ソニーカード クラシックとゴールドを比較。メリットにはどれだけ差があるの? 割引率だけ気にするならクラシックでも十分
ソニーカードって何?
クレジットカードには世界的超大手家電メーカーであるソニーの商品を購入するのに適したものがあります。それがソニー銀行と提携したクレジットカードであるソニーカードです。
ソニーカードにはクラシックとゴールドがあり、一般カードとゴールドカードといったランクの違いがあります。
しかし、ゴールドがクラシックに勝るとは必ずしも言えないのがクレジットカードというものです。なお、国際ブランドはどちらもVISAですので、世界中に加盟店舗があります。
改めてソニーカードのクラシックとゴールドのスペックを把握し、どちらがおトクかチェックしてみましょう。
ソニーカード クラシックとソニーカード ゴールドの年会費について
ソニーカード クラシックは年会費が1,375円(税込)で、家族カードの年会費は440円(税込)です。カード発行初年度はいずれも年会費が無料となります。
また、ソニーカード ゴールドは年会費が11,000円(税込)の発行初年度は年会費無料で、家族カードの年会費が1枚目は無料となり、2枚目からは年会費1,100円(税込)がかかるようになります。
そして、ETCカードはいずれのカードでも発行でき、年会費は550円(税込)で発行初年度は年会費無料に加えて、1年に1度以上の利用で翌年の年会費も無料になります。
年会費優遇条件あり
ソニーカードには年会費を抑えることのできる年会費優遇条件というものがあります。その条件とはWeb明細書サービスの利用をするか、自分のペースで支払額を設定できる「マイ・ペイすリボ」の登録をするといったものです。
ソニーカード クラシックはWeb明細書サービスに登録すると翌年の年会費が825円(税込)まで割引され、「マイ・ペイすリボ」に登録すると翌年の年会費が無料となります。
ソニーカード ゴールドは、WEB明細書サービスに登録すると翌年の年会費が9,900円(税込)になり、「マイ・ペイすリボ」に登録すると翌年の年会費が5,500円(税込)にまで割引してもらうことが可能です。
さらに、ソニーカード ゴールドはWEB明細書サービスに登録して「マイ・ペイすリボ」にも登録すると年会費が4,400円(税込)まで抑えられます。
「マイ・ペイすリボ」は年会費優遇率がとても高いですが、リボ払いサービスなので気づくと膨大な支払額になるという危険があります。
そのため、「マイ・ペイすリボ」はリボ払いをコントロールできる方が利用し、利用するにしても毎月の支払額を最大限に設定し、リボ払いに回る支払額が少なくなるようにして総支払額を管理しましょう。
リボ払いをコントロールするコツとしては、毎月の支払額を最大に設定しておくことで、支払いを終えるのを速め、総支払額を抑えるというものになります。こうすることで実質的な一括払いなどが可能となりますので、余裕がある方は実践しましょう。
また、WEB明細書サービスに登録するという年会費優遇条件は、割引率は「マイ・ペイすリボ」に比べると低いですが、リスクもゼロという大きなメリットもあります。
クラシックもゴールドも、とりあえずはWEB明細書サービスを登録して年会費を抑えるようにしましょう。クラシックならばそれだけで年会費を半額にできます。
ソニーカードの特長はソニーストアの割引サービス!
ソニー銀行と提携したクレジットカードなソニーカードはソニーストアでの割引サービスが一番のメリットであると言えます。
ネットストア・実店舗を含めたソニーストアにて販売されている商品を料金3%OFFで購入できるようになります。ソニー商品は高額の家電なども含まれますので、高額の支払いをする際に、ソニーカードの割引特典が大きくプラスに働くことでしょう。
加えて、デジタル一眼レフカメラ“α”の有料セミナーや、ソニーストアの銀座・名古屋・大阪・福岡天神にて開催されるセミナーも3%OFFにて受講できます。家電だけでなく、セミナーも割引というのは、見落としがちですので要チェックです。
ソニーカード クラシック、ソニーカード ゴールドで割引率は変わりませんので、料金3%OFFが目当ての方はソニーカード クラシックを選ぶのがおすすめです。
その他のソニーカードの特長とは
Apple PayやiD
その他のソニーカードの特徴としては、Apple Payに対応しているので、iPhoneやApple Watch Seriesに登録するとiDマークのある提携店舗でスムーズに安全な決済ができるようになります。
また、後払いチャージに対応している電子マネーiDも付帯しており、iDマークのある提携店舗ではカードかおサイフケータイをかざすだけでキャッシュレス決済が進行します。
ワールドプレゼント
ワールドプレゼントは1,000円につき1P付与でクラシックならば2年間、ゴールドならば3年間がポイント有効期限となります。
補償について
ソニーカードはクラシックとゴールドにて保険にかかる金額や条件が変化するという特徴を持っています。
お買物安心保険は購入日から90日以内で1事故につき3,000円の自己負担で補償してもらえます。
補償額は、ソニーカード クラシックは海外でのカード払いか国内での3回以上の分割払い・リボ払いにて年間最高100万円が付帯されます。ソニーカード ゴールドは国内外にてカード払いで購入した商品が年間最高300万円補償されます。
旅行傷害保険については、交通費用をカード払いすると対象になる利用付帯となっており、ソニーカード クラシックならば海外旅行傷害保険が最高2,500万円、国内旅行傷害保険が最高2,000万円付帯します。
