ANAダイナースプレミアムカードとANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアムカードの違いについてチェック
ANAカードはポイント率も高く、大変人気のカードです。
そして、ランクが高まるほど、その特典はより魅力的なものになります。
その中でも特に人気なのは、ANAダイナースプレミアムカードとANAダイナーススーパーフライヤーズ プレミアムカードです。
ここでは、その2つのカードの違いについて紹介します。
・ANAカードを作る方法
・ANAダイナースプレミアムカードの特典
・カード毎の比較
最上級のANAカードを作る方法
ANAカードはANAマイルを貯めたい方に人気のカードですが、高ランクのANAカードならば特典や補償も強力になります。
ANAカードのブラックカードは4種
ANAカードの中でも最上級ランクのカードはブラックカードの「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」「ANA JCBカード PREMIUM」「ANA ダイナース プレミアムカード」「ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の4種です。
その中でも最上位と言えるカードは、「ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカード」です。
ANAダイナースプレミアムカード
ANAダイナースプレミアムカードは年会費が15万円を超えている最高級クレジットカードですが、それだけ補償も特典も、一般的なカードとは比にならない程の贅沢な内容になっています。
そして、そのANAダイナースプレミアムカードを超えるランクのクレジットカードがANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードになります。
「ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカード」を手に入れるには?
最上級の中の最上級ランクになるANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードは、発行するのに長い道のりが必要とされます。
まずはANAダイナースプレミアムカードを作る条件を達成していること、それからANA会員としてプラチナステイタスであることを達成していなければなりません。
「ANAダイナースプレミアムカード」を手に入れるには?
ANAダイナースプレミアムカードの発行条件の詳細は公開されていませんが、入会目安は「27歳以上」と公式サイトに表記されています。
つまりは最低でもしっかりした勤続年数と収入が求められるということです。
そして、インビテーション(招待)が無ければ申し込めないカードとなりますので、まずは下のランクのダイナースクラブカードを手に入れて、実績を積む必要があります。
ANAダイナースカード
年会費 | 28,350円(税込み) |
---|---|
家族カード | 6,300円(税込み) |
利用可能枠 | 一律の制限なし ※個別設定 |
旅行保険 | 自動付帯最高5,000万円(利用付帯の場合最高1億円) |
下のランクのカードとなると、ANAダイナースカード(年会費税込み28,350円)、またはANAダイナース スーパーフライヤーズカード(年会費税込み29,400円)となります。
ANAダイナース スーパーフライヤーズカードの場合はANA「ダイヤモンドサービス」または「プラチナサービス」メンバーでないと申込みができないので、1からという方はANAダイナースカードから挑戦しましょう。
ポイント還元率1%で有効期限なし
ANAダイナースカードもポイント還元率が高く、利用料金100円につき1ポイントが貯まります。
有効期限もなければマイレージ移行手数料も無料、マイレージ移行の上限もないので、マイレージを始めて貯めるという方にも貯めやすい&使いやすいポイントプログラムになっています。
入会時&継続時のボーナスマイルに要注目!
