近年、世界的な原油価格の高騰の影響で、ガソリン代も値上がりしています。

たとえ全国的のガソリンスタンドで値が上がってるとしても、車を持っている方には光熱費同様にできる限り安い額で済ませたい出費のひとつでしょう。

そこで、日本でのガソリンスタンド店舗数ナンバー1のENEOSとナンバー2の出光のガソリン代を、楽天カードでお得に給油する方法を解説します。

ENEOS SS(エネオス サービスステーション)は、公式サイトによると2021年12月現在全国に約13,300カ所展開しており、ガソリンスタンドを持つ企業の中でも全国トップの店舗数です。形態は様々で24時間営業の営業所やセルフステーションなどがあります。

ENEOSは楽天の加盟店で、給油して楽天カードで支払うと通常100円で1ポイントに加え、200円で特別特典1ポイントが貯まるので還元率は1.5%です。

洗車やコーティング、オイル交換などもポイントの対象で、給油の回数が多い方や近所にENEOSがある方にはおすすめです。

提示だけではポイントがもらえないので注意

ENEOSで楽天カードのポイントを貯める際に特別な登録は必要なく、楽天カードで支払うだけでポイントを獲得できます。

一方で、提示するだけではポイントはもらえない（支払いが条件）ので注意しましょう

EneKey（エネキー）は、ENEOSセルフの新スピード決済ツールです。小さなキーホルダーサイズで、車のキーにも付けられます。

新規発行はENEOSセルフサービスステーションででき、対応しているクレジットカード登録することで、ENEOSの支払いがエネキーひとつで済みます。

画像引用：ENEOS公式サイト『EneKeyの特徴』

そんな便利なエネキーですが、楽天カードは提携カードであるため登録が可能です。

Tカードは併用して使えないのですが、楽天カードの楽天ポイントは貯まりますし、特別特典のポイントが貯まるので相性はバッチリです。

ENEOSでは、給油や他サービスに使える「ENEOSカード」を3種類展開していますが、国内でも人気の楽天カードとどちらがENEOS利用でお得なのでしょうか？

家庭用車のガソリン用なら年会費無料のカードがおすすめ

あまりガソリンを消費しない家庭用車用にクレジットカードを持つなら、ENEOSカードより年会費無料のカードがおすすめです。

例えば10リットルを隔月で給油する場合は、以下のようになります。

一見、還元や割引だけで考えるとENEOS Pが最もお得に見えますが、年会費が有料です。

そのため、総体的に考えるとお得な順は、楽天カード＞ENEOS S＞ENEOS P＞ENEOS Cになります。

生活費全般で使うなら楽天カードが年間2,000円以上の節約

「クレジットカードはガソリン代だけでなく、生活費全般で使う」という方は、より楽天カードがおすすめになります。

理由は、楽天カードの基本還元率は1％と、業界水準の中でも非常に高いからです。

一方でENEOSカードも、たしかにENEOS利用でお得ではあります。しかし、ENEOS以外で使うとなると、楽天カードより物足りない部分を感じるでしょう。

例えば10リットルを隔月で給油して、その他の生活費5万を毎月カードで支払いした場合は、以下のようになります。

上記の表の通り、年会費を抜いて考えても2,000円以上のお得の差が開いてしまいます。

ガソリンを大量に消費するような方でなく、家庭で使う程度であれば、ENEOSで使うカードとしても楽天カードの方が使い勝手がよいでしょう。

ガソリンが100円を切ったらENEOSカード

還元される損益分岐点を考えると、ガソリンが100円を切った時は楽天カードの利用のみだと損をします。

例えば1リットル90円の時は、1リットルだけ給油する人はいないと思いますが、楽天カードで支払っても楽天ポイントは付与されません。

ENEOSカード Sなら1リットルごとの換算なので90円のときは例え1リットルだけ給油しても2円引きの88円になる計算でお得です。

現状はガソリンが1リットル100円を切ることは稀な時代なので、楽天カードを持った方がガソリンの支払いに特化して考えてもお得でしょう。

公式サイトで楽天カードを申し込む

apollostation card（旧：出光カードまいどプラス）を併用するのが安い

出光は全国に6,300店舗(2021年3月時点)あり、ENEOS同様に24時間、セルフステーションなど形態は様々です。

楽天ポイントカードの加盟店で、出光のロゴマーク付きの楽天ポイントカードを店舗で入手することもできます。

楽天ポイントカード、もしくは楽天ポイントカード機能付き楽天カードの提示で2リットルにつき1ポイント貯まります。

ポイント還元率はリットルあたりの金額次第になってしまうので算出できませんが、出光の場合は楽天ポイントカードとapollostation cardを併用するのが一番お得な支払い方法でしょう。