そして、ソニーカード ゴールドならば国内外旅行傷害保険が最高5,000万円です。
ソニーカードクラシック ゴールドの違い
ソニーカード クラシックとソニーカード ゴールドの年会費
ソニーカードにはクラシックとゴールドがありますが、一番大きな違いは年会費になるでしょう。
ソニーカード クラシックはWEB明細書サービス登録で翌年の年会費が実質半額になり、「マイ・ペイすリボ」登録で翌年の年会費が無料になります。
そして、ソニーカード ゴールドは年会費が11,000円(税込)で、WEB明細書サービス登録と「マイ・ペイすリボ」登録で年会費を最大4,400円(税込)まで抑えられます。
ソニーカード クラシックとソニーカード ゴールドの保険・特典
また、お買い物安心保険はクラシックの場合、年間最高100万円、ゴールドは年間最高300円になりますし、旅行傷害保険はクラシックですと海外旅行傷害保険が最高2,500万円となり、ゴールドは国内外旅行傷害保険が最高5,000万円です。
加えて、クラシックですポイント有効期限が2年間で、ゴールドは3年という違いがあるのも見逃せません。
ただし、ソニーカードはソニー銀行と提携していますがソニーストアでの割引特典はクラシックもゴールドも共通して3%OFFの割引です。従って、ソニーストアの割引のみが欲しいという方はソニーカード クラシックを選びましょう。
ソニーカード クラシックとソニーカード ゴールドの比較
ソニーカード クラシック | ソニーカード ゴールド | |
---|---|---|
年会費 | ・年会費1,375円(税込) ・発行初年度年会費無料 ・家族カード年会費440円(税込) ・WEB明細書サービス登録で年会費825円(税込)、「マイ・ペイすリボ」登録で年会費無料まで割引 ・ETCカード年会費は550円(税込)、発行初年度は年会費無料、1年に1度以上の利用で翌年年会費無料 |
・年会費11,000円(税込) ・発行初年度は年会費無料 ・家族カード年会費1,100円(税込) ・WEB明細書サービス登録で年会費9,900円(税込)に割引、「マイ・ペイすリボ」登録で年会費5,500円(税込)に割引、両方達成で年会費4,400円(税込) ・ETCカード年会費は550円(税込)、発行初年度は年会費無料、1年に1度以上の利用で翌年年会費無料 |
特典 | ・ソニーストアにて全商品3%OFF ・デジタル一眼レフカメラセミナーや銀座、名古屋、大阪、福岡天神のソニーストアで開催されるセミナーも受講料3%OFF |
・ソニーストアにて全商品3%OFF ・デジタル一眼レフカメラセミナーや銀座、名古屋、大阪、福岡天神のソニーストアで開催されるセミナーも受講料3%OFF |
補償 | ・お買い物安心保険にて海外でのカード払いか国内での分割払いやリボ払いで購入日から90日以内ならば年間最高100万円補償 ・海外旅行傷害保険最高2,500万円利用付帯、国内旅行傷害保険最高2,000万円利用付帯 |
・お買い物安心保険にて国内外でカード払いすると購入日から90日以内ならば年間最高300万円補償 ・国内外旅行傷害保険最高5,000万円利用付帯 |
ポイント | ・ワールドプレゼントポイント ・ポイント有効期限2年 ・1ポイント→3円換算でキャッシュバックサービス ・1ポイント→dポイント、楽天スーパーポイントに5ポイントで移行可能 ・1ポイント→4.5Tポイントで移行可能 ・1ポイント→nanaco、waon、3ポイントで移行可能 ・1ポイント→楽天Edy3円分でチャージ可能 ・1ポイント→5ANAマイルで移行可能 |
・ワールドプレゼントポイント ・ポイント有効期限3年 ・1ポイント→3円換算でキャッシュバックサービス ・1ポイント→dポイント、楽天スーパーポイントに5ポイントで移行可能 ・1ポイント→4.5Tポイントで移行可能 ・1ポイント→nanaco、waon、3ポイントで移行可能 ・1ポイント→楽天Edy3円分でチャージ可能 ・1ポイント→5ANAマイルで移行可能 |
その他 | ・Apple Pay登録可能 ・電子マネーiD付帯 |
・Apple Pay登録可能 ・電子マネーiD付帯 |
ソニーカードのクラシックとゴールドの大きな違いは年会費と旅行傷害保険、そしてポイント有効期限の差になります。ソニーストアの割引率は共通していますので、年会費や補償、ポイントプログラムを比べて自分に適した方を選びましょう。
ソニー製品ファンか、ソニーストアでショッピングする方はソニーカード クラシックで十分
ソニー銀行と提携したクレジットカードのソニーカードはクラシックとゴールドがあります。年会費優遇条件を満たすと、ソニーカード クラシックは年会費無料でソニーカード ゴールドは年会費4,400円(税込)となります。
ただし、年会費を最大限まで安くするにはリボ払いを利用する必要があるのを注意しましょう。
また、ソニーカードはクラシック・ゴールドに共通してソニーストアの商品が実店舗・ネットストア問わず3%OFFです。クラシックとゴールドにはお買い物安心保険や旅行傷害保険とイった違いがありますし、ポイント有効期限が2年か3年という差もあります。
しかし、ソニー製品の愛用者やソニーストアでショッピングをすることが多いというだけの方には、お買い物安心保険や旅行傷害保険はあまりプラスに働かないでしょう。
そのため、ソニー商品やソニーストアでの割引率が欲しいだけの方はソニーカード クラシックを発行するのがおすすめです。
このコラムに関連するコンテンツ
Pick Upコラム
クレジットカードの選び方
監修ファイナンシャルプランナー紹介