ANAダイナースカードは入会時にボーナスマイルが2,000マイル付与されます。また、毎年カード継続時にも2,000マイルが付与される特典があります。
さらに、期間限定の入会キャンペーンを狙えば、もっとボーナスマイルを手にいることも可能なので、お得を見逃さないように入会キャンペーンをやっていないか逐次チェックしてみてください。
ANAダイナースプレミアムカードの特典
「ANAダイナースプレミアムカード」の特徴
ANAダイナースプレミアムカードの年会費は162,750円(税込み)で、家族カードの年会費は無料になります。
ANAダイナースプレミアムカードは高額の年会費を要求するクレジットカードです。しかし、入会ボーナスに10,000マイルが入り、毎年の継続マイルとしても10,000マイルが入ります。
ANAマイルを貯めるには最低でも50万円はかかることから、入会ボーナスマイルと継続ボーナスマイルのみで十分以上に元は取れていると言えます。
旅行保険は自動付帯で最高1億円補償
また、ANAダイナースプレミアムカードは国内外旅行傷害保険が最大1億円となっており、国内航空傷害保険に分類される傷害が発生しても国内旅行傷害保険の部分でカバーしてくれます。
還元率1~2%のポイントプログラム
ANAダイナースプレミアムカードはカード利用に応じて100円または200円につき1マイルが貯まる基本還元率1%のクレジットカードです。
そして、ANA航空券や機内販売をカード払いしたり、ショッピングサイト「ANAショッピングA-style」でカード払いすると、さらに100円につき1マイルが加算されます。そのため、還元率2%に上昇します。
貯まるマイルはもちろんANAマイルであり、これほどの高還元率のマイルはめったにありません。有効期限もないため、貯めるのに失効を気にせずに済みます。
また、ANAダイナースプレミアムカードはフライト搭乗で貯まるフライトマイルに加えて区間基本マイレージ×クラスや運賃倍率×50%→ボーナスマイルという式にてボーナスマイルが貯まります。
基本は区間基本マイレージ×50%が積算されるのを覚えておきましょう。
ANAカードとしての特典
ANAダイナースプレミアムカードは国内線のANAラウンジが利用できます。フライト前の時間を過ごすのに優れていますが、利用できるのはANAダイナースプレミアムカードの本会員のみとなります。
家族カードの会員は利用できない事に注意しましょう。
プライオリティ・パスが付帯されているので、ANAグループ以外のフライトの時はそちらの空港ラウンジを利用しましょう。
他にも旅行のクオリティを上げる優待サービスが揃っているので積極的に活用しましょう。
その他サービスの一例
- カードラウンジで旅行や出張での滞在先の相談
- 提携ホテル宿泊料金割引サービス
- レンタカー割引
- ビジネスクラスのチェックインが可能
- 提携ホテルの朝食サービスやウェルカムドリンク
また、優待サービス以外にも割引サービスも豊富です。
例)機内販売が10%OFF、ANA FESTAが10%OFF、A-Styleが5%OFF、提携旅行商品5%OFF、提携ビジネス講座の受講料15%OFF、提携空港免税店10%OFFなど
ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードを作る条件
初めにご紹介した通り、最上級ANAカードのANAダイナースプレミアムカードですが、それのさらに上をいくのがANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードになります。
年会費はANAダイナースプレミアムカードと同じ162,750円(税込み)です。
ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードを作る条件
スーパーフライヤーズカードを取得するには、
- ANAカードを所持して利用歴を作っていること
- プレミアムポイントを50,000ポイント以上貯めてあること
※ANAの「プラチナサービス」メンバー
がメインの条件になります。
プレミアムポイントとは
プレミアムポイントはANAグループとスターアライアンス加盟航空会社、スター アライアンス コネクティングパートナー運航便といった提携航空会社のフライトに搭乗するとゲットできるポイントです。
名前の通りANAマイルとは別のものとなっており、プレミアムポイントを貯めるとステータスがアップするようになっています。
スーパーフライヤーズカード取得条件の50,000ポイントはプラチナステイタスに該当し、もちろんANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードの特典とプラチナステイタスの特典の両方を利用できます。
ANAダイナースプレミアムカードはANAマイルにおいてショッピングマイルの還元率が常に2%なのも特徴で、継続ボーナスマイル10,000マイルはANAダイナースプレミアムカードと同じですが、それに特別ボーナスマイルで2,000マイルが上乗せされます。
ANAダイナースプレミアムカードとANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードの比較
続いて、ANAダイナースプレミアムカードとANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードについて、基本情報や特典を比較してみましょう。
