小学生でもプリペイドカードは作れる? 6歳から発行できるVISAプリぺイドのメリットとデメリット
誰でも気軽に使えて便利なプリペイドカードですが、6歳から持てるプリペイドカードがあることを知っていますか?
三井住友カードは、審査不要で6歳以上であれば誰でも申し込みができるプリペイドカード「VISAプリペ」を発行しています。
6歳からプリペイドカードを持たせるのは心配、という方もいることでしょう。VISAプリペは、事前にチャージした金額のみ利用ができるので使いすぎの心配がありませんし、現金を多く持たせる必要がないので小学生でも安心して利用することができます。
では、大人にとっての使い勝手はどうなのでしょうか。
このコラムでは、VISAプリペの特徴やセキュリティ・チャージ方法・チャージの限度額などVISAプリペを知らない方も安心して利用ができるように今回はVISAプリペについて徹底解説していきます。
・VISAプリぺの基本スペック
・VISAプリぺの特徴について
・VISAプリぺイドとdカードプリぺイドの比較
・小学生にプリペイドカードを持たせるメリット・デメリット
VISAプリぺの特徴
VISAプリペは三井住友カードが発行するプリペイドカードの一種で、世界中のVISA加盟店で利用が可能です。
また、VISAのタッチ決済対応の店舗では、読み取り機にカードをタッチするだけで支払いができてしまうため、小学生でも簡単に支払いをすることができます。
また、子供の利用履歴が親に送られてくるため、親の管理下で子供の利用を見守ることができます。
では、VISAプリペの具体的な内容をみていきましょう。
申し込みについて
VISAプリペの申し込み資格は、6歳以上(小学生以上)であれば誰でもOKとなっています。またクレジットカードのような審査もないので、申し込み手続きをすれば誰でもVISAプリペを持つことが可能です。
申し込み方法
VISAプリペの申し込みはインターネットのみとなります。
- 入会ページで会員規約を確認し、メールアドレスを入力
- 届いたメールに記載されているUKLにアクセスをして必要事項の入力をする
- 手続き完了
- 1週間から10日ほどで自宅に郵便にてカードが届く
年会費・発行手数料について
VISAプリペの年会費は永年無料、発行手数料もかからないため、初期費用は0円で作成・利用ができます。
セキュリティについて
VISAプリペはプリペイドカードなのでチャージした分しか利用ができないため使い過ぎの心配はないでしょう。また、利用した際には通知が届くのでいくら使ったかを確認ができ安心です。
使わないときは、マイページから簡単に利用停止ができるので、カードを紛失した際もすぐに利用停止の対処が可能です。
チャージについて
VISAプリペのチャージ方法は4種類あり、それぞれのチャージ方法によってチャージ手数料も異なります。
- インターネットバンキング
普段利用している銀行のインターネットバンキングに登録をすることで、銀行口座の残高からチャージをすることができます。
※チャージ手数料:204円(税込) - クレジットカード
VISA・MasterCardのクレジットカードからチャージが可能です。
※チャージ手数料:VJA・オムニカード協会加盟各社発行のVISAカード、MasterCardは無料 / その他のVISAカード、MasterCardは204円(税込) - セブン銀行ATM
セブン銀行ATMでのチャージは、現金を1回につき1,000~10万円まで1,000円単位でチャージが可能です。
※チャージ手数料:無料 - LAWSON店頭
LAWSONのレジでのチャージは、現金で1回につき1,000円~49,000円まで1円単位でチャージが可能です。
※チャージ手数料:無料
カード残高について
VISAプリペの残高上限は30万円となっています。チャージ金額は自由に決定できるので、子供にVISAプリペを持たせる際には、高額を一気にチャージするのではなく必要な分をこまめにチャージすると使い過ぎを防げて安心でしょう。
還元サービスについて
VISAプリペは、ポイントプログラムはありませんが、利用額の0.25%が還元・キャッシュバックされる仕組みになっています。
※キャッシュバックは、翌月の10日に残高に加算されます。
VISAプリペの利用方法
- VISA加盟店で使う
VISA加盟店で買い物をしたらレジで「VISAで1回払い」と伝えお店の人にカードを渡します。レジから出たレシートにサインをして支払いが完了です。 - インターネットショッピングで使う
VISAプリペはVISAマークが表示されているインターネットショップで利用が可能です。
また、インターネットショッピングの場合はクレジットカードチャージのみが利用出来るため、ショッピングの支払い時には、クレジットカードからVISAプリペにチャージをして支払いをするようになります。
インターネットショッピングの際に、クレジットカードからVISAプリペにチャージして支払いする方法は、まずクレジットカード・1回払いを選択し、カード番号や名義などを入力します。
その後マイページで事前に設定したパスワードを入力すると本人認証がされ、クレジットカードからVISAプリペにチャージがされ、支払いが完了となります。 - iD加盟店で使う
VISAプリペをApplePayに設定することで、iDマークのある店舗でも利用が可能となります。支払いは読み取り機にスマホをかざすだけで完了します。
VISAプリペ利用の際の注意点
