車を個人売買できるアプリ「ガリバーフリマ」で使えるクレジットカードは? 支払い後の流れや必要な書類なども併せて解説!
「ガリバーフリマ」なら消費税なしで車が買える
車の購入方法としてフリーマーケットやオークションなど個人売買のサイトやアプリを利用したいと考えていませんか?
最近では車など高額な商品を取り引きするケースもあるようですが、金額が高額になればなるほど個人売買ではどうしても不安があります。
そこで、注目したいのが、全国に約500店舗を展開する中古車買い取り・販売の「ガリバー」が運営する、車専用のフリーマーケットアプリ「ガリバーフリマ」です。
これは、車を売りたい方と買いたい方をつなぐ個人売買サービスであり、間にガリバーが入ることで、売る側も買う側も安心して取り引きできるサービスとなっています。
ガリバーで中古車と購入する場合と、ガリバーフリマで中古車を購入する場合の大きな違いは、後者では出品者と購入者の双方が個人なら消費税がかからないということです。
成約時の購入者手数料、代行手数料、出品者手数料に関しては消費税がかかりますが、10%の消費税を考えれば車両本体価格に消費税がかからないのは大きなメリットです。
ガリバーフリマの公式サイトでは、特徴やメリットとして以下の項目が挙げられています。
ガリバーフリマの特徴とメリット
- ウェブやアプリで売買できる
- お取引を電話でサポート
- かんたん出品
- 豊富な出品車両
- ローンも可能
ローンを使えるのは大きなメリットですが、この場合、車両本体価格には消費税がかかります。これについての詳細は後述します。
- 出品者、購入者双方が個人の場合、消費税なし
- 車両状態を確認済み
- ガリバーが手続き代行
“消費税なし”については車両本体価格のみで、先に触れたように成約時の購入者手数料・代行手数料には消費税がかかります。また、車両状態の確認は修復歴や走行メーターの確認となり、エンジンの状況などについては確認対象外となります。
なお、購入者が法人の場合は手続き代行を利用できず、名義変更手続きは購入者が行います。
- 出品料無料
- 売却価格、時期は自分で決める
- 車両状態を確認済み
- 乗ったまま出品できる
- ガリバーが手続き代行
出品料については、先に触れたように出品自体は無料ですが成約時には手数料がかかります。
しかし、成約しない場合は費用負担がないので気楽に出品できるでしょう。また、乗ったまま出品できるというのも大きなメリットです。これなら、売れるのをじっくり待って、成約した時点で新しい車を選ぶといったことが可能です。
「ガリバーフリマ」で車を購入する方法
ガリバーフリマを使うには、iPhoneやiPad、Androidスマホやタブレットにアプリをダウンロードするか、パソコンからガリバーフリマのウェブサイトを利用することになります。
それを踏まえた上で、ガリバーフリマで車を購入する場合の一連の流れを紹介しましょう。
ガリバーフリマでの車購入の流れ
①欲しい車を一覧・検索バーから探します
メーカーや車種のほか、ボディタイプ、走行距離、年式などから探せます。気になることがあれば、「コメントする」から車両状態(修復歴の有無・キズの詳細など)について出品者に質問もできます。
コメント欄は誰でも見られるので、過去のやり取りを参考にすることも可能です。お気に入り登録により、気になる車を後でまとめて見ることもできます。
②買いたい車が見つかったら「購入申請」ボタンを押します
購入したい車が見つかったら「車の購入申請はコチラ」を押して、出品者に購入意思を伝えます。判断の参考にするために「メール問合せ」「電話問合せ」をすることもできます。
③ログイン/会員登録
購入申請にはログインが必要です。会員登録がまだならこの時点で登録します。車の状態を電話やメールで確認するだけならログインは不要です。
④必要情報の入力・オプションの選択
フォームの指示に従って必要な情報を入力します。このときに車を最良のコンディションで購入するのに役立つ各種オプションを選択できます。
オプションには外装コーティングなどにも対応する「洗車パック」、法定費用・基本整備・部品代金込みの「定額車検パック」、安全に走るために必要な部品について補償する「あんぜん3ヶ月保証」などがあります。
⑤出品者から購入の承諾が届きます
