なぜアメックスはVISAやmasterCardよりも使えない?必ずしもJCB加盟店で利用できるわけではないので注意
世界的に有名なカードブランドであるアメックス。
しかし、実はアメックスは、 加盟店の数も少なくJCB加盟店で利用出来ないも多々あります。
ここでは、カード決済の際にトラブルを回避する方法や、おすすめのカードを紹介紹介します。
・アメックスのシェア率
・JCB加盟店でアメックスを利用する方法
・アメックスの有効的な使い方
・LUXRY CARDについて
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年間利用額100万円以上1回で年会費が永年無料のゴールドカード
三井住友カード ゴールド(NL)
年会費 | 5,500円(税込)※1 |
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還元率 | 0.5%~7%※2 |
ポイントサービス | Vポイント |
ETCカード | 発行までの期間 | 利用可能額 |
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550円(税込)※3 | でカード番号を発行※4,5 | ~200万円 |
国際ブランド | 電子マネー |
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iD(専用)・Apple Pay・Google Pay PiTaPa・WAON |
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アメックスはブランド力が高い!でもあまり使えないと言われるのはなぜ?
クレジットカードの国際ブランドの中で、代表的なブランドといえば、 VISA・Mastercard・ダイナースクラブ・JCB・アメリカン・エキスプレスの5つが挙げられます。
銀聯などの国際ブランドもありますが、世界中で使えることに着目すると、この5大国際ブランドに絞られるでしょう。
国際ブランドごとの普及率
クレジットカードの売上高で見ていくと、VISAとMastercardが約8割を締めており、アメリカン・エキスプレスは約3%、JCB約1%という世界シェア率となり、他の国際ブランドも数%あることを考えると、VISAとMastercardの2強だといっても良い状態です。
アメックスも世界規模で利用者が多い国際ブランドですが、世界的シェアから見るとわずか10%にも満たないことがわかります。
アメックスは ステータス性が高いと言われている国際ブランドで、最もグレードの低いアメックスグリーンでも、 月会費が1,100円(年間13,200円)と高額です。
年会費が10,000円以上もするカードといえば、他ではゴールドカード以上の位置付けのカードばかりで、年会費の高さから見ても高級感やブランド力を感じさせます。
しかし、この年会費の金額に準ずる付帯サービスの充実、高級ブランドのカードというステータス性、海外旅行に対するさまざまな特典の魅力を考えると、持っているだけでもちょっとした自慢ができそうな印象です。
アメックスそのものだけを見ると、とても良い国際ブランドなのですが、世界的シェアから見ると圧倒的にVISAには敵わないところがあります。
国際ブランドの売上や世界的シェア率は、加盟店の数と比例しているため、アメックスは世界中どこでも便利に使えるとは言いにくく、加盟店の数も少ないのでいざというときに使えないこともあるようです。
アメックスはJCBとの提携で利用店舗増加中!なのに使えないこともある?
JCB加盟店でアメックスが使えることがある
世界規模で見ると使えないこともあるアメックスは、日本の国際ブランドのJCBと提携し、日本国内のJCB加盟店のほとんどでアメックスカードが利用できるようになりました。
アメックス側から見れば、日本国内のJCB加盟店1,000万件以上でカード利用ができるようになったため、一気にアメックスが使える場を広げたことになります。
しかし JCB加盟店の中には、加盟店側がアメックス決済に対応していないことがあり、その場合はいくらJCB加盟店でもアメックスカードの利用ができません。
アメックス決済に対応するには高い手数料が必要です。
都心部であれば人口も多く手数料分の利益を出しやすいですが、小さなお店や地方などは難しいため、JCB加盟店でもアメックス対応をしていない店舗は存在します。
JCB加盟店側でアメックスカードでの決済も選択しない限り、アメックスカードでの決済はできないままなのです。
加盟店側の都合によるアメックスが使えないケースは、国内外でも共通しているので注意が必要です。
アメックスのカード決済に関してトラブル回避するには
JCB加盟店でアメックス決済をしたいときは、入店したときに確認しておくことが良く、レジカウンターや、店頭にアメックスマークが表示してあるかどうかもチェックしておきましょう。
JCBではアメックスのほかにダイナースクラブ、ディスカバー、銀聯とも提携しています。
海外のJCB加盟店は国ごとに状況が異なる
海外のJCB加盟店ではアメックスカードでの決済ができるかどうかは、海外における提携関係が絡んできます。
日本・インド・オーストラリア・ニュージーランド・メキシコ・カナダの6か国では、問題なくJCB加盟店でのアメックスカード利用が可能ですが、そのほかの国では提携関係にないので、各カードの加盟店のみのカード使用となります。
海外でアメックスを使う場合も、事前に使用可能かどうか確認しておく方が安心できます。
国際ブランドによるカード利用目的の違いとは?アメックスのステータス性が高いと言われるのはどうして?