- チャージ後の返金は不可
一度チャージをすると返金はできないため、必要な分だけをこまめにチャージすると安心でしょう。 - 有効期限切れになると残高が失効する
VISAプリペの有効期限は5年間となっており、有効期限になると更新カードが発行される仕組みになっています。しかし、有効期限の1年前~有効期限が切れる前の月の26日までに利用履歴がないと更新カードが発行されず、残高も失効してしまうので注意が必要です。
VISAプリぺイドとdカードプリぺイド
三井住友カードは幾種のプリペイドカードを発行しています。その中のVISAプリペイドとdカードプリペイドをピックアップし、VISAプリペとの違いを比較していきましょう。
VISAプリペイド
三井住友カードが発行する「VISAプリペイド」は三井住友カードの中でもスタンダードなプリペイドカードです。申し込み可能年齢は満18歳以上となっており、申し込みはインターネット上で手続きができます。
また、Visaプリペとの違いは、ポイントを貯めて使える点です。Visaプリペの利用特典は利用額の0.25%のキャッシュバックでしたが、VISAプリペイドは2,000円(税込)につき1ポイントが貯まり、貯まったポイントはVISAプリペイドで現金同様に利用ができます。
VISAプリぺ | VISAプリペイド | |
---|---|---|
カード種類 | プリペイドカード | プリペイドカード |
申し込み条件 | 6歳以上の方(小学生以上) | 18歳以上の方 |
発行手数料 | 無料 | 204円(税込) |
年会費 | 無料 | 無料 |
カード残高上限 | 30万円 | 5万円 |
利用特典 | 利用金額の0.25%がキャッシュバック | 2000円(税込)につき1ポイント付与 |
利用できる加盟店 | カード:VISA加盟店 apple pay:iD加盟店 |
VISA加盟店 |
小学生にプリペイドカードを持たせるメリット・デメリット
小学生からプリペイドカードを持たせるのは大丈夫なのだろうか、と心配する親御さんもいることでしょう。
6歳から持てるVISAプリペは事前にチャージした分しか利用ができないため使いすぎる心配はなく、利用通知が親御さんのところへ送信されるため安心して持たせることができます。
では、小学生にプリペイドカードを持たせるメリット・デメリットをより詳しくチェックしていきましょう。
メリット
- 審査不要・口座不要なため、小学生でもネットショッピングができる
ネットショッピングをする際には、クレジットカードが必要であることがほとんどです。VISAプリペを持っていれば、クレジットカードを持っていない小学生でもネットショッピングを楽しむことができます。
ただし、ネットショッピングをする際には、クレジットカードからチャージする必要があるため、保護者の方がチャージの手続きを手伝う必要はあるでしょう。 - チャージした金額しか使えないため使いすぎることがない
小学生にプリペイドカードを持たせるときに心配なのが、「使いすぎ」ではないでしょうか。子供はお金のやりくりなどに慣れていないため、好きなことに使ってしまうことはありうることです。
しかし、VISAプリペはチャージ分しか利用できないので、子供にVISAプリペを持たせてもチャージ額を必要分だけにしておけば使いすぎることを防ぐことができるので安心です。 - 子供の利用通知がくる
VISAプリペの良いポイントは、利用するごとに通知メールが届くことです。小学生にVISAプリペを持たせた場合は、保護者の方に通知メールが来るため、何にお金を使ったが明確になり安心でしょう。
※大人がVISAプリペを利用する際に通知をオフにしたい場合は、マイページから設定が可能です。 - 年会費・発行手数料無料
VISAプリペを発行する際に初期費用は一切かかりません。また年会費も永年無料なため、小学生にも気軽に持たせることができるでしょう。
デメリット
- チャージには手数料がかかる
VISAプリペのチャージ方法は4種類あり、チャージ方法によっては手数料がかかることがあります。
小学生の場合は、一気に高額をチャージするのではなく、こまめにチャージする方が安全ではありますが、チャージ方法によって手数料がかかってしまうので、手数料を抑えたい場合は手数料がかからない方法でチャージをするとよいでしょう。 - 紛失した際には、原則自己責任になることが多い
VISAプリペの紛失や盗難などのトラブルがあった際の補償がないため、自分でマイページから利用停止の手続きをするようになります。子供がカードを失くしてしまう場合もあるため、チャージ金額は必要分だけにしておくことをおすすめします。
VISAプリペは小学生でも安心して利用ができるプリペイドカード
VISAプリペは、三井住友カードが発行する小学生から持てるプリペイドカードです。
VISAプリペは事前にチャージをした分しか使うことができないので、親がチャージの管理をしていれば、子供に持たせても使い過ぎの心配はありませんし、子供の利用履歴が親に送信されるため、安心して持たせることができます。
また、通学や習い事など一人で街を歩く子供たちも多くいる中、現金を多く持たせるよりもプリペイドカードを持たせる方が安心であるとも考えられます。
キャッシュレス決済が普及している今日、小学生のお子さんにプリペイドカードデビューをさせてみてはどうでしょう。
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