Miles ＆ More MUFGカードは、ルフトハンザ航空をはじめとした多くの航空会社やホテルで効率的にマイルを貯められるクレジットカードです。

さらに、ショッピング利用やリボ払いでマイルが優遇され、旅行好きな方にとって非常に魅力的な特典が充実しています。

「楽Pay」を活用することで、年会費を大幅に節約しつつ、最高3,000万円の旅行傷害保険や多彩な付帯サービスを利用できます。

この記事では、Miles ＆ More MUFGカードの特典やお得な使い方について詳しく解説します。

三菱UFJニコスが発行するカードの1つに、Miles ＆ More MUFGカードがあります。

このカードは、ドイツのルフトハンザ航空のマイレージ制度「Miles ＆ More」と連動しており、フライトだけでなくショッピング利用でもマイルが貯まる仕組みになっています。

カードブランドはVISAで、20歳以上で安定した収入がある方が申し込み可能です（学生は対象外）。

ただし、利用するには「Miles ＆ More」会員への事前登録が必須となります。

ルフトハンザ航空は、日本〜ドイツ間やドイツ国内便、さらにはヨーロッパ全域や北米など多くの就航路線を持つ大手航空会社です。

「Miles ＆ More」では、ファーストクラスの利用で通常の3倍、ビジネスクラスでは最大2倍のマイルが獲得可能です。

マイルの有効期限は3年です。

エコノミークラスの場合、予約クラスコードに応じて実マイルの0.25〜1.5倍が加算されます。

たとえば、成田〜フランクフルトの往復では、5,928〜20,748マイルが貯まります。

さらに、「Miles ＆ More」では、ルフトハンザ航空以外にも、以下のパートナー航空会社での航空券購入でもマイルを貯められます。

• ANA
• ニュージーランド航空
• エアチャイナ
• 中国国際航空
• アシアナ航空
• ユナイテッド航空 など

このほか、パートナーホテル（マリオットホテル、ヒルトンなど）や、パートナーレンタカーの支払いでもマイルを貯めることが可能です。

つまり、フライトやホテル利用で貯まるマイルに加え、クレジットカード支払い分でもマイルを獲得でき、二重でマイルを貯められるため非常におトクです。

Miles ＆ More MUFGカードでは、ショッピング利用時に100円につき1マイルが貯まります。

さらにリボ払いを利用すると、追加で100円につき0.2マイルが付与され、合計で20％のマイル付与率アップとなります。

このマイル優遇制度を活用すれば、日常の買い物や生活費の支払いで効率よくマイルを貯めることができます。

また、Miles ＆ Moreの公式サイトからホテルを予約すると、1泊あたり最小1,000マイルが加算される特典もあるため、ぜひ活用しましょう。

貯めたマイルは、スターアライアンス加盟航空会社やMiles ＆ Moreのパートナー航空会社で特典航空券や座席クラスのアップグレードに交換可能です。

特典航空券の必要マイル数の一例（東京・大阪・名古屋⇔ヨーロッパ）

特典航空券

1. エコノミークラス（往復）：8万マイル
2. ビジネスクラス（往復）：13万5,000マイル
3. ファーストクラス（往復）：21万マイル

1フライトのアップグレード

1. Y, Bエコノミー → プレミアムエコノミー：3万マイル
2. Y, B以外のエコノミー → プレミアムエコノミー：3万5,000マイル
3. Y, Bエコノミー → ビジネス：5万マイル
4. ビジネス → ファースト／Y, B以外のエコノミー → ビジネス：6万5,000マイル

特典航空券やアップグレードに必要なマイル数は多く感じるかもしれませんが、実際には効率よく貯めることが可能です。

例えば、家賃や光熱費、食費などで毎月15万円をカード支払いすると、1年間で1万8,000マイルが貯まります。

さらに、日本〜ヨーロッパ間の往復便に年2回搭乗すれば、追加で1万2,000マイルを獲得でき、合計で3万マイルが達成可能です。

これだけのマイルがあれば、Y, Bエコノミーからプレミアムエコノミーへのアップグレードが実現します。

そのほか、貯めたマイルはホテル代やレンタカー代の支払いに使えるほか、ショッピングバウチャーとしても利用できます。

例として、ミュンヘン空港の対象店舗では7,500マイルからバウチャーに交換可能で、330マイル→1ユーロ（約130円）のレートで利用できます。

これは、ショッピングマイルの付与率と合わせて計算すると、約0.4％のポイント還元率に相当します。

Miles ＆ More MUFGカードの年会費は5,400円（税込）と、通常カードに比べてやや高額ですが、「楽Pay（らくぺい）」を利用することで年会費が3,000円優遇され、わずか2,400円（税込）で利用できます。

この優遇を受けるための「楽Pay」について、仕組みや条件を詳しく見ていきましょう。

「楽Pay」の仕組み

「楽Pay」は、毎月のカード利用額の銀行口座からの引き落とし金額を自由に設定・変更できるサービスで、登録は無料です。

例えば、毎月の支払い金額を「1万円」に設定した場合、店舗では「1回払い」として利用しますが、実際には毎月1万円ずつのリボ払いとなります。

たとえば5万円の買い物をすると、最初の1万円が引き落とされ、残りの4万円分は翌月以降に自動的に繰り越されます。

さらに、引き落とし設定額はいつでも変更でき、金銭的に余裕がある月はネットから追加返済も可能です。

MUFG公式サイトより引用

「楽Pay」で年会費が優遇される条件

年会費優遇の条件は、「前年度年会請求月」から「当年度年会費請求月の前月」までの間に、「楽Pay」での翌月以降への繰り越しが発生し、リボ払い手数料が加算されることです。

つまり、「楽Pay」に登録していても、毎月の引き落としが設定金額を超えない場合、繰り越しや手数料が発生せず、年会費優遇の対象にはなりません。

リボ払いを避けつつ優遇を受けたい方は、引き落とし設定額を調整したり、追加支払いを活用することで工夫して利用するのがおすすめです。

なお、初年度はリボ払いの実績がないため、年会費は定額の5,400円（税込）となります。

MUFG公式サイトより引用

Miles ＆ More MUFGカードは、マイルが効率よく貯まるだけでなく、最高3,000万円の海外・国内旅行傷害保険や、年間補償限度額200万円のショッピング保険が付帯されています。

「楽Pay」を利用することで、年会費2,400円（税込）でこれらの保険が付帯するのは、非常に魅力的な条件です。

また、1名につき1,080円（税込）で追加カードとして家族カードを作成可能です。

家族カードの利用分も本会員のマイルに加算されるため、家族全体で効率よくマイルを貯めることができます。

ただし、家族会員の年会費は「楽Pay」の優遇対象外となる点には注意が必要です。

さらに、Miles ＆ More MUFGカードはETCカードも追加可能で、新規発行手数料・年会費が無料です。

また、中国で広く利用可能な銀聯カードも、新規発行手数料1,080円（税込）で追加できます。

これらの特典やオプションを考慮すると、Miles ＆ More MUFGカードは旅行を頻繁にする方にとって、非常に利便性の高いクレジットカードといえます。