SMBC信託銀行の多通貨Visaデビット一体型キャッシュカードはお得なのか? に迫る


SMBC信託銀行の多通貨Visaデビット一体型キャッシュカードの基本スペック

PRESTIA(プレスティア)のGLOBAL PASS(グローバル パス)は、SMBC信託銀行PRESTIAが発行する多通貨Visaデビット一体型キャッシュカードです。

決済金額を即時に銀行口座から引き落とす、デビットカードなら知っている方もいるかと思いますが、多通貨Visaデビット一体型キャッシュカードは、国内外でさまざまな種類の通貨の決済に対応するデビットカードです。

対応通貨数は日本最多の18通貨、引き落とし口座には、円普通預金とプレスティア マルチマネー口座外貨普通預金の両方をそのまま使えます。

利用可能な18通貨
日本円 米ドル 豪ドル
ニュージーランドドル 英ポンド カナダドル
ユーロ スイスフラン シンガポールドル
香港ドル 中国人民元 タイバーツ
南アフリカランド トルコリラ メキシコペソ
ノルウェークローネ スウェーデンクローネ デンマーククローネ

選べる2種類のカード


カードの種類 還元方法
GLOBAL PASS キャッシュバック付き
ANAマイレージクラブGLOBAL PASS ANAマイル特典付き

GLOBAL PASSの基本スペック


年齢制限(本人カード) 18歳以上
年齢制限(家族カード) 16歳以上(高校生は申込可能)
発行手数料(本人カード) 無料
発行手数料(家族カード) 1,000円+消費税/枚あたり
販売窓口 SMBC信託銀行
有効期限 5年
年会費 無料
国際ブランド VISA
付帯保険 お買い物保険、不正利用補償
その他サービス Webサービス、アラートサービス

GLOBAL PASSの利用特典


利用特典
GLOBAL PASS キャッシュバック機能付き
(海外でのショッピング利用金額に応じてカテゴリーが変動)
・通常:0.25%
・プレスティアゴールド:1%
・プレスティアゴールドプレミアム:1.5%
ANAマイレージクラブ GLOBAL PASS ・新規口座開設で300マイル
・ANAマイルプレゼント
(外貨預金部分年間増加額/1万円あたりでカテゴリー変動)
・通常:5マイル
・プレスティアゴールド:10マイル
・プレスティアゴールドプレミアム:15マイル
・海外ショッピング、海外現地通貨引き出し/1万円あたり1マイル

GLOBAL PASS利用方法(共通)


国内ATMでの引き出し 三井住友銀行、およびSMBC信託銀行店舗内ATM(手数料無料)
その他国内提携ATM(手数料100円+消費税~300円+消費税)
海外ATMでの現地通貨引き出し 海外の「Visa」または「PLUS」マークのあるATM(手数料無料)
ショッピング 国内・海外のVISA加盟店・iD加盟店での買い物・オンラインショッピング
(タッチ決済対応マークの店舗では、カードリーダーにかざすだけで決済完了)

GLOBAL PASS利用可能額(共通)


国内ATMの利用可能額
ICチップ/磁気ストライプ 引き出し:上限300万円 振込み:上限300万円
生体認証 上限1,000万円

海外ATMで現地通貨引き出し利用可能額 ショッピング
1回 上限10万円 上限500万円
1日 上限50万円
1ヵ月 上限300万円 上限1,000万円

※支払いはデビットカードのため、利用の都度決済口座から即時に引き落としになります。

SMBC信託銀行の多通貨Visaデビット一体型キャッシュカードの使い方は? 現地通貨を引き出すときの手順と手数料について

多通貨Visaデビット一体型キャッシュカードGLOBAL PASSは、外貨決済ができることが最大の特徴です。

プレスティア マルチマネー口座外貨普通預金に使いたい外貨をあらかじめ預金しておくことで、いつでも同じ通貨のままデビット決済ができます。

例えば、USD(ユーエスドル)で買い物をするとしましょう。
決済のときにGLOBAL PASSで支払うと、プレスティアのUSD口座から即時に引き落としになり、支払いが完了します。
これがカナダドルや中国人民元だったとしても、同じ仕組みで即時に引き落としになるカードなのです。
ここがポイント!
使い方はすべて共通、日本国内で使うデビットカードと一緒です。ただ、あらかじめ預金する通貨の種類が違うことと、対応する通貨の種類が18種類もあるという点が、日本のデビットカードとは異なるところです。

現地通貨を引き出すときの手順は?

