クレジットカードで固定資産税が払える自治体はどこ? 税金の支払いでポイントが貯まるおすすめのクレジットカードを紹介!
年間を通じて、多くの人が経済的な負担と感じる税金の支払いですが、最近では改善の兆しが見られます。
様々な自治体でクレジットカードによる税金の支払いが可能になってきたのです。
この記事では固定資産税をクレジットカードで支払う自治体と、ポイント還元などのメリットを持つおすすめのクレジットカードを紹介いたします。
・固定資産税をクレジットカードで支払える自治体
・クレジットカードで税金を支払う際のメリットと注意点
・税金の支払いにおすすめのクレジットカード
・クレジットカードでの税金支払いの手順と流れ
どの税金がクレジットカードで支払えるのか? 固定資産税をクレジットカードで支払える自治体は?
年に数回訪れる税金の支払い時期は、多くの方にとって大きな出費となります。毎回の支払い額に悩むことも少なくありません。
かつては税金のクレジットカード払いは一般的ではありませんでした。しかし、2017年より国税や地方税もカードでの支払いが可能になり、金銭管理が容易になりました。
現金払いは手数料が不要で好ましい選択ですが、クレジットカードを活用することで、支払い方法を多様化できます。
さらに、カード払いではポイントが貯まり、節税にも寄与します。
ただし、クレジットカード払いでは領収書が発行されないなどのデメリットも存在します。
税金の支払いに際しては、これらのメリットとデメリットを熟考することが肝心です。
本稿では、税金をクレジットカードで支払う方法とその利点・欠点について詳細に解説します。
クレジットカードで支払える主な税金
現在は、クレジットカードで国税・地方税の支払いが可能です。
ただし、地域によってはまだクレジットカードで税金の納付ができない地域もあるので、心配な方は自分の住んでいる地域の自治体や税務署に問い合わせて確認をしておくとよいでしょう。
国税
所得税・消費税・法人税・相続税など
地方税
住民税・自動車税・固定資産税など
固定資産税をクレジットカードで支払おう!
土地や建物を所有している方には避けられない固定資産税も、自治体によってはクレジットカードで支払うことが可能です。
固定資産税は、通常年4回の納付が必要で、一回あたりの支払額も大きくなりがちです。クレジットカードで支払うと、多くのポイントが獲得できる可能性があります。
では、クレジットカードで固定資産税を支払える自治体を紹介していきましょう。
固定資産税をクレジットカードで支払える自治体と支払い可能な納付サイト
- 東京23区 / 都税・クレジットカードお支払いサイト
- 札幌市 / Yahoo! 公金払い
- 千葉市 / 千葉市税・納付サイト
- 相模原市 / Yahoo! 公金払い
- 京都市 / 京都市税・納付サイト
- 大阪市 / 大阪市税・納付サイト
- 福岡市 / 福岡市税・納付サイト
クレジットカードで税金を払うことのメリットと注意点
メリット
クレジットカードのポイントを貯めることができる
税金をクレジットカードで支払う時に、通常のショッピングと同様のポイント還元が受けられます。
特に高還元率のクレジットカードで支払った場合は、ポイントが多く付与されるため節税にもつながるでしょう。
クレジットカードがあれば24時間納付できる
クレジットカードを利用して税金を支払う場合には、納付サイトから24時間支払いが可能です。
忙しくて支払いに行く時間がない方もスマホやパソコンで支払いが完了できるので安心です。
税金の支払いをカードでまとめて管理できる
年に支払わなければならない税金の種類はさまざまです。
一つ一つ現金で支払っていると家計の管理時にチェックが必要ですが、クレジットカードで支払っている場合は、カードの利用状況でまとめて管理できるので便利です。
税金の支払いで現金を持ち歩くリスクが軽減できる
税金の種類によっては、高額になる場合もあります。
現金支払いの場合は高額の現金を引き出して支払い場所まで持ち歩かなければならないためリスクが伴いますが、クレジットカードで支払う場合は、カード1枚で安心です。
分割払いができる
クレジットカード払いの良さは、支払い方法の選択肢が豊富であることです。
税金が高額になる場合でも、クレジットカードで分割払いにすれば、家計に大きな負担をかけずに対応できます。
クレジットカードで税金を支払う際の注意点
手数料が必要
クレジットカードで税金を支払う際には、手数料が発生します。
例えば、国税をクレジットカードで支払った場合、10,000円ごとに82円(税込)の手数料がかかります。
クレジットカードのポイント還元率が高ければ、手数料以上のポイントを獲得できるのでお得ですが、還元率が1%以下の場合はメリットが薄くなります。
クレジットカードで税金が払えないケースがある
基本的にはクレジットカードで税金が支払えますが、限度額を超える場合や返済の滞納がある場合は利用が制限されます。
特に利用限度額は事前にチェックしておくと安心です。
クレジットカードでの納税は領収書が発行されない
国税や地方税をクレジットカードで支払った場合、領収書は発行されません。
必要な場合は金融機関や税務署で発行を依頼する必要があります。
確定申告で利用明細書が使えるかどうかは、地元税務署や税理士に確認すると良いでしょう。
税金をクレジットカードで支払う方法
税金をクレジットカードで支払う方法は主に2つあります。
Yahoo! 公金支払いを利用する方法と、各自治体のホームページから手続きをする方法です。
それぞれのホームページに納付可能な税金が記載されているので、手続き前に確認をしましょう。
1. Yahoo! 公金支払いを利用する
Yahoo! 公金払いは、地方税などをYahoo! JAPANのサイトからクレジットカードで支払う方法です。
