クレジットカードも様々な業種と提携したものが発行されていますが、ポイントを貯めるという意味では普段自分が利用しそうな業種と提携しているクレジットカードを選ぶのがベストでしょう。それは、提携会社が運営している店舗での利用でプラスアルファのポイントを獲得できる場合が多いからです。
例えば、日常的に車を利用されているという方にとっては、ガソリンスタンドと提携しているクレジットカードが狙い目です。例えばエネオスをよく利用する方はENEOSカードがおすすめですし、昭和シェルを利用されている方には「昭和シェルポンタカード」というポイントを貯めやすいクレジットカードとなります。
このクレジットカードはガソリン給油時はもちろんですが、Ponta提携店でのショッピングでもポイントがアップするので、日常的な出費で無理なくポイントを獲得しやすいというのが特長です。
年会費 | ブランド |
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1,250円 ※年1回以上の利用で次年度無料 |
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ポイント | |
①昭和シェルでの給油:1リットル=2ポイント[通常ポイント(1リットル=1ポイント)+クレジットポイント(1リットル=1ポイント)] ②昭和シェル以外のPonta提携店:クレジットポイント100円=1ポイント+提携店ごとの定めるポイント ③その他利用:100円=1ポイント |
年会費は1,250円ですが、1回でも利用すれば翌年は無料になります。基本的にガソリン給油を前提に作るクレジットカードなので、年に1回利用しない可能性は低いので、実質無料と考えていいでしょう。
通常のクレジットカードとの大きな違いとして、給油の際は料金ではなく、リットル単位でポイントが付与されるということです。ガソリン価格は変動しますが、2015年6月現在でレギュラーガソリンの全国平均は約136円/リットルです。
1リットル=136円で2ポイントということはポイント還元率は1.47%ということになります。年会費無料のクレジットカードとしてはかなりお得な還元率です。もちろん、ガソリン価格が下がれば、ポイント還元率はもっと高くなり、ますますお得になるということです。
また、昭和シェル以外のPonta提携店であればクレジットポイント100円=1ポイントと提携店のポイントの2重取りになります。例えばローソンであれば100円(税抜)=1ポイントがクレジットポイント(100円=1ポイント)に加算されるので、108円利用で合計2ポイントになり、ガソリン給油時以上にお得な還元率になります。
Pontaの提携店はローソンをはじめとした普段利用しそうな店舗が多いというもの特長です。また、Ponta提携店以外でもポイント還元率は1%と、ポイント還元率が0.5%というクレジットカードも多いことを考えれば、十分な還元率といえます。ガソリン給油用のカードとしてだけではなく、普段利用でも十分活躍できるクレジットカードといえそうです。
昭和シェルポンタカードは利用する対象によってポイント獲得条件が異なります。さまざまな利用をしながら年間で実際どのくらいポイントが貯まるのかをシミュレーションしてみました。
昭和シェルでガソリン給油の場合、1リットル=2ポイント。ガソリンの消費量はお住まいの地域や、通勤に利用しているかどうかなどで違ってきますが、月に平均100リットル~150リットルといわれていますので、今回は月に100リットル利用すると仮定しておきます。
コンビニ利用としてローソンがPonta提携店なので、1日540円(税込)、月に20日利用するとします。ローソンではポイントの2重取りができますが、通常ポイントとクレジットポイントでそれぞれ加算されるタイミングや、税抜と税込かという条件が異なるので、ここは注意しておきましょう。
・通常ポイント=リアルタイムに加算(ローソンは税抜100円=1ポイント)
・クレジットポイント=1ヶ月単位で加算’(税込100円=1ポイント)
つまり、540円(税込)利用した場合通常ポイントはリアルタイムに5ポイント加算されますが(20日で100ポイント)、クレジットポイントは月換算なので540円(税込)x20日=10,800円(税込)で108ポイント獲得できます。
シミュレーションとして、利用額は抑えた設定にしましたが、年間約8,500ポイントほど貯まることになります。実際には別途ショッピング利用や公共料金の支払いなどで利用すればポイントはもっと貯まるでしょう。
昭和シェルポンタカードで貯まったPontaポイントは様々な用途に利用できます。
昭和シェル石油:1ポイント=1円相当 | |
ローソン:1ポイント=1円相当 | |
ケンタッキーフライドチキン:10P⇒10円相当 | |
H.I.S.(オンライン予約限定):1P⇒1円相当 | |
日本航空(JALマイレージバンク):2P⇒JALの1マイル |
Pontaポイントはローソンなどの実店舗やネットショップでのショッピング、さらに旅行会社の利用やJALのマイルへの移行など、さまざまな用途に利用できます。もちろん昭和シェルでの給油にも利用できるので、その場合は実質1リットルごとに2円キャッシュバックされているようなことになります。
ガソリン給油はショッピングなどと違い、実際それほど楽しいものではないので、できればさっさと済ませしてしまいたいものですが、給油後の支払いの際に財布の入ったバッグが手の届きにくいところにあったり、そのバッグの中に財布がどこにあるのかといったことでイライラしてしまうことはないでしょうか。
そういったガソリンスタンドでの支払いをよりスピーディーに、そして気持ちよく済ませてくれるのが「Shell EasyPay」です。 Shell EasyPayはキーホルダー型の電子マネーで、昭和シェル店舗に設置された端末にかざすだけで支払いをすることができます。キーホルダー型なので、車のキーと一緒に付けておけば支払いをスムーズに行えます。
今までのように「バッグを取る⇒サイフを出す⇒クレジットカード(または現金)を出す」という面倒から開放されるということです。
気になるのがポイント獲得の点ですが、Shell EasyPayを利用してもクレジットカードと同じ仕組みでポイントが加算されますので、利用において特にデメリットはありません。年会費等も無料です。
利用には昭和シェルのセルフサービスステーションで、免許証と昭和シェルポンタカードを提示、その場で登録⇒利用開始することができます。昭和シェルポンタカードと連動するオートチャージなので、電子マネーといっても面倒なチャージなどの必要もありません。
そういった小型の電子マネーは「盗難や紛失が心配」と思われるかもしれませんが、24時間365日体制のコールセンターがサポートし、最大60万円までの不正利用の補償があるので安心です。
昭和シェルポンタカードはガソリン給油だけではなく、さまざまな用途でポイントが貯まりやすいクレジットカードですが、そういったポイントの面だけではなく、Shell EasyPayとの組み合わせでお得さと快適さを備えたクレジットカードにもなります。カーライフを今まで以上に楽しくしてくれる1枚といえるでしょう。