PayPay(ペイペイ)を利用しているのに、チャージを忘れたために買い物ができない経験をしたことはありませんか。
PayPayは一部の対象者に対して、PayPayの残高がなくてもチャージしないで買い物ができる後払いのサービスを展開しています。利用額は、翌月にまとめて支払うシステムで使いやすいのが特長です。
この記事では、後払いに対応しているPayPayの仕組みや後払いの審査方法について、申請のやり方、いつから使えるかなどを解説します。
・PayPayあと払いを使う条件
・PayPayあと払いの審査は厳しいか
・PayPayあと払いの審査落ちする人
・PayPayあと払いとPayPayカードの違い
PayPayは、スマートフォン1つで支払いができる電子決済サービスです。
利用方法は、最初にアプリをダウンロードすることから始めますが、App StoreやGoogle Playでダウンロードできるので安心して使えます。
利用に必要な登録は最短で1分程で完了するので忙しい方でも利用できるでしょう。
PayPay残高にチャージするには、銀行口座やセブンATMで現金を使ったチャージのほか、ソフトバンク・ワイモバイルでまとめて支払いができるので便利です。
登録ユーザー数は、すでに4,000万人を突破していて、実績も豊富。利用するメリットとして全国のお店で使えることや、PayPayボーナスが貯まり買い物がお得に楽しめます。
また、情報保護や不正利用対策以外に補償制度も用意されているので、はじめて電子マネーを考えている方にも安心でしょう。
アプリをダウンロードしてインストールしたら、アプリ起動して決済します。
利用額の支払い方法は、事前チャージしておいたPayPay残高から支払う方法と、登録したクレジットカードから支払う方法の2種から選択できます。
支払い方法を選択したら、決済時は、QRコードを自分から店の店員に見せるか、お店のQRコードを自分で読取るか、お店の指示に従います。QRコードの表示やカメラ起動の方法は事前に確認しておくと楽です。
ちなみに事前チャージは複数手段があります。別のコラムで紹介しているので、詳しくは下のコラムをチェックしてみてください。
上記の2つの支払い方法に加え、PayPayには「PayPayあと払い(一括のみ)」という方法があります。
PayPayあと払いは最初から利用できる支払い方法ではなく、申請をして審査を通過した人だけが使える特別な支払い方法なのです。
そこで、こちらのコラムではPayPayあと払いについて詳しく説明します。
PayPayあと払い(一活のみ)は、2020年4月15日から一部の方が申込みできるサービスとして開始されました。PayPay残高がなくてもチャージしないで買い物ができるサービスです。
利用額は、クレジットカードのように翌月にまとめて支払いするので、返済能力があるか審査が必要になってくるのだと考えられます。
申込みをして利用できる方は、PayPayアプリのトップに「あと払い」のアイコンが表示されるシステムになっています。
あと払いは、全国のPayPay加盟店で利用可能ですが、オンライン支払い、請求書支払いなど利用できないサービスもあるので事前に知っておきましょう。
また、PayPayあと払いでの支払いは、前月の利用に応じて0.5%から1.5%戻ってくるPayPay STEP(ペイペイステップ)の対象となっているので、よりお得に利用することが可能です。
PayPayあと払いには精算時に利用手数料が300円(税込)/月かかります。
魅力的なサービスである反面、デメリットもあることを理解した上で利用しましょう。
PayPayあと払いのサービスの開始に伴って、PayPay残高利用特約が2020年4月15日に制定されました。
実際にPayPayあと払いを利用の検討をしてる方は、一度PayPay残高利用特約を読んで注意事項を確認するとよりスムーズにサービスを使うことができます。
PayPayあと払い残高利用特約の中からひとつだけ挙げておくと、PayPayあと払い利用停止についても記載されています。
たとえ審査が通っても、PayPayサービスの不正利用や他者への貸し出しなどを行った場合はPayPayあと払いサービスを決済の方法から対象外にされるので、気をつけましょう。
PayPayあと払いの対象の方は、PayPayアプリのトップ画面に「あと払い」のアイコンが表示されます。このアイコンをタップすることで申込みをする手続きになっています。
もしもPayPayアプリ2.26.0以降のバージョンのアプリを使用していない方は、PayPayあと払いの対象であっても「あと払い」の表示がされないので、最新のバージョンに更新するのをおすすめします。
また、PayPayあと払いの利用者は高校生を除く18歳以上の方に限られているので自分が利用条件に合うか確認しましょう。