Webサイトを通じたクレジットカード決済を利用すると、利用クレジットカードのポイントが貯まり、Tポイントを使うことでさらに節税につながる可能性があります。
Yahoo! 公金払いのメリット
- クレジットカードのポイントが貯まる
- 24時間好きな時間に支払いができる
- 税金の支払いでTポイントが使える
Yahoo! 公金払いで利用できるクレジットカード
MasterCard、VISA、JCB、ダイナースクラブ、American Expressが利用可能です。
Yahoo! 公金払い利用の注意点
- 水道料金などの継続的な支払いは分割不可
- Tポイントは使用可能だが、ポイントの貯蓄はできない
- 領収書や納付書の発行はYahoo! 公金払いではなく、地方公共団体から行われる
- Yahoo! 公金支払いの流れ
-
- 税金の納付通知書を準備
- Yahoo! 公金払いのHPより収めたい税金の種類を選択
(または、支払先の地方公共団体を検索し選択) - 注意事項の確認
- 納付情報を入力
- クレジットカード情報などを入力
- 内容を確認し「支払う」をクリック
- 納付完了
2. 各自治体のホームページから手続きをする
- 各自治体のホームページから税金を納付する流れ
-
- 必要書類の用意
- サイトにアクセス
- 各種注意事項の確認・同意
- 納付情報の読み取り
- クレジットカード情報の入力
- 納付完了
税金の支払いにおすすめのクレジットカードの特徴を紹介
税金の支払いにおすすめのクレジットカードは、直接払いが可能で、還元率が少なくとも1%以上のものです。
その理由は、還元率が1.0%以上であると、税金の支払い時にかかる手数料よりも還元されるポイントの方が高くなり、支払いがお得になるためです。
例えば、固定資産税40,000円をクレジットカードで支払った場合、手数料が10,000円につき73円の自治体では、合計292円の手数料がかかります。
しかし、クレジットカードの還元率が1.0%の場合、40,000円の支払いで400ポイントを獲得できます。
手数料が292円に対して、ポイント付与額が400円分となるので、クレジットカード払いの方が108円分お得になります。
税金をクレジットカードで支払って少しでも節税したい方は、還元率1.0%以上のクレジットカードを選ぶとよいでしょう。
では、高還元率かつ税金の支払いに適したクレジットカード5選を紹介していきます。
楽天カード
楽天カードで税金を支払うと、還元率は1.0%になります。
ポイント獲得で節税効果もあり、楽天ポイントは1ポイント1円で利用可能ですから、生活に役立てることができます。
オリコカード THE POINT
オリコカード THE POINTは、高還元率が魅力です。
税金の支払いでは還元率1.0%、新規入会者は半年間還元率2.0%となるため、初期の税金支払いは特にお得になります。
ANAアメックス
ANAアメックスでは、税金支払いでの還元率は0.5%となりますが、100円につき1マイルの通常還元率は1.0%です。
特に、事前入金を活用することで利用限度額の拡大が可能で、税金の大きな支払いに便利です。
事前入金を使った税金支払いでも、0.5%の還元が受けられるので、大額納税者には適しているでしょう。
セブンカード・プラス
セブンカード・プラスの還元率は通常0.5%ですが、nanaco一体型でnanacoオートチャージによる税金支払いが可能です。
オートチャージでは200円につき1nanacoポイントの還元があり、非常にお得です。
さらに、年間50,000円以上の利用で年会費が無料になるため、税金支払いには最適でしょう。
nanacoについて
nanacoでも税金が支払えてお得!?
nanacoは、株式会社セブン&アイホールディングスが発行する電子マネーであり、税金の支払いにも利用できます。
さらに、提携クレジットカードからチャージが可能なため、税金支払い分をnanacoにチャージする際、クレジットカードのポイントが貯まる大きなメリットがあります。
nanaco提携クレジットカード
リクルートカード・Yahoo! JAPANカード・セブンカードプラス
そんなnanako提携クレジットカードには、リクルートカード・Yahoo! JAPANカード・セブンカードプラスがあります。
メリット
- 決済手数料がかからない
- チャージポイントが貯まる
nanacoの利用で大きなメリットは、決済手数料が発生しない点です。
これにより、他の支払い方法と比較してお得に利用できます。
また、クレジットカードからnanacoにチャージすることで、チャージ金額に応じたポイントが貯まります。
これにより、効率よくポイントを蓄積できるのです。
デメリット
- チャージ限度額は通常5万円まで
- nanaco利用時にはポイントがつかない
- 税金の支払いはセブンイレブンのみ
nanacoの利用にはいくつかの制約もあります。
チャージ限度額は通常5万円までと制限されており、大きな支払いには不便かもしれません。
さらに、nanaco利用時にはポイントの付与がありません。
チャージ時のみポイントを獲得できる点に注意しましょう。
また、税金の支払いが可能なのはセブンイレブンだけという制限もあります。
他の場所では利用できないため、利便性の面で考慮が必要です。
税金をクレジットカードで支払ってポイントを貯めよう!
税金支払いが現金だけでなくクレジットカードでも可能であることがご理解いただけたでしょうか?
現金での税金支払いももちろん選択肢ですが、クレジットカードを利用することでポイント還元や管理の容易さといった多くのメリットが得られます。
特に、高還元率のクレジットカードで支払うことは非常にお得です。
自分に合った高還元率のカードを選び、節税に役立ててみてはいかがでしょう。
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