スマートEXとエクスプレス予約はどちらが新幹線料金を安くできるのか

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新幹線料金は片道でも数千円から1万円以上かかることが多く、抑えられるなら割引サービスを利用したいところです。

ネット予約であるエクスプレス予約やスマートEXなら、東海道・山陽新幹線のチケット代を節約する方法があるのはご存知ですか?

割引の条件や、使えるクレジットカードにも制限もありますので、詳しくご紹介します。

この記事でわかること

・新幹線料金を安くするには
・スマートEXとエクスプレス予約はどっちがお得
・エクスプレス予約に使えるカードと使えないカード
・新幹線料金の支払いに高還元なカード

エクスプレス予約ができて優待割引があるクレカ

エクスプレス予約ができるカードのひとつ。
他より安くチケットが買えておすすめです。

年会費 524円(税込)
国際ブランド VISA、JCB、Mastercard
付帯機能 Suica
入会時の利用可能枠 10〜80万円
詳細ページボタン 申込みボタン

エクスプレス予約とスマートEXの違いとは?

エクスプレス予約とスマートEXの違いとは?

エクスプレス予約は割引に強み、スマートEXはクレジットカードの制限がない

東海道・山陽新幹線のネット予約する場合にはエクスプレス予約とスマートEXの2種類があります。

クレジットカード制限 割引特典
エクスプレス予約 あり あり
スマートEX なし 条件つきであり

エクスプレス予約は、割引サービスがあるものの、利用可能クレジットカードが限られるという特徴を持ちます。

年会費1,100円(税込)で、JR東海エクスプレス・カードかJ-WESTカードの会員を対象とした東海道・山陽新幹線の会員制予約サービスです。

エクスプレス予約はスマートEXと比較するとおトクに新幹線チケットを購入できることから、金額面ではこちらが上回っております。

スマートEX年会費無料のチケットレスサービスで、大抵の交通系ICカードが使用でき、Apple Payにも対応しています。

割引特典はEX早得21というものが存在しますが、3週間前までの予約で、乗車時間や人数、利用時期に制限があるのが難点です。

このようにスマートEXはエクスプレス予約と比較すると新幹線予約の代金割引は劣ってしまいますが、対応するクレジットカードが非常に豊富というメリットを備えています。

割引特典はありませんが、年会費無料でクレジットカードの制限がないのがスマートEXの強みと言えるでしょう。

エクスプレス予約が使えるカードと使えないカード

日本国内で人気の楽天カードやdカードは、残念ながらエクスプレス予約に使えないカードです。

では、一体どのカードが使えて、どのカードが使えないのでしょうか?エクスプレス予約が使えるクレジットカードを確認しておきましょう。

JCB JCBとJCB提携カードのうち、カード番号が「354」から始まるカード(※)。
三井住友カード 三井住友カードが発行するカードおよび、VJAグループが発行している一部のカード(※)。
三菱UFJニコス株式会社 三菱UFJニコスおよび三菱UFJニコスと提携の個人向けのクレジットカード(※)。
トヨタファイナンス トヨタファイナンスが発行する個人向けのクレジットカード(※)。
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル アメリカン・エキスプレス・インターナショナルが日本国内で発行する個人向けクレジットカードおよびビジネス・カード(※)。
イオンフィナンシャルサービス イオン銀行が発行する個人向けクレジットカード(※)。
SMBCファイナンスサービス SMBCファイナンスサービスが発行する個人向けのクレジットカードのうち、カード券面左下のアルファベットが「OM」のカード及び「SMBC JCB CARD」<ゴールドカード・クラシックカード>(※)。
三井住友トラストクラブ 三井住友トラストクラブが発行するクレジットカード。

※一部対象外となるカードがあります。

表に記載の通り、カード番号やアルファベットによって使えないカードもあります

例えば、JCB法人カードは354始まりですが、JCBビジネスカードは「354」だけでなく「355」で始まることもあって使えないことがあるので、選択には注意が必要です。

エクスプレス予約とスマートEXはどっちが安くできるか比較

エクスプレス予約とスマートEXはどっちが安くできるか比較

エクスプレス予約とスマートEXはどっちが安くできるか比較してみましょう。割引は区間によって変わります。

区間 「のぞみ」所定運賃・料金(通常期) EX予約サービス EX早特21
東京・品川⇔名古屋 11,300円 10,310円
(▲990円)
8,960円
(▲2,340円)
東京・品川⇔新大阪 14,720円 13,620円
(▲1,100円)
11,200円
(▲3,520円)
名古屋⇔博多 18,890円 16,960円
(▲1,930円)
13,240円
(▲5,650円)

