エポスカードは評判が悪い?メリットとデメリットを元にどのような人におすすめかを解説
エポスカードは、マルイでのお買い物がお得になるカードとイメージする方も多いのではないでしょうか?
しかし、「エポスカードは評判が悪い」と見聞きしたという方もいるかもしれません。
そこで、本コラムではエポスカードのメリットやデメリットを細かく解説しますので、エポスカードの向き不向きが分かります。
・エポスカードの基本情報
・エポスカードの4つのデメリット
・エポスカードの5つのメリット
・エポスカードを活用できないと感じた方におすすめのカード
エポスカードはどのようなクレジットカードなのか
首都圏を中心に駅の近くにあるファッションビルとして人気のマルイは、日本で初めてのクレジットカードを発行したグループ企業であり、2006年にはエポスカードの発行をスタートさせました。
国内在住の高校生を除く18歳以上の方が申し込むことのできるエポスカードは、エポスゴールドカード、エポスプラチナカード、人気のアニメやアーティストのカードデザインのコラボレーションカードなど、さまざまな種類のクレジットカードを用意しています。
一般カードであるエポスカードは、入会金・年会費が永年無料、カードブランドは国際ブランドのVisaであり、エポスのカードセンターでは最短即日でクレジットカードを発行することができます。
カードの利用200円→1ポイントのエポスポイントを貯めることができ、貯めたエポスポイントは商品券やマイルへの交換やエポスプリペイドカードへのチャージ、マルイの店舗やオンラインショップで1ポイント単位の充当などに利用することができます。
海外旅行の傷害保険が自動付帯であるため、海外旅行でケガや病気にかかってしまったときや携行品の盗難や損害に遭ったときなどには、クレジットカードを持っているだけで最高500万円の補償を受けることができます。
ただし、補償額は最高500万円から最高3,000万円に強化されます。
エポスカードの評判が悪いといわれるのはなぜか?4つのデメリットから解説
エポスカードは主にマルイ利用者である女性をメインとしており、サービスが豊富な流通系クレジットカードなので、審査が厳しくないというメリットもありますが、一部では使い勝手が悪いといった評判があります。
では、どのような点がデメリットとして捉えられるのかを確認しておきましょう。
還元率が低い
エポスカードは税込み200円→1ポイントのエポスポイントが貯まり、還元率は0.5%となっています。
年会費無料のクレジットカードでも通常の還元率が1%という高還元のカードがあるため、ポイントを効率よく貯めたい、ポイ活をしたいという方にとってはデメリットになると言えるでしょう。
貯めたポイントの使い勝手がよくない
ポイ活を行う方にとって、クレジットカードで貯めたポイントの活用方法として有用なのが、他社のポイントへの交換や普段の買い物に使うという使い道です。
エポスポイントで交換できるのはANAやJALのマイル、スターバックスカードへのチャージ、家電量販店のnojima、dポイント、Pontaポイントとなっており、交換先が多いとは決して言えません。
商品券もクオ・カードやAmazonギフト券以外は店舗を限られるものとの交換が多いため、使い勝手がよくないと感じる方もいるでしょう。
また、一般カードのエポスポイントの有効期限は2年間となっているので、交換できるポイントまで貯まる前に期限が来てしまうということや、たくさん貯めて豪華に使いたいときに目標まで貯まらないということも考えられます。
家族カードは発行できない
クレジットカードには追加カードとして家族カードを発行し、みんなでポイントを一緒に貯めるという使い方をしている方にとって、家族カードはお金の管理もしやすいというメリットがあります。
しかし、エポスカードには家族カードがないため、家族のカードも一緒に作りたい、ポイントや出金の管理をまとめたいという方にとってデメリットになりえます。
滞納には厳しい
エポスカードは、利用代金の支払日に引き落としができないと、翌日からカードの利用が停止されてしまいます。
再引き落としのサービスもないため、自分で指定口座へ振り込む手続きを行う必要があります。
延滞してすぐに電話やはがきでの督促が届くため、数か月延滞を続けると強制解約となってしまう可能性があるので気をつけて欲しいところです。
エポスカードには100%出資している債権回収会社があるため、延滞をし続けたときの取り立てが厳しいということで、デメリットと感じる方がいます。
どのクレジットカードでも延滞に対するリスクは変わらず、支払い日に返済を行うという基本的な使い方をしていれば、特にデメリットとなることではありませんが、カードを作ることは簡単でも支払いに対して厳しいということは覚えておきましょう。
エポスカードがどのような人におすすめかを5つのメリットから解説
ここからは、エポスカードはどのような人に使い心地が良いクレジットカードになるのかを確認していきましょう。
お得にマルイを利用したい人
マルイでは季節ごとに年4回の「マルコとマルオの7日間」というエポスカード会員限定のセールが予定されています。
そのほかにもネット通販限定の会員セールなどが開催されることがあり、期間中はエポスカードを利用すると10%OFFでお買い物をすることができます。