出品者が購入申請を許可すると購入申請承諾が「お知らせ」のページに表示されます。ガリバーフリマ事務局から連絡がくることもあります。
⑥購入が確定したら、ガリバーフリマ事務局から連絡が入ります
購入が確定したら、1営業日以内にガリバーフリマ事務局から電話が入り、納車の流れや手続き書類の説明があります。このとき、どのガリバー店舗で車を引き取るかも打ち合わせします。
⑦選んだ方法で支払いをします
代金の支払いは口座振り込みかクレジットカード決済のどちらかになります。
取引成立後、金融機関営業日で3営業日以内に、選択した方法で車の代金と手数料を支払います。オートローンも利用可能です(後述)。連絡しないまま支払いが遅れるとキャンセル扱いとなります。
⑧必要書類を準備して返送します
記入の必要がある書類をガリバー店舗で受け取るか、ガリバーフリマ事務局から郵送してもらいます。自分で手配する書類についても電話や店頭で詳しく案内してもらえます。
必要な書類が揃ったら、近くの店舗に持参するか郵送します。その書類にもとづいて名義変更など必要な手続きはすべてガリバーフリマ事務局が代行します。
用意する必要書類は、印鑑証明書、保管場所の所在図・配置図、保管場所使用権原疎明書(保管場所が自分の所有地の場合)、保管場所使用承諾証明書(保管場所の名義が申請する本人と異なる場合)、ガリバーフリマへの委任状となります。
⑨納車
手続きが完了し、納車日が決まったらガリバーフリマ事務局から連絡が入ります。納車までには通常、30日程度の時間がかかります。最寄りの店舗で車を確認した後、引き渡し納車完了報告書にサインすればすべて完了です。
このときは実印と、先に用意した必要書類を持参します。そのまま車に乗って帰るわけですから運転免許証も必要です。なお、有料オプションとして自宅へ届けてもらうなど店舗以外での引き渡しも受け付けています。
支払い方法は銀行振込・クレジット決済・オートローンの3種類
支払い方法について補足しましょう。車の購入代金の支払いは銀行口座振込かクレジット決済となります。また、オートローンも利用可能です。それぞれ説明しましょう。
3通りの支払い方法
銀行振込
取り引き成立後、ガリバーフリマ事務局から書類が送られてくるか、最寄りのガリバー店舗で書類を受け取ることになります。
その書類に振込先口座の案内があるので、取り引き成立から金融機関営業日で3営業日以内に振り込みます。その際の振込手数料は購入者負担となります。
クレジット決済
クレジット決済は車の代金だけでなくサービス利用料や手数料も対象となり、また、代金の一部だけをクレジット決済にすることも可能です。ただし、利用できるクレジットカードはVISAブランドかMasterCardのみなので注意が必要です。
クレジット決済を希望する場合は、ガリバーフリマ事務局までメールか電話で連絡し、届いたメールに記載されたリンク(URL)を開いて必要事項を入力します。
必要事項はクレジット番号、カード名義、有効期限、セキュリティコードです。手続きは取り引き成立から金融機関営業日で3営業日以内に完了させます。
一般的なネットショップでのクレジット決済と比べると、ひと手間かかる印象もありますが、分割払いも可能なので車を購入するのに十分な現金がない場合には役立ちます。
なお、ガリバーフリマとしてクレジットカードの利用限度額は特に設定されていませんが、カード自体には利用限度額があります。
普段は利用限度額を気にしない方も多いと思いますが、車のように高額な買い物をする場合は利用限度額を意識しておかないと、利用限度を超えてしまい決済エラーとなってしまいます。
オートローン
融資額10万円~500万円、支払い回数最大84回のガリバーフリマ専用オートローンによる支払いが可能です。車の代金だけでなくそのほかの諸費用についてもローン対象となります。ただし、ローン利用には審査があります。
注意したいのはオートローンを利用する場合、ガリバーの運営会社IDOMがいったん車の所有者となり、そこから車を購入する形になることです。これは個人売買とならないため、車の代金には消費税がかかります。
「ガリバーフリマ」で車を出品する方法
ガリバーフリマで車を出品する方法についても説明しておきましょう。
ガリバーフリマで車を出品する流れ
①会員登録/ログイン