一見、スマートEXのEX早特21が安くてお得に見えますが、「条件に合わなくて使えない」というパターンも少なくありません


利用人数 1〜6名
※こども用の設定はありません。
利用期間 繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。2021年度は、4月27日(火)〜5月6日(木)、8月10日(火)〜8月19日(木)、12月28日(火)〜1月6日(木)はご利用いただけません。
発売期間 乗車日の1ヵ月前(10:00)から21日前(23:30)まで購入できます。
・発売開始日(乗車日1ヵ月前)の7日前から予約の事前申込ができる「事前申込サービス」もございます。発売開始日の8:00より順次、発売手続きを行い、当日中に申込結果をご登録のメールアドレス宛にお知らせします。
・事前申込サービスに多数の申込があった場合、発売開始日の10時時点で満席となる場合があります。
対象列車・対象設備 乗車駅を朝6:00〜6:59、昼11:00〜15:59に出発する直通の「のぞみ」普通車指定席
・指定列車以外への乗車はできません。
・席数限定の商品です。
その他 ・乗車券と特急券が一体となった東海道・山陽新幹線専用の商品です。新幹線乗車駅まで(降車駅から)在来線をご利用の場合は、別に在来線の運賃等が必要になります。
・途中下車はできません。途中駅で下車された場合は、乗車しなかった区間は無効となり、再度乗車することができません。
・予約後に他の商品に手数料無料で変更できます。
・他の割引との併用はできません。乗継割引は適用されません。

一方で、エクスプレス予約のEX予約サービスでは、365日会員割引価格で新幹線を利用できます

また、乗車区間によってポイントが貯まるグリーンプログラムも設けてあります。

以上から、実質安く利用しやすいのはエクスプレス予約です。3週間以上前に出かける日にちが決まっていて、時間指定にこだわりが無いという方だけ、割引率の高いスマートEXの早割21を利用すると安く済むでしょう。

エクスプレス予約とスマートEXは切り替え(変更)できる?

エクスプレス予約とスマートEXは切り替え(変更)できる?

エクスプレス予約とスマートEXはそれぞれ別サービスとなりますが、切り替えは可能です。

交通ICカードでの改札入場前、またはきっぷ受け取り前で、予約している列車の発車時刻前までに、パソコンやスマートフォン、アプリなどから変更手続きを取りましょう。

変更に手数料はかかりませんが、予約した人数を減少する場合は払い戻し手数料が必要です。

ただし、エクスプレス予約とスマートEXでは、割引価格が変わるという事に注意しましょう。

エクスプレス予約とスマートEXで同じカードを併用できないので注意

エクスプレス予約とスマートEXで同じカードを併用できないので注意

エクスプレス予約とスマートEXでは、クレジットカードや交通系ICカードを併用することはできません

万一、同じクレジットカードを登録申し込みしてしまった場合は、スマートEX側が自動退会されます。もしスマートEXに予約や申し込みがある状態の場合は、自動退会されません。エクスプレス予約の会員登録処理が一時中断されます。

SuicaやモバイルPASMOなどの交通系ICカードも同様に、重複登録は未対応です。

さらに詳しく!
エクスプレス予約もスマートEXも使う場合は、2枚のカードを用意しましょう。

エクスプレス予約をより安くするためにお得なカード

エクスプレス予約をより安くするためにお得なカード

エクスプレス予約とスマートEXの利用には、以下の3枚のカードがおすすめです。

「ビュー・スイカ」カードならSuicaのチャージで還元率1.5%もの高還元

年会費 524円(税込)
国際ブランド VISA、JCB、Mastercard
付帯機能 Suica
発行期間 約10日間(土日祝日含む)
詳細ページボタン 申込みボタン