海外で現地通貨を引き出すときは、日本と同じようにまずはATMを探して行います。

大きく分けて4ステップあり、VISAでも海外ATMの操作方法を紹介しています。

<海外ATMの選び方と操作方法>

・ATMは夜間の利用・混雑時・路面ATMの利用は避けて、なるべく空港や金融機関に設置されているATMを利用するようにします。

  1. ATMによってカードの挿入方向が異なるので、しっかり確認してカードを挿入します。
  2. 暗唱番号を求められるか、「ENTER PIN(暗証番号を入力)」と表示されたら、暗証番号を入力します。入力後にENTERを押す機種もあるので、次画面に進まないときはチェックしてください。また、6桁の暗証番号を求められても4桁の入力でOKです。
  3. 次は取引内容を選択します。現地通貨を引き出すときはどんなクレジットカードでもデビットカードでもキャッシュカードでも「WITHDRAWL(引き出し)」を選択します。ほかの取引では、「TRANSFER」は振り込み、「BALANCE」は残高照会のことを示しています。
  4. GLOBAL PASSで現地通貨を引き出すときは、取引口座の種類は「SAVINGS(預金)」になります。思わず「CREDIT(クレジットカード)」を選択しそうになっても、デビットカードなので間違わないように気を付けましょう。
  5. 次は引き出す金額を指定します。画面に「SELECT DISPENSE AMOUNT(引き出し金額を選択)」と表示されるので、表示された金額の中から選びます。海外では自分で好きな金額を入力するのではなく、あらかじめ決められた金額から選ぶのが一般的です。自分で金額を入力するときは「OTHER(その他)」を選んで入力します。
  6. 現地通貨が出てきたら操作完了です。ATMによっては取引を続けるか聞かれることがありますが、そのときは「NO」を選んで終了すればOKです。

気になる引き出し手数料はかかるの?

海外で現地通貨を引き出すときは、GLOBAL PASSなら手数料が無料です。

SMBC信託銀行公式ページでも記載していますが、海外での現地通貨引き出しは、VisaまたはPLUSのマークがあるATMなら手数料がかかりません。

これは、あらかじめ預金している通貨と引き出す現地通貨が同じだからで、日本円で預金した口座から、日本円を引き出すのと同じ操作のため手数料がかからないのです。

ただ、現地のATM設置機関所定の手数料がかかることがあります。

数百円程度かかることがほとんどですが、ATMの場所によって手数料が異なるので安いところを探すことも可能です。

ホテルやショッピングモールのATMは高め、街中やコンビニ・空港のATMは安めの傾向です。

最大で2倍前後も高いところがあるので、高すぎるところは避けるようにしましょう。

両替とはどう違うのか

GLOBAL PASSは、現地ATMから現地通貨を引き出すことができますが、日本円を現地で現地通貨に両替するときはどうでしょうか。

両替はそもそも現地通貨引き出しとはちがう仕組みで、為替レートを使って換金します。

例えば、日本円→米ドル110の場合、1米ドル受け取るのに110円が必要だという意味があります。

「110」の部分が低い数値だとレートが低いといい、1米ドル受け取るのに日本円が安く済みます。

為替レートは変動するものなので、両替する日によっては「110」の部分が「130」や「90」の日もあります。

手数料という感覚からは遠くなりますが、どうしても今日両替しなければならないなら、ある程度のレートで諦めなければならないことも出てくるでしょう。

外貨に両替するときは、いくら手数料が安くても手間や時間もかかります。

GLOBAL PASSなら事前に預金していた範囲でサクサク引き出せるので、利便性の高さや手数料が無料で利用できるところはお得だといえます。

SMBC信託銀行の多通貨Visaデビット一体型キャッシュカードのメリットとデメリットとは?