apollostation cardは年会費無料のガソリン代がお得になることを目的とした、セゾンカードから発行されているカードです。ガソリンや軽油が1リットルにつき2円引き、灯油が1リットルにつき1円引きされます。

一方で、楽天側でもお得なキャンペーンを実施することがあります。

たとえば、2021年11月1日(月)～2021年12月31日(金)の間はエントリーのうえ、出光やシェル、apollostationで楽天ポイントカードを提示して灯油を購入すると楽天ポイントを通常の10倍で獲得できるキャンペーンが実施。

楽天ポイントカードとapollostation cardを併用すると、大きな節約につながるのです。

1リットル135円の出光でガソリン30リットル給油した場合

上記の例の場合、反映されたポイント還元やガソリン割引を差し引くと、楽天カードが3,995円(税込)、apollostation cardと併用したときが3,975円(税込)と僅かでがありますが20円安いので、併用の方に軍配があがります。

楽天カードは出光のガソリン購入割引には不向き

ご紹介した例のように、出光では楽天カードの支払いによる還元よりも、apollostation cardのガソリン割引の方が安いため、ガソリン購入には出光カードプラスがおすすめです。

出光で楽天カードのポイントを貯める際は、店頭スタッフにカードを提示して楽天ポイントカード番号を読み取ってもらいましょう。

コスモ石油やシェルSSと楽天カードの還元率についても、少し知識を入れておくと損がありません。

コスモ石油やシェルSSは、出光と同じく楽天ポイントがリットル単位で加算される店舗です。楽天ポイントカードの提示だけで加算されるので、楽天カードで支払った場合はこれにカード利用の通常ポイントが加わります。

コスモ石油の店舗だけで配布している楽天ポイントカードもあるので、特別に獲得すると気分もアップすることでしょう。

画像引用：Rakuten公式サイト『お知らせ』

「楽天マイカー割」でお得な優待

楽天には「楽天マイカー割」といってご自身の車情報を登録することで、様々な優待や割引を受けられるサービスがあります。

楽天マイカー割は登録無料で、車検の予約や実施、買取査定などでボーナスポイントがもらえたり、対象ショップで使える車用品のクーポンなど、車を持っている方に嬉しいメリットがたくさんあります。

現在はマイカー割に登録している方限定でENEOS、エッソ、モービル、ゼネラルで楽天カードを2,000円以上利用すると200ポイントもらえるキャンペーンを行っています。

もらえるポイントは期間限定ポイントですが、出光ではガソリン代を楽天ポイントで支払うこともできるため、使い道に困っているうちに喪失することも無いでしょう

このようにガソリンスタンドでの給油やカー用品、メンテナンスにおいても割引や特権がある楽天カードは、普段の生活でも100円で1ポイント貯まる高還元率カードなので、車を持つ方にもおすすめです。

楽天ETCカードの料金も100円につき1ポイント

また、ETCカードも作れて、高速道路料金100円につき1ポイント貯まります。
高速道路をよく利用される方は、高速道路料金で貯めたポイントで出光で給油するなど、無駄なくポイントをカーライフに組み込むのもいいでしょう。

楽天カードのETCカードについては、下記コラムでも詳しく紹介しています。
楽天のETCカードを作るメリット・デメリット

楽天カードなら2枚目作成で引き落とし口座を分けられる

楽天カードは手持ちのカードに加えて、もう1枚作成ができるようになりました。

1枚目の楽天カードと2枚目の楽天カードは引き落とし口座を変えられるます。

例えば、生活費用の口座は家族カードと同じA銀行の口座で引き落とし、車に関するお金は銀行の口座で引き落とし、ということも可能です。

さらに、楽天カードは2枚目のカードを作る方を対象にもお得なキャンペーンを実施中なので、下へスクロールしてキャンペーン情報もチェックしてみてください。