「ビュー・スイカ(view Suica)」カードは、エクスプレス予約にも使えるカードです。

Suicaチャージで1.5%ものポイント還元がありますので、スマートEXの場合はSuicaで支払えば、高額のチケット代金からザクザクポイントを貯められます。

Suicaのオートチャージ機能もあるので、残高不足に関する煩わしさがありません。

また、えきねっとやモバイルSuicaを「ビュー・スイカ」カードで利用すると、最大5%のJRE POINTが貯まるので、交通系が飛躍的にお得になります。

国内旅行傷害保険が最大1,000万円付帯されるのも見逃せない長所です。

三菱UFJカード VIASOカードなら最短翌営業日発行

年会費 無料
国際ブランド Mastercard
付帯機能 -
発行期間 最短翌営業日
詳細ページボタン 申込みボタン

三菱UFJカード VIASOカードは三菱UFJニコス(株)発行のカードで、エクスプレス予約ができます。

ポイント還元率は0.5%と標準的ですが、年会費無料であることからも、「負担なくクレジットカードを持ちたい」という希望をかなえてくれます。

また、最短翌営業日のスピード発行という強みを持っているので、チケット予約を急いでいる方にもおすすめです。

アメックスグリーンなら国内外の旅行傷害保険が最高5,000万円で安心

月会費 1,100円(税込)
国際ブランド American Express
付帯機能 QUICPay
発行期間 約2週間
詳細ページボタン 申込みボタン

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、その券面の色から「アメックスグリーン」の名でも親しまれています。世界的に高いステータス性で認められているアメックスブランドから発行され、日常を豊かにするサービスに要注目です。

例えば、旅行保険は海外と国内共に最高5,000万円まで補償されます。仕事で頻繁に旅行に行かれる方は、アメックスで旅費を払うことで安心感を得ることができます。

また、国内外を問わず、アメックスグリーンで購入したほとんどの商品に対して、破損や盗難等の損害を購入から90日間、1名様年間最高500万円まで[免責金額1万円]補償してくれます。

アメックスのサポートの手厚さは言うまでもなく、業界内でも高水準です。過去にカード会社に何らかで問い合わせて不満を感じた方は特に、アメックスの対応の素晴らしさに舌を巻くことでしょう。

ここがオススメ!
アメックスなら月会費以上のサービスやサポートを感じられます。頻繁に遠出をする方は、アメックスグリーンの選択がおすすめです。

エクスプレス予約機能付きの法人カード

エクスプレス予約機能付きの法人カード

JCBエクスプレスカードならEX-ICカードが付帯

エクスプレス予約機能付きの法人カードもありますが、個人向けのクレジットカードと比較すると多くはありません。

JCBなら、JCBエクスプレスカードという大規模企業向けの法人カードがエクスプレス予約を使えます。

年会費 33,000円(税込)
国際ブランド JCB
付帯機能 -
発行枚数 JCBと要相談

JCBエクスプレスコーポレートカードJCBエクスプレスビジネスカードの2種類あり、どちらも企業年会費33,000円(税込)を支払えば個人年会費は無料です。

JCB発行のカードに加え、エクスプレス予約を使用するための「EX-ICカード」を東海旅客鉄道株式会社(JR東海)が発行します。

法人カードならではで、全発行カードの利用料金を経費としてまとめられますし、明細データを「楽楽精算」「Concur Expense」などの有名経費精算ツールと自動連携ができます。

他にも、企業や利用者にとってメリットのあるサービスが満載です。以下はその一例です。

  • 最高5,000万円の旅行傷害保険(国内外)の付帯
  • 空港ラウンジの無料サービス
  • 年会費無料でETCカードの発行
詳細ページボタン 申込みボタン

JCBの法人カードで使えるキーワードは「354」

JCBの法人カードでエクスプレス予約を使えるのは、カード番号の頭が「354」から始まるカードです。

354始まりのカードは他に、JCB法人カードやJCB CARD Bizが当てはまります。

JCBビジネスカードにも354始まりのカードはありますが、355から始まることもあるので、必ずしも使えるとは言えません。また、JCBコーポレートカードは355始まりなので避けてください。

エクスプレス予約で「ビュー・スイカ」カードを使うのが安くておすすめ

エクスプレス予約で「ビュー・スイカ」カードを使うのが安くておすすめ

東京と博多間の新幹線のネット予約には、エクスプレス予約とスマートEXがあります。

安さを求めるなら、エクスプレス予約の会員優待割引が使いやすくておすすめです。スマートEXでもEX早得21という割引がありますが、様々な条件をクリアしなければなりません。

クレジットカードなら、JR提携カードの「ビュー・スイカ」カードを選ぶことで、Suicaチャージによる1.5%もの高還元が受けられるので、ベストチョイスと言えるでしょう。

金額の高い新幹線料金だからこそ、できる限り費用を抑えて、節約できた分を旅先の食事や宿泊費に回してみてください。



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