トルコは、世界遺産や歴史的建造物、美味しいグルメなど、魅力が満載の国ですが、トルコ旅行を計画する際に気になるのが通貨事情です。
トルコの通貨はトルコリラで、日本円に比べてレートが非常に不安定で、旅行前にしっかりと両替しておくことが大切です。
しかし、トルコリラに両替できる場所は日本にほとんどありませんし、主要空港や銀行、両替所では取り扱っていますが、レートがよくないという特徴があります。
そこで、おすすめなのがクレジットカードで、トルコはクレジットカードが広く普及しており、ホテルやレストラン、ショッピングなど、さまざまな場所で利用することができます。
また、クレジットカードには、海外旅行傷害保険やショッピング保険などの特典が付帯している場合もあります。
そこで、今回は、トルコ旅行の際にクレジットカードを利用するメリットや、トルコリラの両替事情について解説します。
・トルコの通貨事情について
・トルコはVISAのクレジットカードがあると安心
・VISAブランドのエポスカードでトルコ旅行も安心
イスラム教を国境にし、中東とヨーロッパを繋ぐ境目にあるトルコは10以上の世界遺産があります。
近代化したイスラム文化が根付いたトルコの街並みと生活感は、日本では決して味わえない魅力を持っています。
そんなトルコを旅行する上で気になるのは、トルコの通過であるトルコリラをどう扱うかです。
トルコリラは、 お札が7種類とコインが6種類あります。
そして、1トルコリラは約5円(2023年12月時点)に換算されます。
1トルコリラ以下はクルシュと呼ばれて、5クルシュ未満になると端数として切り捨てられることがほとんどです。
トルコへ旅行するにあたって、日本円をトルコリラへ両替したい場合は、いくつかの選択肢があります。
トルコ市内ならいたるところにATMがあります。
対応しているクレジットカードを用いれば、日本にいた時に使っていた口座から簡単にトルコリラを引き落とせます。
旅行前にクレジットカード会社に海外キャッシングができるかどうかを確認しておくと安心でしょう。
下手に自分で両替場所を探すと不当なレートで両替される可能性が高いので、可能な限りはATMからの引き出しなどを選びましょう。
クレジットカードによる引き落としの方が両替よりも手数料は低くすみます。
宝石商で両替というのは意外かも知れませんが、トルコでは宝石商で両替するのが一番高レートとされています。
両替所で通貨を両替するならば、トルコ最大の市場グランドバザールの両替所が高レートですので、おすすめです。
両替所と言われてもわかりにくいかもしれませんが、「DOVIZ(外貨)」という看板を目印するとわかりやすいです。
グランドバザールの両替所で一番レートが高い両替所は「nadir」というお店です。
大抵の両替所は換金レートを表示する電光掲示板が掲げられているものですが、「nadir」は掲示板を掲げておらず、一見するとただの貴金属店に見えます。
ここは勇気を出してお店の方に両替を持ちかけてみましょう。
グランドバザールには、劣悪な換金レートの両替所も多いので、「nadir」以外の両替所の利用は極力避けるのが安心です。
同じ店名の両替所もあるため、16番GATEメルシャン門のすぐ近くにある「nadir」と記憶しておきましょう。
郵便局での両替は、日本円に関しては銀行よりもレートが高いことが多いですが、両替手数料として4%かかるのは覚えておきましょう。
また、トルコリラから円へ両替する場合は、レートが極端に低下してしまいます。
そのため、トルコでの滞在ではトルコリラが余らないように工夫をするのが大事です。
両替時に、日本円/トルコリラのレートを確認し、クレジットカード払いと両用をするというのがおすすめの使い方になります。
トルコで利用するクレジットカードを考える場合、トルコにて加盟店が多い国際ブランドは何かというアプローチをするのが有効です。
トルコではJCBブランドのクレジットカードが使えるお店はほとんどありません。
そのため、世界的に多くの加盟店を持っており、ブランドイメージも良いVisaブランドのクレジットカードを持っていくのがおすすめとなります。
トルコ旅行にクレジットカードを持っていく理由
海外旅行全般に通じますが、パスポートはもちろんのこと、クレジットカードも重要な必需品と言えます。
多くの国の都市部にあるATMは、クレジットカードによる引き落としに対応しています。
そのため、日本円と現地通貨を両替する施設を探すよりも、近くのATMから現地通貨を引き落とす方が便利と言えます。
もう1つは、トルコは大変に発展した国で、旅行客が多く訪れる国です。
そのため、クレジットカード払いに対応しているお店も多くあります。
日本円を現地で両替するのは、現金を紛失・盗難する危険性もあり、両替で手数料がかかるというコストもあります。
しかし、カード払いならば、手数料も低く抑えられるのでコストが抑えられますし、財布に入ったお金を気にするひつようもありません。
また、クレジットカードには海外旅行傷害保険などの保険や買い物保険が付帯しているものがあります。
海外旅行は不測の事態が発生しやすいので、備えがあるに越したことはありません。
年会費 | ETCカード | 発行期間 |
---|---|---|
無料 | 無料 | 最短当日受け取り 通常約10日 |
還元率 | 電子マネー | ブランド |
0.5% |
また、海外旅行傷害保険は、旅行費用をカード払いすると最高2,000万円の補償がかかります。
そして、ポイントプログラムのエポスポイントは200円につき1ポイント貯まる還元率0.5%です。
貯まったエポスポイントは5ポイント→5ポイントの楽天ポイントやdポイントに移行できます。
エポスカードは、海外旅行傷害保険が最高3,000万円付帯されます。
年会費無料のクレジットカードは多くて、最高2,000万円までの海外旅行傷害保険が多いため、手厚い海外旅行傷害保険が欲しい方はエポスカードを発行しましょう。
トルコにてクレジットカードを利用する上での注意点は、他の国へ旅行や出張をする時とさして変わりません。
まずは渡航する前に、持っていく予定のクレジットカードが渡航先でも利用できるかの確認をしましょう。
海外では多数の現金を持ち歩くよりも、海外キャッシングを使って引き落とすかカード払いが一般的です。
そのため、せっかくクレジットカードを持って行ったが利用できないというケースに直面してしまうと、キャッシングの手段がなくなってしまいます。
クレジットカード無しで海外に滞在するのは死活問題になりますので、用心する必要があります。
トルコで利用するクレジットカードはVisaブランドを利用するのがおすすめです。
MasterCardブランドに対応しているお店もありますが、トルコで最も加盟店が多い国際ブランドはVisaになります。
JCBブランドのクレジットカードは対応店がほとんどないので避けましょう。
また、支払いにクレジットカードを使った際は、利用明細をちゃんと確認しましょう。
請求金額が違っていたり、請求通過がトルコリラからユーロに変更されていたりするケースがあります。
もしも、不正な請求を発見したらただちに、お店に修正するように持ちかけましょう。
トルコリラからユーロへの変更は、請求額に比べて気づきにくいので要チェックです。