ディスカバーカードの作り方とは? アメリカ発祥の新国際ブランドを解説
Dicover®(以下、ディスカバーと記載)は世界で加盟店が5,000万を超える、北米を中心にシェア率が高い国際ブランドです。
ディスカバーカードはまだ日本在住の方は作れませんが、ディスカバーのブランドが入ったクレジットカードなら作れます。
ディスカバーブランドが付帯したカードとディスカバーカードの作り方をご紹介しますので、海外へ渡航する機会が多い人や在住予定のある人はチェックしてみてください。
・ディスカバーはJCBと銀聯、Diners Clubの加盟店で相互に使える
・ディスカバーカードは日本で作れない
・ディスカバーはダイナースクラブカードに付帯している
・ディスカバーカードを作りたい人は「Apply Now」から
ディスカバーが付帯したクレジットカードカード
Diners Clubだけでなく、提携しているDiscoverとJCB加盟店でも利用できるカードです。
年会費無料でプラチナグレードのMastercard®を備えた“TRUST CLUB プラチナマスターカード”もコンパニオンカードとして自動付帯されますので、世界各国を網羅していると言っても過言ではありません。
年会費 | 24,200円(税込) | |
---|---|---|
ポイント還元率 | 1%(100円につき1%) | |
海外旅行障害保険 | 最高1億円 | 自動付帯:最高5,000万円 |
利用条件:最高5,000万円 | ||
国内旅行障害保険 | 最高1億円 | 利用付帯 |
申し込み資格 | 年齢27歳以上の方 |
ディスカバーカードの基本知識と相互加盟店
ディスカバーはアメリカメインの国際ブランド
ディスカバーとは、アメリカ発祥の国際ブランドです。
世界中で利用できる国際ブランドで長期に渡って認知されているのは以下の5つですが、近年では
- Visa
- JCB
- American Express(以下、アメックスと記載)
- Mastercard®
- Diners Club(以下、ダイナースと記載)
ディスカバーのロゴはオレンジを基調とした温かみのあるデザインとなっています。
日本国内においてディスカバーのロゴを店舗で見かける機会はありますが、プロパーカードの「ディスカバーカード」がまだ日本で作れないため、実際にクレジットカードとして利用者を見る機会は少ないでしょう。
ディスカバーの3つの相互加盟店
ディスカバーの加盟店は中米や東南アジア、大洋州などに広がり、5,000万を超えています(※)。
さらにディスカバーはJCBと銀聯、ダイナースと相互に加盟店を開放しているので、JCB加盟店と銀聯加盟店、ダイナース加盟店でも利用できるようになりました。
※参照:Discover公式サイト『Investor Relations』(英語)
スタンダードなディスカバーカードは年会費無料
画像引用:Discover®公式サイト(英語)
ディスカバーカードは年会費無料で、クレジット利用限度額が日本より高めに設定される傾向があります。
学生カードやセキュリティに特化したカード、マイルの貯められるトラベル関係に特化したカードなど7種類がありますが、悩んだら「Cash Back Credit Card」というキャッシュバック特典に特化したカードがおすすめです。
通常のお買い物で1%がキャッシュバックされるだけでなく(上限なし)、Amazon.comや特定のガソリンスタンド、レストランおよびPayPalを使用して支払うと最大5%のキャッシュバックボーナス®を獲得できます(合計で最大1,000ドルが上限)。
25種類のカードデザインから選べるため、おしゃれが楽しめる点も人気の理由です。
ただし、日本在住ではディスカバーカードを作れません。
ディスカバーが付いたカードは作れますので、後半の【Dicover®ブランドが付いたカードの作り方】へスキップしてみてください。
ディスカバーカードの歴史
1985年にアメリカの百貨店企業シアーズが設立したのがスタート
百貨店企業のシアーズが1985年に設立したアメリカの企業がディスカバーです。
当初はVisaやMastercard®、アメックスと言ったメジャー国際ブランドとは提携しない独自方針を重視していたため、利用可能な国は米国とカナダのシアーズやアメリカ由来の小売業者という小規模から始まりました。
しかし、シアーズは強豪ライバル企業との競争にさらされ、ディスカバーをディーンウィッターフィナンシャルサービスという企業に売却しています。
ディーンウィッターファイナンシャルサービスも、後に世界的金融グループのモルガンスタンレーに吸収合併され、ディスカバーカードは「ディスカバーフィナンシャルサービス」に名称を変えてカード事業を展開しています。