18歳以上の場合でも、未成年者の場合は親権者の同意が必要です。同意がなければ利用できませんので、事前に親に相談しておきましょう。
PayPayあと払いを利用できる方の条件は開示されていないので、PayPayに審査について問合せしても答えてくれません。
PayPayあと払いを申し込みたいけれど、「あと払い」アイコンが表示されないので困っている人もいるのではないでしょうか。
その理由について、以下のいずれかに当てはまらないかチェックしてみましょう。
PayPayアプリのアップデートを行うには、App StoreかGooglePlayから行います。
下のボタン、あるいはPayPayのホームぺージのトップ画面の「スマホひとつでかんたんにお支払いはPayPayで」と記載されている下部にあるボタンなどからもできますので、チェックしてみてください。
AppleStoreやGoogle PlayのPayPayアプリのダウンロードページを見ると、利用者の評価も確認できるので気になる方は見てみると良いでしょう。
レビューは実際にPayPayアプリの利用している人の意見なので、貴重な情報となります。
PayPayあと払いを利用するための手順は以下のとおりです。
この後に審査が完了するとPayPayあと払いの利用ができるようになります。
PayPayあと払いは申請後いつから使えるのか、気になる方も多いかと思います。
PayPayあと払いに必須な本人確認(eKYC)が最短当日から3日間程度かかると公式サイトに公表されています。
PayPayあと払いの審査時間自体は明示されていませんが、本人確認(eKYC)が済んでからとなると、4日以上かかることもあると予想されます。
本人確認(eKYC)の完了はPayPayアプリのプッシュ通知でお知らせされます。
また、PayPayアプリ右下の「アカウント」内の「アカウント情報」、もしくは右上の「詳細」内の本人確認欄から確認でき、否決になった場合は【未確認】と表示されます。
PayPayあと払いはやり方さえ知れば使うのは簡単ですが、注意点として審査結果によって利用できないケースもあるので覚えておきましょう。
PayPayあと払いはワイジェイカード株式会社が提供するサービスですが、審査方法については開示されていません。
PayPayに審査方法や状況を問い合わせても答えてもらうことはできないので、クレジットカードの審査と同様に自身の信用情報を整えることが大切です。
一度審査落ちした場合はすぐに再申し込みはできません。
PayPayは適正なサービスを提供するために、アカウントの情報や登録情報を定期的に再審査しているようです。
仮に再申し込みがすぐできたとしても、利用者の状況が変わっていなければ審査通過できないですし、逆に通過したとしても、状況が悪化すれば再審査に落ちて機能制限されてしまう危険性もあるということです。
PayPayあと払いは利用手数料300円が利用月ごとにかかります。
クレジットカードを持っていない方にとっては、翌月に支払いを繰り越せる便利なサービスではあります。
しかし、毎月使うとなると年間3,600円かかる計算となりますので、痛い出費になるでしょう。節約するなら、年会費無料のクレジットカードを登録して、PayPayのクレジットカード払いを選択するのが得策となります。
クレジットカード払いの場合は手数料が加盟店側の負担となりますので、利用者にはかかりません。
メルペイスマート払いは、以前はメルペイ後払いと言われていたサービスで、自分で利用金額の上限を決められる上、簡単な設定で利用できるスマートフォン決済です。
バンドルカードは、後払いサービスを展開していますが、クレジットカードがなくても後払いが利用できるという特徴があります。
どちらもPayPayあと払いと類似し、後払い決済で翌月支払いができるサービスとなっています。
利用者は、メルペイスマート払いやバンドルカードの後払いも特徴を把握して、自分に合ったサービスを選ぶのがおすすめです。
メルペイスマート払いとPayPayあと払いの違いを見てみると、メルペイスマート払いは、清算方法を利用月の翌月の残高払いや自動引落で行うことで手数料が無料になるのに対して、PayPayあと払いは手数料が発生します。
ただし、メルペイスマート払いは「コンビニ」または「銀行ATM」を選択した場合はPayPayあと払い同様に手数料300円がかかります。
毎月の手数料が気になる方は、条件があるものの、メルペイスマート払いの利用を検討してみるのも1つの選択肢です。
メルペイスマート払いの手数料 | 清算方法を残高払いまたは自動引落しにすると無料 |
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PayPayあと払いの手数料 | 毎月300円の手数料が必要 |
