なぜアメックスはVISAやmasterCardよりも使えない?必ずしもJCB加盟店で利用できるわけではないので注意

アメックスはブランド力が高い! でもあまり使えないと言われるのはなぜ?

クレジットカードの国際ブランドの中で、代表的なブランドといえば、VISA・Mastercard・ダイナースクラブ・JCB・アメリカン・エキスプレスの5つが挙げられます。銀聯などの国際ブランドもありますが、世界中で使えることに着目すると、この5大国際ブランドに絞られるでしょう。

クレジットカードの売上高で見ていくと、VISAが58%、Mastercardが26%、アメリカン・エキスプレス(アメックス)3%、JCB1%という世界シェア率となり、他の国際ブランドも数%あることを考えると、VISAとMastercardの2強だといっても良い状態です。アメックスも世界規模で利用者が多い国際ブランドですが、世界的シェアから見るとわずか10%にも満たないことがわかります。

アメックスはステータス性が高いと言われている国際ブランドで、アメックスの入門用のアメックスグリーンでも、年会費が12,000円と高額です。年会費が10,000円以上もするカードといえば、他ではゴールドカード以上の位置付けのカードばかりで、年会費の高さから見ても高級感やブランド力を感じさせます。

しかし、この年会費の金額に準ずる付帯サービスの充実、高級ブランドのカードというステータス性、海外旅行に対するさまざまな特典の魅力を考えると、持っているだけでもちょっとした自慢ができそうな印象です。アメックスそのものだけを見ると、とても良い国際ブランドなのですが、世界的シェアから見ると圧倒的にVISAには敵わないところがあります。

国際ブランドの売上や世界的シェア率は、加盟店の数と比例しているため、アメックスは世界中どこでも便利に使えるとは言いにくく、加盟店の数も少ないのでいざというときに使えないこともあるようです。

アメックスはJCBとの提携で利用店舗増加中! なのにJCB加盟店でも使えないこともある? 事前に確認が必要な理由

世界規模で見ると使えないこともあるアメックスは、日本の国際ブランドのJCBと提携し、日本国内のJCB加盟店のほとんどでアメックスカードが利用できるようになりました。アメックス側から見れば、日本国内のJCB加盟店1,000万件以上でカード利用ができるようになったため、一気にアメックスが使える場を広げたことになります。

しかしJCB加盟店の中には、加盟店側がアメックス決済に対応していないことがあり、その場合はいくらJCB加盟店でもアメックスカードの利用ができません。アメックス決済に対応するには高い手数料が必要です。都心部であれば人口も多く手数料分の利益を出しやすいですが、小さなお店や地方などは難しいため、JCB加盟店でもアメックス対応をしていない店舗は存在します。

JCB加盟店側でアメックスカードでの決済も選択しない限り、アメックスカードでの決済はできないままなのです。加盟店側の都合によるアメックスが使えないケースは、国内外でも共通しているので注意が必要です。

JCB加盟店でアメックス決済をしたいときは、入店したときに確認しておくことが良く、レジカウンターや、店頭にアメックスマークが表示してあるかどうかもチェックしておきましょう。JCBではアメックスのほかにダイナースクラブ、ディスカバー、銀聯とも提携しています。

どの国際ブランドの決済を扱うかは、加盟店ごとに考えが異なります。例えば、会員制のマーケットとして知られるコストコでは、以前アメックスカードの使用が可能でした。ですが2018年2月より使用できなくなり、代わりにMastercardが使えるようになりました。コストコのような大きなスーパーでも取り扱う国際ブランドを変更するので、中小規模のJCB加盟店でもアメックス決済を扱っているかどうかは事前の確認が必要でしょう。

海外のJCB加盟店ではアメックスカードでの決済ができるかどうかは、海外における提携関係が絡んできます。日本・インド・オーストラリア・ニュージーランド・メキシコ・カナダの6か国では、問題なくJCB加盟店でのアメックスカード利用が可能ですが、そのほかの国では提携関係にないので、各カードの加盟店のみのカード使用となります。海外でアメックスを使う場合も、事前に使用可能かどうか確認しておく方が安心できます。

国際ブランドによるカード利用目的の違いとは? アメックスのステータス性が高いと言われるのはどうして?

クレジットカードの国際ブランドには、それぞれ利用目的が少しずつ異なり、世界中どこでも使える印象が強いVISAとMastercardは、日常生活で財布の代わりのように使える、そんな使い方に重きを置いています。スーパーやコンビニでの買物、ガソリンの給油をはじめ、毎日の生活で身近に感じる部分に使える国際ブランドといって良いでしょう。

VISAもMastercardも世界中で提携カードをとても多く発行していますが、自社でカード発行はしておらず、決済機能の提供を中心にしています。そのため世界中でVISAとMastercardの提携カードが普及し、シェアも拡大することにつながったと考えられます。年会費無料のカードも多いので、気軽に入会しやすいところも追い風になっているといえます。

一方、アメックス、ダイナースクラブ、JCBは、旅行関連とエンターテイメントを楽しむために作られたブランドで、会員の中には富裕層の方が多く、選ばれた人のための国際ブランドというイメージがあります。アメックスには年会費無料のカードが存在せず、各種優待特典はどれもVIP待遇と言っても過言ではないものばかりで、高額な年会費を払うだけのことはあると納得できる優待・特典が豊富です。

アメックスの入門的カードの年会費が、VISAやMastercardのゴールドカード並みの金額であることも、会員のステータス性を高めることとなり、このステータス性を維持しようとしたことも手伝って、シェア拡大へは進まなかったのではないでしょうか。そう考えるとアメックスはますます、高級な国際ブランドだといえます。

アメックスを好むユーザーは、アメックスのステータス性や、VIPな優待制度が気に入って持っていることが多く、アメックスカードをサブカードとして持つことが多いと言われています。VISAやMastercardの方が、日本国内はもちろん海外でも使いやすいので、普段使いはVISAかMastercardのカードをメインカードとして使用し、アメックスが使える店舗ではアメックスを使用する、そんな使い方をしていることも多いです。

店舗によってカードを使い分けることは、アメックスユーザーには普通のことでも、アメックスを良く知らない人から見れば、かなり裕福な人というイメージを与えます。本当は加盟店側の都合でVISAしか使えなかったとしても、アメックスを持っている、アメックスカードを別の店で使っただけで、カードを持つ人のイメージを変えてしまうのは、アメックスのステータス性の高さから生じることです。

アメックスはVISAやMastercardよりも使えないが、使い分ければステータス性の高さから自慢の1枚になる

アメックスのカードは、JCBとの提携により日本国内では使える店舗が増えています。提携前に比べるとアメックスが使えない印象はやわらぎ、不便に感じることもほとんどないように見えます。それでもまだ、VISAやMastercardと比べると、どこでも使えるとは言い切れませんが、使うシーンによって国際ブランドを使い分ければ、アメックスの優待・特典を惜しみなく満喫することもできます。

アメックスは旅行関連にはとても強く、サービスも上質なので、特に航空機を使う旅行、空港ラウンジの利用にはアメックスがあるとその恩恵を受けることができます。ステータス性の高さは今でも維持されており、実際のカード利用は使い分けているとしても、持っているだけで、他人の前で使っただけで自分の自慢の1枚になることもあり得るでしょう。

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