クレジットカードは、単に現金の代わりに決済できる便利なカードというだけではなく、国内外において自分の身分を証明するための「信頼の証」でもあります。
また、利用ごとに貯まるポイントプログラムや、グルメ・旅行・エンターテイメントなどの優待特典、国内海外旅行の傷害保険など、さまざまな付帯サービスがついている点もクレジットカードの大きなメリットです。
特に、ゴールドカードやプラチナカードと呼ばれるワンランク上のクレジットカードは、ステータス性が高く、また付帯サービスも充実しているため、多くの方が「いつか手にしてみたい」と思っていることでしょう。
そんなワンランク上のクレジットカードとして、長年高い人気を誇っているのが「ダイナースクラブカード」です。1950年にアメリカで生まれたクレジットカードですが、その10年後に日本にも参入し、「日本で初めて発行されたプラスチック製のクレジットカード」としても知られています。
ダイナースクラブカードは、年会費22,000円(税抜)がかかりますが、それに見合うだけの世界に通じるステータス性と、充実した付帯サービスを誇る一枚です。
1.利用額に一律の制限がない!
ダイナースクラブカードには、一般的なクレジットカードのように一律の上限額が設定されていません。実際は会員一人ひとりに応じた枠は用意されていますが、100万円など最初から高く設定されていることがほとんどですし、より高額な決済を希望する場合は、事前に電話連絡をすることでスムーズに対応してもらうことができます。
2.高額な旅行傷害保険
ダイナースクラブカードでは、海外・国内ともに、最高1億円までの旅行傷害保険が付帯されています。旅行の機会が多い方には安心です。
3.会員限定のさまざまな優待サービス
ダイナースクラブカードでは、特定のレストランでの割引や、お得なツアーバックの案内、高級ホテルの宿泊優待など、生活のさまざまなシーンで活用できる優待サービスが充実しています。またダイナーズクラブ会員限定のイベントにも招待されます。
4.有効期限のないポイントプログラム
ダイナースクラブカードは、利用額に応じて「リワードポイント」を貯められます。還元率はおよそ0.4%と決して高くはありませんが、リワードポイントには有効期限がないため、自分のペースで貯められる点がメリットです。
貯まったポイントはカタログ商品のほか、パッケージツアーや航空券、宿泊クーポンなどの旅行商品に交換できます。また年間6,000円の参加料を支払うことで、ANAをはじめとする飛行機会社のマイルに交換することも可能です(ダイナースグローバルマイレージ)。
特にマイル交換は、「1,000ポイント1,000マイル」での交換となりますので、マイルを貯めたい方から高い人気を集めています。
ステータス性が高く、付帯サービスも充実したダイナースクラブカードですが、今まで15,750円だった年会費が7,000円も値上がりし、現在の22,000円に改定されました。
ステータス性の高さのわりには、年会費が安いということで人気だったダイナースクラブカードですが、この大幅な値上げにより、一部のユーザーは解約したものと思われます。「それでも使い続けたけれど、やっぱり年会費の元が取れないから、次の更新月までに解約しようかな」と考えている方もいるかもしれません。
ダイナースクラブカードを解約する際は、専用のダイヤル(0120-369-527)に電話して、解約したい旨を伝えます。平日は9:00~18:00、 土日祝日は10:00~18:00まで受け付けています。
その際、いくつか注意点がありますので、以下をチェックしてみましょう。
1.未払い分がたくさん残っていないかどうか
ダイナースクラブカードに限らず、クレジットカードを解約する場合は未払い分をまとめて返済することになりますので、問題ないかどうかを確認してください。
2.公共料金などの支払い方法の変更をしているかどうか
ダイナースクラブカードを公共料金などの支払いに使っている場合、カードを解約することでそれらの料金が引き落とされなくなります。事前に支払い方法を変更しないと、料金の支払いを延滞してしまうことになりますので、必ず事前に支払い方法の変更をしておきましょう。
3.ポイントの使い忘れはないかどうか
クレジットカードを解約すると、当然ながら貯まったポイントもすべて消失してしまいます。ダイナースクラブカードの場合、リワードポイントが貯まりますので、何かの商品に交換できるくらい貯まっている場合は、ぜひ交換手続きをしてから解約しましょう。
