d払いがiDに対応! 利用範囲が拡大したd払いでポイントを二重取りするならdカード!
キャッシュレス決済が一般的となってきた昨今、さまざまなキャッシュレス決済サービスが普及しています。
例えば、携帯電話会社auはau PAYが利用できる「au Pay」、NTTドコモはdポイントを貯めて使える「d払い」、メルカリはメルカリでの売上金を買い物に使える「メルペイ」など、便利でお得なスマホ決済を提供しています。
今回の記事では、NTTドコモが提供する決済サービス「d払い」がiDに対応したことに焦点を当て、d払いがiDに対応可能となるとどのようなメリットがあるのか、どのように使うことができるのか、などd払いでiD機能を利用する方法やメリット、注意点などを解説していきます。
・d払いがiDに対応するメリット
・d払いの特徴や注意点
・d払いをよりお得に使う方法
d払いがiDに対応!
d払いがiDに対応するとどうなる?
NTTドコモが提供する決済サービス「d払い」は、買い物や支払いの際にバーコードやQRコードを「見せる」「読み取る」ことで決済をする「バーコード決済」でしたが、2019年11月よりiD機能が追加され「かざす」決済もできるようになりました。
以前は、スマホではなくカードで決済する「dカードmini」という決済サービスにのみiD機能が備わっており、d払いアプリにはiD機能は対応していませんでした。
しかし、d払いアプリでiD機能が利用できるようになったことで、d払い対応店舗に加えiD対応店舗も使えるようになり、またカードを持たずにスマホ一つで決済が可能となったため、さらに便利にd払いアプリを活用できるようになっています。
では、d払いアプリにおけるiDの利用方法や利用メリット、利用上の注意点などをチェックしていきましょう。
メリット
多くの店舗でスマホ決済が利用できる
以前のd払いはバーコード決済またはQRコード決済のみ可能だったため、バーコード決済に対応している店舗のみ利用が可能でした。
しかし、バーコード決済は利用できる場所はSuica、iD、QUICPayに比べると少ないため、d払い決済をしたかったけれど店舗がバーコード決済非対応で使うことができなかった、という経験をした方も多いことでしょう。
現在は、d払いにiDが使えるようになったことで、d払い対応店舗とiD対応店舗が利用できるようになったため、決済範囲が広がり、さまざまなシーンでd払いスマホ決済を活用することが可能となっています。
スマホ一つでスピーディー決済が可能
以前は、d払いアプリはバーコード決済であったため、アプリを起動し、バーコード画面を読み取ってもらう必要がありました。
しかし、iD機能が追加されたことで、スマホを専用端末にかざすだけで決済が可能となり、通勤時や急いでいる際にもスピーディーに決済ができるようになりました。
dポイントが貯まる
d払い利用のメリットの一つに、dポイントの利用があります。dポイントは携帯料金の支払いや買い物などで貯めて使うことができるので活用すると非常にお得です。
では、iD払いでdポイントを貯めることはできるのでしょうか?
iD払いでdポイントを貯めるには、iDの引き落とし口座にドコモが発行するクレジットカード「dカード」を登録する必要があります。
dカードを持っているとiD利用分の引き落とし時だけでなく、携帯料金の引き落とし時やクレジットカード決済の際にdポイントが貯まるため、効率よくdポイントを貯めたいという方はdカードを持っていた方がお得でしょう。
また、スマホでiD決済をした際に、dポイントカードを提示することでも、dポイントを獲得することができるため、dポイントカードを持っている方はカードを活用していくと効率よくポイントを貯めることができるでしょう。
事前チャージの手間がない
d払い(iD)でiD決済をした場合は、毎月の電話料金とまとめて引き落としとなるため、事前のチャージが必要ありません。
使い過ぎは気をつけなければなりませんが、買い物の際に残高不足になる心配もないため、ストレスフリーで買い物の時間を楽しむことができるでしょう。
d払いアプリとiDの設定方法
「d払い(iD)」を利用するには、「d払いアプリ」と「iD」の設定が必要となります。
d払いアプリの設定をするとiDアプリの設定リンクが表示され、そのリンクからiDの設定をすると、d払いアプリ内でiDの利用が可能となるので、d払いアプリの設定時に表示される指示に従ってiD設定も進めるようにしましょう。
- 「d払いアプリ」をダウンロード
- 表示される利用規約を確認し、同意したら「同意してログイン」をクリック
- dアカウントのパスワードを入力する
- 職業・利用目的を選択
- 設定完了・使い方の確認
