病院の高額な医療費をクレジットカードで支払う3つのコツを紹介
突然の体調不良や病気になったときに心配なのが高額な医療費の支払いではないでしょうか。今すぐにお金を用意できない不安も持つ患者さんも多いため、最近では、多くの医療機関でクレジット支払いができるようになっています。
「医療費をクレジット払いできるなんて知らなかった!」という方もいることでしょう。実際はまだ、医療費をクレジットカードで支払う方は多くはありません。
しかし、病院での医療費の支払いは、一括払いや分割払いなど、ショッピング決済の時のように利用することが可能なため、万が一の時にとても便利です。
また、医療費でもクレジットカードのポイントが貯まるので、ショッピングのためだけでなく、いざというときのために一枚はクレジットカードを持っておくと安心でしょう。
ただし、小さなクリニックや病院ではクレジットカード支払いができなかったり、クレジットカードの利用可能額が少なくて医療費をクレジット払いしたいのにできない、などのトラブル事例もあるため、事前にクレジット払いが可能か確認しておくことも大切です。
今回は、高額医療費をクレジットカードで支払うときの3つのコツと注意点を詳しく解説していきます。
・高額医療費をカード支払いするコツ
・医療費支払いにはゴールドカードが吉
・一時増額で高額医療費も対応できる
・カード支払いでも医療費控除は受けられるか
年会費が永年無料で持ちやすい
利用条件により永年無料のゴールドカードへの招待もあります。
三井住友カード(NL)
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 0.5%~7%※1 |
ポイントサービス | Vポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
---|---|---|
550円(税込)※2 | オンライン申し込みから最短10秒で カード番号を発行※3,4 |
~100万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
---|---|
iD(専用)・Apple Pay・Google Pay PiTaPa・WAON |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:※2:初年度年会費無料。入会翌年度以降、前年度に一度もETCカード利用があった場合は年会費無料。
※3:即時発行できない場合もございます。
※4:カードの発行は最短3営業日発行。
高額医療費をクレジットカードで支払うのに3つのコツを抑えよう
1. クレジットカードが利用可能な病院を選ぶこと
クレジットカード払いはとても便利ですが、残念ながらすべての医療機関でクレジットカードが利用できるとは限りません。町の小さなクリニックや診療所では現金支払いのみのところもあるため、クレジット払いを希望する場合は、大きな病院に行くのが安心でしょう。
また、万が一の時の支払いが心配な場合は、行きつけの病院、または近くの病院に支払い方法を確認することをおすすめします。
2. クレジットカードは限度額の大きいゴールドカードを持つこと
「突然の体調不良で診察・治療を受けたけれど、医療費が思った以上に高額だった」ということも起こりえます。
そのようなときにクレジットカード払いができれば、分割払いを選ぶこともできて便利ですが、クレジットカードの利用限度額が少ないと支払いができません。
そのような困った状況にならないためにも、普段からクレジットカードを使っている方はゴールドカードへグレードアップをしておくと安心でしょう。
ゴールドカードは通常のクレジットカードよりもサービス内容が充実しており、利用限度額も高く設定されていることがほとんどなので、一枚持っておくと便利です。
ただし、ゴールドカードの審査では、通常のクレジットカードの審査よりも、返済能力や信用力が必要となります。
現在、通常のクレジットカードを利用している方は、返済が遅れないことと定期的な利用などを心掛け、優良なクレジットヒストリーを築いておくようにしましょう。
3. ゴールドカードが嫌な場合はコールセンターに問い合わせて一時的に増額申請する
ゴールドカードは、サービスもサポートも充実していて大変便利ですが、「ゴールドカードを持ちたくない」という方もいるでしょう。そのような方は、増額申請をする場合は、利用しているクレジットカードのコールセンターに問い合わせることで一時的な増額申請ができます。
ただし、すべてのクレジットカードで増額申請ができるわけではないので、増額申請が可能かどうかも事前に把握しておくことは必要です。