多通貨Visaデビット一体型キャッシュカード GLOBAL PASSのメリット

GLOBAL PASSは、海外で外貨預金からデビット決済ができることが最大のメリットで、現地通貨を引き出すときも手数料が無料で利用できます。

国内では最多の18通貨に対応しているので、幅広く海外で利用できます。

  • 国内外のVisaマークの店舗で買い物ができる
  • VisaやiDのタッチ決済が利用できる
  • VisaまたはPLUSマークの海外ATMで現地通貨を引き出せる
  • 海外で利用するとキャッシュバックまたはANAマイルがもらえる
  • 家族カードが16歳の高校生から作れる

国内外で買い物や現金引き出しに使うことができ、家族カードが16歳から作れるので、子供が海外留学や海外旅行にいくときも使いやすいでしょう。

またクレジットカードとはちがって、口座残高の範囲でのみ使うので、使いすぎる心配がありません。

事前に預金しなければなりませんが、即時引落になることから、レジではカードで決済しているように見えても、実際は口座から支払っているような感覚で、確実な支払いが可能です。

外貨残高不足でも安心! 外貨フルバックで全額充当できる
プレスティア マルチマネー口座の対象外貨が残高不足になったときは、GLOBAL PASSは使えない状態になります。しかし、円普通預金口座から全額充当して決済する「外貨フルバック」を利用すれば、万が一、外貨預金が足りなくなってもしっかりカバーできます。
外貨フルバックは事前の設定が必要になるものの、利用するときはVisaの定める為替レートに所定の事務手数料3%を上乗せしたレートで円貨換算します。そして円普通預金残高から原則即時に引き落としになるので、やはり外貨フルバックでも確実な支払いをすることができます。
普段はプレスティア マルチマネー口座対象外貨の預金範囲で、万一足りなくなったら円普通預金残高も利用するという2段階の支払いが可能です。

多通貨Visaデビット一体型キャッシュカード GLOBAL PASSのデメリット

GLOBAL PASSは国内外でも便利かつ確実な支払いができるデビットカードですが、デメリットもあります。

GLOBAL PASSでメインの引落口座に使うプレスティア マルチマネー口座は、口座維持手数料が2,000円+消費税の有料の口座です。

  • 前月の月間平均総取引残高の外貨部分が20万円相当以上
  • 前月の月間平均総取引残高が50万円相当額以上
  • 前月の末時点でローン商品の借入があること(プレスティア マルチマネークレジットは除く)
  • 前月最終営業日の当行所定の時点で、プレスティア マルチマネークレジットの借入があること
  • 前月25日時点で、SMBC信託銀行の提携クレジットカードの会員になっている
  • 外貨積み立てサービスの初回引落があった月の翌月以降、一定の積み立てがされていること

これらの条件のうち1つでもクリアしていれば、口座維持手数料を無料にすることができます。

条件の中にある提携クレジットカードは、PRESTIA Visa GOLD CARD(年会費10,000円)と、PRESTIA Visa PLATINUM CARD(年会費35,000円)で、どちらも初年度年会費が無料になるものの、年会費自体は安くはありません。

また、国内ATMのうち、三井住友銀行ATMは無料で利用できても、国内提携金融機関ATMでは時間により最大300円+消費税の手数料がかかります。

国内で使えないわけではなくとも、手数料が高くて使いにくい印象です。

同じように他行あての振り込み手数料も最大240円+消費税、全体的に国内利用でかかる手数料が高い傾向です。

また、マイルの付与率を見てみると、海外のVisa加盟店での買い物・海外ATMでの現地通貨の引き出しが10,000円相当に対して1マイルと、かなり低いです。

単純に計算すると0.01%還元とどこよりも低い印象を受けます。

付与されないよりは良い、というマイルの付与率なのもデメリットといえるでしょう。

万が一外貨残高が不足しても円預金口座があれば大丈夫! 海外利用で最強の1枚

GLOBAL PASSは2019年10月1日取り扱い開始の新しいサービスで、日本国内で使うよりも海外で外貨を使うときに便利なカードです。

Visaデビット一体型キャッシュカードという、少し複雑な位置づけでも、18通貨も利用できるデビット機能は国内最多、海外で現地通貨を引き出すことや、現地で買い物をすることが多い方には、便利に使える1枚です。

もしも引落口座の外貨が足りなくなってしまっても、安心の外貨フルバック機能を利用すれば、円普通預金口座からすぐに支払うことができて安心です。

国内で利用する場合は、各種手数料や口座維持手数料が高めの設定で、使いやすいとはいいきれないものの、海外に行く機会が多くて外貨を扱うことが多いならとても便利につかえます。

海外に行く機会が多い、海外での生活が長くなりそうな方には、GLOBAL PASSは最強の1枚になるでしょう。



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