- d払いアプリ設定後に表示されるiDアプリのリンクをクリック
- はじめて「iD」を使うを選択
- 「iD」対応のクレジットカードで登録するを選択
- 登録するクレジットカードを選択
- クレジットカード番号と暗証番号を入力
- 「登録する」を選択
- 設定完了
d払いアプリでiDを利用する方法
- 決済時にレジで「iDで支払います」と伝える
- スマホのマークを専用端末にかざす
- iD決済完了
※iDでの決済時にはd払いアプリやiDアプリを起動させる必要はありません。
d払いとiDの利用可能店舗
d払いアプリにiDが追加されたことで、利用店舗が大幅に広がりました。買い物をしたい店舗がd払い可能店舗でない場合もiD対応店舗である場合もあるため、臨機応変に使い分けていくとよいでしょう。
d払い利用可能店舗 例
コンビニ | ローソン・ファミリーマート・ミニストップなど |
---|---|
薬局 | セイムス・サツドラ・Tomod's・マツモトキヨシ すぎ薬局・ココカラファイン・薬王堂など |
家電量販店 | コジマ・ビックカメラ・ケーズデンキ・ソフマップ・エディオンなど |
飲食店 |
松屋・牛角・かっぱ寿司・マクドナルドなど |
百貨店 | タカシマヤ・東急ハンズ・スポーツデポ |
iD利用可能店舗
コンビニ | ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・ポプラ・セブン-イレブン・デイリーヤマザキなど |
---|---|
薬局 | ツルハドラッグ・セイジョー・新生堂・サンドラッグ・コクミン・ウェルシア・クスリのアオキなど |
家電量販店 | コジマ・ビックカメラ・ヨドバシカメラ・ソフマップ・エディオンなど |
飲食店 |
はま寿司・華屋与兵衛・ガスト・デニーズ・バーミヤン・ジョナサン・神戸屋レストランなど |
百貨店 | イトーヨーカドー・イオン・ピアゴ・タカシマヤなど |
その他 | AOKI・ヘアサロンEARTH・富士急ハイランド・TSUTAYA・ブックオフ・紀伊国屋書店・ENEOS・ビックエコー |
注意点
2019年11月より開始されたd払い(iD)は、スマホ一つでd払いとiD決済ができるため非常に便利ですが、現在は、d払いアプリでiDを利用する条件として、iDの利用分の支払いを電話料金と合算して支払うことが必須となっています。
そのため、iD対応のd払いは、ドコモの携帯電話などを利用しているドコモユーザーのみに限定されています。
メルペイと比較
メルペイとは?
フリマアプリ「メルカリ」は、は独自のスマホ決済サービス「メルペイ」を提供しています。メルペイは、メルカリの売上金・ポイントをそのまま実店舗の支払いに利用できるため、メルカリユーザーに大変メリットが大きい決済サービスです。
また、「iDが使える」、「銀行口座からチャージができる」、「Suicaのチャージが行える」などの機能も備えているため、メルカリユーザーならば必須級のアプリといえるでしょう。
では、iD機能が利用できるスマホ決済サービス「d払い(iD)」と「メルペイ」はどのような点が異なるのか、内容を比較してみていきましょう。
メルペイとd払いの内容比較
支払い方法
d払い(iD) | 電話料金と合算払い(後払い) |
---|---|
メルペイ | チャージ払い(前払い) ・スマート決済(後払い・利用条件あり) |
d払い(iD)とメルペイの大きな違いは、支払い方法にあります。d払い(iD)は電話料金と合算で後日引き落としがされますが、メルペイは基本的には事前にチャージをしなければ決済ができません。
ポイント還元
ポイントプログラム | 還元率 | |
d払い(iD) | dポイント | 0.5%(200円につき1ポイント付与) |
メルペイ | なし | - |
d払い(iD)払いは、d払いを利用した際には200円につき1dポイントが付与される仕組みになっており、iD決済の場合は、電話料金と合算して引き落としがされる際にdポイントが通常と同様の還元率で付与されます。
対して、メルカリは通常はポイント還元制度がないですが、キャンペーンにてポイント還元を行っていることもあります。メルペイでポイントを獲得したい方は、都度行われるキャンペーンなどをチェックしておくとよいでしょう。
利用対象者
d払い(iD) | ドコモユーザー |
---|---|
メルペイ | メルカリの会員登録をした方 |
d払い(iD)とメルペイはそれぞれ利用対象者が限られています。d払い(iD)は支払い方法が電話料金と合算で引き落としとなるため、ドコモユーザーが利用対象者となります。対してメルペイはメルカリの会員登録をしていることが利用条件となっています。
相性の良いクレジットカード紹介