また、クレジットカードは今や、ショッピングだけでなく医療費、税金の支払いなど、さまざまな用途に利用することができるようになっています。一度、利用しているクレジットカードに付帯しているサポートや保険を見直しておくと、いざというときに慌てずに済むでしょう。
※病院によっては分割払いもできるので事前に確認をしておきましょう。
※一括払いをしたけれど分割またはリボ払いに変更したい場合は、再度クレジットカード会社に連絡をしてリボ払いや分割払いに変更したいことを伝えてください。
医療費をクレジットカード払いすることのメリット
一括・分割払いなどの支払い方法が選べる
経済状況によって返済方法を選べるのもクレジットカードならではのメリットです。
高額で一括払いが厳しければ、分割払いにもできますし、手持ちのお金がなくATMでおろせば払える時などには、とりあえずクレジットの一括払いにしておくこともできます。
返済の方法、期間、回数などを自分に合わせて決められることもクレジットカードのよいところでしょう。
ポイントが貯まる
ほとんどのクレジットカードには、ポイント付与サービスがついています。
例えば、1,000円につき1ポイントが貯まり、1ポイントは1円として、買い物時などに利用できるなど、貯めるだけでなく、現金同様に使うことも可能なので、クレジットカードのポイントサービスはとても便利です。
医療費は、高額でなくても何かと費用がかかります。診察代に検査代、薬代など合わせるとほとんどの場合1,000円は超えてしまいます。
突発の時だけでなく、普段通院する際もクレジット払いにしてポイントを貯めれば、普段の生活費の節約にもつなげることができるので、クレジットカードで医療費を払うことは大変おすすめです。
現金を用意する手間が省ける
「ATMに寄るのを忘れてしまった」「手持ちがなかった」というときに、ATMまで行くのも大変です。また高額の場合、大金を持って移動しなければならないリスクもあるので、高額であるほど、クレジットカードは持っていると安心です。
手持ちのお金がなくても支払いが可能
夜間や突発の急病の場合、手持ちがないということもあることでしょう。そのようなときに、クレジットカードがあれば、支払いに困ることはありません。
支払いが簡単に済む
体調不良や病気の時は支払いをするのも骨が折れるでしょう。そのような時にすぐに支払いが済ませられるのもクレジット払いのよいところです。
産婦人科や歯医者でもクレジット払い可能
クレジット払いを希望するなら大きな病院に行くとよいことを紹介しましたが、最近では、保険適用外の治療を行っている歯医者や産婦人科などでもクレジット払いを導入しているところが増えています。
また、高額の医療費をクレジットで支払うことで、ポイントも同時に多く貯めることができるため、医療費の支払いはポイントゲットのチャンスでもあります。
特に出産やインプラント治療は何十万という費用が掛かることがほとんどなので、クレジット払いにするととてもお得です。
例えば100円(税込)につき1ポイントが貯まるクレジットカードであれば、出産費用が20万円の場合2,000ポイントが貯まります。
貯まった2,000ポイントは1ポイント→1円の交換率であれば、2,000円分を赤ちゃん用品に使うこともできたりと、さまざまな事に活かすことができるでしょう。
人間だけでなくペットの医療費もクレジット払いができる
突然の体調不良やケガは人間だけでなくペットにも起こる可能性はあります。そして、ペットの診察代・治療費も高額になることがあるでしょう。
最近は、動物病院でもクレジットカード払いができるところがあるので、ペットの行きつけの病院でクレジット払いができるかどうかも確認しておくと安心です。
高額の医療費の支払いにおすすめのクレジットカード2選
1. ポイントに強い! 楽天カード
楽天カードのポイントは、100円(税込)につき1ポイントが貯まります。還元率は1%と高く、貯まったポイントは1ポイント→1円で楽天市場など楽天スーパーポイント加盟店で使うことが可能です。
もちろん楽天カードで医療費を払うことも可能で、支払い時には1%の還元率でポイントが貯まり、貯まったポイントはショッピングなどに利用ができるので、楽天カードはクレジットカード初心者の方にもおすすめです。
また、楽天の増額申請はWEBまたはコールセンターから申請が可能です。楽天カードは消費者金融クレジットカードに当たるため、利用限度額は年収の3分の1と定められています。
年収によって限度額・増額可能額が決まるので、増額を希望する際は、楽天カードのWEB又はコールセンターにまず確認を取るようにしましょう。
問い合わせ(電話番号)
コンタクトセンター:0570-66-6910
上記が電話番号が利用できない場合は、092-303-7188または092-474-6287
楽天カード基本スペック