車の出品には会員登録が必要です。メールアドレスとパスワード、本人確認のための携帯電話番号を登録します。あるいは、FacebookやTwitterのアカウントでも会員登録できます。
②出品手続きに進み必要情報を入力します
「出品する」あるいは「新規に車を出品」というボタンから出品手続きに進み、メーカー名・車種名・グレード・年式・走行距離などの必要情報を入力します。車検証のQRコードを読み込んで情報入力を簡略化することもできます。
また、このときに出品価格も決めます。ガリバーフリマでは車種ごとの相場価格が案内されているので、それを参考にできます。
そのほか、車の写真のアップロード、付いているオプションの選択、セールスポイントの自由記入を行い出品手続きを完了させます。出品自体は無料です。
③購入申請を待つ
出品後、120日間ガリバーフリマに掲載されます。この間、コメント欄に質問が届いた場合はていねいに回答します。掲載中、車の情報を更新したり価格を調整したりできます。
④購入申請
購入申請があるとメールとアプリのプッシュ通知でお知らせがあります。車を売る場合は「許可」、売りたくない場合は「拒否」を選択します。金融機関営業日で3営業日以内に返答しない場合、取り引きは不成立となります。
なお、取り引きが成立した場合、車の代金に応じたサービス利用料が生じ、購入者から預かった車の代金からその分を差し引いて出品者の銀行口座に振り込まれます。
⑤車をガリバー店舗へ持っていく
ガリバーフリマ事務局から必要書類や手続きについて案内があるので、車検証などの書類が準備できた段階でガリバー店舗に車を持っていきます。書類に不備がないことが確認された時点でガリバーフリマの運営会社IDOMから車の代金が振り込まれます。
車など高額な購入はポイントが貯まるクレジットカードがおトク
車を購入するのに十分な現金があるなら銀行振込も可能ですが、クレジットカードならポイントがついてよりおトクです。
クレジットカードの中にはポイント還元率が1%以上のもあるので、そうしたいわゆる“高還元率カード”を利用すると、車など購入額の大きい場合にはより多くのポイントが還元されることになります。
たとえば、ポイント還元率1.0%のクレジットカードで50万円の車をガリバーフリマで購入したなら、5,000円分のポイントが還元されるのです。
VISA、MasterCardのブランドがついている年会費無料のクレジットカードのうち、ポイント還元率が高く、審査のハードルが比較的低いものはいくつかあるので、クレジットカードを持っていない方はこの機会に検討してみてはどうでしょうか。
申し込みからカード発行まで早いものなら即日というものもありますが、多くは1週間から10日ほどで発行されるため、車を探し始める段階で作っておくのも1つの方法です。
ただし、クレジットカードによる分割払いよりカーローンのほうが支払う金利が安くなる可能性があるので、その点はよく検討する必要がありそうです。
すでにクレジットカードを持っているなら、カーローンの審査を新たに受けるよりも気楽な部分もあるので、金利だけでなくそうしたところまで検討材料に入れつつ、自分にとってベストな選択肢を選ぶといいでしょう。
楽天カード
年会費 | ポイント還元率 | 発行までの期間 |
---|---|---|
永年無料 | 1.0%※1 | 1週間程度 |
ETCカード | 国際ブランド | ポイントサービス |
550円(税込)※2 | 楽天ポイント |
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年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0%(100円=1ポイント) |
ポイントサービス | 楽天ポイント |
追加カード | ETCカード・家族カード |
電子マネー | Apple Pay・Google Pay 楽天edy |
国際ブランド | Visa・Mastercard・JCB・American Express |
利用可能額 | ~100万円 |
国内旅行保険 | - |
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注釈(※)の詳細はこちら
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