年会費143,000円(税込)という圧倒的な年会費の高さを持つアメックスビジネスプラチナカードは、法人向けカードの中でも最高峰のステータス性を持つカードです。
従業員向けに発行する追加カードは4枚まで無料。5枚目以降は13,200円(税込)で発行できます。
追加カードは利用額を本会員の利用額と合計しての一括支払いとなることから決済が単純化されて、利用明細には追加カードと本カードの利用額が区分されるので経費状況をスムーズに把握できる利点があります。
アメックスビジネスプラチナカードは通常申込みで手に入れることができます。 以前までインビテーションが必要でしたが、2019年4月8日から自己申し込みが可能になりました。
法人事業主だけでなく、個人事業主の方も申し込みは可能で、オンライン上または電話でも申込みができます。
申し込みには、以下が最低条件になっています。
基本的に審査基準は非公開となっていますが、安定した収入があり、返済能力があることを審査されるのは他と同様にあると考えられます。 また、法人カードなので、事業主として明確な住所や固定電話の有無などもチェックされます。 さらに、会社の信用情報だけでなく、契約者個人の信用情報もチェックされ、基本的な条件を満たしているかもチェックされると考えておいた方がいいでしょう。
アメックスビジネスプラチナカードの年会費は一見高く思われますが、サービスは年会費以上のものを返してくれると言われています。
そのサービスの中で、特に注目してほしいのは旅行に関するサービス。特に、保険とトラベルサービスに関してはすばらしいものばかりです。
アメックスビジネスプラチナカードは海外旅行傷害保険が最高1億円で国内旅行傷害保険が最高5,000万円となり、万が一の際は日本語を話せる現地医師の紹介に救急車の斡旋、病院の紹介と手配にキャッシュレスサービスと、小さな事故から大きな事故まで手厚くカバーします。
ショッピング安心保険はカード払いで購入した商品が購入日から120日以内に破損・盗難となれば年間最大300万円まで負担してもらえて、リターン・プロテクションによって国内外の加盟店でカード払いして購入した商品の返品を受け付けられなかったらば購入日から90日以内だった場合、全額負担してもらえます。
それ以外にも、会社経営する上で起きたら手痛い損失になる事件をカバーする保険が充実しています。
アメックスビジネスプラチナカードは旅行を充実させるトラベルサービスが豊富にあります。
ホテル関係の特典では「ホテル・メンバーシップ」があります。世界に5,900以上の宿泊施設があるヒルトン・ホテルズ・ワールドワイドにて使える「ヒルトン・オーナーズ」ゴールド会員資格を無条件で手に入ることをはじめ、通常年間登録料や数十泊が必要になるホテルグループの上級メンバーシップまたはVIPプログラムに無条件で登録できます。
ラウンジ関係の特典で特に注目してほしいのが「プライオリティ・パス」です。国内外1,300ヶ所以上にあるVIPラウンジで飲み物や軽食、会議室やシャワールームなどのサービスを受けられます。会員カード所持者だけでなく、同伴者1名まで無料利用が可能です。
他にも、デルタ航空の専用ラウンジである「デルタスカイクラブ」を本会員と追加カード所持者が無料で利用できたり、国内外の主要空港の有料ラウンジを本会員と追加カード所持者、同伴者1名までが無料で利用できます。
空港でのサービスも充実しています。以下はその一例です。
アメックスビジネスプラチナカードは、レジャー関連の施設の利用をクオリティアップさせる特典も豊富にあります。
例えば、ギフトに何を選ぶかについては「ビジネス・プラチナ・ギフト・サポート」で相談でき、国内のコンサートやスポーツ、イベントなどのジャンルのチケットを先駆け先行予約できたり、 席の優遇や貸切公演に出演者との特別懇談といった体験キャンペーンもあったりします。
他にも特典は多数あります。プラチナカードならではの質の良いサービスが満載となって、アメックスビジネスプラチナカードに詰まっています。 年会費以上の特典がきっと帰ってくるので、ぜひ特典の内容だけでもチェックしてみてください。
アメックスビジネスプラチナカードの一番のデメリットはやはり年会費です。
多様なメリットを持った法人向けカードですが、年会費が143,000円(税込)とかなり高額のため、維持のしにくさがあります。
特典をあまり利用しない、という場合はセゾンプラチナビジネスアメックスカード、あるいは、ひとつ下のランクであるアメックスビジネスビジネスゴールドカードを検討してみてください。 どちらも年会費が4分の1未満の上に、アメックスビジネスプラチナカードよりも申し込みしやすく、特典も充実していて、ステータス性も高いカードです。
それぞれどのようなカードか、この後ご紹介します。
セゾンプラチナビジネスアメックスは(株)クレディセゾンが発行する提携カードです。 プロパーカードと異なりメタル製のカードではありませんが、プロパーカードと酷似したデザインで高級な雰囲気を醸し出しています。