ANAダイナースプレミアムカード |
ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカード |
|
年会費 |
・年会費162,750円(税込み) ・家族カード年会費無料 |
・年会費155,000円(税込み) ・家族カード年会費無料 |
旅行傷害保険 | 国内外:最高1億円まで補償 | 国内外:最高1億円まで補償 |
空港ラウンジ |
・カード本会員のみ国内線のANAラウンジ無料利用可能 ・プライオリティ・パス付帯 |
・同伴者含めてのANAラウンジや空港ラウンジ利用可能 ・プライオリティ・パス付帯 ・空港内にご用意した指定ラウンジをご利用いただけます。マイルやアップグレードポイントのご利用で、メンバーご本人様以外のお客様もお使いいただけます。 |
飛行機搭乗時の特典 |
・ビジネスクラスのチェックイン ・機内販売10%OFF、ANA FESTAが10%OFF、A-Styleが5%OFF、提携旅行商品5%OFF、提携ビジネス講座15%OFF、提携空港免税店10%OFF |
・プレミアムメンバー専用サービスデスクにて滞在先の相談可能 ・国内線の先行予約サービス ・座席指定優先 ・空席待ち予約優先 ・特典航空券の空席待ち優先 ・優先チェックイン利用可能 ・手荷物受け取り優先サービス ・手荷物預かりサービスの優遇 ・専用保安検査場利用可能 ・ANAグループのフライトは優先搭乗サービス ・成田空港に車で来ると提携駐車場割引 ・羽田空港駐車場優先予約サービス ・香港国際空港の出入国手続きにて優先レーン利用可能 |
提携ホテルの特典 |
・提携ホテル宿泊料金割引サービス ・提携ホテルの朝食サービスとウェルカムドリンク |
・インターコンチネンタル ホテルズ グループとANAの共同提携ホテルとANAホテルで優待サービス |
ボーナスマイル特典 |
・入会ボーナス10,000マイル ・継続ボーナスマイル10,000マイル ・ショッピングマイル基本還元率1% ・ANA航空券、機内販売、「ANAショッピングA-style」のカード払いで還元率2% ・区間基本マイレージ×50%でボーナスマイルが積算されるのを覚えておきましょう。 |
・入会ボーナスマイル10,000マイル ・継続ボーナスマイル10,000マイル ・特別ボーナスマイル2,000マイル ・ショッピングマイル還元率2% ・獲得フライトマイルの90から105%のボーナスマイル ・1マイル→最大1.7スカイコインで交換可能 |
その他の特典 |
・カードラウンジで滞在先の相談など ・レンタカー割引サービス ・銀座プレミアムラウンジ利用 |
・国内外の提携ATMで出金手数料が無料 ・80,000プレミアムポイントで「ANA SUITE LOUNGE」利用券3枚プレゼント 80,000プレミアムポイント以上のお客様に、「ANA SUITE LOUNGE」ご利用券3枚をプレゼントいたします。 ・1年に3回ライフスタイルマガジン「ana-logue」配布 ・カレンダーやデスクダイアリーをプレゼント ・オリジナル卓上フライトカレンダーとデスクダイアリーをプレゼント ・銀座プレミアムラウンジ利用 |
ANAダイナースプレミアムカードから圧倒的な特典と高還元率のANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードにステップアップしよう
ANAカードの最上級カードがANAダイナースプレミアムカードで、そのさらに上を行くのがANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードです。
どちらも年会費15万円以上のカードですが、マイル還元率が高くサービスも最高級。国内旅行傷害保険も1億円と業界内で圧倒的に上位に当たります。
ANAダイナースプレミアムカードでもANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードでも入会ボーナスマイルと継続ボーナスマイルが10,000マイルあります。
後者のANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードは、継続ボーナスマイルに特別ボーナスマイルの2,000マイルが加算されるので実質120,000マイルが継続ボーナスマイルになります。
ANAマイルのショッピングマイル還元率が常に2%なのも覚えておきましょう。
ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードは発行するのに長い道のりがあり、その中にはプレミアムポイントを貯めてプラチナステイタスになるというのもあります。
これも含めて、ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカードは持つのにもハードルが高く、ANAダイナースプレミアムカードより上位のクレジットカードと言えるでしょう。
とは言え、ANAダイナースプレミアムカードもインビテーションが必要な最高級ランクのカードには違いないので、これからANAカードを持つという方は、ランクアップを見据えて「ANAダイナースカード」から持ち始めてみてください。
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