ポイント有効期限の迫るイオン・楽天カードのポイントを賢く使う技
楽天カードとイオンカードには、それぞれ異なるポイントプログラムの特徴があり、どちらが自分に合うか迷う方も多いでしょう。
ポイントの貯めやすさや有効期限の長さなど、カード選びでチェックしたいポイントはさまざまです。
さらに、楽天やイオンでの利用頻度や生活スタイルに合わせたポイント活用法も検討しておきたいところです。
そこで本記事では、楽天カードとイオンカードのポイント有効期限や延命方法について詳しく解説し、それぞれのカードを効率的に活用する方法をご紹介します。
・楽天カードとイオンカードのポイント有効期限の違い
・ポイントを無駄にしないための延命対策
・楽天ポイントとときめきポイントの利用方法と注意点
クレジットカードのポイント有効期限は重要な要素
クレジットカードの選び方として、ポイントサービスは大きな評価基準のひとつです。
その中でも、ポイント有効期限は、サービスの質を左右する重要な要素です。
たとえ優れたポイントサービスがあっても、ポイントの有効期限が切れてしまえば、カード利用で得たメリットが台無しになってしまいます。
一般的にポイントの有効期限は、カード決済の日を基準に定められており、期限が来れば自動的に失効してしまうため、計画的な管理が必要です。
失効日が利用日ごとに異なるため、管理が非常に難しい点にも注意が必要です。
例えば、高額な商品の購入で大量のポイントを貯めていても、あと少しで欲しいものが手に入るというタイミングでポイントが失効してしまうと、貯めた努力が無駄になってしまうこともあります。
ポイントの仕組みをより理解するために、下記の図でポイント有効期限の例を確認しましょう。
ポイント有効期限1年のカードの場合
ポイントの有効期限はカード会社ごとに異なる考え方があり、公式サイトの説明を確認して理解することが重要です。
利用でポイントを貯める工夫がなされるカードの期限は短命?
ポイントサービスに特化したクレジットカードでは、他社と比較して有効期限が短めの傾向があります。
特定の条件で取得できるポイント特典と異なり、利用によって変動するポイントはリスクが伴うため、カード会社は有効期限を短く設定することでリスクを低減させています。
したがって、ポイント有効期限の短いカードを利用する場合、ポイントを失効させない工夫が重要です。
今回は評価の高い楽天カードとイオンカードを詳しく見ていきましょう。
楽天カードは、IT企業を中心に幅広い業種で構成される大規模なグループの一部です。
グループ全体で共通する楽天ポイントにより、各社の利用で効率的にポイントを貯められます。
楽天カードは、利用シーンに応じたさまざまなポイントボーナスが提供されており、より多くのメリットを得られる仕組みが整っています。
イオンカードは、会員数3,000万人を超える国内最大規模の流通系クレジットカードです。
多数のショッピングセンターや電子マネーWAONと連携したメリットがあり、利用者の支持を得ています。
イオンカードもイオングループでの割引やポイント特典が魅力で、そのポイントの有効期限は比較的短めです。
ここで紹介した楽天カードとイオンカードは、いずれも充実したサービスを提供していますが、ポイントの有効期限が比較的短めです。
次に、これらのポイント延命方法と注意点について詳しく見ていきましょう。
イオンカードの具体的なポイント期間延命対策
イオンカードの「ときめきポイント」は、ポイントの有効期限が翌々年の誕生月の月末までと設定されており、1年以上2年未満の期間です。
まずは下記の図で、ポイント有効期限の仕組みを確認してみましょう。
ときめきポイントの獲得期間・応募期限について
ときめきポイントは翌年に繰り越し可能です。
ポイントの獲得期間:誕生月11日~翌年誕生月10日
ポイントの応募期限:獲得期間開始日の翌々年の誕生月末
誕生月が年末に近いほど有効期限が短くなり、誕生月が近いほど2年近く有効となります。
この有効期限をさらに延ばす方法もあり、ポイントは最大4年間有効に保つことができます。
その方法はときめきポイントをWAONポイントに移行することです。
ときめきポイントはWAONポイントと同じ電子マネーとして利用可能で、移行することで実質的にポイントを失効せず利用し続けることが可能です。
この方法で、WAONポイントとして最大4年弱の期間でポイントを有効にできます。
次にWAONポイントの有効期限についても見ていきましょう。
WAONポイントの有効期限
WAONポイントの有効期限は、ポイント加算期間を含む最大2年間です。
有効期限を過ぎると失効するので、注意が必要です。
WAONポイントは1年単位で管理され、初回のチャージ日から1年間の加算期間が設定されます。
その後は年単位で管理されます。
初年度ポイント
加算期間=2010年10月25日~2011年10月31日
有効期限=2012年10月31日まで有効
2年目ポイント
加算期間=2011年11月1日~2012年10月31日
有効期限=2013年10月31日まで有効
楽天カードの具体的なポイント期間延命には注意点がある
楽天カードは、ポイント特典が充実したクレジットカードとして評価が高いです。
楽天グループ内の豊富な提携先により、ポイントが貯めやすいプログラムが整っています。
楽天ポイントの基本還元率は1%で、通常のカードと比較しても高く、楽天市場での利用では還元率が2%にもなり、さらにお得です。
ポイントの利用先は楽天のサービスに限定されますが、提携店舗が多いため、利用に困ることはないでしょう。
楽天ポイントの大きなメリットがある一方で、デメリットとして有効期限が1年という短さが挙げられます。
楽天の公式サイトにはこの情報が掲載されていますが、少し見つけにくく、見逃されやすい点には注意が必要です。
しかし、楽天ポイントは1年以内に新たなポイントを獲得することで有効期限が延長されるため、うまく活用すれば実質無期限のポイントとして利用できます。
ポイント付与ルール
楽天会員の方は楽天の各サービスを利用することで、利用額に応じて原則1%(100円ごとに1ポイント)のポイントが付与されます。ポイントの有効期限は、ポイントが付与された月の翌年同月の前月末日です。期限までに新たなポイント獲得があれば、有効期限が延長されます。(ただし期間限定ポイントは対象外です。)
通常の楽天ポイントは、年内に新しいポイントを獲得することで有効期限を延長できるため、実質的には無期限に近いポイントとして活用可能です。
ただし、「期間限定ポイント」に関しては有効期限が設けられており、期限が過ぎると失効してしまうため注意が必要です。
期間限定ポイントには、固有の有効期限が設定されているため、ポイント失効には特に注意しましょう。
以下に期間限定ポイントの特徴をまとめました。
期間限定ポイントの特徴
期間限定ポイントには以下の特徴があります。
特定のキャンペーンなどで付与され、固有の「有効期限」が設定されており、期限を過ぎると自動的に失効する |
通常ポイントと期間限定ポイントを保有している場合は、期間限定ポイントから優先して消費される |
複数の期間限定ポイントを保有している場合は、期限の近いものから優先して消費される |
期間限定ポイントの利用期限や詳細は、楽天のポイント利用・獲得履歴ページで確認できます。
期間限定ポイントを利用できる例 | |
---|---|
楽天トラベルで予約した宿の宿泊日 | 2006/1/30 |
ポイントの利用期限 | 2005/12/31 23:59 |
ポイントの利用日時 | 2005/12/30 20:00 |
期間限定ポイントの取り扱いに注意し、ポイント失効を防ぎながら活用することが大切です。
このコラムに関連するコンテンツ
Pick Upコラム
クレジットカードの選び方
監修ファイナンシャルプランナー紹介