d払い(iD)でiD決済を利用する場合にはクレジットカードを登録しておく必要があります。
登録できるクレジットカードは多種ありますが、dカードまたはdカードゴールドを登録しておくとiD決済分の引き落とし時にdポイントがつくメリットがあるため、d払い(iD)を利用する方にはドコモが発行するdカードとdカードゴールドが非常におすすめです。
では、dカードとdカードゴールドはどのようなクレジットカードなのか、基本情報やサービス内容を紹介していきます。
dカード
特徴
NTTドコモが発行するクレジットカード「dカード」はdポイントでお得に買い物ができる普段使いに便利なカードです。
dポイントは街中のdポイント加盟店にて利用が可能となっており、カード決済では100円につき1ポイントを獲得することができます。
また、ドコモの携帯電話や光回線を利用している場合は、通信料の引き落としの際にも還元率1%でdポイントが付与されます。
普段使いで地道にdポイントが貯まっていくため、dポイントを活用して家計の節約にも活かすことができるでしょう。
基本情報
カードランク | 一般カード |
---|---|
国際ブランド | MasterCard・VISA |
申込資格 | ・18歳以上の方(高校生を除く) ・個人名義であること ・本人名義の口座を支払い口座にできる方 |
年会費 | 永年無料 |
ポイントプログラム | dポイント |
ポイント還元率 | 1%(100円につき1ポイント) |
サービス内容
dカードケータイ補償は、携帯電話の端末が購入日から1年以内に故障・紛失・盗難に遭ってしまった場合に、新たに同じ機種の端末を購入する際の一部費用を補償する特典です。
dカードで購入した商品が盗難、破損してしまった場合に、購入日から90日以内に申告をすれば、年間最高100万円までの補償を受けることができます。
世界中で利用ができるハーツレンタカーの利用料金が10%オフとなります。
海外で現地の最新情報やホテル、レストランなどを探す際に、VJデスクに連絡をすると現地に精通したスタッフが日本語で案内をしてくれます。
また、レンタカーやホテル、レストランなどの予約の代行、dカードやパスポートの紛失時のサポートなども行ってくれます。
dカードゴールド
特徴
dカードゴールドは、dカードのワンランク上のカードとなるため、年会費が11,000円(税込)かかりますが、補償内容やサービス内容がdカードよりも充実しているため、普段使いだけでなく海外旅行などでもカードを利用したい方にdカードゴールドはおすすめです。
基本情報
カードランク | ゴールドカード |
---|---|
国際ブランド | MasterCard・VISA |
申込資格 | ・20歳以上の安定継続した収入のある方(高校生を除く) ・個人名義であること ・本人名義の口座を支払い口座にできる方 |
年会費 | 11,000円(税込) |
ポイントプログラム | dポイント |
ポイント還元率 | 1%(100円につき1ポイント) |
dカードと同様のサービス
dカードケータイ補償 | 最大10万円補償 |
---|---|
お買い物あんしん保険 | 年間300万円まで |
海外レンタカーサービス | ハーツレンタカー利用料10%オフ |
海外緊急サービス | 無料 |
VJデスク | 利用可 |
dカードゴールド会員限定サービス
日本国内とハワイの主要空港のラウンジを無料で利用ができます。
会員本人 | 家族 |
---|---|
最高1億円(自動付帯) | 最高1,000万円(自動付帯) |
会員本人 | 家族 |
---|---|
最高5,000円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) |
dカードゴールドに契約をすると、毎月のドコモの携帯利用金とドコモ光の利用料金10%分のdポイントが還元されます。
dカードを利用してiD対応でさらに便利になったd払いを活用しよう!
d払いアプリでiD利用が可能となり、d払いがより便利になりました。d払いの大きなメリットはdポイントの利用ですが、d払いでiD利用する際にdカードを引き落としクレジットカードにしておくと、さらにdポイントを効率よく貯めることができます。
特にドコモユーザーの方は、携帯料金やドコモ光などの通信料、公共料金の支払い、d払い・iD払いなどをdカード決済にすると、毎月に多くのdポイントを獲得することができるため、dカードを1枚持っておいて損はないでしょう。
以前よりも便利になったd払い(iD)を普段の買い物に活用してdポイントをお得に利用しましょう!
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