そして最大のメリットは年会費が22,000円(税込)と安いこと。さらに、年間200万円以上の利用で次年度半額になる優待が受けられます。
空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」の無料利用や、コンシェルジュサービス、手荷物宅配サービスなど、アメックスのサービスと同様の特典も複数受けられます。 海外保険、国内旅行保険に関しても同額(海外最大1億、国内5,000万円)が自動付帯します。
アメックスビジネス プラチナカード |
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セゾンプラチナビジネス アメックスカード |
年会費 | 追加カード | ETCカード | ポイント |
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143,000円(税込) | 13,200円(税込) ※4枚まで無料 |
550円(税込) | 100円=1P ※有効期限3年間 |
22,000円(税込) | 3,300円(税込) ※最大4枚まで |
無料 ※最大5枚まで |
200円=1P ※有効期限なし |
サービスもプロパーカードに負けず充実しているセゾンプラチナビジネスアメックスカードですが、追加カードが4枚までしか作れないというデメリットがあるため、 法人の場合社員全員には配布できないという問題があります。
ただし、提携カードはプロパーに比べ比較的審査に通りやすいなどのメリットもあるため、条件に合っていればぜひ検討してみてください。
次に、個人用のアメックスプラチナカードとの違いをご紹介します。 法人カードはそもそも個人事業主や法人を対象としたクレジットカードです。そのため、ビジネス向けの優待特典が付帯されています。
個人用のカードは家族用の追加カードの発行ができますが、法人カードは社員に配布できる追加カードを発行できます。
また、複数カードがあっても、法人カードなら経理処理を一括して処理できます。立て替え処理する必要がなく、会社の法人口座より一括して引き落としができてラクです。 さらには、経費管理をオンライン上での明細書確認ができる経費管理サポートもあるため、経費処理が簡単になります。
会社の業務効率化を選ぶなら、断然ビジネスプラチナを選ぶのがおすすめです。
続いて、アメックスビジネスプラチナカードとアメックスビジネスゴールドを比較します。 プラチナのひとつ下のランクであるゴールドカードは、年会費が4分の1の36,300円(税込)。さらに、アメックスビジネスプラチナカードよりも申し込みしやすく、特典もプラチナに劣らず満載です。
アメックスビジネス プラチナカード |
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アメックスビジネス ゴールドカード |
年会費 | 追加カード | ETCカード | ポイント |
---|---|---|---|
143,000円(税込) | 13,200円(税込) ※4枚まで無料 |
550円(税込) | 100円=1P ※有効期限3年間 |
36,300円(税込) ※初年度無料 |
13,200円(税込) | 550円(税込) | 100円=1P ※有効期限3年間 |
アメックスビジネスゴールドカードはメタル製のカードではありません。 そのため、存在感のある金属性のカードにこだわりがある方は、迷わずプラチナを選びましょう。
また、アメックスビジネスプラチナカードしか受けられないサービスもあります。
プラチナ会員の強みは、派遣のコールセンタースタッフではなく、アメックス社員による対応を受けられるところにあります。
一方で、アメックスビジネスゴールドカードでも多様なサービスが受けられます。
有能なコンシェルジュサービスが欲しいならアメックスビジネスプラチナカードがおすすめですが、アメックスビジネスゴールドカードでも十分満足のいくサービスが受けられます。 年会費や必要なサービスを比較し、ご自身の条件に合ったカードを選んでみてください。
アメックスビジネスプラチナカードは非常に魅力的なカードで直接申し込みができますが、元々インビテーションが必要だったカードなだけに、審査のハードルも高めに敷かれていると考えられます。
そのため、まずある程度ステータスやサービスが欲しいという方はアメックスビジネスゴールドカードを選んでみてはいかがでしょうか。
会社を立ち上げたばかりという方や個人事業主の方は、グリーンから始めて、利用実績を積むのが確実です。 法人カードなら利用金額も多くなるため、自然とインビテーションがもらいやすくなるはずです。
審査が不安な方は、まずはアメックスビジネスグリーン・アメックスビジネスゴールドから始めてみてください。