エポスカードを支払いに利用することで、優待割引やポイントアップする店舗もあるため、よくマルイでお買い物をするという方はお得に使うことができます。
海外旅行時に保険を付けたい人
クレジットカードには、旅行の代金をカードで事前に支払っておくことで、旅行中のケガや病気、携行品の損害に対して補償を受けることができるという人気のサービスがありますが、エポスカードは海外旅行の傷害保険が自動付帯となっています。
旅行代金にカードを利用していなくても、カードを持っているだけで海外旅行の際に最高500万円の補償を受けることができるため、万が一トラブルに遭ったときも安心です。
ただし、補償額は最高500万円から最高3,000万円に強化されます。
全国の加盟店で幅広く優待を受けたい人
エポスカードを支払いに利用することで、全国10万カ所以上の加盟店があり、飲食店やテーマパーク、映画館、カラオケ、スパ、美容院などで、割引やポイントアップの優待を受けることができます。
そのため、外で遊ぶことが多いという方は幅広い優待をお得に利用することができるでしょう。
限定のグッズを狙っている人
エポスカードはアニメやアーティストとのコラボレーションカードを数多く発行しているとともに、ポイントの交換先にカード会員限定のグッズを用意しています。
グッズにはすみっコぐらしやオトメイト、コーエーテクモゲームスなどのオリジナルグッズと交換できるため、目的の商品がある場合は、エポスカードでポイントを貯めることに大きなメリットがあります。
無料のゴールドカードを狙いたい人
通常、クレジットカードのゴールドカードは年会費がかかります。エポスカードのゴールドカードも通常の年会費は5,000円(税込)となっています。
ただし、年間50万円以上を利用することで翌年以降の年会費を無料にすることができるほか、エポスカードの一般カードでクレジットカードヒストリーを積み、インビテーションを受けることでエポスゴールドカードを永年無料で利用することができます。
エポスゴールドカードでは、2年間だったエポスポイントの有効期限がなくなり、カードの利用金額が年間50万円以上で2,500ポイント、年間100万円以上で10,000ポイントのボーナスポイントをもらうことができます。
1年間で50万円を利用した場合
通常ポイント2,500ポイント+ボーナスポイント2,500→5,000ポイント
1年間で100万円を利用した場合
通常ポイント5,000ポイント+ボーナスポイント10,000→15,000ポイント
日常的にゴールドカードを利用することで、還元率1.5%に相当する、通常の倍以上のポイントを貯めることができます。
自動付帯する海外旅行の傷害保険は、最高1,000万円の補償となり、国内19空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港とワイキキショッピングプラザのラウンジを無料で利用することができます。
ラウンジは無料のドリンクサービスなどを受けることができ、出発まで混雑や喧噪で落ち着かない搭乗待合室ではなく、ゆったりとした雰囲気のラウンジで搭乗を待つことができます。
空港ラウンジの他にも、国際線の手荷物預かりや空港から自宅の宅配サービスなどのスムーズな旅行をサポートしてくれるサービスを優待で受けることができます。
エポスカードから始めて、これだけ充実したサービスのエポスゴールドの永年無料インビテーションを狙うのは、実はかなりお得でおすすめの方法ということです。
エポスカードのメリットやデメリットを参考にして発行すべきか考えよう
エポスカードは海外旅行の傷害保険が自動付帯と年会費無料のクレジットカードには珍しいサービスの他にも、マルイでお得なセールに参加することができたり、全国の加盟店で優待やポイントアップのサービスを受けたりすることができます。
申し込み条件は国内居住の高校生を除く18歳以上で、アルバイトやパートといった方でも審査に通りやすく、最初の1枚としても所有しやすいカードです。
ポイントの還元率は高いとはいえず、家族カードが作れないことやポイントの使い道、マルイに立ち寄ることが少ない方など、人によっては使いづらいクレジットカードでもあるといえるため、自分にとってのメリットとデメリットを比べることが必要です。
エポスカードに感じるメリットが小さく、もっと高還元のポイントを獲得できるクレジットカードを検討したいという方におすすめなのが、JCB CARD Wです。
高還元のJCB CARD W
マルイをあまり利用せず、ポイント還元率を重視したい人におすすめのクレジットカードが日本初の国際ブランドJCBが発行する「JCB CARD W」です。
JCBカード屈指の高還元率をうたうJCB CARD Wの基本情報やサービス内容を確認していきましょう。
JCB CARD Wの基本情報
JCB CARD Wは、高校生を除く18歳~39歳の方が申し込むことのできるクレジットカードで、40歳以降も年会費は永年無料、追加カードとして家族カードやETCカードを作ることができ、家族も一緒にカードを使うことができます。
JCB CARD Wはナンバーレスカードの発行にも対応しています。