4.解約時期が早すぎないかどうか
クレジットカードの解約は、基本的にユーザーの自由ではありますが、「加入して数ヶ月で退会」を繰り返していると、クレジットカード各社に要注意人物としてマークされてしまう可能性があります。特に入会特典ほしさに、そのような行為を繰り返すユーザーも一部いるからです。
新たにクレジットカードを作る際に、審査に通りにくくなることもありますので、少なくともクレジットカードは1年ぐらい使ってから解約するようにしましょう。
5.カードの更新月の前かどうか
クレジットカードの年会費は、年に1度、決まった月に引き落とされます。ダイナースクラブカードの場合は、カードフェイスに記載されている有効期限月の翌月、もしくは翌々月に引き落とされますので、解約する際は余裕をもって手続きをしましょう。
ダイナースクラブカードを解約するにあたって、「できれば年会費がもっと安くて、ダイナースと同じくらいのステータス性と付帯サービスのあるクレジットカードに乗り換えたい」と考えている方もいると思います。そんな方におすすめなのが、「アメリカン・エキスプレス・カード」、通称「アメックスグリーン」です。
アメックスグリーンは、アメリカン・エキスプレスの発行するクレジットカードの中でも、もっともスタンダードな一枚で、緑色のカードフェイスで知られています。まさに、ダイナースクラブカードと同程度のステータス性があり、付帯サービスも充実している一枚で、ダイナースクラブカードと何かと比較されることの多いクレジットカードです。
1.ダイナースクラブカードよりも年会費が安い
アメックスグリーンの年会費は、12,000円(税抜)です。ダイナースクラブカードの年会費は22,000円(税抜)ですので、ちょうど1万円お得になります。
2.ダイナースと同等のポイントプログラム
アメックスのポイントサービスは「メンバーシップ・リワード」というもので、毎月の利用額100円ごとに1ポイントがもらえます。10,000ポイントで5,000円分のクーポン券と交換可能ですので、還元率は0.5パーセントとなり、ダイナースクラブカードと大きな差はありません。
また、一度でも好きな商品と交換すると、ポイントの有効期限が無期限になりますので、この点もダイナースクラブカードと大差がないといえます。
ちなみに、提携航空会社のマイルに交換する場合は、年間3,000円の参加費が必要です。このシステムもダイナースクラブカードと同じですが、ダイナースは参加費が6,000円ですので、アメックスのほうが安くなっています。還元率も「1,000ポイント1,000マイル」で、双方同じです。
3.最高5,000万円までの旅行傷害保険
アメックスグリーンでは、国内・海外ともに最高5,000万円までの旅行傷害保険が付いています。ただし、いずれも航空券やツアー代などをアメックスで支払った場合のみ対象となります。
4.会員限定の充実したサービス
アメックスグリーンでは、国内外の空港ラウンジの利用権をはじめ、海外旅行の際に自宅から空港までスーツケースを一つ無料で配送してもらえる「手荷物無料宅配サービス」など、トラベルサービスが充実しています。
また新国立劇場や、丸の内のエンターテイメントクラブ「コットンクラブ」で会員限定の特典を受けられるなど、さまざまなサービスが用意されています。
公式に発表されているアメックスグリーンの申し込み基準は、「20歳以上で定職がある方」です。定職というのは、正社員や会社経営者を指していますので、パートやアルバイトの方の申し込みはできません。
ただし、一般的にダイナースクラブカードよりもアメックスのほうが審査に通りやすいといわれています。年齢も、ダイナースでは27歳以上となっていますが、アメックスグリーンは20歳以上ですので、20代前半の若い方でも正社員であれば、審査に通る可能性は十分にあるクレジットカードです。
年収に関する規定も特に設けられていませんので、対象となる方はぜひ一度申し込んでみましょう。
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年会費 | 海外保険 | 国内保険 |
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12,000円+消費税 | 最高5000万円 | 最高5000万円 |
電子マネー | 発行期間 | 利用可能枠 |
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