の空港ラウンジ数は圧倒的に多く、1年においての利用可能回数が無制限で、ダイナースクラブカード会員限定のラウンジとなっているので混雑状況も事前確認で回避できます。
アメックスゴールドカードはトラベル関連の特典やあらゆる保険に秀でていますが、グルメ関連の特典や空港ラウンジを重視するならダイナースクラブカードのサービスに注目してみてください。
年会費のリーズナブルさはダイナースクラブカードの方が上ですが、どちらもハイステータスさは負けていないため、自分に合った1枚を選んでみてください。