カード券面にカード番号の記載がないタイプと、裏面にカード番号が記載されているタイプの2種類があるため、自分にとって使い勝手のいいタイプのセキュリティーを選ぶことができます。
ナンバーレスカードは、インターネットから最短5分で発行可能で、審査完了後はアプリのMy JCBで本人確認を終えれば、アプリにカード番号が表示されます。
プラスチックカードは1週間ほどで手元に届きますが、審査終了後すぐにカード番号が見られることで、オンラインショップやApplePay、GooglePayの対応店舗で利用することができます。
海外旅行で使えるサービス
クレジットカードで旅行代金を事前に支払うことで海外旅行の傷害保険が最高2,000万円、海外で購入した商品が破損や盗難に遭った場合のショッピングガード保険が最高100万円という補償を受けることができます。
エポスカードのようにクレジットカードを持っているだけで保険適応とはなりませんが、大きな補償を持つことができます。
1.0%の高還元ポイント
高還元のクレジットカードとして人気のJCB CARD Wは、JCBの一般カードと比べていつでもポイント2倍となっており、1,000円→2ポイント(最大10円相当)のOkiDokiポイントが貯まります。
ポイントは支払い毎ではなく、毎月の支払いの合計からポイントに換算されるため、獲得漏れが少なく、損が少なくポイントを貯めることができます。
セブンイレブンやウェルシア、スターバックスなどのJCBオリジナルシリーズパートナー店での利用は通常ポイントよりもポイントアップします。
その他にも、インターネットショッピングでの獲得ポイントを増やすことのできるポイント優待サイトのOkiDokiランドなど、ボーナスポイントが付与されるサービスが用意されています。
通常のポイント還元率でも1.0%と高い還元率になっていますが、人気店舗が加盟店に多く、効率的にポイントを貯めることができることがJCB CARD Wの一番の特長となっています。
自分にとってメリットが高いカードを検討しよう
マルイを利用することが少ないのであれば、ポイントの還元率が高いカードを検討することで、多くのポイントを貯めることができ、結果的にエポスカードよりもお得に利用できるという可能性があります。
海外旅行の傷害保険が自動付帯するというのは年会費無料のクレジットカードには珍しいサービスですが、海外では医療費が高額となることが多いため、エポスカードの一般カードの補償では到底足りないという可能性も高いです。
JCB CARD Wで旅行の代金を支払っておくことで、最高2,000万円の海外旅行の傷害保険を利用することができ、ポイントを貯めることもできます。
どちらも年会費無料のクレジットカードですが、特長は大きく違うため、自分にとってどのようなサービスが必要なのかを比較して、お得に使えるクレジットカードを手に入れましょう!
JCB CARD W
年会費 | ポイント還元率 | 発行までの期間 |
---|---|---|
永年無料 | 1.0%~10.5% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合 |
1週間程度 |
ETCカード | 国際ブランド | ポイントサービス |
無料 | Oki Dokiポイント |
- 年会費永年無料
- 日々の利用でポイントが貯まりやすい
- 貯めたポイントでディズニーなどの入場券と交換可能
JCB CARD Wは18歳から39歳までの方限定で入会できるクレジットカードであり、この年齢の間に入会した方は40歳以降も年会費無料で持ち続けることができます。
また、Amazonやセブンイレブン、スターバックスなどのパートナー店で利用すると最大21倍のポイント還元があったり、貯めたポイントをディズニーやUSJなど始めとしたテーマパークの入園パスや併設のホテルの宿泊券との交換や様々なアイテムやサービスとの交換も可能です。
そして、支払い方法がApple PayやGoogle
Payと紐づけることができたり、カード自体もタッチ決済が可能です。加えて、自分で設定した利用金額が超えたりした場合に届く
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0%~10.5%% ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合 |
ポイントサービス | Oki Dokiポイント |
追加カード | ETCカード・家族カード |
電子マネー | Apple Pay・Google Pay QUICPay |
国際ブランド | JCB |
利用可能額 | - |
国内旅行保険 | - |
海外旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯)※1 |
ショッピング保険 | 最高100万円(海外のみ)※2 |
注釈(※)の詳細はこちら
※1:事前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合に適用あり※2:自己負担額1回の事故につき10,000円です。
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