バンドルカードが提供している後払いサービスでは「ポチっとチャージ」という機能を利用すればチャージ金額を後払いすることが可能で、手数料はチャージする金額が10,000円までの場合では510円かかります。
バンドルカードは、誰でも審査不要で利用できる便利なアプリで、チャージ式のVisaのプリペイドカードで、「ポチっとチャージ」という後払い機能をもったサービスです。
AmazonやZOZOTOWN、メルカリなど多くの店で利用できて、全世界のVisa加盟店で利用可能なので利便性が高いでしょう。
初期状態の「バーチャルカード」はネット決済のみに対応しているのに対して、「リアルカード」を発行すれば実際の店舗のコンビニなどで利用ができます。
バンドルカードのポチっとチャージの手数料 | 10,000円までのチャージの場合、510円 |
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PayPayあと払いの手数料 | 毎月300円の手数料が必要 |
PayPayあと払いとPayPayカードは、いずれも年会費無料です。
クレジットカードとしての利用可能枠を考えるとPayPayカードの限度額の方が高いと考えられます。公式サイトに利用可能枠は明示されていませんが、前身となるヤフーカードは10万円~100万円でしたので、同じくらいだと予想できます。
ただし、PayPayアプリで利用する場合、限度額は一緒です。
上限 | |
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PayPayあと払い | 30日間で25万円 |
PayPayカード(本人認証済) | 30日間で25万円 |
PayPayカード(本人認証なし) | 30日間で5万円、24時間で2万円 |
本人認証されていない場合は5万円、かつ24時間で2万円という制限があるので、むしろPayPayあと払いの方が条件よく感じます。
PayPayあと払いが登録完了すると、すでにヤフーカードまたはPayPayカードを登録している場合、登録カードは削除されます。
再登録はできないのと、オートチャージ機能は利用できなくなりますので注意してください。
PayPayカードは国際ブランドにJCB、Visa、Mastercard®が付いています。
PayPayあと払いが利用できないインターネットショッピングでも、PayPayカードなら使えますので、様々な利用シーンがある方とってはPayPayカードの方が向いているでしょう。
PayPayカードの申し込み条件は3つです。
PayPayカードの審査落ちした人の前例を元に、気をつけるポイントを確認していきましょう。
上記はPayPayカードに限らず、全てのクレジットカードに共通して審査落ちを引き起こすNG行動です。当てはまらないように注意しましょう。
PayPayは既に手持ちのクレジットカードを登録すれば審査が不要です。
PayPayあと払いは便利なサービスではありますが、やはり手数料がかかってしまうのがネックでしょう。
翌月支払いになる点では、手数料のないクレジットカード払いの方がおすすめです。
また、使い過ぎが心配ならクレジットカードからPayPayの残高チャージをするという方法で、決済の制限をかけながら翌月支払いにするのも良いでしょう。
クレジットカードをPayPayを組み合わせると、手数料がかからないメリットだけでなく、クレジットカードのポイント還元も受けられるというメリットがあります。
PayPayと最も相性が良いのはYahoo!JAPANカード。PayPayの基本還元0.5%~1.5%とYahoo!JAPANカードの利用還元1%を重ね取りできるのです。
年会費 | 無料 |
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国際ブランド | JCB、Mastercard®、Visa |
入会資格 | 有効なYahoo! JAPAN IDをお持ちの方 18歳以上で安定した継続収入のある方(高校生除く) |
発行期間 | 約2週間 |
ポイントプログラム | PayPayボーナス 100円=1P |
もしコンビニ利用が多いとなると、三井住友カード(NL)もおすすめです。
年会費 | ETCカード | 発行期間 |
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永年無料 | 550円(税込) ※初年度無料 ※前年度に一度でもETC利用のご請求があった方は年会費が無料※ |
でカード番号発行※ |
還元率 | 利用可能枠 | ブランド |
0.5%~7%※ | ~100万円 |
提携しているYahoo!JAPANカードのようにPayPayの基本還元が発生しませんが、クレジットカードの還元率が高いものを選ぶことでよりお得にお買い物できるので、ぜひ検討してみてください。