以上のように紆余曲折があり、ディスカバーは2005年5月に国際ブランドとしての路線に切り替えました。
2005年5月に国際カードとして相互加盟店が増加
ディスカバーは中国銀聯と相互加盟店を開放していき、それをきっかけに利用可能範囲を広げていきます。
2006年にはJCBとも加盟店の相互開放を果たしました。
2008年にはダイナースクラブ・インターナショナルがディスカバー・フィナンシャル・サービシスに売却されたことにより、ディスカバーとダイナースの提携力も強まっています。日本も同年に利用可能になりました。
7大国際ブランドの仲間入りした今も着々と提供地域が広がり続けていますので、今後も加盟店の広がりは期待できるかもしれません。
Dicover®ブランドが付いたカードの作り方
日本でディスカバーが付帯したクレジットカードを作りたい場合は、ダイナースクラブカードを作りましょう。
ダイナースクラブカードには勿論「Diners Club」が付帯していますが、カード裏面を見ると「DISCOVER」のロゴが入っているのに気がつくかと思います。
ダイナースクラブ・インターナショナルがディスカバーフィナンシャルサービスの傘下に入っているので、ダイナースクラブとディスカバーは強い結びつきがあるのです。
以下2点を用意したら公式サイトへ進み、「お申し込みはこちら」から指示に従って進んでください。
- 運転免許証または運転経歴証明書
- 金融機関の通帳やキャッシュカード
下のボタンから公式サイトへ遷移すると、お得な新規入会キャンペーンに参加も可能です。
ダイナースクラブの公式サイトへ年齢27歳以上の安定職を持つ方でないと作れない
ダイナースクラブカードは言わずと知れたステータスカードです。
27歳以上の安定した職についた人しか作れませんが、質の良いユーザーに見合った高品質のサービスが提供されています。
とりわけ「ダイナースクラブエグゼクティブダイニング」は厳選されたレストランにて2名でコースを利用すると1名が無料、6名以上で2名が無料になるので、年会費の元を取れると人気のサービスです。
Diners ClubならDicover®提携店でも使える
ダイナースクラブカードならDiners Club加盟店とDiscover®加盟店どちらでも使えますし、JCBとも提携しているため、国内外問わず使い勝手は抜群です。
また、コンパニオンカードとして「TRUST CLUB プラチナマスターカード」が年会費無料で付帯しますので、Mastercard®ブランドも網羅可能です。
他にも空港ラウンジの無料利用や高額な旅行保険など、海外渡航で使えるサービスも多いので、日本で作るならダイナースクラブカードを持つほうがメリットが大きいでしょう。
ダイナースクラブの公式サイトへディスカバーカードの作り方
日本在住では作れない
ディスカバーカードは日本では作れませんが、海外移住した際には申し込みできますので、作り方をご紹介します。
ディスカバーカードは発行国のアメリカにてシェアを急速に拡大しているクレジットカードですので、長期のアメリカ出張や移住において大きな助けになることでしょう。
作りたい人は公式サイトの「Apply Now」から
ディスカバーカードの作り方は以下の通りです。
-
STEP1クレジットカード一覧へ遷移する公式サイトのトップページ(英語)から「Credit Cards」を選択します。
-
STEP2欲しいカードの申し込みページへ遷移するカード一覧から欲しいカードの「Apply Now」を選択します。
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STEP3社会保障番号の入力はスキップするSSN(ソーシャル・セキュリティ・ナンバー)を尋ねられますが、アメリカ在住でなければ取得できませんので「Skip This Step」を選択します。
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STEP4情報を入力する欲しいカードデザインを選択し、あとは表示された通りに個人情報を入力して進めば申し込み完了です。
ディスカバーカードは日本在住者は発行できず、海外在住の方のみしか発行できません。
ただし、ディスカバーブランドは日本でも発行できるダイナースクラブカードに付帯しています。
ダイナースクラブカードなら相互加盟店のJCBでも使えますし、コンパニオンカードとしてMastercard®も発行されますので、使い場所に困りません。
高品質な優待やサービスも多いので、ぜひダイナースクラブカードを選んでみてください。
ダイナースクラブカード
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