楽天カード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.0%※1 |
ポイントサービス | 楽天ポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
---|---|---|
550円(税込)※2 | 1週間程度 | ~100万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
---|---|
Apple Pay・Google Pay 楽天edy |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:一部ポイント還元の対象外となる場合がございます。※2:楽天会員の会員ランクがダイヤモンド会員様・プラチナ会員様は無料。それ以外の会員様は550円(税込)。
2. 上限限度額が高い! ACマスターカード
株式会社アコムが発行するACマスターカードはショッピング利用限度額が最高300万円と高く、高額の医療費が必要になった時に便利なクレジットカードです。クレジットカード初心者の方も持ちやすいカードなので、普段の買い物や支払いで使うのにも便利です。
また、増額申請も可能で、審査は土日祝日でも受け付けています。増額の金額は、審査で決定するため、増額を希望する場合はアコムの総合カードローンデスクに連絡をして限度額を確認しましょう。
問い合わせ(電話番号)
アコム総合カードローンデスク:0120-629-215
ACマスターカード基本スペック
ACマスターカード
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 0.25%※1 |
ポイントサービス | - |
ETCカード | 発行までの期間※2 | 利用可能額 |
---|---|---|
- | 最大800万円※3 |
国際ブランド | 電子マネー |
---|---|
Apple Pay・Google Pay |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:毎月のご利用金額から自動でキャッシュバック※2:バーチャルカードは最短20分(※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。)
※3:800万円は、ショッピング枠とキャッシング枠合計の上限金額です。
高額の医療費をクレジットカード支払いするときの注意点
増額申請の可否を確認しておきましょう!
高額の医療費が必要になった時に、クレジットカードの利用可能額が足りなくて支払えないケースもあります。
そのような場合は利用しているクレジットカードのコールセンターに電話をして増額申請を行うこともできますが、クレジットカードによっては増額申請ができない場合や増額申請に時間がかかることもあるため、事前に増額が可能か確認しておくことが大切です。
医療費控除はできても金利は控除外!
医療費をクレジットカードで支払った場合に、医療費控除が受けられるのか心配な方もいることでしょう。クレジットカード支払いでも医療費控除の対象になるので心配はいりません。
ただし、返済の際の金利は控除対象にならないので、金利が気になる方は一括又は分割回数をできる限り少なくするなどの対処をするとよいでしょう。
万が一の時のためにクレジットカードを持っておくと安心!
クレジットカードは、無計画に使うとトラブルになりかねない側面を持っていますが、クレジットカードの内容をしっかり把握し、必要なときに上手に活用することで生活の助けとなり、万が一の時の保険にもなります。
まだ、クレジットカードをもっていないという方は、一つ視野を広げてクレジットカードの使い方を考えてみませんか?
今回は、まだあまり知られていない「高額の医療費をクレジットカードで支払う方法」を紹介してきましたが、やはり突然に体の病が襲ってきたときに、医療費の支払いであわてることがないように、クレジットカードは一枚持っておくと安心です。
高額医療制度や医療保険などを利用すれば、少しは医療費を抑えることはできますが、それでも通院費や入院費など、病院にかかるのには何かとお金がかかります。
クレジットカードの良いところは、支払い方法が自分の経済状況によって選択が可能なことです。一括が厳しければ、分割で返すこともできますし、ポイント付与のサービスがついているクレジットカードであれば、医療費の節約をすることもできます。
普段からクレジットカードを利用している方も、まだクレジットカードを持っていない方も、万が一の備えとしてクレジットカードを一枚はお財布の中に入れておくことをおすすめします。
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