VISAとMastercardの主な利用目的
クレジットカードの国際ブランドには、それぞれ利用目的が少しずつ異なり、世界中どこでも使える印象が強いVISAとMastercardは、 日常生活で財布の代わりのように使える、そんな使い方に重きを置いています。
スーパーやコンビニでの買物、ガソリンの給油をはじめ、毎日の生活で身近に感じる部分に使える国際ブランドといって良いでしょう。
VISAもMastercardも世界中で提携カードをとても多く発行していますが、自社でカード発行はしておらず、決済機能の提供を中心にしています。
そのため世界中でVISAとMastercardの提携カードが普及し、シェアも拡大することにつながったと考えられます。
年会費無料のカードも多いので、気軽に入会しやすいところも追い風になっているといえます。
アメックス・ダイナースクラブ・JCBの主な利用目的
一方、 アメックス、ダイナースクラブ、JCBは、旅行関連とエンターテイメントを楽しむために作られたブランドで、会員の中には富裕層の方が多く、選ばれた人のための国際ブランドというイメージがあります。
アメックスには年会費無料のカードが存在せず、各種優待特典はどれもVIP待遇と言っても過言ではないものばかりで、高額な年会費を払うだけのことはあると納得できる優待・特典が豊富です。
アメックスの入門的カードの年会費が、VISAやMastercardのゴールドカード並みの金額であることも、会員のステータス性を高めることとなり、このステータス性を維持しようとしたことも手伝って、シェア拡大へは進まなかったのではないでしょうか。
そう考えるとアメックスはますます、高級な国際ブランドだといえます。
アメックスを好むユーザーは、アメックスのステータス性や、VIPな優待制度が気に入って持っていることが多く、アメックスカードをサブカードとして持つことが多いと言われています。
VISAやMastercardの方が、日本国内はもちろん海外でも使いやすいので、普段使いはVISAかMastercardのカードをメインカードとして使用し、アメックスが使える店舗ではアメックスを使用する、そんな使い方をしていることも多いです。
店舗によってカードを使い分けることの意味
店舗によってカードを使い分けることは、アメックスユーザーには普通のことでも、アメックスを良く知らない人から見れば、かなり裕福な人というイメージを与えます。
本当は加盟店側の都合でVISAしか使えなかったとしても、アメックスを持っている、アメックスカードを別の店で使っただけで、カードを持つ人のイメージを変えてしまうのは、アメックスのステータス性の高さから生じることです。
アメックスはApplePayに対応
近年ではクレジットカードは無理でも、電子マネーなら使えるというお店が増えてきました。
特に世界中に広がる「ApplePay(アップルペイ)」はアメックスにも対応しています。
コンタクトレス決済対応端末があり、QUICPayTM(クイックペイ)が対応しているお店なら、使うことができます。
お店でアメックスのカード支払いができない場合、上記のマークがあるなら、代わりにApplePayで支払うことも可能です。
ステータス性と使い勝手のどちらも備えるラグジュアリーカードがおすすめ!
アメックスのカードは、JCBとの提携により日本国内では使える店舗が増えています。
また、電子マネーとの連携でも使える場所が幅広くなってきました。きちんとこれらの知識があれば、まず国内利用で不便に感じることはほとんどないでしょう。
それでもまだVISAやMastercardと比べると「どこでも使える」とは言い切れません。
そこで、ステータス性や豪華なサービス、使える場所の全てが欲しいならLUXRY CARD(ラグジュアリーカード)がおすすめです。
ラグジュアリーカード(Titanium Card)
年会費 | 55,000円(税込) |
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国際ブランド | Mastercard |
ポイント還元率 | 1,000円=2ポイント(1ポイント=5円相当) |
ラグジュアリーカードのグレードはチタン・ブラック・ゴールドで、後者になるほど高くなっています。
一番低いチタンでさえも、一般的なカードのゴールドカード以上の価値があり、数少ない重厚感のある金属製カードなのが特徴です。
国際ブランドは世界的にシェアが高いMastercardのため、お買い物でもあまり場所を選ばずに使うことができるでしょう。
年会費は55,000円(税込)と高いですが、一般的なカードにはない豪華なサービスが備わっています。
ラグジュアリーカード(Titanium Card) サービスの一例 | |
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海外旅行保険(自動付帯) | 最高1.2億円 |
国内旅行保険(利用付帯) | 最高1億円 |
コンシェルジュサービス | 24時間年中無休、国内・海外問わず自動音声応答なしで対応 |
VIPトラベル | 世界3,000以上の施設で利用できる$500相当の優待 |
プライオリティ・パス | 無料で高級ラウンジの利用が何度でも可能 |
ラグジュアリーダイニング | 厳選された全国約200店舗で2名様以上の所定のコースに対し1名分が無料 |
全国映画館優待 | TOHOシネマズにて毎月1回無料で鑑賞が可能 |
国立美術館無料鑑賞 | 提携国立美術館の所蔵作品展を会員と同伴者1名まで何度でも無料 |
上記のサービスはほんの一部です。他にも、日常や旅先などで使えるサービスが豊富にあります。
年会費の高いカードを選ぶ場合は、支払うための手段としてクレジットカードを選ぶのではなく、生活を豊かにするツールしての価値も考えてみましょう。
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